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北原夏美 四十路 初裏無修正

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[1257] ハイト・アシュベリー 9 投稿者:対 投稿日:2004/05/29(Sat) 00:28

不倫終了まで・・・・・あと5ヶ月
 
 弁護士との相談で、今後の方針が決まった。前提は離婚である。
 配偶者の過去の不貞行為が原因で、同じように不貞行為に及ぶケースはそれほど珍しくはないと言われた。しかし結婚生活が10年を越える夫婦で、婚姻以前を持ち出すケースは弁護士も初めてだと言った。
 不倫相手との関係を保つための不貞行為ではなく、配偶者(秀一)に対する精神的苦痛をもたらすための行為ではないかと分析した。その上で、由紀の言う期間の終了まで様子を見る方がいい。訴訟に関しては断然有利であると強調された。
 同時に、できうるなら別居状態を解消して、秀一が受けている精神的苦痛の証拠を集めると有利になるといわれた。別居、特に家を出た場合は出た側が圧倒的に不利なので、是非戻った方がいいと勧められた。
 秀一は家に戻るかどうか迷ったが、弁護士の強い勧めもあり家に戻ることにした。むろん証拠集めのために。
 
 「ありがとう。もう少し我慢してもらうけどいいでしょ。あなたには悪いけど、あなたが苦しんでいる姿を見ると『愛されてる』って実感できるの。お願いします、もう少しだけ」
 由紀は訳のわからない理屈を言って喜んでいた。
 自分が帰ってきて喜んでいるのではなく、苦痛を与える相手が帰ってきて喜んでいるだけなのかもしれない。秀一にはそう思えてならなかった。

 秀一が帰ってきた週に、由紀がさっそく話しを持ち出してきた。
 「金曜の夜から日曜にかけて外泊してもいいですか?帰ってきてすぐに妻の勤めを放棄するようで申し訳ありませんけど」
 「駄目だと言っても行くつもりだろう」
 「ごめんなさい。妻としてはちゃんとするつもりですけど・・・どうしてもあの人が」
 「田崎か・・・金持ちが道楽で楽しむならそれなりに様にもなるが、普通の会社員が遊ぶには度が過ぎているような気もするがな」
 「・・・そうかもしれません。もうすこし、余裕のある人にすべきだったかもしれません」
 「何処に行くんだ?」
 「場所は知りません。ただ、あの人の接待の道具になります」
 「接待の道具?」
 「なんでも、お客さんの一人に私を抱かせるそうです。SM趣味の経営者だそうです」
 「何をされに行く?」
 「よくわかりませんが、縛られて、いろいろ奉仕させられると思うの。あなた知りたいですか?」
 由紀の口元がすこし歪んだ。
 「知りたくないといっても、俺に分からせるようにするつもりだろ」
 「あなたが望むなら、帰ってきて詳しく話しましょうか」
 「やめてくれ。・・・ひどい女だなおまえは」
 秀一には理解できなかった。
 人には様々な性癖があるものだ。
 由紀の場合は、ただ単に肢体の欲望を満たすだけではないのかもしれない。

コメント

リアリティからかなり逸脱しているね。
このサイトは最初からこんなではなかったと
思うけど。もっと、現実的なお話がいいな。
正直な気持ち、つまんない。

何度もお願いしています。蟻の巣穴からの続編と、死の淵からの続きをお願い致します 読者の皆さんからもお願い致します。コメント欄が有るにも関わらず以前から何度もお願いしていますが、返信すらありません。

最近、愚作ばかりだ。また、コメントを管理人は何も活かしていない。

Re: タイトルなし

> 何度もお願いしています。蟻の巣穴からの続編と、死の淵からの続きをお願い致します 読者の皆さんからもお願い致します。コメント欄が有るにも関わらず以前から何度もお願いしていますが、返信すらありません。

何度もコメントをいただきながら、今までご回答できず申し訳ありません。
管理人で対応できないことでしたので、回答を控えさせていただいておりましたが
このたび事情について説明させていただきます。
このサイトでは私が作品を執筆しているわけではなく、ネット上で拾った話を集めています。
「蟻の巣穴から」はあれで完結し、続編がないものと認識しています。
もし続編があるのであれば、ぜひとも掲載したいと考えています。
また、「死の淵から」も同様に続きの話を確認できておりません。
いずれについてもどこかで続編や続きの話があるのであれば掲載したいと思っておりますので
何か情報をお持ちの方はコメント欄から情報提供していただけるとありがたいです。

管理人様、お疲れ様です。
そうだね。なかなかシステムがわからない方もいるかもしれないね。

今回は個人的には面白かった。
というか、これからだったでしょ?
この夫がMっぽくなかったし、復讐に転じれば最高だった。

でも、このジャンルはホント未完が多いよね。
無給だからしょーがないけど、段々ハラたってきた。

あと「寝取られM」のやつらのお陰で過疎った。
やつらのせいで、この背徳心理小説の独特のジャンルが、
ただの脳内オナニー小説になった。
良質な作家はみんな離れたよね。

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