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北原夏美 四十路 初裏無修正

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妻が浮気、いや不倫をしている
しかし自分でも驚いている私は妻に対して既に何の感情も
持っていないと思っていた、しかし今は何ともいえない感情が芽生えている、しかしその感情は興奮などではなく間違いなく怒りや嫉妬だ。何故?寝取られた悔しさから?いや違う私は妻の事を自分でも解からない程の心の何処か片隅でまだ愛していたのだ。

しかし怒りや嫉妬があるもう一方では不倫をされても
仕方がないと納得している自分もいるのは事実だ、その
理由はすぐに思いつく事ができた。
そう今まで仕事を優先にしてきたのだ、普通の夫婦なら
二人で決めるような事も全て妻に任せてきた、何度も私に
対して妻から助けを求められていた、しかし私はその度に
「仕事」を理由に逃げてきた、そんな事がもう数年も続き
当たり前の状態になっていたのだ。

妻の不倫が発覚するまで上にも書いた様に妻への感情は既に
ないものと思っていた。
私は34歳、妻の理香は32歳の結婚10年目の夫婦です。
出会いはお互い共通の友人を通して知り合い妻が大学を卒業するのを待って結婚しました。妻は専業で週に4日パートに出ています。

私が妻の不倫を疑いだしたのは些細な変化からでした、以前妻は家の中で香水をあまり付けていなかったのが、たびたび家の中でも香水の香りがするようになったからです、その時は「出掛けていたのかな?」ぐらいにしか思っていなかったが、そういう日に限って少し疲れた表情をしていました、そんな日が何回かあった後「少し変だ」と思い始めました。

そこで私は妻が風呂に入ってる間に妻の携帯を調べてみた。
予想した通りロックがかけられている、しかし今は便利な時代でインターネットで調べればすぐに欲しい答えが手に入る、私は某有名掲示板をたびたび覗いて、今までにもそういった内容のスレを覗いたりし書き込んだりもしていた、まさか自分がそういう事になるとは思ってもいなかったが、案の定書き込みをしてすぐにレスが付いた、しかし妻が風呂から出そうなので取り合えず作業は中断し妻が寝るのを待った。

数時間後妻が寝たのを確認しそっと寝室を出てPCに向かった、先ほどの書き込みの時に私の今の状況を書いて「今後どうすればいいのか?」と意見を仰いでおいた、それに対してのレスがいくつか付いていた、そのレスの内容は「まずは証拠を掴む、確信を持ったら興信所へ」等だったこういった事は人に相談し辛いので非常に助かった、以後そこのスレに
状況を書き込むと同時に意見やアドバイスを貰う事にした。
妻の携帯をカバンから取り出して掲示板で教えてもらった
サイトにアクセスし、そこで暗証番号を解読するソフトを
ダウンロードした、しかしPCと携帯を繋ぐケーブルが必要みたいなのでこの日はここで終了し、私も寝ることにした。

そこの掲示板では浮気や不倫をされた人間の事を「サレ夫・サレ妻」と呼ばれてるみたいだ、そのままの呼び名だがなんとも言えない悲しさがある。

次の日
いつもよりも早めに仕事を切り上げ解読に必要なケーブルを
買いに行った、思っていたよりも簡単に見つけることが出来た。

家に着くと妻が少し驚いた顔をしている、いつもなら帰宅は
早くても21~22時なのに今日は18時に帰って来たのだから
少し驚いているのも納得出来る、いつもは既に出来上がっている料理を妻が再び暖めそれを食べる、というのが続いていたので久しぶりに妻が料理を作っている所を見た、。

妻「今日はいつもより早いのね」

私「大きな仕事が一段落したから」

妻「そう、いつもご苦労様」

私「いや、君こそいつもありがとう」

気のせいか妻が少し嬉しそうな感じがする、もしや今日
不倫相手と会っていたのか?と想像してしまう、しかし今は
いつも通りの振る舞いで妻が寝るまで待つ事にしよう。
数時間後、隣で妻が寝ているそっと顔を覗き込み寝た事を確認してから寝室を出た、妻のカバンから携帯を取り出しPCに向かう、ロックはかかったままだ、昨夜にダウンロードしたソフトを起動させ買ってきたケーブルをPCと携帯に繋げた、幾つかの数字が表示されていきある数字で止まった。
「1218」これが暗証番号なのだろう、表示された数字を携帯に入力するとロックが解除された、何とも言えない感情が私の胸の中で渦巻いている、まずは着信履歴から見ることにした。履歴には19件入っている、その内12件は私も知っている妻の友人達の名前が表示されている、そして1件は私から
もう1件の表示は妻の妹から、そして残りの5件は尾田という聞いた事のない男の名前が表示されていた。

「相手はこの男か?」

次にメール受信フォルダを見てみる事にした、そこには友達からのメールが殆どで怪しいメールは見つからなかった。しかし私達夫婦の携帯のメーカーは○u掲示板で教えてもらった事が本当ならヘッダ情報から過去1ヶ月以内のメールが見れるみたいだ、教えて貰った通りに操作しヘッダ情報を見る為に暗証番号を入力した、そこに表示されたのは先程の着信履歴に残っていた私の知らない男からのメールだった、まずは証拠を確保する為にその男からのメールを私専用のPCに転送しておいた。
メールがしっかり転送されている事を確認すると、これも掲示板で教えて貰ったメール自動転送を妻の携帯に仕掛ける事にした、本来ならばこういった機能なども知っていて当選なのかもしれないが、私は機械にさほど詳しくなく本当に掲示板に助けられている、

そんな私以上に妻は機械には疎いので気付かないだろう。作業を終えると妻の携帯にロックをかけ直しカバンの中に戻して置いた。再びPCの前に戻り転送させたメールを見る事にした、尾田から送られて着たメールの内容は

「そうそう聞いたんだけど旦那って種無しなんだろ?代わりに俺の子供を孕んでくれよ」

「俺が許可するまで旦那とはセックスはするな」

「次はいつヤラシテくれるの~?」

「早く理香のオマンコに入れたい」

などの卑猥な言葉や私への侮辱、次回会う催促などだった。しかし不思議な事に冷静にそれらのメールを読んでいる私がいる、読み終えるとすぐにネットに接続し助言を貰っている掲示板のスレに書き込みを始めた、「暗証番号の解読に成功し妻の不倫相手を特定した事、メールを転送した事、妻の携帯にメール自動転送を仕掛けた事」を報告した。
返って着たレスは

「やっぱり黒か、取り合えずお疲れ」

「今後は転送されてくるメールを見て、会う日などがわかれ
ば不貞の証拠を掴もう」

等のレスだった。それらのレスへ返事を返し今日は寝る事にした。
寝室に戻りベットに入る、妻はグッスリ寝てるようだ、ふと天井を眺めここ数年の自分のして来た事を思い返した、仕事を理由に家の事を全て妻に任せてきた日々を、この不倫問題が解決した時に妻と私の関係はどうなっているのだろうか?

妻「起きて、もう朝よ」

いつにまにか寝てしまったようだ

私「おはよう」

妻「おはよう、アナタが寝過ごすなんて珍しいわね」

私「ちょっと疲れてたのかもな」

妻「そう、朝ごはん出来てるわよ」

私「あぁ今行くよ」

普段なら妻に起こされる前に起きているはずなのに、やはり気付かないうちに疲れているのだろう、朝食を食べ終わり会社に行く為に家を出た、さっそく携帯に目を通すと既に尾田からの妻宛のメールが着ていた。

「来週の火曜日は空いてるか?」

妻はまだ返信はしていないみたいだ、昼食時また尾田からのメールが届いた

「火曜は駄目なのか?返信ぐらいしろよお前は俺に逆らえないんだぞ、それとも旦那にバラすか?」

「逆らえない?」妻は尾田に脅されているのだろうか、暫くすると妻からメールが返信された

「わかりました、火曜日で結構です」
すぐに尾田から返信のメールが届く

「じゃ○○駅前のロータリーに11時、いつも通り車で迎えに行く」

当初は掲示板の教えの通りに興信所に頼もうかと考えていたが、自分の目で確かめる事にした。勿論プロではない人間がそんな事をすれば失敗する可能性も出てくる、しかし私は自分の目で確かめる事にした。

二人が火曜に会うとわかったその日に会社には有給休暇を申し入れた、数年間働き詰めだったお陰で有給は簡単に取れた。
帰宅途中ふと頭の中に尾田からの「旦那とするな」というメールを思い出した、私達夫婦は世間で言われているセックスレスの夫婦だった、最後に妻としたのはいつだったか今では思い出す事も出来ない、これも妻が不倫をした理由の一つなのだろうか、そんな事を考えながら家に帰宅した。
玄関のドアを開けると良い香りがしてきた、今夜の晩御飯の匂いだろう

私「ただいま」

妻「お帰りなさい、今日も早いのね」

私「あぁ当分はこんな感じかな」

妻「そう、今夕飯を作るから」

(妻を抱きたい)

突然そう思った、次の瞬間後ろから妻を抱きしめていた

妻「どっどうしたの、突然・・・」

無言で妻を強く抱きしめる、少し妻の体に力が入っていたがすぐに力が抜けるのが伝わってきた、妻の体を正面に向け荒々しくキスをする、妻の唇はとても柔らかい一体いつ以来のキスだろうか、徐々に舌を入れていく堅く閉ざされていた妻の口が少しずつ開いていき妻の口の中に私の舌が入っていく、そしていつしか妻の舌と絡めてキスをしていた。
時間にして数分キスをしていた、妻の目を見ると少し潤んでいる、そっと妻の腰に手を当てて寝室に連れて行くと、妻の着ていた服を脱がす、妻は黙って目を閉じたままジッとしている、子供を産んでいないせいか妻の体は若かりし頃のままの状態だ、ベットに寝かせ妻の胸を両手でゆっくりと揉んでいく、こんなにも柔らかいものなのか、改めて妻の体の素晴らしさに気付きなんという宝の持ち腐れをしていたのかと悔やむ私がいる、次に妻のアソコを愛撫する舌でアソコを掻き回すように舐めると妻の体が小刻みに震えピクッと跳ねる
既にアソコは濡れ切っている、私の下半身に痛みを感じた夢中で舐めていたせいか自分のズボンを脱ぐことを忘れていたのだ、すぐにズボンを脱ぐと私のモノは既に硬くなっていた

「入れるぞ」

妻は黙ったまま頷いた、そこからはもう無我夢中で腰を打ちつけた

妻「・・はぁぁぁぁぁ~~・・・んんーーーーっ・・・あぅっ・・・いいっ・・・あなたぁっ・・・いいーーーっ・・・・・・んーーーーっ・・・・はぁっ・・・いいっ・・・・いいーーーっ・・・」

久々のセックスという事もあって数分で私は絶頂を迎えた

私「うっ出すぞっ」

お互いに息を切らしながら、抱き合いまたキスを交わした

妻「・・・どうしたのこんな突然」

私「いや、急に理香を抱きたくなったんだ、嫌だったか?」

妻「そんな事ない、すごく嬉しかった」

不倫相手から旦那と性行為を禁止された人妻の話がある、旦那が誘うと妻は拒否する、しかし理香は私との行為を拒否はしなかった。

「これは私に不倫がバレない様にする為なのか?」

「それとも本当に尾田に脅されているのだろうか?」

自分の目で最後まで確かめよう、たとえどんな結末が待っていようと、改めて私はそう思った。
久々のセックスのお陰だろうか、妻が少し嬉しそうにしている、会話もいつも以上に弾んでいた。次の日が日曜日という事もあり妻と酒を飲みながら色々と夜遅くまで話をしていた

「夫婦ってこんなにも良いものだったのか」そう心の中で思っていた、しかしまずは不倫問題を解決しなければならない

妻が寝た事を確認しPCを起動させ、掲示板に書き込みを始めた。

「妻と不倫相手が会う日がわかった、しかし興信所は利用せず自分で全てを突き止める」

と書き込んだ、私のレスに対する反応は大体予想した通りのものだった。

「自分でするの?興信所に依頼した方がいいって」

「絶対失敗するよ、尾行って思ってる以上に難しいよ」

しかし再度私の気持ちを書いたレスを書き込むと少しずつアドバイスを書いたレスが書き込まれた。

「本当に自分でするんだな、ならカメラやビデオを用意した方がいい、まずは不貞の証拠を確実に掴むのが先決だしね」

「ホテルに入る所と出て来た所をバッチリ記録するんだぞ」

勿論面白半分でレスを書く人間もいるのは事実だが、しかし大半のレスは本当に考え真剣にレスを返してくれる、ますます掲示板に助けられている、当日はレンタカーを借り尾行しビデオカメラで撮影することを決め、今日は寝ることにした。
日曜日 朝

私「今日は何か用事があるか?」

妻「別に何もないけど」

私「ならどこか出掛けるか?」

妻「・・・」

私「どうした?嫌なら別にいいぞ」

妻「・・・それじゃ買い物に」

私「わかった買い物に行こうか」

妻「うん、じゃ着替えてくるね」

私「あぁ」

こんな会話も普通の夫婦ならごく全く当たり前の会話なのだろう、しかし私達夫婦がこんな会話したのはいつ以来だろうか?最近まで私は日曜でさえも「仕事」や「付き合い」などと言い訳をして家を出ていた。

いつもは一人で歩いていた街を今日は妻と二人で歩いている、
「こんなに心地いいものなのか」そう思った。

二人で店に入り、二人で選び、二人で買う、こんなごくありふれた行いが今の私には新鮮でとても楽しいものだった。

妻「ここのお店に入ってもいい?」

私「いいよ」

そこの店にはいつも妻が着ている服と似た感じの服が売られていた。妻がよく服を買う店、そんな店すらも私は今日まで知らなかったのだ。

店員「いらっしゃいませ、今日はご主人もご一緒ですか」

妻「はい、そうなんです」

妻「ねぇあなた、この服はどう?」

私「うん、理香によく似合うんじゃないか、試着してみたら」

妻「そうするわ」

妻が試着室に入った

店員「奥様とても嬉しそうですね」

私「えっ、そうですか?」

店員「はい、いつもはお一人でご来店されてましたので」

途端に悲しくなってきた、私は今までなんて馬鹿な事をしてきたんだ、そんな事を考えていると「シャー」と試着室のカーテンが開く音がした。

妻「ねぇどう?似合ってる」

少し照れながら妻が現れた、「綺麗だ」そう思うと同時に声に出た

私「綺麗だ、凄く似合ってるよ」

妻「本当に?・・・じゃこれ買ってもいい?」

私「あぁいいよ」

妻「ありがとう」

妻が笑っているこの笑顔は本物なのだろうか?皮肉なものだこの不倫問題がなければ私は妻のこんな顔も見れなかったのかもしれない。

その後は二人で夕食を食べ帰宅した。

妻「今日は楽しかった、また行こうね」

私「そうだな、また行こう」

「また行こう」この言葉は私の本音だった、この問題が解決した後、私達夫婦がどうなってるのかはわからない、しかし私は確実に妻の事を愛していると確信出来た。
月曜日

有給休暇は月曜から水曜まで取っておいた、会社に行く振りをし家を出てレンタカーを借りに行った、家に帰るまで時間が余っているのでネットカフェに行き掲示板に書き込む事
にした。

「いよいよ明日が尾行する日、さすがに緊張してきたよ」

すぐにレスが返ってきた

「そうだろうね、でも焦りは禁物だし、当日は落ち着いてな」

「頑張ってとしか書きようがないが頑張って」

等のレスが付いた、その他にも何回か書き込みまたレスが返ってくるという事を繰り替え
し時間が過ぎて行った、レンタカーは自宅周辺に駐車し帰宅する事にした。

妻の携帯に自動転送を仕掛け気付いた事がある、それは一方的に尾田からのメールが送られてくる事である、妻が返信するのは尾田からの威圧的なメールの時だけだった。

私「ただいま」

妻「お帰りなさい」

私「ちょっと仕事が残ってるんで書斎にいるよ、夕食が出来たら呼んでくれないか?」

妻「えぇ、わかったわ」

私「それじゃ頼むよ」

しかし書斎に入ってもする事はない、ただ明日の結果が出るまでは妻とあまり顔を逢わせたくないというのが本音であった。

妻に呼ばれ夕食を食べる、ふと頭に「今日でこの料理も最後になるのだろうか?」と考えてしまう

夕食を終えると風呂に入り「今日は疲れているので」と妻に言い先に寝室に向かった。

ベットに入る前に尾田からのメールをチェックする相変わらずの卑猥な表現のメールばかりだった、今日はこれで寝る事にしよう。
火曜日

いつもよりも早く目が覚めた、いや本当は殆ど眠れなかった
いつものように朝食を食べ終え家を出る、駐車しておいたレンタカーに乗り時間が来るまで市内を走っていた、ふと時計を見ると10時30分だった、ハンドルを切り駅前のロータリーに向かう、15分程で付くことが出来たので、ビデオカメラの用意をした、私は一人なので運転中はビデオをフロントガラスの前で固定出来る様にしておいた、そろそろ11時になりかけた時、理香から尾田宛のメールが届いた。

「到着しました」

周辺を探す、すると駅に隣接したコンビニの前に妻の姿を確認出来た「連れ戻したい」そう思っていた、しかし今はしっかりと不貞の証拠を掴まなければならない、11時を少し回った時、尾田からの妻宛のメールが届いた

「俺も着いた、いつもの車だ」

妻の歩いて行く方向には一台の車が停まっていた、その車は自家用車ではなく社用の車だった、その会社名は予想していた通り妻がパートとして働いている会社の名前だった。

妻が車に乗り込み発進したのを確認し私も後を追う、数十分も走っただろうか、気付くとあたりはホテル街になっていた車は一軒のホテルに入って行った、このままだとしっかりと確認が取れないため私も中に入った、気付かれてしまう恐れがあったがすぐに空きスペースに車を停め妻と尾田を探した出入り口付近に停まった車から二人が降りホテルに入っていく、その様をビデオで撮る事に成功した。

待っている間の時間は永遠にも似たような長くそして悲しいものだった、しかし人間とは不思議なもので自分のすべき事はしっかりと行っていた、2時間後妻と尾田がホテルから出て来た所をビデオに収める「やっと終わった」仕事でも感じたことの無い疲労感が残っていた、早速ビデオに全て収まっているかを確認する、妻が車に乗り込む所からホテルに入る所、そして出てくる所をしっかりと撮れているのを確認し私もホテルを出て、まずレンタカーを返却に行った、しかしそれからの事はあまり覚えていない気が付くと家の前に立っていたのだ。

私「ただいま」

妻「お帰りなさい」

やはり妻は少し疲れた顔をしている、しかし今はビデオを見せなければならない深く空気を吸い妻に声をかけた。

私「なぁ、ちょっと見て欲しいものがあるんだけど」

妻「何を見るの?」

私「まぁ、いいからここに座って」

妻をソファーに座らせビデオカメラとテレビをケーブルで繋ぎビデオを再生させた。次第に妻の表情が変わって行くのがわかったが、しかし私は無言でビデオが終わるのを待った。

ビデオが終わる頃には妻は泣いていた、そして「ゴメンなさい」と繰り返し謝っている。

私「どうしたい?」

妻「・・・」

私「コイツの事が好きなのか?」

妻「・・・」

私「俺と別れたいのか?」

妻「・・・いいえ」

私「何がいいえなんだ?」

妻「貴方と・・・別れたくない」

私「ならどうしてこんな事をしたんだ?」

妻「ゴメンなさい、本当にゴメンなさい」

私「それじゃわからないだろ、なぜこんな事になったかを説明するんだ」

そこから妻が少しずつ話し始めた、まず尾田との関係は妻がパートに出ている会社で営業を担当しているのが尾田であった、最初に尾田と関係を持ったのは半年前にあった会社の
飲み会の日だそうだ、妻は散々酒を飲まされ気が付いた時には既にホテルの部屋のベットの上だったらしい

私「酒の過ちは仕方がないにしても、何故関係を続けたんだ?」

妻「・・・携帯カメラで撮られて、もし言う事を聞かないなら貴方にバラすと」

私「じゃ脅されていたのか?」

妻「・・・はい」

私「なら俺とは離婚する気はないんだな」

妻「はい、でも貴方は私がした事を許せるの?」

私「今はよくわからない、それよりも尾田の事を詳しく聞かせてくれ、奴は結婚してるのか?」

妻の話によると、本名「尾田正明」年齢「28」で未婚、妻には私と別れ結婚してくれと言い続けていたみたいだ、私は尾田と話をするために明日妻のパート先に向かう事にした、それまでは妻の携帯を没収し、私が預かる事にした。
水曜日

夕方、妻のパート先の会社に向かい尾田が退社してくるのを待った、妻から聞いた退社時刻を少し過ぎてから尾田が現れた、尾田は中肉中背で背は私よりも低く170cm前後だろうか、近づく私に尾田はまったく気付いていなかった。

私「アナタが尾田さんですか?」

私を不審そうに見ながら尾田がボソッと答える

尾田「そうだけど、アンタは?」

私「理香の旦那です、なぜ私が来たかわかりますか?」

尾田「・・・」

私「ここでは話もし辛いので、移動しましょうか」

会社近くの喫茶店に入る

私「先程も伺いましたがなぜ私が来たかおわかりですね?」

尾田「・・・」

私「黙っていても終わりませんよ、単刀直入に聞きます、アナタは理香と関係を持っていましたね」

尾田「・・・」

私「黙るしかないですよね、脅してたんですから」

尾田「おっ脅してなんかいない、同意の元に関係を持ったんだ」

私「なら関係があった事は認めるんですね?」

尾田「・・・あぁ認めるさ、俺達は結婚するんだからな」

私はどうしても確認したい事があった、それは妻が本当に脅されていたのかどうか、そこで一つの賭けに出ることにした。私は少し驚いた口調で喋った

私「理香もそう言っていたのですか?もしそうならなぜアナタと結婚したいと?」

尾田の表情が一瞬緩んだ

尾田「あぁそうさ理香も俺と結婚したいと言っていたよ、アンタと一緒に居てもアンタは種無しだから子供が産めないからってな、だから俺達はいつも中出しでやってたんだよ、子供をつくれば嫌でもアンタとは別れられると思ってな」

しかしこの男はよくもここまで強気に出れるものだと、なぜか冷静に思う私がいた

私「なぜ私が種無しだと?理香がそう言っていたのですか?」

尾田「いや聞いたのは理香の知り合いの真理子からだよ」

「真理子」という人物は妻に今のパート先を紹介した妻の友達で真理子自身も社員として働いています、私の知る限り妻の良い友達ですが、少し口が軽いのがたまに傷と妻も笑いながら以前言っていました。しかし今回はこの真理子のお陰で妻が本当に尾田に脅されていたと確信を持つ事が出来ました。

私「そうですか、わかりました今度、妻を連れて3人で話し合いたいのですが、時間を作ってもらえますか」

尾田「あぁいいだろ、今週の日曜はどうだ」

私「では今日はこれでお引取り下さって結構です」

なぜ私がこんな低姿勢なんだろうか、いや今はそんな事はどうでもいい妻が本当に脅されていたと確信を持てたのだから、
尾田が店を出た事を確認し、隠し持っていたICレコーダーを取り出すとしっかり録音出来たかを確かめ、私も店を出た。

なぜ私が「妻は脅されていて関係を持った」と確信を持てたのかと言うと、それは私が「種無しではない」からです。ではなぜ私が種無し扱いなのか、その理由は妻にあります。実は私達夫婦は子供を望んでいました、しかしなかなか子宝に恵まれず二人で病院に行った結果、妻が不妊であると判明したのです。本来ならば隠す必要はあまりないのかもしれませんが妻は自分の体が子供を産めないと知って精神的に相当参っていました、そこへ私達両親の「子供はまだか?」という声が聞こえ出し、このままでは本当に妻が精神的におかしくなると判断し「私が種無しだから子供が出来ない」という事にしました。両親も当初は驚いていましたが、私達夫婦にはそれぞれ兄弟がいて既に子供もいます、つまり私達の両親にとっては孫がいるので、それ以上はあまり言ってこなくなりなんとか乗り切り事が出来ました。そしてこの話をした人物がもう一人います、それが真理子でした、何故真理子にこんな話をしたかと言うとそれは両親の時と同じ理由です。今思えばこの頃から私達夫婦は少しずつすれ違いだしたのかもしれません、いえ私の方が勝手に妻と距離を取り妻を避けていたのです、そんな結果今回のような問題が起きたのでしょ、そんな事を考えながら私は帰路に着きました。
家に入る、しかし電気は点いていなかった

私「電気も点けないでどうした?」

妻「・・・」

妻は少し泣いてるようだ、私は部屋の明かりを点け録音した尾田との会話を妻に聞かせた。

妻は俯きながら聞いている、しかし尾田が私を「種無し」と罵倒した所で妻は顔を上げ泣きながら「ゴメンなさい」と何度も私に謝ってきた。

妻「・・・本当にゴメンなさい、私のせいでこんな・・・」

私「いや、それは別にいいんだ、それより理香は本当に私と別れたくないのか?」

妻「はい、アナタと一緒にいたい、自分の犯した罪の重さもわかっています、都合の良い事を言ってるのもわかっています、でも本当にアナタと一緒にいたい」

よく女の涙は武器と聞きます、しかし私には妻が嘘を言ってるとは到底思えませんでした、いえ正確にはこの言葉が嘘でも騙されてもいいと、そう思いました。そんな事を考えながら私は喋り出しました。

私「・・・私は仕事を理由にずっと君を一人にしてきた、今回の問題も最初はそのせいで君が不倫をしたんだと思っていた。それに不倫をされても仕方がないとも思っていた、でもこの問題を探る間に私は理香の事を愛してるんだと気付いた。私こそ都合の良い男だよ、でももしこんな私でもいいと思うのならもう一度やり直さないか?」

妻は泣きながら何度も頷いていた、気付いたら私は妻を抱きしめ一緒に泣いていた。
妻から預かった携帯には尾田からのメールが着ていました。

「旦那と話したよ、ずっと俺に敬語使って情けない奴だな、あんな奴と別れて俺と結婚しよう」

このメールを見て気持ちが変わりました、本当は日曜日には妻ではなく弁護士を連れて尾田に会いに行こうと思っていましたが、私はある決意をしました。

私「日曜に尾田と会うんだけど、理香も協力してくれないか?」

妻は少し驚いた顔をした後、まっすぐに私の目を見答えました。

妻「・・・はい、私に出来る事は何でもします」





そして日曜がやってきました、私と妻は尾田と会う約束をした、ホテルのロビーに向かいました、私達の方が早く着いたみたいで尾田はまだ来ていません、暫くすると尾田がやってきました。相変わらず反省の色はないみたいです。

尾田「待たせた?まぁいいや、で話って離婚してくれるの?」

怒りを通り越し既に呆れている私がいます

私「いや、私達は別れない、なぁ理香」

妻「はい、別れません」

尾田が少し驚いた表情をしました

私「理香、何かこの人に言いたい事があるんだろ?」

妻「えぇ、あります、私はアナタの事が好きではない、むしろ嫌いです、写真で脅し関係を迫ってこられ仕方なく応じました、応じた理由もこの人と別れたくなかったから応じたたけで本当はすぐにでも全部伝えるべきだったと後悔しています」

尾田の表情が曇っていく、予想以上に理香の言葉が効くとは、本当にこの男は理香に惚れていたみたいだ。

私「まぁそういう事だから理香のことはキッパリと諦めてもらえるかな、それともまだ取った写真で脅すつもりなのか?」

その後は案外サッパリとしたものでした、尾田は黙って携帯からSDカードを抜き渡してきました

この日が私達夫婦が尾田と会った最後の日になりました、後は弁護士に全て任せ報告だけを受けました、警察には伝えないことを理由に慰謝料を吊り上げました、また会社にもこの事を伝えると尾田は解雇されたみたいです、尾田の実家にも内容証明とともに尾田の行った事を伝えました、尾田は既に成人ですから親の責任は勿論ないのですがすぐに御両親がやってき謝罪をして下さいました。
私は今回の不倫問題で自分がまだ妻を愛してるのだと改めて感じる事が出来ました。会社には移動願いを出し、給料は下がりますが仕事が定時で終わる部署に移りました。

家に帰ると妻が夕食の準備をして待っています、こんな当たり前の事にでも幸せを感じています。幸か不幸か私にはフラッシュバックというものが起こりません、やはり妻の行った行為よりも私が今まで妻にしてきた事の方が酷かったからだと思います、セックスもしますし、一緒に風呂に入る事もあります、休日には一緒に買い物に出かけたり時々はデートみたいな事をするようになりました、何よりも妻が以前にも増して笑っている事が多くなりました。

後日

私の携帯に妻が友達の真理子宛に送ったメールが届きました。メール転送機能を解除し忘れていたのです。問題は既に解決していたので見るのは止めておこうと思い削除しようとするとボタンを間違ってメールを表示させてしまい送ったメールを目にしてしまいました、書かれていた内容はこうでした。

「○○(私の名前)との関係が良くなりとても幸せ」と書かれていました。

読みにくい文を最後まで読んで下さった方どうもありがとうございました。

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