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北原夏美 四十路 初裏無修正

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投稿者:KYO 投稿日:2006/02/25(Sat) 18:52

初めて投稿します。

一昨年の夏ごろから私たち夫婦に起こった事件について書かせてい
ただこうと思います。実話6割、妄想4割といったところですが、
よろしければお読みください。

私45歳、妻、紀美子42歳、見合いで結婚して18年になります。
私が言うのもなんですが妻ははっきりした顔立ちの美人で、会った
途端に気に入り、一ヵ月後にはプロポーズをしていました。
その後2人の子宝に恵まれ、まずまず夫婦仲は円満に推移してきた
のではと思います。

紀美子は容姿が優れているだけでなく気立ても良く、料理も上手で、
本当に良い妻を得たものだと思い、私も結婚してからは浮気するこ
ともなく妻一筋で過ごしてきました。

妻についてただひとつ物足らなかったことは、セックスが淡白だっ
たことです。
妻は結婚する時は処女で、私もあまり経験がなかったため、新婚初
夜は上手くいきませんでした。
その後悪戦苦闘の末、やっと結ばれたのは新婚旅行の最終日でした。
その時の体験がかなり苦痛だったのか、妻はその後ずっと、セック
スに対しては積極的になれませんでした。
2人の息子の妊娠、子育て中は数ヶ月に一度という具合で、今なら
完全なセックスレスといって良いでしょう。私もなんとなくそんな
状況に慣れてしまい、子育てが一段落してからも夜の生活は1、2
ヶ月に一度という間隔でした。

私は人並みに性欲はある方ですので、妻とのセックスだけでは欲望
を解消することが出来ません。それでずっと妻に隠れて自分で処理
してきたのですが、40歳を過ぎる頃から、急に焦りのようなもの
が出てきました。

年を取るといずれ性欲は衰え、いずれセックスは出来なくなります。
男としての自分の一生を考えた場合、これで良いのだろうかという
気持ちが生まれてきたのです。

元気なうちにもっとたくさんの女を抱いてみたい。かといって素人
に手を出すのは危険ですし、そもそも妻を裏切るようで気が進みま
せん。

そこで風俗なら良いと自分に言い聞かせたというわけではないので
すが、結婚以来足を踏み入れていなかったソープランドへ行ってみ
ることにしました。
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/25(Sat) 19:42

久しぶりのソープランドでの体験がどういうものであったかは、
『妻物語』の趣旨に合いませんので詳しくは書きませんが、結婚前
に行ったようないかにも欲望処理の場所といった感じではなく、昔
からは考えられないような若い綺麗な女の子が、恋人のようなサー
ビスをしてくれるのにすっかりはまってしまいました。

その頃収入が増え生活に余裕が出来てきたこともあり、かなり頻繁
に通うようになりました。何人かの馴染みの女の子が出来、妻との
セックスも益々疎遠になりました。

一昨年の夏のある日、長めの海外出張とその後体調を崩したりでし
ばらくご無沙汰行ってしていた店に足を運びました。その日初めて
付いた女の子がにこやかに挨拶し、おもむろに私の服を脱がせ、フ
ェラチオを始めようとしたときに妙な顔をしました。

「どうしたの?」
「うーん……」

女の子は首をかしげながらしばらく私の陰毛を掻き分けるようにし
ていましたが、やがて顔を上げました。

「お客さん……ケジラミがあるよ」
「えっ?」

女の子は器用に指先を使い、小さな白いものをつまむと私に見せま
した。

「ほら……卵」

想像もしなかった展開に私は動揺しました。

「まだほとんどいないから、すぐに薬を使えば大丈夫だよ」
「そう……ごめんね」

故意ではないですが、もう少しで大事な商売道具(?)をしばらく
使い物にならなくするところでした。私は恐縮しました。

「前にこの店にきたのはいつ?」
「ここはしばらく来ていないな……あ、別の店に一ヶ月半くらい前
に行ったけど」
「それは違うわね……そこでもらったんなら、もっとひどくなって
いると思う。これだと10日か2週間くらいかな?」

女の子はそう言うと私に服を着せていきました。

「良くなったらまた遊びに来てね」

部屋を送り出された私は、入浴料を全額返され、店の車で駅まで送
ってもらう途中、店員さんに薬局で薬まで買ってもらいました。私
がその間考えていたのは、どこでケジラミを移されたのだろう、と
いうことでした。

ちょうど私は2週間前、妻と久しぶりにセックスをしていたのです。
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/25(Sat) 19:59

家に帰った私は動揺が収まらず、妻の顔をまっすぐ見ることが出来
ません。

「今日は遅くなるんじゃなかったの?」
「ちょっと予定が変更になって……」

下手な言い訳をすると、食事もそこそこに自室に向かい、インター
ネットで「ケジラミ」について調べます。

---------------------------------------------------------
『ケジラミ』

原因:ケジラミという寄生虫が性的な接触により感染。まれに衣類、
寝具を介して感染する。

潜伏期間:1~30日間

診断と治療:
・ ケジラミの卵を検出する。
・ スミスリンパウダーかスミスリンシャンプーを使い約10日で治
ります。だが卵には効かないので、孵化にかかる1週間程度の間隔
を空けて数回行う必要がある。
・ 陰部を剃毛して軟膏を塗る。また卵の孵化の時期を待って殺虫する。
----------------------------------------------------------

スミスリンパウダーもスミスリンシャンプーも店員さんに買っても
らっています。泌尿器科に行く代わりにソープでケジラミの診断と
治療をしてもらったようなものです。

しかし私は「性的な接触により感染」という言葉が頭から離れませ
んでした。

自分ではまったく気がつかなかった、つまり痒みがなかったわけで
すから出張前に行った別の店で移されたという可能性は低いことに
なります。すると誰に移されたか……?

「まさか……妻から」

ここ一ヶ月半の間で私が性的な接触を持ったのは妻だけです。果た
してケジラミは妻から移されたのか、もしそうだとしたら、妻は誰
から移されたのか?

「紀美子が浮気……?」

私の頭の中で一つの仮説が言葉の形をなしました。

いや、それはソープの車で送られる途中、ずっと頭の中にあったこ
とです。まさかそんなことはと否定していたのですが、「妻の浮気」
という言葉が急に私の胸を締め付けてくるような感覚に襲われまし
た。
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/26(Sun) 09:13

「紀美子に限ってそんなことは……」

自分が風俗に通っていながらそういう風に考えるのはどうかと思い
ますが、私は紀美子が自分以外の男と関係を持つなどということは
考えたこともありませんでした。その頃私はこの「妻物語」に出入
りしており『本性』、『戦い』、『なぜ』などの名作に興奮させら
れていましたが、それはあくまで自分と妻の間には起こりえない物
語ということで楽しんでいただけなのです。

妻はその地方ではお嬢さんが行くといわれている短大を卒業した後、
大手の地方銀行で窓口業務をしていました。どちらかというとおっ
とりしたタイプの妻はお年寄りの客に受けがよく、成績もそれなり
に良かったようです。その手の仕事には良くある話ですが「息子の
嫁に」といわれた事も一度や二度ではないということでした。

私との見合いしたのが就職後3年目の春、その年の秋には私たちは
結婚していました。

ウェディングドレスに身を包んだ妻は本当に美しく、見合いで結婚
するということに私が感じていた少しばかりの鬱屈を吹き飛ばすほ
どでした。その後新婚旅行で先に述べたようなささやかなトラブル
はありましたが、夫婦生活は円満そのものだと思っていました。

今回の出来事がきっかけで私は現在の妻の生活について振り返って
みました。

2人の息子を中高一貫の私立、しかも同じ学校に行かせていますの
で、教育費の負担は我が家にとって相当なものです。しかしながら
幸い私の収入は人並み以上であり、妻も下の子が手がかからなくな
ってからは、以前勤めていた銀行の本店へパートに出ていますので
なんとか暮らしていけます。

現在のマンションでの生活も10年以上になり、妻の生活圏はマン
ションでの子育て仲間、パート先、学校での付き合いと意外に拡が
っており、会社と自宅を往復するだけの私よりはむしろ交友関係は
広いようです。

妻のことを美人だと、何度も惚気るようなことを書いて気が引ける
のですが、普段の妻は化粧ッ気もほとんどなく、自分の服もあまり
欲しがらず普段着のようなものばかり着ていますので、どちらかと
いえば地味な印象です。顔立ちはバレーボールの菅山かおる選手(年
齢はだいぶ違いますが)の目元をはっきりさせたような感じです。

しかし身長もあり(165センチ)、きちんと化粧をしてそれなり
の格好をして出かけると見栄えがします。40歳を過ぎた妻ですが、
一緒に歩くのが誇らしくなるほどです。

そういうこともあって、私は妻にたびたび新しい服を買ってやろう
かと提案していたのですが、妻は息子の教育費のことが気になるの
か「もったいないから私はいい」と、首を縦に振りませんでした。

しかしここ半年ほどでしょうか、妻と外出するときに、私が見たこ
ともない派手なブラウスやワンピースを着ていることが何度かあり
ました。

「それ、いつ買ったの?」
「この間……バーゲンで安くなっていたからお小遣いで買っちゃっ
た。ごめんなさい」
「いや……よく似合っているよ」

今まで私がこういった服を着て欲しいと思っていたものを妻が自分
で購入し、着てくれていることを単純に喜んでいたのですが、ある
時妻が、こどもが生まれてからは絶対にといってよいほどはかなか
ったミニスカート(といっても、膝が見える程度ですが)をはいて
きたのにはさすがに驚きました。
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/26(Sun) 14:26

妻の外見上の大きな変化は他にもありました。それは今までほとん
どかまうことがなかった髪形です。

妻はずっとショートヘアで、ナチュラルなカールがかかっていまし
た。美容院代も節約していたのか、ある程度延びたら短く切るとい
うのを結婚以来ずっと繰り返してきたのですが、ある日会社から帰
ると、妻の髪が急に明るい栗色になっており、一気に伸びていまし
た。

「どうしたの、それ」
「なんのこと?」

妻は平然としています。

「髪の色、前からそんな風だっけ?」
「あら、ずっと前から染めているわよ。あなた、気がつかなかった
みたいだけれど」

確かに妻の髪のことをそれほど気にしたことはなく、美容院に行っ
た時も翌日まで気づかずに、妻に叱られたことがあったほどです。
しかし、さすがに今日の変化はいつものものとは違います。

「もっと黒かったよ」
「そういえば今日は、少し明るくしてもらったかな……」

そういいながら妻は私の視線を避けるように首を傾けました。

「美容院に言った割には、短くなってないみたいだけれど」
「今日はほとんど切っていないのよ。少し伸ばしてみたいの……ほ
ら、私ももう年でしょう。ロングに出来るのもそろそろ限界かなと
思って」
「ふーん」

伸びたように見えたのはストレートパーマをかけたせいでしょうか。
随分印象が違って見えます。

繰り返しになりますが、私は妻にもっとお洒落に気を配って欲しい
と思っていましたので、その時の妻の変化は単純に嬉しく思いまし
た。新しい髪形は確かに妻に似合っており、一気に5歳ほどは若々
しく見えるほどだったのです。

しかし今回、「妻が浮気しているのでは?」という仮説のもとで改
めて考えて見ると、ここのところの妻の急激な外見の変化には、な
んとなく不審を感じてしまいます。

ケジラミに付いては早めに処置したのが幸いしたのか、悪化するこ
とはありませんでした。それでも絶対大丈夫だろうという確信を得
るまで念のため薬は長めに使いました。

その後ソープには一度だけ行きましたが、前回の「事件」のせいか
あまり気分が乗らず、自然に足が遠のきました。

人肌が恋しくなった私が久しぶりに妻を誘ってみようと思ったのは、
一昨年の秋頃です。それこそ「事件」が起こる2週間前以来ですか
ら、約3ヶ月ぶりのセックスとなります。

妻は少し躊躇っていましたが、やや強引にベッドに侵入し、抱きし
めてキスをしているうちに息が荒くなってきました。
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/26(Sun) 14:58

妻のパジャマの上衣を脱がすと、裸の上半身が露わになります。妻
の乳房はやや小ぶりですが、反面年のわりに垂れていません。若い
頃は大きな乳房に憧れていたのですが、妻くらいの年で裸が綺麗に
見えるのはどちらかというと貧乳気味の身体でしょう。

久しぶりのセックスでもあるし、妻の容貌の変化に新鮮さを感じた
からかもしれませんが、私もいつもよりは丁寧に愛撫します。妻の
唇から耳の後ろ、うなじ、胸元と丁寧にキスをし、そして乳首を吸
うと既に十分かたくなっています。滑らかな腹部、お臍と舌を這わ
せ、一度身体をひっくり返して背中を攻めます。妻の半裸身は時折
ブルッ、ブルッと小刻みに震え、かなり感じているのが分かります。

私はいつもとは違う妻の敏感な反応にすっかり有頂天になり、浮気
疑惑のことなど頭の中から消え去っていました。妻の身体を表返し、
次に下半身を攻めようとパジャマのズボンを引き下ろした私は意外
なものを見ました。

「……」

それはいつもの色気のない下着とはまったく違う、黒いお洒落なパ
ンティでした。繊細なレースはいかにも高級そうでしたが私が驚い
たのは前の部分がシースルーになり、妻の陰毛がすっかり透けて見
えていたことです。寝室でもっとお洒落をして欲しいと何度もいっ
たことはありますが、妻はいつも恥ずかしそうに笑って首を振るば
かりでした。こんな下着を身に着けている妻を見るのは初めてです。

驚きは驚きですが、その時は興奮のほうが先に立ち、私は妻のパン
ティを一気に剥ぎ取りました。そこで私は更に驚くものを発見しま
す。

それは短く揃えられた妻の陰毛です。下着越しには気づかなかった
のですが、長さは2センチもありません。いつも妻はその部分につ
いては自然のままで、クンニリングスのときに口がジャリジャリす
るほどです。「一度剃ってみたら」などとふざけて言ったこともあ
るのですが、下着のことと同じで、笑って拒否されていました。

私の興奮は更に高まります。太腿の裏からふくらはぎ、足の指まで
丁寧に口吻するといよいよ妻の女の部分を攻めます。始めは最も敏
感な箇所は避けて周囲を攻めると、妻はさももどかしげに下肢をく
ねらせます。指をそっと妻の陰裂に差し入れてみると、そこはもう
お湯が湧いたようになっています。

「今日はどうしたの? 随分感じているじゃないか」
「嫌……」

妻は恥ずかしげに顔をそらせます。

「おマンコはもうぐしょぐしょだよ」

私がわざと卑猥な言葉を囁くと、妻は「ああ、エッチなことを言わ
ないで……」と溜息をつくようにいいます。

セックスに関しては淡白だと思っていた妻が、私の技巧で燃え上が
っていると思い、ますます興奮は高まってきました。私は妻の股間
に顔を埋めると、すっかり屹立を示しているクリトリスを吸い上げ
ます。

「あっ、ああっ……」

妻は悲鳴をあげると両手で私の頭を押さえました。
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/26(Sun) 15:31

情けない話ですが、この年まで私は妻をエクスタシーにまで導いた
ことがありません。

クリトリスを攻めることによってそれらしい状態にさせたことは何
度かありますが、妻は本当の絶頂を極める前に「怖い……」といっ
て私の行為を中断させます。かといって膣での行為は「痛い」とい
う先入観があるためか、積極的ではありません。体位も「痛いのは
嫌」ということでほとんど正常位だけです。もちろん騎乗位や後輩
位も試したことはありますが、結合が深いと痛いらしく、嫌がるの
です。

正常位のみのセックスはマンネリと化し、妻との行為は妻の肉体を
使った自慰行為同然になっていました。刺激が少ないため、射精に
まで持っていくのが大変なのです。私は頭の中で様々な卑猥なこと
を想像しながら、妻と交わっていました。

しかしその夜は妻の積極的な反応から、いつもとは違う体位を試し
てみようという気になっていました。そこでソープでよく行ってい
た騎乗位に再挑戦してみることにしました。
妻がすっかり潤ったのを確認した私は仰向けになり、妻を上に乗せ
上げます。妻は「えっ?」と怪訝そうな表情をします。いつもはこ
こで拒否されるのですが、私が妻の大き目のお尻に手をかけて上に
導くようにすると、妻はさほど抵抗もせず、私と身体を合わせてき
ました。

私のモノは興奮のあまりすっかり硬直しています。筒先をあてがう
と、妻はまるで自分で深さを確かめるようにゆっくりと呑み込んで
いきます。

「あ、ああ……いい……」

妻がいつものような結合の深さによる痛みでなく、明らかに快感を
訴えだしました。深々と私を呑み込んだ妻はお尻を円を描くように
蠢かせていきます。

「気持ちいいか」
「うん……」
「どこが気持ちいい?」
「クリトリスと……おマンコが気持ちいい」

妻は小さいけれどはっきりした声で答えました。

私は行為の最中に、妻に卑猥なことを言わせるようにしたことが何
度もありますが、妻はなかなかいおうとしませんでした。押し問答
のようなやり取りを繰り返し、ようやく「……気持ちいい」と言わ
せるのが関の山で、「クリトリス」とか「オマンコ」といった卑語
は滅多に口にしませんでした。

しかし今夜の妻は私の求めにあっさりと、自分からそんな卑語を口
にし、そんな自分に煽られたように荒い息を立てています。私の興
奮は益々高まりました。

「紀美子のオマンコに何が入っている?」
「ああ……あなたのオチンチン」
「ちゃんと、『紀美子のオマンコに、あなたのオチンチンが入って
います』と言ってみろ」
「紀美子の……紀美子のオマンコに、あ、あなたのオチンチンが入
っていますわ」

そういった途端妻は驚くほどの緊縮力を発揮し、私のものを締め上
げてきました。

私は始めて味わう妻の奥深い感触に衝撃を受け、思わず射精しそう
になるのをぐっとこらえました。妻の肉体がこれほどのものだった
のか……私は今まで妻の何を知っていたのだろう。

「もっと、ギューッと締めてみろ」
「はい……」

妻は頷くと全身を弓のように反らせ、繰り返しその部分を収縮させ
ます。その度に妻の口から「ぎゅーっ」「ぎゅーっ」という擬音語
が洩れます。

「あ、あ……」
「イキそうか」

妻は無言でガクガクと頷きます。

「イクのならイクといってみろ」
「あ……ああ……イっちゃう、イっちゃうよ……」

妻はそう叫ぶと上体を倒して私に抱きつくと、全身を激しく痙攣さ
せました。
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/26(Sun) 16:19

なんとか射精をこらえた私は妻の身体が弛緩するのを待っていった
ん抜き、コンドームをつけて同じ体位で再び挿入しました。エクス
タシーの余韻に浸っていた妻も、私が下からゆっくり突き上げるよ
うにすると、たちまち淫らに腰を振り始めます。

「気持ちいいか?」
「はい……」

妻は子供のように素直に頷きます。

「紀美子のオマンコが気持ちいいです、と言ってみろ」
「いや……」

そこで私が激しく突き上げると妻は悲鳴をあげて「紀美子のオマン
コが気持ちいいですっ」と答えます。

「あ……ああ……」

一度イったせいで敏感になっているのか、妻はたちまち頂上近くま
で追い上げられます。再び強い収縮力を発揮しだした妻に、コンド
ームをつけてやや落ち着きを取り戻していた私のものも、限界近く
まで追い込まれます。

しかし、妻の肉壷の素晴らしさはどういうことでしょう。ソープ嬢
に金を払ってセックスをしてきたのが馬鹿馬鹿しくなるほどです。
私はこれまでの妻との結婚生活でどうしてこんなことに気づかなか
ったんでしょうか。

「またイキそうか」
「イキそうッ……」

妻はそういうとまた私にしがみつき、全身をぶるぶる震えさせます。
私も妻の絶頂に合わせて緊張を解きます。私は自分のモノがまるで
妻の身体の中に吸い上げられるような錯覚に、「ううっ」と情けな
い声を洩らしていました。


激しい行為が終了して、私はベッドの中で裸の妻を抱きながら、軽
くキスをしていました。そのうちに興奮も収まり、パンティや陰毛
のことが気になってきます。

「紀美子も随分お洒落な下着を穿くようになったんだね」
「ああ、あれ?」

紀美子は無邪気に微笑みます。

「あなたも下着にお洒落しなさい、っていっていたでしょう。最近の
パンツはどれもローライズ気味で、今までのような下着じゃ駄目なの。
だから多少値が張るけれど、少しずつ買うようにしているの」

何だか分かったようなわからないような理由です。

「ここの毛はどうしたの?」

私は妻のその部分に手を触れます。

「嫌ね……変なところばかりチェックして……」

妻はそういうと私の手を軽く払います。

「スポーツジムに行くようになったでしょ。最近のウェアって、割
と大胆なものが多いから、みんな結構きちんと手入れしているのよ」

理屈は通っているようですが、なんとなく釈然としません。スポー
ツジムに行き始めたのはもう一年以上前なのですが、どうして今さ
ら気になりだしたのでしょうか。

私はケジラミの治療法に「剃毛」というのがあるのをぼんやりと思
い出していました。


妻を一晩で二度もエクスタシーに導くことの出来た私は、まるで妻
の身体に溺れるように毎週求めるようになりました。妻も始めは躊
躇っていますが、結局は求めに応じて私を受け入れます。

「ねえ……急にどうしてこんなにするようになったの」
「それは……」

ある夜の行為の終了後、妻が私に尋ねます。

「正直言って、紀美子とのセックスがこんなに気持ちがいいとは思
わなかった。どうして今まで気づかなかったのか自分でも不思議だ」
「そう……」

妻は微笑します。

「紀美子だって、今までずっとイケなかったのが、どうして急にイ
ケるようになったんだい?」
「そんなの、わからないわ」

妻はそう言うと恥ずかしげに私の胸に顔を埋めます。

「あなたが……そんな風にさせるのよ」

私と妻はまるで蜜月のようなときを過ごし、浮気疑惑はすっかり頭
から消えていました。
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/26(Sun) 17:58

再び私が妻の行動に疑念を抱くようになったのは、特に何かきっか
けがあったわけではありません。頭の片隅にあった様々な疑問、矛
盾点が徐々につながり、大きな疑惑へと変化していったのです。

妻は週のうち3日はほぼフルタイムに近いパートに出ていますが、
それ以外の日も平日はマンションの友達と食事をするとか、学校の
役員の用事があるとかで家にいることは余りありません。週末はさ
すがに家にいることが多いですが、それでも月のうち2、3回は何
かの会合や食事会、趣味の集まりといった理由で家を空けます。

確かに学校のPTAやクラブの父母会の役員をしているのは事実で
すので、家を空ける理由はあります。

しかし、妻の最近の外見の変化、そしてベッドの中での人が変わっ
たような積極性に私の中で再び妻に対する浮気疑惑が芽生えてきま
した。

(浮気をしているとしたら相手は誰? パート先の上司? 役員仲
間の父兄?)

私の妄想は次第に膨らみます。

浮気相手と連絡をする手段の定番は携帯電話かメールです。妻もし
ばらく前から自分専用の携帯を持っており、しょっちゅうメールを
打っています。女友達と連絡に使っているということで、私の前で
も堂々と打ちますし、時々は面白いメールがきたといって私に見せ
たりもします。

これで浮気相手との連絡にも使っているとしたら、かなりの大胆さ
です。おっとりしているという妻に対する認識は改めなければなり
ません。

携帯のメールや着発信履歴を確認するのは夫婦とはいえプライバシ
ーの侵害です。私は罪悪感を「妻が無実だということを確認するだ
けだ」という理屈でごまかし、ある日の夜中、妻がぐっすりと寝入
ったときに妻の携帯をチェックしました。

着発信履歴はほとんどが私や、2人の息子との間のもので、怪しい
ものは1件もありません。メールも全てチェックしましたが、これ
も確かに女友達とのたわいのないやり取りばかりで、男性との交信
はいっさいありません。

(やはり紀美子に限って……疑った俺が馬鹿だった)

私はすっかり安心して床につきました。

それからしばらくたった年も明けたある日の休日、妻が久しぶりに
昔社宅で一緒だった友達と昼食をとるという理由で外出をしている
間に、私専用のPCが急に調子が悪くなりました。

(ウィルスにでも感染したかな?)

私はPCをネットから外し、セキュリティ走らせました。ディスク
を全部チェックするにはしばらく時間がかかります。

急ぎの調べものがあるのですが、PCが回復するまでどうすること
も出来ません。2人の息子もクラブで留守だったため私は妻に与え
ているノートPCを無断で借りることにしました。

妻も時々PCを使ってネットで買い物をしたり、ワードやエクセル
でPTAの名簿整理や書類作成をしたいということで、安いPCを
買ってあげていたのです。

(あれ?)

LANケーブルをつなぎPCを立ち上げると、いきなりパスワード
入力画面が出ました。

(セキュリティをかけているのか。でもどうして?)

私は試しにユーザーIDに「kimiko」、パスワードは妻の誕生日を
入れてみました。

エラーです。

(……)

パスワードを私の誕生日に変え、2人の息子の誕生日を試しました
が駄目です。段々意地になってきた私は、今日はカバンの中に入れ
忘れたのか、テーブルの済に紀美子が使っているピンク色の手帳が
あったのを見つけ、カレンダーをチェックしました。

妻は家族はもちろん、私の両親と自分の両親の誕生日にも必ず贈り
物を欠かしません。その管理のためかカレンダーにはケーキの形を
した小さなシールが貼られていました。その日付を私は順に入力し
ていきました。

いくつめかの数字でセキュリティは解除され、見慣れたウィンドウ
ズの画面が現れました。

(今の数字は……)

正しいパスワードである「0715」という数字、7月15日は私の両
親の誕生日でも、紀美子の両親の誕生日でもありません。私は手帳
に張ってあるシールの数が、9つであることに気づきました。4人
家族の我が家と、互いの両親の誕生日を入れても8つしかありませ
ん。妻には祝うべき誕生日がもう一日あるというのでしょうか。

デスクトップは極めてあっさりしており、マイコンピュータやマイ
ドキュメント、インターネットエクスプローラー、アウトルックル
ックエクスプレス、そしてワードとエクセル以外には「新しいフォ
ルダ」というものしか見当たりません。
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/26(Sun) 17:59

私はまずアウトルックエクスプレスを起動してみましたが、受信メ
ールはほとんどがショッピングサイトや旅行サイト、懸賞サイトな
どからのメールばかりです。友達との連絡は携帯で行っているので
しょうか。プライベートなやり取りはまったくといっていいほどあ
りませんでした。

次に私はマイコンピュータを開き、Cドライブのプロパティをチェ
ックしてみました。

(あれ?……)

80GBあるハードディスクの2分の1以上が既に使用されていま
した。OSや基本的なプログラム、そしてメールのやり取りやワー
ド、エクセル文書の作成だけではこれほど使うはずがありません。

(動画でも落としているのかな……)

私は試しに、50MB以上のファイルを検索してみました。

たちまち10個以上のファイルが検出されました。いずれのアイコ
ンも動画であることを示しています。それぞれのサイズは600M
Bから、大きいものは2ギガバイト以上もあります。どのファイル
名も「20040715」とか「20041204」といった、年月日を示すと思わ
れるあっさりしたものです。

私は試しに一番新しい「20041224」というファイルをダブルクリッ
クしました。メディアプレイヤーが立ち上がり、動画が開始されま
す。いきなり飛び込んできた映像に、私は頭を殴られたような衝撃
を受けました。

画面の中では妻が、ラブホテルの一室のような場所で裸のまま恥ず
かしそうに立っていたのです。

いや、裸という表現は正確ではありません。妻は身体全体がまるで
ギフトででもあるように、赤とピンクのリボンのような衣装をまと
っていました。キラキラ光るリボンは首の周囲と胸でちょうど蝶の
ような形を作り、褌のように股間を割っています。手足の先にはや
はり同じ色の、やや細めのリボンが巻きついていました。

「後ろを向いてご覧」

ノートPCのスピーカーからいきなり男の声がしました。かなり大
きな音に私は慌て、妻がくるりと後ろを向いた瞬間にメディアプレ
イヤーを閉じました。

私はドクッ、ドクッという音まで聞こえてきそうな鼓動を必死で押
さえながら、デスクトップにある「新しいフォルダ」を開きました。

そこにはメールソフトのアイコンと、「写真」「ビデオ」というサ
ブフォルダがありました。「写真」というサブフォルダをクリック
してみると、やはりそこには日付の付されたフォルダが10個ほど
もあります。私はやはり一番新しい「20041224」というフォルダを
クリックしました。

そこのはJPEGの画像ファイルが約100枚ありました。それぞ
れが2MBほどもありますから、500万画素クラスのデジカメで
の画像でしょう。

私は自然に手が震えてくるのを押さえ、一枚の画像を開きました。

悪い予感──いや、当然の予想が的中しました。それは素っ裸の妻
が男の上にまたがり、しっかりと繋がっている写真でした。妻はも
はやイク寸前なのか目を潤ませ、恍惚の極致といった表情をしてい
ます。私は耐え切れなくなり、画像を閉じました。

もはや妻の裏切りは疑う余地もありません。証拠を保全しなくては、
そう考えた私は自室から、余っている外付けハードディスクを持っ
てくると、妻のPCに接続しました。

USB接続のため、あっという間に認識は終わります。私は「新し
いフォルダ」の中の「写真」、「ビデオ」、そしてメールソフトの
内容をすべて外付けハードディスクにバックアップしました。容量
が大きかったため、バックアップにはかなりの時間がかかりました
がどうにか成功し、妻のPCを終了させるとハードディスクを外し
ました。その頃には私のPCもウィルスの駆除に成功しており、回
復していたので、妻のPCデータをバックアップしたハードディス
クを自分のPCに接続しました。

私は「ビデオ」というフォルダを開き、そこにある「20041224」と
いうファイルをダブルクリックします。先ほどの映像が再び開始さ
れました。

自分のPCの、19インチの液晶画面で見て改めて驚いたのは画像
の鮮明さです。プロ用の機材を使っているのでしょうか。妻の裸身
がまるでそこに存在しているかのように見えます。一瞬ひょっとし
て浮気ではなくて、AVにでも出演しているんではと考えたほどで
す。

「後ろを向いてご覧」

男の声がしました。外部スピーカーを通すと鮮明に聞こえます。年
は中年のようですが、かなり張りのある声です。

妻はくるりと後ろを向きました。お尻の上でやはり蝶の形が作られ
ていますが、やはり後ろも褌状で、妻の大き目のお尻は丸見えです。

「前を向いて」

妻は言われたとおりに前を向きます。そんな妻の男に対する従順さ
を見ていると、激しい怒りと嫉妬がこみ上げてきます。
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/26(Sun) 18:32

「挨拶」

妻は何事か話し出します。

「声が小さい!」

男に叱咤され、妻は声を大きくします。

「メリークリスマス、健一さん。クリスマスのプレゼントは紀美子
自身です。今日はたっぷりご奉仕させてください」

妻はさも恥ずかしげにもじもじしながら挨拶します。それがまるで
男に対する媚態のように見えて私の怒りは一層増していきます。

しかし、私は画面から目をそらすことが出来ないでいます。確かに
燃えるような怒りと嫉妬、そして悲しみを感じているのですが、映
像を止めることが出来ないのです。

「いつも奉仕しているのは俺のほうじゃないか」
「そんな……」

妻はわざとらしく身体をくねらせます。

「いつもの挨拶をしてみろ」
「ハイ」

妻は直立不動の姿勢をとります。

「チンポ大好きの淫乱人妻、○○紀美子に今日もたくさんエッチな
ことをしてください。よろしくお願いします」

妻の信じられないような言葉に私は驚愕しました。そんな私をよそ
に男と妻のやり取りは続きます。

「今日は何回イクんだ?」
「2回……」

妻はもじもじしながら答えます。

「淫乱人妻の○○紀美子は、イクのが2回くらいじゃあ物足りない
だろう」
「ハイ、淫乱人妻の○○紀美子は、イクのが2回では物足りません」

妻は男の言うことをオウム返しに答えます。心なしか妻の身体が上
気し、ピンク色に染まってきたような気がします。

「それじゃあ何回だ?」
「3回……」

妻は消え入るような声で答えます。

(何でそんなことをいうんだ。紀美子、お前はそういった卑猥なや
りとりを一番嫌がっていたんじゃないのか)

「3回だと? この前は何回イった」
「この前って……」
「忘れたのか? 今月の初めの週末に2人で伊東に行ったときのこ
とだ」

(今月初めの週末だと?)

ビデオはファイル名や、画面の中の妻と男のやり取りから先月の2
4日、つまりクリスマスイブに撮られたものと思われます。今月初
めの週末というと12月4日と5日……。

(あの時妻は、女友達と旅行に行くと……)

私はすっかり混乱しました。

「あの時はあなたが……一晩中」
「何を言ってるんだ。紀美子がもっと、もっととせがんで離さなか
ったじゃないか」
男はそういうとクスクスと笑い出します。

「何回イったか、覚えていないのか?」
「8回……」

(8回?)

次から次へと判明する衝撃の事実に、私は心臓が口から飛び出そう
になりました。

「一晩で8回もイク淫乱人妻の紀美子は、3回イクくらいじゃ物足
りないだろう」
「ハイ、一晩で8回もイク淫乱人妻の紀美子は、3回イクくらいじ
ゃ物足りません」
「じゃあ何回イクんだ?」
「4回……」
「それくらいで許してやりたいところだが、今日はクリスマスイブ
だから特別に5回イカせてやる」
「そんな……今晩は家に帰らないと」
妻の顔色が変わります。

(クリスマスイブの夜……何をしていただろうか?)

確かその日も日帰り出張が入り、帰宅も深夜になっていたはずだ。
タクシーで帰って来た私を、まだ起きていた妻は「世間はクリスマ
スイブなのに大変ね」といたわりながら迎えてくれました。

しかし、それまで妻は男と会っていたのです。

男と妻は何度か押し問答を繰り返した末、妻は諦めたように口を開
きました。

「淫乱人妻の紀美子は今晩、5回イクことを誓います。ちゃんとイ
クまで帰さないでね、あなた」
「よし、その言葉を忘れるなよ。1回イク度にちゃんと数を数える
んだぞ」
「わかってますわ……」
妻は頬を赤らめて答えます。
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/26(Sun) 19:32

私は耐え切れなくなり、メディアプライヤーを停止させました。

(淫乱人妻……チンポ大好き……5回イク……)

これが本当にあの清楚な妻の口から出た言葉でしょうか。妻に良く
似た別人が出演しているAVを見たのではないでしょうか。

しかし、今見た画像と音の鮮明さ──15年以上一緒に暮らした妻
の顔と声を間違えるはずがありません。私はPCの液晶画面の前で
頭を抱えてうずくまりました。

(やはり……最近の急激な妻の変貌は、男のせい……)

急にお洒落になった妻、今まで見たこともない下着、髪形の変化─
─すべては男がいたからなのです。

(するとやはり……あのケジラミも……)

私は震える手でマウスを操作し、「ビデオ」というフォルダの一番
古いファイル「20040715」を開きました。

いきなりベッドの上で大股開きになっている裸の女の姿が視界に飛
び込んできました。女の股間にはタオルのようなものが置かれてい
ます。

「熱いー熱いわーー」
「我慢しろ」

悲鳴のような声はやはり妻のものです。続いて男の叱咤するような
声が聞こえます。

パンツ一枚の男が画面に現れ、妻の股間からタオルを外します。男
は片手にシェービングクリームの瓶と髭剃りを持っています。妻の
陰毛は以前と同様自然のままですが、タオルで蒸らされたせいか、
肌に張り付くようになっています。

私は初めて男の姿を目にしました。黒縁の眼鏡をかけ額の上がった
やや腹の出た中年男です。私より少し年上でしょうか。私には見覚
えのない顔ですが、妻のパート先の上司だったとしても、PTAの
父兄だったとしても、私は面識があるわけではありません。

男はシェービングクリームの泡を妻の陰毛に吹き付けました。

「いやーーやっぱり。剃らないでーー」
「今さら何を言うんだ。さっき納得しただろう」

男はそういうと妻の太腿をピシャリと叩きます。

「だってーーあの人に何ていったらーー」
「そんなことは自分で考えろ。かえって旦那も喜ぶかも知れんぞ」

男は妻の言葉を無視して髭剃りを手に持ち、妻の陰毛をゆっくりと
剃り上げていきます。

「ケジラミの治療はここの毛を全部剃るのが一番いいんだ」
「そんなーーあなたがうつしたんでしょう」
「だから俺が治療してやっているんじゃないか。ありがたく思え」
「こんなのいやーー」

妻はそういってむずかるように尻を悶えさせます。

「馬鹿、動くと危ないじゃないか」
「だってーー」
「さっき誓ったことを忘れたのか? 健一さんの誕生日を祝って紀
美子は赤ちゃんのような姿になります。あそこの毛もお尻の穴の周
りの毛も全部剃って、健一さんにプレゼントしますと何度も誓った
だろう」
「だってーーだってーー恥ずかしいーー」

妻はいったんは覚悟したようですが、いざ剃られるとなるとよほど
抵抗があるのか、必死で拒みます。

「そんなに暴れちゃあ剃れないじゃないか」

男は焦れたようにそう言うと、いったん画面から姿を消します。

再び現れた男は、ゼリーのような色をした棒を何本か手にしていま
す。

「紀美子は今日は抱いてもらえないから拗ねているんだろう。今抱
いたらお互いケジラミが治らないからな。その代わりにこれで可愛
がってやろう」

男は妻に大小さまざまな棒を見せつけます。

「いやーー」

妻はさらに激しく抵抗します。

「じっとしていろ。いつものように一度イったら落ち着く」
「そんなこといってるんじゃないーー剃られるのが嫌なのーー」

男はそう言うと妻の上半身に取り付き、うなじや乳房にチュッ、チ
ュッと音を立てて接吻を注ぎ込みます。執拗な愛撫が続き妻はつい
に「あーん」と甘い声を上げ始めます。
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/26(Sun) 21:18

「どうだ、気持ちいいか」
「き、気持ちいいーー」

妻ははしたなく声を上げています。大股開きにされた妻の足は荷造
り用の紐のようなものでベッドに固定されています。そんなあられ
もない姿のまま、夫以外の男に愛撫され、喜悦の声を上げているの
です。

男はゼリーのような色の太い棒で妻の股間をくすぐるようにします。
よく見るとその棒の先端はペニスを模しており、柔軟性のある張り
型だということが分かります。

「どうだ、にせチンポが欲しいか?」
「ほ、欲しいです……」

妻はさも切なげな声を上げます。

「欲しければちゃんといつも教えているように言ってみろ」
「ハイ……」

素直に返事をする妻。私は今見ている映像が現実のものだとはとて
も信じられません。

「エッチな人妻の紀美子に、にせチンポを下さいーー」

散々じらされた妻は悲鳴のような声で張り型をねだります。思考停
止のようになっている私は、さっきのビデオのように淫乱人妻とい
わなかったのはなぜだろうなどと、場違いなことを考えていました。

「今日からはこんな風に言ってみろ」

男は妻の耳元に口を寄せます。

「そんなーー言えない」
「いえなければずっとこのまま生殺しにしてやるぞ」
「いやーー我慢できないーー」
「それならちゃんと言うんだ」

男に叱咤された妻はついに強制されたその言葉を口にします。

「チンポ大好きの淫乱人妻、紀美子のオマンコににせチンポを下さ
いーー」
「もっと大きな声で!」
「淫乱人妻紀美子のお、オマンコに、にせチンポを下さいーー」

男はにやりと笑うと張り型を妻に挿入していきました。弾力のある
長い張り型は、面白いように妻の身体の中に呑み込まれていきます。
妻は「ああっ、ああっ」と明らかに悦びを告げる声を張り上げなが
ら、豊満な尻を淫らに揺さぶっています。

「この小さいほうは何に使うか分かるか?」

妻の裸身に寄り添うようにしながら、思う存分張り型で責め上げて
いた男は、やや細めのピンク色の棒を妻の頬に押し付けるようにし
ました。

「あ、ああーん。わかりません」
「わからないか」

妻の切羽詰ったような嬌声を聞いて、男はくっ、くっといやらしい
笑い声を上げます。

「これはこっちの穴を責めるためのものだ」

男は妻の前を責めながら、空いている手でピンク色の棒を持ち、妻
の尻の狭間をつつきます。

「いやーー、お尻はいやです」

妻は再びむずがるように尻を振ります。すると男はそんな妻の動き
を制するように張り型の動きを早めます。

「あーん」

再び妻の嬌声が部屋中に響きます。

「一度ここの味を経験してみろ。病み付きになるぞ」
「だってーー絶対痛いわーー」
「紀美子が毎日出しているウンチのほうがよほど太いぞ」
「そんなことないーー変なこといわないで」

妻は次第に絶頂が近づいてきたのか、ベッドの上で身体を弓なりに
します。

「ああっ、もうっ、イっちゃうっ。イってもいいですかっ」
「まだ駄目だ」
「ああーー我慢できないっ。イカせてっ。イカせてくださいっ」

絶頂を達することの許可を男にねだる妻。これは一体現実の出来事
でしょうか。私の頭の中に同じ疑問が繰り返し湧きあがってきます。

妻がまさに絶頂を極めようとしたその時、男は張り型を妻から引き
上げました。
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/26(Sun) 22:23

「いやーー。どうして……」

快感をいきなり中断させられた妻は、駄々をこねるようにお尻を振
ります。

「ちょっと手が疲れたから休憩だ」
「意地悪しないでーー」

妻は今にも泣き出しそうな声を上げています。私が妻のことをセッ
クスに関しては淡白だと思っていたのは大変な誤りだったのでしょ
うか。

男は妻を散々焦らすと再び張り型で責め、絶頂寸前で責めを止める
という行為を繰り返します。妻はまさに半狂乱になりながら男の愛
撫を求めてます。ついに屈服した妻は男の言うとおりの卑猥なおね
だりの言葉を吐かされます。

「淫乱な人妻紀美子のオマンコと、お尻の穴をいっしょにいじめて
ください」
「ほう、紀美子はケツの穴も責めて欲しいのか」

男はわざとらしく聞き返します。

「意地悪ーー」

妻はもどかしげに豊かなヒップをプリプリと振ります。男は妻の耳
元に口を寄せ、何事か囁きます。妻は「あーん」とうなじを見せな
がら首をのけぞらせると、カメラに向かってはっきりと顔を向けま
す。

「淫乱な人妻紀美子のオマンコと、け、ケツの穴をにせチンポで一
緒にいじめてくださいっ、お、お願いしますっ!」

男は2本の張り型を器用に操作し、妻の前後の穴を同時に責め始め
ました。妻はああっ、ああっとまるで獣のような声を上げて悶えぬ
いています。

「ああっ、き、気持ちいいっ」
「どこが気持ちいいんだっ」
「お、オマンコっ」

妻はガクガクと尻を揺さぶりながら、強制された卑語を──いや、
もはや強制されているとはいえません。しっかりと自分の意志で口
走ります。

「ケツの穴はどうだっ」
「き、気持ちいいっ」
「ちゃんというんだっ」
「け、ケツの穴も気持ちいいですっ」

(ケツの穴……)

お嬢さん育ち、箱入りで育った妻から発せられたとは到底信じられ
ない言葉です。しかし確かにそれは耳慣れた妻の声でした。

妻はまるで自分の言葉に刺激されたように、一気に絶頂に駆け上が
っていきます。今度は男も焦らすことはなく、責めの手は緩めませ
ん。

「ああっ、イクっ、イキますっ。紀美子、イっちゃいますっ」

妻はそう叫ぶと全身を電流に触れたようにガクガクと波打たせまし
た。2つの穴に挿入された張り型が妻の痙攣に合わせてブルッ、ブ
ルッと震えています。男が張り型から手を離しても、妻の身体は2
本のそれをキューンと喰いしめたまま落しません。

男が唇を求めると、妻はうっとりとした表情で合わせていきます。
呆然と画面を見つめていた私の心に、熱い嫉妬心が蘇ってきました。

「気持ちよかったか?」
「ハイ……」
「素直に剃毛させるか」
「ハイ……」

妻は男の言うことにすべて素直に頷いています。

男は張り型を妻の身体から引き上げると、再び剃刀を取り上げ、快
感の余韻に酔っている妻の陰毛を剃り上げていきます。

「シェービングクリーム以外に、紀美子のおつゆがたっぷり出てい
るから剃りやすいぞ」

そんな男の卑猥なからかいにも抵抗を示さず、妻はまるで剃毛その
ものを楽しんでいるようにうっとりと目を閉じています。

「ほら、だんだん赤ちゃんみたいになってきたぞ」
「……」
「ちょっとケツを持ち上げてみろ」

妻は男の指示に従い、大きな尻をぐいと持ち上げます。妻の双臀の
狭間に秘められた肛門が画面にはっきりと映し出されました。

「ケツの穴の周りのムダ毛も剃ってやる。思い切り足を開け」
「ハイ……」

妻は限界まで足を開いていきます。翳りを失った妻の女陰と肛門が
これ以上ないというほどあからさまに晒されます。私はまるで裏ビ
デオを見ているような錯覚に陥りました。しかし、ここに映されて
いるのは他ならぬ私の妻なのです。
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/27(Mon) 22:09

呆けたように液晶画面を見つめていた私は急に我に返りました。

私はのろのろとマウスを操作し、メディアプレイヤーを停止させま
す。画面一杯に広がっていた妻の白い尻の残像が私の視界を占領し
ているような錯覚に陥ります。

妻を始めてエクスタシーに導いたあの夜に違和感を覚えた、短く揃
えられた陰毛──それは、男に剃毛されていたからだったのです。

もちろん、7月に剃っても妻を三ヶ月ぶりに抱いた秋には、普通は
元に戻っているでしょう。ということは、妻はその後も男から剃毛
されていたことになります。

私がケジラミの治療のせいでソープにも行かず、妻も抱かないでい
た約2ヵ月半の禁欲生活の間、妻のその部分は何度も赤ちゃんのよ
うなツルツルの状態にされていたのです。

いつの間にか、外は薄暗くなっていました。あと1時間もすれば妻
は帰ってくるでしょう。

2人の子供はクラブの新年会で、夕食まで済ますと行って出て行き
ましたから、今晩は夫婦2人だけで夕食を取ることになっています。

「ビデオ」というフォルダの中では一番古い「20040715」の映像を
見た私は、それが妻と男が初めて関係した日の出来事ではないとい
うことがわかりました。

この時点で妻はすでに男から毛ジラミをうつされています。ビデオ
の中で確かに妻は男に向かってそういっていました。つまり、去年
の7月15日以前から妻と男は関係を持っているということになり
ます。

さらに妻が男から毛ジラミをうつされたということは、男には妻以
外にも女がいるか、風俗で遊んでいるという可能性が大きくなりま
す。

ビデオを見ている間はあまりの衝撃に、男に対する感情は麻痺した
ようになっていたのですが、そんないい加減な男が妻を弄んでいた
ということへの怒りが急に湧いてきました。

本気の不倫ならば良いという訳ではないのですが、私が唯一無二の
女性と感じてきた妻が、性的な嬲りものとなっているということは、
許し難いことでした。

妻も妻です。こんな脂ぎった、セックスしか頭にないといった感じ
の男となぜ関係をもったのでしょうか。

私の中の清楚で優しく、美しく上品な妻のイメージが音を立てて崩
れていくようでした。

私は改めてビデオのフォルダの中の映像ファイルをチェックしまし
た。映像ファイルはぜんぶで11個ありました。やはり一番古いも
のは今見た昨年の7月15日のもの、一番新しいものは同じく12
月24日のものでした。

これがそれぞれ男の誕生日とクリスマスイブの日付であるというこ
とが、妻と男の親密さを表わしているようで私をうちのめしました。

先程のビデオで、妻は前後に張り型を呑み込まされて激しくイキな
がら、恋人同士のような熱い接吻を男と交わしていました。それが
私を深い絶望の淵へと叩き落とすのです。

ファイル名から判断して、妻と男はだいたい月2回のペースで会っ
ているようでした。昨年のカレンダーでチェックすると、曜日はま
ちまちですがどちらかといえば土曜か日曜が多いようです。

そうはいっても7月15日は木曜日、12月24日は金曜日ですか
ら、2人の「記念日」なら平日でも都合をつけて会うのでしょう。

私はふと「20041204」という名のファイルが2つあることに気づきま
した。

正確にいうと「20041204a」と「20041204b」というものがあるので
す。

どちらも容量は2ギガバイトを超えています。

(そういえば、2人で温泉旅行へ行ったと言っていた……)

12月4日と5日、つまり土曜から日曜にかけて妻と男は2人で温
泉に出掛けていたのです。

妻は私には、短大時代の女友達数人で久しぶりに旅行に行くと説明
していました。私は他愛もなくそれを信じ、妻が土産として買って
きた温泉饅頭を子供達と一緒に食べたのです。

なんという間抜けな夫でしょうか。土産物屋で男と2人、仲良く手
を組んでいる光景が目に浮かびます。妻と男は土産を買いながら、
寝取られた哀れな亭主のことを笑っていたのでしょうか。妻と男に
対する怒りが一層強く込み上げてきました。

私は思わずその「20041204」という名のビデオファイルをクリック
しようとするのを必死で抑えました。妻はクリスマスイブのビデオ
の中で、旅行では一晩中責められ、8回イったと告白していました。

妻と男の情事の極限が記録されていると思われるそのビデオを今観
てしまうと、私はこれから帰ってくる妻を殺してしまうかもしれま
せん。こんな淫乱女のために人生を棒に振り、愛する子供までが世
間から後ろ指を指されるようになるなど割りが合わない、と私の理
性が囁いています。
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/27(Mon) 22:12

しかし、その淫乱女は私が誰よりも愛した妻なのです。いえ、正直
に言うとビデオの中のすっかり変貌した妻を見せつけられても、そ
の思いは変わらないのです。

すっかり思考停止の状態に陥った私は、無意識のうちに「写真」の
フォルダをクリックしていました。マウスは自然に「20041204」と
いうサブフォルダに移動します。サブフォルダの中には200枚以
上の画像ファイルがあります。

画像ファイルは整理しやすいよう、撮影順に自動的に番号が振られ
ているようです。私は一番若い番号の画像をクリックしました。

液晶画面一杯に妻の姿が現れました。それは、私が恐れていたよう
な、あるいは心のどこかで期待していたような裸や下着姿ではなく、
私がこの冬のシーズン初めに買ってあげた、お気に入りのグリーン
のコートを着て、車の前でにこやかに微笑む妻の立ち姿でした。

これから2人で温泉へとドライブを楽しむところなのでしょうか。
幸せそうな表情で写っている姿は、先ほど見た男の上で素っ裸で恍
惚の表情を浮かべている妻の姿態よりも、ある意味ショックでした。

写真の撮られた場所は私にも見覚えのある駅前の公園です。男は大
胆にも私の家の近くまで妻を迎えにきたのです。

次の画像をクリックします。アップになった妻の顔が画面一杯に広
がります。やはり妻は少し恥ずかしげな顔をカメラに向け、にっこ
りと微笑んでいます。

(どうして他の男にそんな顔を見せるんだ)

次の画像をクリックします。車のボンネットに片手をつき、モデル
のようにポーズを取る妻。男のものと思われるその車は、メルセデ
スベンツのAクラスでした。小さ目のその車体さえ妻と男の親密さ
を示しているようで、私の心は激しい嫉妬に焼かれます。

次の画像をクリックした私は、一瞬目を疑いました。

妻は今度はボンネットに片手をついたまま、カメラに向けたお尻を
思い切り突き出していました。なんと妻は空いた手でコートとスカ
ートを持ち上げ、黒いシースルーのパンティを丸出しにしています。

何と妻と男は、我が家の近くの公園で野外露出まで楽しんでいたの
です。

私はぶるぶる震える手で次の画像をクリックします。今度はカメラ
が妻にぐっと寄り、画面一杯に薄いパンティに包まれた妻のお尻が
映し出されます。

私は最悪の予感を覚えながら次の画像をクリックしました。そこに
現れた画像はやはり妻の裸の尻でした。突き出された大きな尻に完
全に打ちのめされた私は、急いで画像を閉じました。

急に、妻を失うかもしれないという恐怖と悲しみが私を襲いました。
それは先程感じた妻に対する怒りよりもはるかに激しい感情でした。
いや、私は既に妻を失っているのかもしれないのです。

殺しても妻を失う。殺さなくても妻を失う。私はどうしたら良いの
か分からなくなりました。

(とにかく、少し落ち着かなくては……)

考え事をしている間にだいぶ時間が経ってしまいました。妻が帰っ
て来るまであと1時間もありません。小説やドラマでは登場人物は
こんな時大抵煙草を吸います。しかし、私は気管が弱く煙草を吸わ
ないので、珈琲をいれることにしました。

妻にどうやって対処するかを、あと1時間弱で決めなければなりま
せん。日常的な動作をすれば人は落ち着くものなのでしょうか。珈
琲豆を挽き、珈琲メーカーにいれ、スイッチを入れる。落ち着いた
のは良いのですが、ショックが大きかったためか、私の思考は完全
にストップしています。

珈琲がポットの中に溜っていくのをぼんやり見ていると、いきなり
玄関のチャイムがなり私は飛び上がるほど驚きました。

「ただいま」

妻が帰って来ました。予定より早い帰宅に何の心の用意も出来てい
なかった私はうろたえました。あわてて玄関に行き、内鍵を外しま
す。

「お、お帰り」
「一人にさせてすみません」

妻は例の男との温泉旅行でも着ていたグリーンのコートを脱ぎなが
ら、居間に入って来ます。

「あら、珈琲をいれていたの?」

テーブルの上で珈琲メーカーがポコポコと音を立てているのに気づ
いた妻が、明るい声で尋ねます。

「私の分もあるかしら?」
「あ、ああ……」
「ありがとう」

妻はそういうといそいそと珈琲カップやソーサー、ミルクなどを用
意します。私はふと気になって妻のノートPCの位置を確認しまし
た。いつも置かれている棚の上にあるのを見て胸をなでおろします。
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/28(Tue) 21:29

私は無意識のうちに珈琲を2人分入れていたことに気づき、自分が
腹立たしくなります。私が2人分の珈琲を入れ、妻とお茶の時間を
楽しむのは休日の午後の週間になっています。日頃家事をほとんど
手伝わない私のアリバイのようなものですが、妻はいつも素直に喜
んでくれています。

ショックで思考が停止していたため、何も考えずにいつもの通り2
杯分を入れたのでしょう。予定よりも早く妻が帰って来たこともあ
って、私は完全に出鼻をくじかれた感じでした。

私は仕方なく、妻と2人分のカップに珈琲を注ぎます。妻は白い小
さな手提げ包みを出してくると、テーブルの上に置きます。

「ケーキを買って来たの。あなたの好きなチーズケーキ。2人分だ
から少し張り込んじゃった」

いつもは食欲旺盛な2人の息子の分を外す訳にはいきませんから4
人分になります。今日は息子たちの帰りが遅いので内緒で2人で食
べましょう、という意味を込めて妻は秘密めいた笑みを浮かべます。

私は妻がケーキを皿に載せる様子をぼんやりと見つめています。妻
の屈託のない笑顔、少し甘えるような笑顔、ビデオの中の恥ずかし
げな笑顔、幸せそうな笑顔、そして先程の秘密めいた笑顔、笑顔だ
けでも妻はさまざまな表情をもっているのだ、などということを考
えているのです。

「どうしたの、人の顔をじっと見て。何かついているのかしら」

妻は笑いながら「どうぞ」とケーキの載った皿を私の前に置きます。

「……今日は随分早かったんだね」
「小夜子の子供が風邪気味らしくて、だいぶ治って来たんだけれど
あまり遅くなると心配だからって早めに切り上げたの」

小夜子さんというのは妻の短大時代の友人です。たしか妻よりも結
婚は遅く、まだ下の子は小学校の低学年だったような記憶がありま
す。

といっても私は、妻の交友関係は詳しくありません。小夜子さんは
妻とはもっとも親しい友人といってよく、妻は現在の職場のパート
の枠が空いた時、小夜子さんを紹介し、たしか今は課は違うものの
同じ本部で働いています。

従って小夜子さんは妻の学生時代の友人であり現在のパート仲間、
そしていわば世話好きな妻は小夜子さんの子育ての先輩ともいえま
すから、妻の話題にはしょっちゅう登場します。

小夜子さんは私達が今のマンションに越してくる前と、越してから
それぞれ2度ほど、泊まりに来たこともあります。

私は妻が買って来たチーズケーキを口に運びます。こんなことをし
ている場合ではない、ビデオや写真のことを妻に問い詰めなければ、
と気持ちは焦ります。しかし、目の前でいつものように楽しげに、
今日会った友人たちの消息を語る妻を見ていると、これがビデオの
中で前後の口を張り型で責められ、よがり泣いていた女とはとても
同じ人間に見えず、言葉が出てこないのです。

まるで家族が留守中にAVを観ていたところ、いきなり妻が帰って
来たので慌てている、そんなばつの悪ささえ感じてしまうのです。

「どうしたの、さっきからぼんやりして」

妻が小首を傾げます。40歳を過ぎた妻ですが、そんな可愛らしい
仕草も不似合いではありません。まして最近の妻の外見の変貌ぶり
は著しく、30代前半といっても通るほどです。

明るい栗色の髪はすでに肩まで伸びています。化粧の仕方も変わっ
たようで、少し派手目のメイクが妻のはっきりした顔立ちを引き立
てています。

「いや……」

私は意味のない返事をします。すると妻は一瞬視線を棚の方へ向け
ました。それはまるでPCの位置を確認したかのようでした。

その時私の心に、妻は今日も男と会っていたのではないかという疑
念が生まれました。いや、どうして今までそのことに考えが至らな
かったのかわかりません。

PCの位置を確認した妻に私の直感はそれに間違いないと囁きます。
しかし、どうにも一歩踏み出す勇気が湧いて来ません。

ここで妻を問い詰めれば間違いなく修羅場になります。ビデオと写
真、証拠は押さえていますので、私が負けることはないでしょうが、
今爆発すると息子たちが帰って来るころになっても感情はおさまっ
ていないでしょう。すると息子たちも妻の汚い姿を知ることになり
ます。

(もっと……ちゃんと確認しよう……)

私は自分にそう必死で言い聞かせます。すべてのビデオを、すべて
の写真を、すべてのメールのやり取りを確認した訳ではありません。
ひょっとして妻が男に何かの弱みを握られ、脅されてあのような行
為を強いられていたのかもしれないのです。

自分をそうやって無理やりに抑えた私でしたが、心の底ではそうで
はないということはとうに分かっていました。ドライブに出掛ける
前の幸せそうな表情、クリスマスイブのとんでもない衣装に身を包
んで男の前で見せた媚態、そして激しくイキながら男と交わした熱
い接吻、それらはきっかけはどうあれ、妻自身が男との行為を心か
ら楽しんでいたことを示しています。
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/28(Tue) 21:31

結局私には勇気がないのです。妻を失いたくない、今の幸せを壊し
たくないのです。とっくに失っているかもしれない、壊れているの
かもしれないということを認めたくないのです。

妻が何か私に話しかけています。そんなことをぼうっと考えていた
私は妻の言葉が聞き取れません。

「……それで……申し訳ないのですが」

妻がすまなそうな顔付きで私に謝っています。私と別れたい、男と
一緒になりたいと頼んでいるのでしょうか。私の心臓がビクンと跳
ね上がりました。

「何だって? 何が申し訳ないんだ」
「あら、聞いていなかったんですか」

妻が大きな目を丸くします。

「あなたは時々上の空になるんだから……××(妻の実家の姓です)
の父が急に明日から一時帰宅出来ることになったので、しばらく帰
らせていただきたいんです」
「え?」
「母は一人で大丈夫だというのですが、やはり看病でだいぶ疲れて
いるようで……食事やおトイレの世話も大変で……」

妻の父はしばらく前から入退院を繰り返していました。正月には帰
宅出来るはずが急に容態が悪化し、年末年始は病院で過ごすことに
なったのです。

それがここ数日でだいぶ回復し、急に帰れることになったようです。
義父はこれが自分の家で過ごせる最後の正月かもしれない(といっ
てももう1月の8日ですが)と気弱になっているようです。

私も義父には随分世話になっており、妻からそう言われると帰るな
とは言えません。また、そう言う事情ならなおさら今日、修羅場を
演じる訳には行かなくなって来ます。

ひょっとして妻は私が何か気づいたことを察知し、義父の病気を理
由に先手を打って来たのかも知れません。そこまで妻が腐ったとは
思いたくないのですが、裏切りの証拠を見せつけられた私はそんな
ふうにも考えてしまいます。

「いいよ、帰っておいで」
「ありがとうございます」

妻はパッと表情を輝かせます。

「いつまで帰るの?」
「勝手を言って申し訳ないのですが……水曜日まで……」
「わかった」

明日は日曜日、明後日(11日)の月曜日は祝日です。その間ゆっ
くり今後のことを考える時間は取れます。

私は今後妻に対してどのように対応するにしても、とにかく妻のこ
とは全部知っておきたいと思いました。特に先月の温泉旅行。出発
から野外露出プレイまで演じた妻が、旅館でどのような痴態を演じ
たのか、知らないままではいられないのです。私は明日と明後日で
残りのビデオや写真をすべてチェックするつもりでした。

「今日も留守番をさせたのに、また不自由をさせてすみません」

そんな気遣いを今までは妻の優しさからくるものだと思っていたの
ですが、今は素直には受け取れません。愚かな私を腹の底で笑って
いるのではないかと思ってしまうのです。

私はいきなり立ち上がり、珈琲を飲み終えた妻の肩に手をかけます。

「どうしたの?」

怪訝そうな表情を向ける妻の唇をいきなりふさぎます。かすかにチ
ーズケーキの甘酸っぱい味がします。

「駄目……」

私は妻を立たせると強く抱きすくめ、ソファの上に押し倒します。

「服が皺になっちゃう……」

オレンジ色のブラウスに手をかけ、荒々しく剥ぎとろうとする私の
手を妻は両手で抑えます。

「自分で脱ぐわ」

妻は私の手をやんわりと払いのけてブラウスを脱ぎます。白いレー
スに縁取られたコーラルピンクのブラジャーが露わになります。い
かにも高級そうなブラジャーですがそれほど淫らな感じはありませ
ん。

(今日は会っていなかったんだろうか……)

私はブラのホックを外し、妻を上半身裸にします。妻の裸身を明る
いところで見るのは久しぶりです。セックスのときも妻は恥ずかし
がって、電気をつけさせようとはしません。あの男に対しては何も
かも見せているのに。

私は妻の身体に浮気の痕跡を探します。妻の柔肌のどこかにキスマ
ークはないか、男に甘く噛まれた痕はないか……。
投稿者:KYO 投稿日:2006/03/02(Thu) 22:45

「そんなに見ないで……恥ずかしい」

妻は両手で小ぶりの乳房を隠します。

(何が恥ずかしいだ……お前は「淫乱人妻」だろうが……)

「スカートを脱げ」

妻は私の乱暴な口調に戸惑ったような表情を見せますが、素直にス
カートを脱ぎます。

妻のパンティはブラジャーとお揃いのコーラルピンクで、やはり綺
麗なレースの縁取りがあります。私はそれに両手をかけて一気に引
き下ろします。

「嫌っ」

いきなり全裸にされた妻は悲鳴のような声を上げてしゃがみこみま
す。

「まっすぐ立て」
「あなた……今日はどうしたの? 変だわ」
「言うとおりにするんだ」

妻は少し脅えた表情で私を見ると、言われたとおりに立ち上がりま
す。しかし、両手でしっかりと前を隠したままです。

「隠すな。ちゃんと見せろ」
「そんな……」
「いうことが聞けないのか」

妻はしょうがなく手をどけ、両脇に垂らします。私はいつの間にか
ビデオの中の男のような命令口調になっています。

私は妻の正面像を丹念にチェックすると後ろを向かせます。背中か
らヒップにかけてのラインは妻の身体の中でもっとも私が好きな箇
所です。思わず見惚れてしまいそうになりますが、当初の目的を思
い出し、浮気の痕を探します。

しかし結局、それらしい痕はどこにもありませんでした。

妻は不思議そうな顔を私に向けています。私は心の中の動揺を誤魔
化すように妻を抱きすくめると、ソファの上に押し倒しました。

「子供たちが帰ってくるわ……」
「今日は遅くなるはずだろう」
「夕食の支度をしなくちゃ……」
「後でいい」

(この女を抱けるのは今日が最後かもしれない……)

私は先ほど、自分が妻を追求しなかった本当の理由がやっとわかり
ました。私が心から愛した女、妻ともう一度セックスがしたかった
のです。修羅場を演じていたら妻を二度と抱くことは出来なかった
でしょう。

「ああ……」

うなじから胸元、そして乳首に接吻を注ぐと、妻は早くも切なげな
声を上げ始めます。妻の秘部に手をやると、早くもそこはぐっしょ
りと潤っていました。

(どうしてこんなに濡れるのが早いんだ)
(今日も男に抱かれていたからじゃないのか)

妻の愛液で濡れた指先で、硬く尖ったクリトリスをゆっくりと愛撫
します。妻の喘ぎ声はますます大きさを増していきます。

「ああ……いいわ……」

(そんな顔を男にも見せていたのか)
(今も男に可愛がられていることを想像して感じているんじゃない
のか)

妻と男に対する腹立たしさが私の愛撫を荒々しくさせます。しかし
妻はそんな私の乱暴さにもかかわらず、いつもよりも興奮するのが
早く、振幅も大きいようなのです。

(男に仕込まれたからか)

そんな言葉が頭の中に浮かびますが、艶っぽさを帯びた妻の動きに、
私もすっかり煽られていきます。

私は妻をソファに横たえると、両手を両腿にあてて思い切り開かせ
ます。まるで男に剃毛されたときのようなポーズです。

「こんな格好……」

妻は悲鳴のような声を上げて足を閉じようとします。私はそうはさ
せじとばかりに、いきなり妻の秘苑に口を押し付けました。むっと
するような妻の香り、甘ささえ感じさせる妻の果汁。急に泣きたく
なるような悲しみが込み上げてきました。

少なくとも今この時は、私の中に妻に対する怒りはありませんでし
た。妻のその部分をこの目に焼き付けておきたい、この舌で味わっ
ておきたい。狂おしくなるような思いが私を駆り立てました。

「ああっ、あなたっ」

クリトリスを強く吸い上げられた妻が私の名を呼びます。まるで私
をまだ愛しているかのように。
投稿者:KYO 投稿日:2006/03/02(Thu) 22:46

私は妻を後ろ向きにさせ、ソファに頭を埋めるような姿勢を取らせ
ました。後背位から妻を犯そうと思ったのです。

突き出された妻のお尻が圧倒的な迫力を感じさせます。妻は結合が
深くなるためか「痛い」といって後背位を好みません。妻のお尻が
好きな私はたまにはバックで攻めてみたいのですが、いつも逃げら
れてきました。

しかし今日の妻はなにか覚悟を決めたように素直にお尻を突き出し、
私が侵入するのを待っています。

妻の女陰だけでなく、双臀の狭間に秘められた肛門までが堂々とさ
らけ出されています。私はまたビデオの一場面を思い出し、怒りが
込み上げてきました。

残酷な気持ちに駆られた私は指先で妻の愛液をすくい取ると、あら
わになった肛門をくすぐるようにします。

「いや……」

思いがけない箇所を攻められた妻は、私の指先を避けるようにヒッ
プを揺さぶります。これまでも私は妻とのセックスで悪戯心を起こ
して妻の肛門を攻めたことはありますが、常に拒絶されてきました。

(男の前ではおかしな玩具までくわえ込んだだろう)

妻はしばらくの間消極的な拒否を示していましたが、やがて諦めた
ように尻の動きを止めます。私はゆっくりと指先を妻の肛門に沈め
ていきます。

「あーん」

妻は甘えるような声を上げると私の指先をきゅーんと締め上げ、ゆ
るやかに尻をくねらせました。そんな淫らがましい妻の姿が腹立た
しく、私は上半身で妻の身体を押さえ付けるようにすると、片手で
肛門を攻めながら空いた方の手で乳房を揺さぶります。

「あっ、ああんっ……」

妻はいよいよ情感が迫ってきたのか、甘いすすり泣きの声を上げ始
めます。あの7月15日のビデオ以来、妻は男によってずっと肛門
の性感を開発されてきたのでしょうか。私にはずっと隠してきた淫
らなものをすっかり引き出されたように、妻は悶え泣いているので
す。

「お尻の穴が感じるのか」

妻は黙って首を振ります。それを見た私が指を一気に第二間接まで
突っ込むと、妻は「ああっ」と悲鳴のような声を上げます。

「正直に言わないとここを犯すぞ」
「いや……」
「なら、ちゃんと答えるんだ」
「……感じます」

妻は蚊の鳴くような声で答えます。

「もっと大きな声で、紀美子のお尻の穴が感じますと言ってみろ」
「ああ……ひどい」
「いわないと犯すぞ」
「あ……いいますわ……だからそれは許して」

ついに屈服した妻は「紀美子のお尻の穴が感じます」とはっきりし
た声で私に告げます。

紀美子はそんな言葉に自分の情感がかきたてられたのか、「ああ、
熱い、熱いわ」とほんのりピンクに染まった裸身をくねらせます。

私は男と同じように妻に「ケツの穴」という言葉を吐かせたかった
のですが、それは思いとどまります。そうすると私が既にビデオを
観たということが妻に分かってしまうかも知れませんし、そこまで
妻を貶めたくないという気持ちもあったのかも知れません。

私はすっかり硬直したものを妻の中に挿入しました。深々と貫かれ
た妻は「ああっ」と声を上げて背中を弓なりにそらします。まるで
妻ではない別の女を犯しているような錯覚に陥った私は、乱暴にピ
ストン運動を始めます。

「あっ、ああっ」

妻のその部分は私をなだめるように優しく包み込み、私に反撃する
ようにリズミカルに締め付け、また私に甘えるように絡み付いてき
ます。

「いい、いいっ」
「気持ちいいのか」
「気持ちいいっ」
「どこが気持ちいいんだっ」
「ああっ、オマンコっ、オマンコが気持ちいいっ」

いつもなら妻がこんな反応を示すようになると、征服感に満たされ
有頂天になるところです。しかし今日の私は暗い怒りと深い悲しみ
で一杯でした。

これでこの女を抱くことはできなくなるのか。プロの女でも感じる
ことができなかったこの奥深い感触を味わうことはできなくなるの
か。
投稿者:KYO 投稿日:2006/03/02(Thu) 22:47

「ああっ、あっ、イキそうっ。イっちゃいそうっ」

妻が切羽詰まった声を上げ始めます。キューンと締め付けてくる妻
に思わず引き込まれそうになった私はいったん抜こうとします。

「いやっ、抜かないでっ」

妻はそうはさせじとばかり私の下腹部にヒップを押し付けてきます。

「しかし……」
「いいのっ、今日はいいのっ。一緒に、一緒に、紀美子の中にきて
っ」

哀願するような妻に応えて、私は改めて妻に深々と押し入ります。
ついに快感の堰を突き破られた妻は全身を硬直させます。

「ああっ、早くっ」

妻の声に引き込まれるように私も絶頂に達します。身体そのものが
妻の中に引き込まれるような圧倒的な快感。妻が「イクっ」と声を
張り上げるのに合わせて、私も「ああっ」と情けない声を上げてい
ました。


その後、私と妻は激しいセックスの後、一緒に風呂に入りました。
恥ずかしがり屋の妻は明るい場所でのセックスだけでなく、私と風
呂に入ることも嫌がります。ごくたまに妻と2人で温泉に行った時、
家族風呂に入る程度です。

妻は私の身体を丹念にスポンジで洗いました。背中を洗っている時
にふざけたように乳房を押し付けて来たのが、一瞬ソープでの女の
子の行為を思い出させました。妻が恥ずかしそうな笑みを浮かべな
がらペニスを手を使って洗っていた時、私の中で再び怒りと興奮の
交じった感情が湧き上がって来ました。

これも男に仕込まれた行為なのか。男と2人での温泉旅行で、同じ
ように2人で風呂に入り男のペニスを洗っていたのか。いや、それ
は2人の情事の際の習慣になっていたのではないのか。

私は回復したモノを妻にしゃぶるように命じました。妻はある程度
予想していたのか抗いもせず、私のモノをアイスキャンディのよう
に嘗め始めました。

妻にフェラチオされるのは初めてではありませんが、いつもなら少
ししゃぶっただけで「もう、おしまい」と恥ずかしそうに口を離す
のが常でした。しかしその時の妻は私のモノをさも愛しそうに、延
々としゃぶり続けるのでした。

先程放出したばかりの私のそれは、たちまち回復していきます。

鈴口を舌先でくすぐるように嘗めたり、玉袋をくわえ込んで舌の上
で転がしたりしていたかと思うと、いきなり喉に届くほどに深く呑
み込み、まるで口が性器になったように激しく上下させます。

風俗の女顔負けのテクニックに私は耐えられなくなり「出すぞっ」
と妻に告げました。

妻は口を離すかと思ったのですが、うん、うんと頷くようにすると
口の動きを速めます。私は2回目とは思えないほどの量を妻の喉奥
に注ぎ込んでいました。

その後、2人で夕食を取りました。妻は料理が得意で、その日は子
供が外食するということでしたので、食卓の上には私の好物ばかり
が並びました。

妻とのセックスも最後だが、妻の手料理を味わえるのも恐らく今日
が最後だろうと思うと、私は暗澹たる気持ちになりました。

妻はそんな私の気持ちに気づかぬ風で、今日久しぶりに会った友人
たちの近況を明るく話します。

間もなく子供達が帰って来ました。私は内心の動揺を必死で隠し、
子供たちの前では出来る限り普通に振るまいます。

夜、私達は同時にベッドに入りました。妻は流石に疲れたのか、す
ぐに「お休みなさい」といって目を閉じます。

私の中に妻を滅茶滅茶にしてやりたいという暴力的な衝動が生まれ
て来ました。私はベッドを出ると、パジャマを脱ぎ捨てて妻のベッ
ドには入り込みます。妻は「えっ」というような驚いた表情をしま
したが、私に抱きすくめられると無言で抱き返して来ました。

温泉旅行で8回イったという妻。私は妻を一晩中嬲り抜いた男に挑
戦するような気持ちで責め上げました。しかし舌や指先を使って2
回イカせたところで私は我慢できなくなり、妻の中に押し入りまし
た。妻が3回目の絶頂を私と同時に迎えた後、私は妻を抱いたまま
力尽きたのです。

翌日の朝、妻が実家へ帰った後、私は自分の部屋のPCの前で腑抜
けのように座り込んでいました。

一日で3回も射精したのはいつ以来でしょうか。ソープでもほとん
ど経験できなかったことです。私は妻を責め抜こうとして、逆に妻
に精気を吸い取られたような思いでした。

2人の息子はそれぞれクラブと、友達と映画に行くと言って外出し
ています。中学生や高校生の男の子にとって母親の一時的な不在は
寂しいというよりも開放的な気分になるのでしょう。
投稿者:KYO 投稿日:2006/03/02(Thu) 22:47

しかしこれがずっといなくなるとどうでしょうか。妻が男と暮らす
ために家を出たとすると、2人の息子はおそらく家族を裏切った妻
を許すことはないでしょう。妻と子供たちの絆は永遠に断たれてし
まうかも知れません。子供たちが負うであろう心の傷を思うといた
たまれない気持になります。

私も妻の裏切りを到底許すことはできませんが、子供たちのために
何か出来ることはないか、という気持も湧いて来ました。

私はようやくマウスに手を伸ばし、バックアップしてあったメール
ソフトを立ち上げます。最初は例の温泉旅行のビデオファイルをチ
ェックしようと思っていたのですが、気力が出ないのです。
それに昨日、妻が本当に男と会っていなかったのかということも気
になります。さらに今日、実家に帰ると言って出て行ったことも信
用できません。たとえ本当に実家に帰るのだとしても今日と明日は
休日ですから、途中どこかで男と落ち合うことは簡単にできます。
いや、先月のように一泊してくるかも知れません。

もしそうなら、男と連絡した痕跡がメールソフトに残っているでし
ょう。「健一(この時点では私は男の名前をどんな漢字で書くのか
認識していませんでした)」という男の素性を探る手掛かりもある
はずです。
妻と男は本気なのか遊びなのか、男は独身なのか、それとも妻子も
ちでいわゆるW不倫なのか、それによって対処の仕方も違うと思い
ました。

ソフトはライセンスがPCに紐づけられていないようで、すんなり
起動画面が立ち上がりました。

しかしその途端ダイヤログボックスが開き、IDとパスワードを要
求して来ました。

(……)

二重にロックがかかっているのです。随分念入りだと感じました。

妻はPCに関してはごくごく初歩的な知識しかもっていません。専
用のPCを買い与えた当初、オフィスやIE、メールソフトの使い
方はすべて私が教えました。

PCやメールソフト起動時のパスワード設定を、妻が自力で行った
のでしょうか。

画像やビデオのファイルについても変と言えば変です。ファイルは
もともと男がもっていたと思われますが、どうやって妻のPCに移
動させたのでしょうか。

デジカメのファイルだけでも一日分が200メガバイトはあります。
ビデオは大きなファイルが2ギガバイトです。ネット経由でやりと
りするのは困難です(今なら光ファイバなどの高速ブロードバンド
を使えば可能ですが、2004年の夏から冬にかけてはブロードバンド
の普及期で、高画質・長時間のビデオファイルのやり取りはまだ一
般的ではありませんでした)。

おそらくビデオも写真も、男のPCと妻のPCを直接接続させて移
したのでしょう。妻のPCの設定も男が行ったに違いありません。
私が買い与えたPCに刻印を残すように自分の名前をパスワードと
して設定する男、それを笑顔で見ている妻の姿が目に浮かびました。

私は起動時と同じく、IDに「kimiko」、パスワードに「0715」と
入力しました。当然解除されると思っていたロックはそのままです。

(あれ?)

私はふと思いつき、パスワードに男の名を入力して見ました。やは
り解除されません。妻の名、男の名、妻の誕生日、そして男の誕生
日を使ったあらゆる組み合わせを試して見ましたがやはり解除され
ません。

念のために私や子供たちの名前や誕生日を入力してみましたが、同
じことでした。

疲れた私は、メールソフトのロックを解除するのをとりあえず諦め
ました。やはり覚悟を決めてビデオをチェックする必要があります。
それも最も長く、最も過激と思われる温泉旅行のビデオを。その中
に男の素性を示す手掛かりがあるのかもしれないのです。

私はふと思い立ってリビングルームへ行くと、棚をチェックしまし
た。やはり妻のノートPCはなくなっています。義父の介護をする
ために実家に帰るのにどうしてPCが必要なのでしょう。男と連絡
を取るためとしか思えません。

携帯での連絡は便利ですし、着発信履歴を消してしまえば通話の痕
跡は残らないように思えますが、電話会社から送付される通信料が
明らかに増えますし、発信記録を取り寄せればある程度のことはわ
かってしまいます。

携帯メールもパケット通信料が増えることに加え、入力を容易にす
るために変換辞書に過剰なまでの学習機能がありますから(たとえ
ば「あ」と入力すれば「愛してる」、「け」と入力すれば「健一」
と変換されるなど)、男との浮気の連絡に使うのは危険です。

私は気持を落ち着けるためにインスタント珈琲をいれ、部屋に戻り
ます。一口飲んでから深呼吸をして「20041204a」というビデオファ
イルをクリックします。

メディアプレイヤーが起動し、画面に妻の姿が現れました。場所は
昨日見たデジカメの画像と同じ公園の脇のベンツの前です。この冬
私が買ってあげたグリーンのコートを着た妻はビデオカメラの方を
見て、困ったような微笑みを浮かべいます。
投稿者:KYO 投稿日:2006/03/04(Sat) 13:17

「どうした、早く言わないか」
「だって……」
「言わないのならまたケツを丸出しにさせるぞ。知っている人に見
られてもいいのか」
「待って……言いますわ」

妻は覚悟を決めたように口を開きます。

「私、○○紀美子は今日と明日、夫のことも子供のことも忘れて春
日健一の妻、春日紀美子として過ごすことを誓います。あなた、紀
美子を2日間、思い切り可愛がってね」

私は妻の言葉に大きな衝撃を受けました。

いや、妻の裏切りを知ってから何度もショックは受けてきたのです
が、今聞いた妻の言葉はこれまでのどんなものよりもショックでし
た。

妻ははっきりと、夫のことも子供のことも忘れて2日間情事に溺れ
るということを宣言したのです。もはや私が愛した妻はもはやどこ
にもいないと言っていいでしょう。私は妻を完全に失ってしまった
のです。

(春日……健一)

唯一の収穫は男の名前が割れたことでした。なんとしてでも妻と男
に思い知らせてやる。私の心に復讐心がメラメラと燃え上がってい
きます。

「よく言えたぞ」

男は妻に近寄り、ぐいと抱き寄せます。男と妻はかたく抱擁しなが
ら熱い接吻を交わし合います。

まるで本当の夫婦、いや、恋人のようです。私と妻がSEXの時以
外で最後にあんな熱い接吻を交わし合ったのはいつのことだったで
しょうか。

ビデオの画面が変わりました。高速のサービスエリアの駐車場のよ
うです。妻はやはり車の前に両肢を大きく開いて立ち、照れ臭そう
な表情を見せています。妻は例のグリーンのコートは脱いでおり、
やはりお気に入りのベージュのジャケットにパールホワイトのシャ
ツブラウス、そして膝までの黒いミニスカートに革のブーツという
スタイルです。

「お願い……これ以上は……シートを汚してしまいます」
「どうしてシートを汚すんだ」
「だって……ローターで……」

妻は恥ずかしそうにうつむきます

「スカートを上げてみろ」

男の命令に頷いた妻は従順にスカートを上げていきます。

ビデオカメラが妻の股間に寄っていきます。デジカメの画像でも見
た黒いシースルーのパンティの前が膨らんでおり、ジーッという小
さな音が響いています。

なんと妻は秘部に大人の玩具をしっかりとあてがわれていたのでし
た。

「どうだ、しっかりあたっているか」
「……あたっています」
「言葉を省略するな。主語や目的語、修飾語をきちんと入れて答え
るんだ。いつも職場で指導してやってるだろう」
「はい……」

そう返事をした妻は突然「あっ」という小さな悲鳴をあげます。

「どうした」
「なんでも……なんでもありません」
「なんでもないはずはないだろう」

妻は嫌々と首を振っています。

「素直になれないのなら、ケツの穴にもローターをぶちこんでやろ
うか」
「いやー、それはやめてー」

妻は必死で首を振ります。男の車が停止している位置は駐車場でも
隅の他人からは見えにくい場所のようですが、それでも時々近くを
通る人が妻の声に怪訝そうな表情を向けます。

「き、紀美子のクリトリスにローターがしっかりとあたっています。
そ、そしてク、クリトリスをローターで刺激され、紀美子はもう少
しでイキそうになりました……」
「そんな言い方じゃケツローターだな」
「いやー、どうして」

紀美子はスカートを上げたまま嫌々と身体をくねらせます。淫らに
腰を振るその姿には明らかに男に対する媚態が含まれています。私
の身体は怒りでますます熱くなります。

一方、私は男の素性に関する新たな手掛かりを得ました。男の言葉
の中にあった「職場」とか「指導」と単語。やはり妻のパート先で
ある銀行の男のようです。妻の作る業務メモをチェックする立場の
ようですから、おそらく直属の上司でしょう。私は休日明けの明後
日、男と対決することを心に決めました。
投稿者:KYO 投稿日:2006/03/04(Sat) 13:18

その時は、具体的にどうすると決めていた訳ではありません。しか
し今まで見たビデオや写真から、妻とはもう今までのような夫婦で
はやっていけないと感じていました。

だからといって妻と離婚するのか。夫婦としてやっていけないのな
ら理屈ではそういうことになるのでしょうが、妻に裏切られたいわ
ば被害者である自分が、家庭崩壊という不条理にみまわれなければ
ならないというのが納得出来ないのです。

妻の相手である男の家庭も崩壊させてやる。そして出来ることなら
妻を一生、座敷牢のような場所に閉じ込めて苦しめたい。淫乱女と
化した妻が牢の中から、男を求めて悶えるのを見ながら笑ってやり
たい。そんな思いまでが頭の中に生まれます。

ビデオの画面が変わり、場面はいきなり室内になります。2人は旅
館に到着、もう部屋の中に入ったようです。

私はそこでいったんビデオを止め、「写真」のフォルダの「200412
04」のサブフォルダを開きます。昨日確認した数枚のファイルを除
いた一番古いファイルを選び、そのままダブルクリックしようとし
ましたが思い直し、マウスを右クリックします。デジカメなどで撮
った写真をファイル名順にスライドショーで見せるソフトをインス
トールしていたことを思い出したのです。

メニューの中から「アプリケーションで開く」を選び、そのソフト
を選択します。ウィンドウズのデスクトップは消え、画面一杯にス
ライドショーが開始されました。

幸い、公園前での野外露出の写真はあれで終わりのようでした。妻
は見晴らしのよい展望台のような場所に立っています。晴れた冬の
朝の空は空気が澄んでいるせいか、妻の後ろに富士山がくっきりと
見えます。

美しい風景を背景にした妻の写真が何枚か続きます。たまに子供達
と一緒に、あるいは妻と2人で旅行に行く時、私が妻の写真を撮ろ
うとすると妻は恥ずかしがって撮らせようとしませんでした。しか
し、はっきりした顔立ちを引き立てるようなメイク、良く手入れさ
れた明るい栗色の肩までの髪でイメージが一変した妻。性能の良い
デジタルカメラで撮られたその姿は幸せそうで、自信に満ちてさえ
見えます。

次の写真は男と妻が寄り添って、腕を組んでいる写真でした。近く
にいる誰かに撮影を頼んだのでしょう。シャッターを押した人は男
と妻が本当の夫婦であることを疑いもしなかったに違いません。そ
れほど2人の間には自然な親密さが感じられました。

私は耐え難いほどの孤独感に襲われました。もはや妻は私のもので
はない。私の手から離れて、まさに見も心も男の妻「春日紀美子」
になっていたのです。

私はスライドショーを停止させ、ビデオを再開させました。旅館の
部屋は派手さはないものの、高級感のある和室です。妻がまるでレ
ポーターのように部屋を案内するのをビデオカメラが追いかけます。

特筆すべきは、部屋に備え付けられている露天風呂でした。おそら
くこの旅館の売りものだと思われます。コートもジャケットも脱い
だ、パールホワイトのシャツブラウスと黒いミニスカート姿の妻が
露天風呂の前で恥ずかしげに佇みながら、カメラに向かって語りか
けます。

「……旅館自慢の露天風呂です。あなた、後で紀美子と夫婦水入ら
ずでゆっくり入りましょう」

妻はそう言うとにっこりと微笑みます。完全に夫婦気取り、いや、
夫婦そのものです。春日という男がやに下がっているのが目に浮か
ぶようです。

ビデオの場面は切り替わり、妻は畳の上に正座しています。妻はカ
メラに向かって深々とお辞儀をしました。

「あなた……こんな素敵な旅館に連れてきていただいて、ありがと
うございます。紀美子、感激いたしましたわ」
「そうか」

男は妻の言葉に満足そうに笑います。」

「俺と紀美子の新婚旅行だと思うんだ、わかったな」
「わかりました」

妻は素直に頷くと、再びお辞儀をしました。

「ふつつかな女ですが……末永く可愛がってください。よろしくお
願いいたします」
「よし、紀美子が満足するまで可愛がってやるぞ。立って服を脱げ」
「えっ、もう……ですか。まだ明るいですわ」
「何を勘違いしている。さすがにチンポ大好きの淫乱人妻は考える
ことが違うな。もう俺にハメてもらいたくなったのか」
「……違います」

妻は恥ずかしそうに頬を赤らめます。

「今日はもう一つ、俺にお願いしなければいけないことがあっただ
ろう。素っ裸になってからやるんだ」
「ハイ……」

妻は立ち上がると、シャツブラウスのボタンをゆっくりと外し始め
ました。パンティとお揃いの黒いブラジャーが姿を現します。生地
はシースルーであるため、妻の大き目の乳首がくっきりと浮かび上
がっています。
投稿者:KYO 投稿日:2006/03/04(Sat) 22:38

妻はまるで楽しんでいるように、時々カメラをちらちら見て微笑み
ながら服を脱いでいきます。シャツブラウスを脱ぎ、ブラジャーを
取ると妻の小ぶりの乳房が露わになります。

「相変わらず紀美子のオッパイは可愛いな」
「……意地悪」

妻は拗ねたような声を出すと、男のほうを軽く睨みます。

「紀美子のオッパイは貧弱だが、尻は凄く大きい。大きくてセクシ
ーだ。俺は尻の大きい女のほうが好きだ」

上半身裸になった妻は男の言葉には答えませんでしたが、くるりと
後ろを向き、黒いミニスカートに包まれたお尻をカメラに向かって
突き出すようにすると、スカートに手をかけ、お尻をくねくねと揺
らしながらゆっくりと下ろし始めます。

妻はお尻が大きいのがコンプレックスでしたが、今はむしろそれを
誇張するように男に見せ付けています。男からお尻の大きさを誉め
られているからでしょうか。

シースルーのパンティに包まれた妻のヒップがすっかり姿を現しま
す。妻は床に落としたスカートから足を抜くと、今度はパンティに
手をかけます。

妻は焦らすようにパンティを脱いでいきます。剥き卵のような白い
妻のお尻が徐々に現れてきます。呆然と画面を見つめていた私は、
いつしか股間が勃起していることに気づきました。

(こんな……)

妻が他の男の前で痴態を晒すのを見て興奮するなんて──私は自分
が情けなくなりました。妻がまるで私に向かって挑発しているよう
な錯覚に陥ったのです。

すっかり裸になった妻は、ビデオカメラに向かってゆらゆらとお尻
を振っています。私は昨日、妻の中に三度も放出したのにもかかわ
らず、今すぐビデオの中の妻のお尻を鷲づかみにして、思う存分犯
したくなるのでした。

「一度前を向いてみろ」

妻は素直に男に従い、くるりと前を向きます。腕を両脇に垂らして
いるため、妻の秘部は薄い繊毛から透けて、割れ目がくっきりと見
えています。

「だいぶ伸びてきたな」
「ハイ……」
「今日、風呂の中で剃ってやろう」
「……お願いします」

妻は恥ずかしそうに俯きます。

11個の映像ファイルのうち最初のものである7月15日のビデオ
で既に、妻は男から「ケジラミの治療」と称して陰毛を剃られ、前
後の穴を張り型で責められて絶頂に達するというとんでもない痴態
を晒していました。それなのに未だに男の前ではしばしば恥らうよ
うな態度を見せます。私は妻のその態度が男を挑発しているように
も思えるのでした。

「そんなお願いの仕方じゃ駄目だ。何度いったら分かるんだ」

男がやや語気を強めてそう言うと妻はびくっとして顔を上げ、「ご
めんなさい……」と詫びます。

「あなた……いつもお世話をかけてすみません。紀美子のむさくる
しいマン毛をお風呂の中で綺麗に剃ってね。紀美子、今夜は赤ちゃ
んのような姿で、生まれ変わったような気持ちであなたに抱かれた
いの」

そこまで言うと妻は再び羞恥に頬を染め、顔をそらします。

「まだいうことがあっただろう」
「ああ……」

妻の溜息の熱さがディスプレイ越しに伝わってくるようです。

「前の毛だけじゃなくて……お、お尻の穴の周りの毛も……忘れず
に剃ってね。お願い」
「よく言えたな、紀美子」

男は妻に近づくとぐいと抱きしめ、熱い接吻を注ぎ込みます。男は
まるで恋人同士のように妻と口吻を交わしながら、片手で妻の秘部
をまさぐります。

「もうこんなにびしょ濡れになっているぞ」
「嫌……」
「恥ずかしい言葉をいわされて興奮したのか。本当に紀美子は淫乱
な人妻だな。いや、淫乱なだけではなくてマゾの気もあるぞ」
「ひどい……マゾだなんて」
「股を開いて濡れているところを見せろ。証拠写真を撮っておくん
だ」

男はデジカメを取り出すと、レンズを妻の股間に近づけます。

「もっと股を開け」

男は妻の秘部に向かってパシャ、パシャとシャッターを切ります。
妻は羞恥の極といった風情で歯を喰いしばって耐えています。
投稿者:KYO 投稿日:2006/03/04(Sat) 23:41

「指でマンコを開いてみろ」

妻は男に言われたとおり、ストリッパーが特出しをするように指で
陰裂を開きます。襞の中まで晒した妻を男は何枚も写真に撮ります。

ようやく撮影が終わりました。男は、興奮のあまりハア、ハア、と
荒い息をついている妻の顎を持ち上げます。

「こんな写真を撮られたら、これからはいくら上品な奥様面をして
もムダだな、紀美子」
「ハイ……」
「濡れマンコの写真を撮られて興奮したか?」
「はい、淫乱人妻の紀美子は、濡れマンコの写真を撮られて興奮し
ました」
「チンポ大好きが抜けているぞ」

男は妻の尻をピシャリと叩きます。男の片手は妻の秘部を弄んでい
ます。

「……チンポ大好きな淫乱人妻、春日紀美子は、濡れマンコの写真
を撮られて興奮しました……ああっ」

そこまで言った妻は軽くイったのか、電流に触れたようにブルブル
と身体を震わせました。そこをすかさず男が唇を求めると、妻は男
にしがみつくようにして口吻を交わします。

「今度はケツの穴の写真を撮ってやる。後ろを向け」

男は再び妻のお尻をピシャリと叩きます。妻は子供のように素直に
後ろを向きます。

「足を大きく開け」
ピシャリ!
「上体を傾けろ」
ピシャリ!
「両手で尻の肉を思い切り開け」
ピシャリ!

男は命令を下すたびに妻のお尻をスパンキングします。液晶画面に
妻の尻が大写しになります。男に言われたとおり両手で思い切り尻
たぶを開いているため、妻の菫色の肛門が丸見えです。

「そのままじっとしているんだ」

男はデジタルカメラを妻の尻に向け、何度もシャッターを切ります。
シャッター音のたびに妻の肛門はフルフルと息づいているようです。

男はようやくデジカメをおきましたが、妻は姿勢を変えることを許
されず、肛門を晒したままです。

「そのままお願いすることがあっただろう」

男にまた尻を平手打ちされ、妻は「ハイ」と頷きます。

「……あなた、今晩はあなたとの新婚初夜ですから、紀美子の処女
を捧げますわ」

私は紀美子の衝撃を受けました。処女を捧げる? 一体どういうこ
とでしょう。

「でも……前の処女は紀美子はもう失ってしまいましたから、後ろ
の処女を捧げます。あなた、どうか紀美子のお尻のバージンを奪っ
てください」

(紀美子……)

私は信じられない妻の言葉に呆然と液晶画面を見つめていました。

昨日私に抱かれたとき、妻はお尻の穴を責められて明らかに快感を
訴えていましたが、私がお尻の穴を犯すと言ったときにははっきり
と拒絶しました。

しかし、妻は男に対して肛門の処女をこの旅行の間で捧げると誓っ
ていたのです。前の穴は夫と共有するのは仕方がないが、お尻は男
が独占するというのです。

私は妻の裏切りを知ってから、妻が男を愛しているのは間違いない
と思っていましたが、ひょっとして私への愛の間で揺れているので
はと淡い期待を持っていました。15年以上の夫婦の絆はそれほど
簡単には崩れないと信じたかったのです。

しかしこれではっきりしました。妻は私よりも男を選んだのです。
私の心の中に悲しい諦めとともに、妻に対する復讐心が明確な形を
とって生まれてきました。

「ケツの穴を俺に犯されたいのか」

またピシャリと尻を叩かれた妻は「ハイッ」と大きな声で答えます。

「マンコを犯されるだけじゃ物足りないというのか。ほんとに紀美
子は淫乱だな」
「あなたがそういえと……」

再び男のスパンキングが妻の尻に飛びます。

「あっ、ハイ、マンコを犯されるだけじゃ物足りませんわ。ケ……
ケツの穴も犯してくださいっ」

妻の叫ぶような声がスピーカーから響きました。
投稿者:KYO 投稿日:2006/03/05(Sun) 20:59

「紀美子がそんなに頼むのなら、後でたっぷり犯してやろう。しか
し、その前に腹ごなしの散歩だ。服を着ろ」

妻はうなずいて、パンティを穿こうとします。

「馬鹿野郎。俺は服を着ろといったんだ。下着を着けろとはいって
ない」
「えっ……でも……」
「淫乱人妻……いや、今日と明日は俺の妻なのだから、人妻はおか
しいな。淫乱妻の紀美子は散歩をするときに下着なんか要らないだ
ろう」
「はい……淫乱妻の紀美子は、散歩のときは下着は要りません。ノ
ーパン、ノーブラがふさわしいですわ」

妻が素肌の上から黒いミニスカートとパールホワイトのシャツブラ
ウスを着たところでビデオの場面が変わり、妻がタオルで前を隠し
ながら、個室についている露天風呂に入っているシーンになります。

散歩のときはビデオは持ち出さず、デジカメだけを持って出かけた
のでしょう。私は妻が散歩のときにどんなことをさせられたのが気
になり、いったんビデオを止めます。例の「20041204」というサブ
フォルダをクリックし、すでにチェックしたファイルは飛ばしてス
ライドショーを開始させます。

スライドショーの時間はいったん、宿までの旅程に戻ります。展望
台の上で2人仲良く腕を組んでいた後は、昼食に立ち寄った蕎麦屋
での妻の様子が撮られています。

妻は写真が苦手でしたが、特に食べているところを撮られるのを嫌
いました。しかし妻はここでは、男の前で美味しそうに蕎麦をすす
っているところまで撮らせています。その姿になぜか私は、セック
スしている姿よりも生々しいものを感じました。

昼食を終えた妻が蕎麦屋の前でポーズを取っている写真もあります。
古い民家風のそれなりに凝った建物ですが、特に記念写真を撮るよ
うな場所ではありません。蕎麦屋に出入する客たちが怪訝そうな表
情で妻のほうを見ているのが分かります。私は嫌な予感を覚えまし
た。

やはり思ったとおり、次の画像は妻がシャツブラウスの前を開き、
黒いブラジャーを押し下げて乳房を露出させているものでした。さ
すがに周囲の人に気づかれるのを恐れているようで、妻は不安げな
表情を見せています。

蕎麦屋での写真は終わり、次は旅館の前で妻が佇んでいる写真です。
旅館は歴史のありそうな立派な建物で、部屋の中の様子といい、宿
代は相当かかるでしょう。大きな看板には「霽月(せいげつ)館」
と書かれています。

「霽月館」という旅館の名は私も聞いたことがあります。土曜の夜
などは1年前から予約しないと取れない、伊東でも有名な旅館です。
宿代は2人で10万円近いでしょう。教育費のかかるこども2人を
抱えた私にはとても連れて行けない高級旅館です。

次の写真は旅館の中で仲居さんの姿も写っています。妻はチェック
インしているところらしく、宿帳に名前を書いているようです。

(どうしてこんなところを写すのだろう……)

宿帳に名前を書いているところを写真に撮るなど、普通はしません。
不審に思っていた私ですが、次の画像が現れるとその理由がわかり
ました。

妻は、男の名の横に自筆で黒々と「春日紀美子」と記した宿帳をカ
メラのほうに向けて、にっこりと微笑んでいます。私はもう○○紀
美子ではない、もはや身も心も春日健一の妻だということを高らか
に宣言しているようです。

耐えがたいほどの屈辱感と敗北感に打ちひしがれている私の目に、
衝撃的な画像が飛び込んできました。

それは淫蜜をたたえてキラキラと光っている、妻の性器のクローズ
アップでした。クリトリスが屹立し、小陰唇が充血して膨らんでい
るのがはっきりと分かります。

少しずつ角度を変えたその部分の画像が続いた後、妻が肉穴をまる
で財布の口を開くように、指先でオープンしている画像が現れまし
た。妻の肉襞は白っぽい樹液ですっかり濡れており、膣口から溢れ
そうなほどです。

食虫植物を思わせる妻の性器、貪欲さまで感じさせるそんなものが
あの可愛かった妻の身体の一部だということが信じられません。し
かもそれは男に視姦されてはしたなく蜜まで流しているのです。

次に現れたのは妻の肛門のクローズアップです。妻は尻たぶを両手
で開くようにして肛門を露出させ、豊満な尻をカメラに向かって突
き出すようにしています。

細かい襞で縁取られた妻の肛門は形も崩れておらず、まるで菊の花
を思わせます。この形ならいまだ男の肉棒による凌辱は受けていな
いのかもしれません。

しかしその一方、男の視線を受けて恥ずかしげに窄まっているそれ
は淫らというよりなにか皮肉な滑稽ささえ感じさせます。排泄器官
まであからさまに晒した妻の姿がたまらなく卑猥で、哀れでした。

ビデオの中で男に従い、いわれるままに猥褻な言葉を発し、淫らな
ポーズをとらされる妻の姿を見るのもショックですが、日常的な場
面からいきなり臓物まで晒すような卑猥な姿へ転換するスライドシ
ョーも私にとっては堪えました。
投稿者:KYO 投稿日:2006/03/05(Sun) 21:02

ビデオの中で妻が性器や肛門のクローズアップを撮られているのが
分かっていても、実際に高画質なその写真を見ると、妻の変貌が現
実のことだということを突きつけられるようなのです。

写真はようやく妻と男が散歩している場面に移ります。散歩という
のでてっきり私は2人が旅館の外に行くのかと思っていたのですが
そうではなく、妻と男は旅館の広い庭を散策しています。時々浴衣
に半纏姿の泊り客が写真の隅に写っています。和風の庭の中でシャ
ツブラウスと黒いミニスカート姿の妻はやや違和感があります。

ノーブラ、ノーパンのせいか妻の表情はいくぶん硬めです。私はて
っきり旅館の庭で野外露出を演じるのかと思っていたのですが、そ
ういう写真はなく場面はまた室内に移りました。

次は夕食の場面で、浴衣姿で豪華な食事を前に嬉しそうに微笑む妻
の姿が写っています。グラスに注がれたビールを飲み干す妻。

ちなみに妻は極端に酒に弱くビール一口で顔が真っ赤になり、グラ
スに半分も飲むとてきめんに気分が悪くなります。しかし画面の中
の妻はその限界を超えた酒量であるはずのビールを一気に飲んで、
飲み干した証拠を見せるようにグラスを逆さまにして微笑んでいま
す。

ほんのり顔が赤くなった妻が男に肩を抱かれた姿が写っています。
おそらく三脚とタイマーを使用して撮ったのでしょう。男の視線が
まるで画面越しに私を挑発するように思えました。

私はふと気づき、スライドショーをいったん閉じるとビデオを再開
させました。部屋の中でシャツブラウスと黒いミニスカート姿の妻
が立っています。

「気をつけ!」

男の号令で、妻は直立不動の姿勢をとります。

「股、開け!」

今度は妻は両肢をコンパスのように、ミニスカートの生地の限界ま
で開きます。

「スカートを上げろ!」

妻は素直に両手でスカートを持ち上げます。ノーパンの妻の裸の下
半身が露わになります。

「マンコ、突き出せ!」

男の言われるままに身体を反らせ、秘部をこれ見よがしに突き出す
妻。男は妻に近寄ると片手で上体を支えるようにしながら、残りの
手で妻の秘部をまさぐります。

「どうした、もうベチョベチョじゃないか」
「……」
「なぜこんなに濡らした、答えろ」
「あなたに……いつオッパイやあそこを……」
「淫乱妻があそこなんて気取った言い方をするな!」

男は妻のヒップを思い切り抓ります。

「い、痛いっ。オ、オッパイやオマンコを見せろと命令させるのか
と思うと……身体が……」
「自然に濡れてきてしまうのか」
「ハイ……」

妻はもじもじと身体をくねらせます。

「紀美子は、淫乱でマゾなだけでなく、露出狂だな……」
「ああ……ひどいわ」

妻は男の言葉に興奮をかきたてられたかのようにさらにくねくねと
身体を揺らせます。

「あなたが……あなたがこんな風にしたのよ。責任をとって」
「もちろん責任はとるさ」

男は妻の秘部を嬲りながら、そういいます。

「今日と明日だけじゃない。ずっと俺の妻でいろ。淫乱で、マゾで、
露出狂に調教してやった紀美子の面倒を一生見てやるぞ」
「嬉しいわ……あなた」

妻は男の言葉に更に興奮が高まってきたのか、喘ぐようにいいます。

「紀美子をずっと健一さんのものにして。もっと、もっと淫乱にな
るように紀美子を作り変えてっ!」
「マゾで露出狂にもしてやるぞ」
「わ、わかりましたっ。好きなようにしてっ」

そう叫んだ妻は男に唇を求められ熱い接吻を交わします。指による
責めで絶頂に達したのか、妻は男から唇を離すと「イクっ」と叫び、
身体を震わせました。お気に入りのスカートは妻の花蜜ですっかり
濡れてしまったでしょう。そこまで見た私は衝動的にメディアプレ
イヤーを停止させました。
投稿者:KYO 投稿日:2006/03/07(Tue) 22:35

完全に妻を失ってしまった。私が愛した妻はもうどこにでもいない。
今いるのは春日という男に身も心も捧げる一匹の淫らな牝でした。

私はこれまで妻のどこを見ていたのでしょう。人間は15年以上も
共に暮らした相手を、こうも残酷に裏切ることができるのでしょう
か。

今まで「妻物語」で楽しんできた不倫妻とその夫の物語。それは実
話であれフィクションであれ私にとっては「他人事」でした。しか
し、それが我が身に降りかかって来たとき、これ程辛いものとは想
像もしていませんでした。

私にとって最も辛かったことは信頼する相手に裏切られたことによ
る衝撃、妻が私が思っていたような人間ではなかったことからくる
失望よりも、愛するものを失ったという喪失感と悲しみでした。

そう、あれほどの妻の変貌振りを見せられても、私は妻への愛を捨
て切れていないのです。この耐え難い苦しみを断ち切るためには、
同時に妻への愛も断ち切らなければならないと思いました。

そのために私は妻の醜い姿を直視し、自分とは縁のない存在だと思
わなければならないと考えました。

写真が庭での散歩の場面からすぐに食事の場面に移っているという
ことは、その間はビデオで埋められていると思われます。

その一部、着衣のまま男に秘部を嬲られ絶頂に達する妻の姿はたっ
た今見た訳ですが、食事前に浴衣に着替えているからには、2人で
部屋に備え付けられている露天風呂に入ったに違いありません。

そういえば先程、ほんの短い時間ですが妻がタオルを身体にあてて
露天風呂に入っている場面がありました。私は深呼吸をしてビデオ
を再開させました。

妻は全裸になって露天風呂の前に仁王立ちの姿勢をとっています。
露天風呂は前面が完全に海に面しているため、目隠しは一切ありま
せん。夕日にキラキラ光る海を背景に立つ妻の裸身は、思わず見と
れてしまうほどです。

画面の中に男が現れます。男は片手に剃刀やシェービングクリーム
の入った洗い桶を、もう一方の手に手拭を持ったやはり全裸の姿で
す。

だいぶ前から気づいていましたが、男は2台のビデオカメラを使っ
て妻を撮影していると思われます。1台は固定、1台は手持ちで撮
っているようですが、撮影は相当手慣れておりまた編集も巧みであ
るため、映像の流れは極めてスムーズです。

しかし、ここでは妻の陰毛を剃るため男の手が塞がることから2台
とも固定で撮影されます。

1台のカメラは妻の秘部をクローズアップで撮るよう調整されてお
り、もう一台のカメラは妻のバストショットを収めるようになって
います。

「あなた……チンポ大好きの淫乱妻、春日紀美子のむさくるしいマ
ン毛を一本残らずお剃りになって、早く赤ちゃんのような姿にして
ちょうだい」

もはや「春日紀美子」という言葉を聞いても大きな感慨はありませ
ん。まるで他人の夫婦を覗き見しているような気分でした。

男は妻にシェービングクリームを吹きかけ、丁寧に剃り上げていき
ます。妻も最初のビデオで見せたような抵抗は見せず、うっとりし
たような表情で男にされるがままになっており、時折腰を浮かして
男の作業に協力したりしています。

「ああ、、あなた、、紀美子のクリトリスに間違って傷をつけたり
しては嫌よ」
「そんなへまをするもんか。ほら、もっとマンコをしっかり突き出
せ」
「これでいい? あなた……あっ、悪戯してはいや……綺麗にして
からゆっくりすればいいじゃない」
「はは、悪い、悪い」

妻と男はそんな言葉を交わしながら淫らな遊びに酔っているようで
す。

私は妻と男はいつからの関係なんだろうかと考えてみました。この、
まさに夫婦のような親密さに至るまで、2人の間でどれほどの密会
が交わされたのでしょうか。

私はふと、この「霽月館」という旅館が、土曜の夜などは1年前か
ら予約しないと取れないということを思い出しました。妻と男が泊
まった12月4日はまさに土曜日です。

すると2人は、1年以上前からの関係なのでしょうか。1年前の1
2月もやはり妻と男はどこかで関係を持ち、1年後はこの旅館に泊
まろうと約束を交わしたのでしょうか。

もしそうだとしたら私は妻に、想像以上に長い間裏切られてきたこ
とになります。この1年間の妻の笑顔、妻の優しさ、それはみんな
偽りだったのでしょうか。

ビデオの中の妻はすっかり剃り上げられたあげく、自ら男に対して
剃り残しのチェックをお願いしています。妻の恥丘から肛門の周囲
に至るまで念入りに点検した男は「よし」といって妻のヒップをパ
シッと平手打ちします。
投稿者:KYO 投稿日:2006/03/07(Tue) 22:36

場面は変わり、妻は露天風呂の洗い場で、風呂の縁に腰をかけた男
の前に正座しています。

「あなた……綺麗にして頂いて有難うございます。お礼として、た
っぷりご奉仕させていただきますわ。チンポ大好きの春日紀美子に、
あなたのザーメンをいっぱい飲ませてね」

妻はそういうと男に深々とお辞儀し、髪をぱっと後ろに払って男の
ペニスにむしゃぶりつきます。

「おっ……随分うまくなったじゃないか……さすがはチンポ大好き
の淫乱妻だ」

そういいながら男は妻の頭に両手を当て、髪の毛をぐしゃぐしゃに
します。妻はうっとりした表情で男にしゃぶりつき、舌を犬のよう
に大きく出して男の玉袋をペロペロと嘗め、また口をすぼめるよう
にして激しく上下させます。それは昨夜私に対して発揮したのとま
ったく同じ技巧です。

「あなた……後ろを向いて」

妻の言葉に男は後ろを向き、尻を妻のほうへ突き出します。何をす
るのかと見ていた私は次に妻が行った行為に驚愕しました。

妻は男の双臀を開くようにすると、男の肛門に接吻したのです。

「どうだ、俺のケツの穴の味は」
「ああ……美味しいですわ」
「もっと舌先をすぼめて、ケツの穴に押し込むんだ」
「ハイッ」

なんということでしょう。男の排泄器官にまで奉仕する妻──娼婦
でさえ嫌がるような行為を進んで行うとは──あの清楚な妻がここ
まで堕落するとは信じられないことでした。

たっぷりと男の肛門に奉仕した妻は、再び前を向いた男の肉棒をし
ゃぶります。

「もっと強くしろっ」
「……ハイッ」
「そうだ……いいぞ……おお……もう、出すぞ……いいか、全部呑
み込めよ」

男はそう言うと「ううっ」と声を上げ、妻の口の中に一気に欲望を
放出しました。妻は一滴もこぼすまい、といった風に男の射精を必
死で受け止めています。妻のうっとりした表情が大写しになったと
ころで長い一本目のビデオは終わりました。

私はどっと疲れがこみ上げてくるのと同時に、不思議な興奮を感じ
ていました。今まではビデオの中の妻の痴態を見ても怒りと悲しみ
が湧くだけで、勃起することはほとんどなかったのですが、今は私
のペニスは昨夜3回も射精したとは思えないほどの硬化を見せてい
ました。

いえ、正確には一度、妻がビデオの中で焦らすようにパンティを脱
ぎ、妻の白いお尻が徐々に現れる場面で私は興奮しました。それは
まるで妻が目の前で私に対して挑発しているように感じたからなの
です。

それでは今、妻が男に奉仕しているところを見て興奮したのはなぜ
でしょうか。

それはやはり、妻が私に対して奉仕しているような錯覚を感じたか
らだと思います。昨日の妻の絶妙なフェラチオ──ビデオの中で妻
は、私に対して行わなかった肛門への奉仕まで演じていますが、そ
のことがむしろ、より私を興奮させたのではないかと思います。

私は「妻物語」の愛読者ですが、決して寝取られ志向ではないと思
っていました。むしろ自分を裏切った妻やその相手に復讐するとい
うシチュエーションに興奮するほうです。不倫を盾にして妻を従属
関係に置くというのが好みなのです。しかし何故か最後には妻とは
ハッピーエンドになることを望むのが我ながら複雑ですが。

私はふと、男がビデオや写真の中で妻に対して行っている行為が、
日頃私自身が妻に対して試みてみたいと思って果たせなかったもの
だということに気づきました。

妻に対する言葉責め、軽い野外露出、剃毛などのソフトなSM、明
るい場所でのストリップやコスプレ、いずれも私が妻に行ってみた
いと思っていたことです。

実際に妻に対して冗談交じりに提案したこともありますが、妻はそ
んな変態的なことは出来ない、恥ずかしいといってどれも拒絶して
きました。どれも変態的というほど大層なものではないのですが、
確かに完全に正常な行為とはいい難いので、私もそれ以上強く要求
することはありませんでした。

しかし妻が男に命じられて演じている行為は、いずれも不思議なほ
ど私の嗜好に一致するのです。妻の不倫相手になった男がたまたま
私と趣味が一致する男だったのでしょうか。

もしそうなら、私の要求は聞けないで、男の要求は聞けるのはなぜ
でしょうか。やはりそれは私よりも男を愛しているから、というこ
となのでしょうか。

私はその回答が知りたくてビデオの後半にあたる「20041204b」とい
うファイルを開きました。

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