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北原夏美 四十路 初裏無修正

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[3215] その1 投稿者:強がり君 投稿日:2005/03/09(Wed) 22:19

40才で独立して会社を興し、早いものでもう5年。
俺は代表取締役。
妻は美人で俺よりも6つも若い社長婦人。PTAの役員やっている。
「どうだ?凄いだろ。」と威張りたいが、社員はいない俺1人の小さな会社。
妻を美人だと言ったが、思っているのは俺だけで、他人に言われた事は無い。
ところが世の中広いもので、俺以外に妻の事を気に入ってしまった男がいた。
俺と趣味が同じで、妻を美しいと思ったのか?
それとも妻の身体だけが目的で近付いたのか?
妻の身体だけは自慢出来る。細身なのだが乳はデカイ。
俺もあの胸に、目が眩んで声を掛けた。
ただしそれは昔の話で、残念な事にデカイだけ余計引力には逆らえない。
腹の周りも多少肉が付きだし、3人の子供達と、この俺に散々吸われたので
乳首も黒くてデカイ。

あれは8月の蒸し暑い日だった。
妻はスーパーへ買物に行き、携帯電話をテーブルの上に忘れて行った。
必要ないから勿体無いと言って、俺が勧めても買わなかったくせに、1ヶ月
前に突然欲しいと言い出して、買ったばかりの携帯電話。
ドキドキしながら覗いてみれば想像通り、男と熱い熱いラブラブメール。
お前達は高校生か?
ロックの掛け方も知らないのなら、削除ぐらいしておけよ。
それにしても変換ミスが多過ぎる。
『あんなに乱れた私を見られて恥ずかしい。でも股抱いてね。』股を抱く?
何だそりゃ?表現としては遠くもないが。
相手はPTAの会長か、それとも他の役員か?もしかすると教師?
世間では最も有りがちな不倫のパターンだとすると、俺の妻はどこにもいる
普通の奥さん?
いや、違うだろ。危ない、危ない、変に納得するところだった。
冷静なふりをしてメールを見ているが、腹の中は怒り狂い出したぞ。
ここはじっくり相手を調べて、証拠を固めて追い込むか。
いや、そんな事は後でいい。分かった以上は我慢するのは体に悪い。
妻よ早く帰って来い。そんなにたくさん買わなくても、子供達の分さえ有れ
ば良いぞ。
どうせ俺もお前も、喉を通るはずが無いのだから。
[3216] その2 投稿者:強がり君 投稿日:2005/03/09(Wed) 22:22

疑い出したのは丁度携帯を買った頃だ。
電話はほとんどかかって来ないが、メールばかりが多過ぎる。
これも今時のご時世かと思っていたが、俺の我慢も限界だ。
なぜ食事中にもメールが入る?
それに俺がいる時メールが来ると、どうしていつもトイレに入る?
お前は食事の途中でも、漏らしそうになってウンコするのか?
まるで子供のオモチャだなと、しばらくの間は笑っていたが、笑ってばかり
はいられない。
相手の事を役員仲間のお母さん達だとお前は言うが、俺が覗こうとすると、どうしていつも隠して逃げる?
こんなに分かり易い嘘をつく奴はいないぞ。
嘘がつけないところも好きで、俺は結婚したのだぞ。
嘘をつくならもっと勉強をして、ばれない様に気を付けろ。
思い起こせば5月の頃から、役員会がやたらと多い。
おまけにお前は飲み会と言って時々出かけるが、月に2回は午前様。
役員会は夜ばかりするのか?親睦会も良いけれど、何の親睦を誰と深めて
いる?
やっと帰って来たか。
おいおい。帰るなりいつもの様に買物の自慢か?
隣町のスーパーへ行ったら玉子が1パック10円安かった?
ガソリン代はどうなるの?
今、1番卑猥なメールを開いて黙って机の上に置いてやるからな。
どうだ、まいったか?黄門様の印籠より怖いだろ。
おい、お前は水戸黄門を見た事が無いのか?
震えていないで、こういう時は「ははー。」と言って平伏すんだ。分かったか
悪代官。いや、悪妻。
それ見ろ。顔が見る見る青ざめているぞ。おっと、女の武器が出た。
とうとう泣き出したか。そりゃそうだ、泣くのが普通だ。
えっ、もう泣くのは終わり?
携帯を目の前に置いただけで俺が黙っているのを良い事に、今度は攻守交
代か?
「あなた、勝手に見たの?夫婦でもプライバシーは有ります。プライバシー
の侵害です。」
出ましたお決まりの必殺技。不倫をするとどんな奴でも、プライバシーとい
う言葉が急に好きになると聞いた事が有るが、お前は典型的な奴だな。
おっ、いつものお前と違うぞ。恋は女を強くするのか?
いつもニコニコして優しいのに、こんなお前は初めてだ。
でも本当は、それだけ焦っているのだろ?
「それはふざけてしていただけ。あなたが考えているような事は絶対にして
いません。あなたを裏切ったりしていません。あなたは私の事をそんな女だ
と思っていたのですか?」
危ない「はい。」と言いかけた。
今日の俺は何を言われても黙っているので、余計不安になるだろ?
普段おしゃべりな俺が、ただ黙っていると不気味か?
「どうすれば信用してくれるの?あなたはどうしたいの?」
どうしたい?そんな事を聞いても良いのか?震えが来ても知らないぞ。
相手に恐怖を与えたければ短い言葉に限ります。
「離婚。」
ほらみろ、聞かなければ良かっただろ?せっかく泣き止んで攻めていたの
に、また攻守交代になっただろ?
よし、駄目押しにこれでも食らえ!
「言い忘れたが、子供はおいて出ていけよ。」
また泣くのか。今出ているのは本当の涙か?
「許して下さい。離婚だけは許して下さい。」
えっ、もう俺が許すの?そんな馬鹿な。こんな簡単に許せる筈が無いだろ?
「いや、離婚する。子供達には正直に話しておけよ。お母さんはお父さんを
裏切って、他の男に股を開いて喜んでいましたと。お母さんの身体はお父さ
んだけでは満足しないの。もっともっと色々なエッチがしたいのと。」
いかん、口数が多くなり出した。
よし、タイキャクー。これだけ言えば、俺は寝室に退却ー。
残されたお前はただ泣くだけか?
いや、声が大きいぞ。
分かった。わざと大きな声で泣いて、俺に聞かせたい作戦だな。
[3218] その3 投稿者:強がり君 投稿日:2005/03/10(Thu) 17:44

子供達が帰って来たのに、どうしてまだ泣いている?
もう泣くな、俺が悪者になるだろ?
「いってきまーす。」
おや、長女に何か頼んだな。
分かった、夕飯を作らない気だな。買物に行っても結局コンビニ弁当か?
10円安い自慢の玉子はどうした?
いかん。じっと1人で寝室にいたら、妻が抱かれて悶えている姿が浮かんで
来た。
おや?男に顔が無い。そうか、俺は相手の顔を知らないんだった。
今度は男の上に跨って、腰を動かしているぞ。
あれ?自分で大きな乳まで揉みだしたぞ。
おい、お前怖くないのか?男を見てみろ。顔が無いぞ。
そんな気持ちの悪い男に跨って、激しく腰を振るなよ。
悔しくて泣きそうになって来たじゃないか。
なんだ?俺は早くも妻と男のセックスが気になるのか?
俺はいつから、こんなに情けない男になってしまった?
なってしまった?違うぞ。今に始まった事じゃない。昔から情けない男じゃ
ないか。
強がってそんな素振りは見せずに生きて来たが、昔からずっと女々しい男だ
ったじゃないか。
なーんだ。そうと分かれば心配は要らない。情けない男ついでに、後でお前
達のセックスを、必ず聞き出してやるからな。
ウワーッ。夜になって、ようやく寝室に入って来たと思ったら、真っ赤なパ
ンティー攻撃か?
隊長、敵が卑怯な手で攻めて来ました。
私の迫撃砲は準備が整ってしまいました。
いや、今回はそんな物を使ってはならん。素手で頬を張り倒して捕らえろ。
了解。
隊長、敵は頬を押さえて泣き崩れました。いかが致しましょう。
捕虜にして情報を聞き出せ。
了解。
「お前は淫乱か?よくこんな時にそんな事が出切るな。他の男に抱かれた、
汚れた身体を抱けるか。俺の機嫌をとりたいのか?」
隊長、偉そうに言ってやりましたが、私の迫撃砲が。
いかん、まずいぞ。何が有っても絶対敵に発見されないよう隠せ。
了解。
「正直に話してみろ。このままなら離婚だぞ。許すも許さないもそれから
の話だ。どちらにしても罪は償ってもらうが。」
「ごめんなさい。」
「認めるのだな?」
「はい。」
隊長、敵は条約に違反していた事を認めました。
よし、私の任務は終わったから帰国する。後は貴様の好きにしろ。
好きにしろという事は、迫撃砲を使っても宜しいのでしょうか?
これを使わないと敵に逃げられそうで、もの凄く不安であります。
それだけは使ってはならん。
好きにしろと言ったのは、後は好きな事を聞き出しても良いという意味だ。
それに今は使えそうに思っていても、いざとなった時に敵の仲間の事が気に
なって、使用不能となる恐れも有る。
戦いが終わるまでは絶対に使ってはならん。
了解。ご苦労様でした。
[3219] その4 投稿者:強がり君 投稿日:2005/03/11(Fri) 18:10

さて、そろそろ主演男優にもご登場頂こう。
違う、主演はあくまでも俺。あいつは助演男優。
「身体の関係が有ったのは分かった。相手は誰だ?徹底的に追い込んでやる。」
「それだけは許して下さい。相手の方にも家庭が。」
出ました、またもや必殺技。俺を怒らす必殺技。
「はー?相手の心配か?俺はどうなる?もういい。子供達はおいて今すぐ出
て行け。出て行ったら子供達の養育費と、俺に払う慰謝料の為に就職もしろよ、
長い付き合いだから分割にしてやる。」
おっ、分割と言う言葉が自然と出た。俺も案外いい奴じゃないか。
「はい。ごめんなさい、ここにおいて下さい。どこにも行く所が有りません。」
あービックリした。ただの返事か。
普通、後の言葉からして、最初に「はい。」なんて付けるか?
本当に出て行ったら、どうしようかと思ったじゃないか。
そうか、出て行けないのか。ムフフ、お前はまずい事を口にしたな。
そうと分かれば俺は無敵だぞ。
「行く所が有れば出て行くのだな?実家へ帰れば?」
「違います。こんな事をしてしまって信じて貰えないでしょうが、あなたを
愛しています。」
何が「愛しています。」だ。でも少し嬉しい。
「それなら、どうして相手を庇う?相手は誰だ?」
やはり相手は役員仲間だったか。なに?市役所の課長?
偉い。妻よ、良くやった。よくぞ市役所職員を選んでくれた。
もうお前達は負けている。おー、その胸の傷は北斗七星。
違う、勝手に決めるな。良く見ろ、乙女座だ。
これは攻め易いぞ。
他の真面目な公務員さん、ごめんなさい。
決して公務員さんを馬鹿にしているのでは有りません。
特に税務署員さん、いつも尊敬しています。
お願いだから俺を敵対視しないでね。
あれ、もう朝?
妻を一晩中責め続けていた事になるのに、少しも怒りが収まらないぞ。
「腹が減った。コーヒーとトーストを持って来い。」
おっ、命令口調。「持って来い。」いい響きだ。
今日の俺はお殿様か?いや、少し違うぞ。しまった、「持ってまいれ。」だ。
子供達は学校へ行ったな?よし、今から男の職場に行こう。
えっ、ここでは無くてお隣の市なの?自分の住んでいる所に就職しろよな。
そういえば、俺がわざわざどうして行くの?
やーめた。相手の役所に電話しよう。
凄んでやろうか?いや最初は丁寧に淡々と話した方が、こんな時は怖いはずだ。
「妻がPTAでお世話になっております。その事でお話が御座いますので、
お忙しいところ大変恐縮ないのですが、今から私の家までご足労お願い出来
ませんでしょうか?」
どうだ、一般人には「恐縮」「ご足労」なんて言葉はそうそう浮かばないだろ?
えっ、普通なの?そうなの?
「何の話でしょう?今は仕事中ですし、3時から会議が有って帰りも遅くな
ります。今日でなければ駄目なお話しですか?」
なにをコシャクなシマシマパンツ。
普通に話しているつもりか?声が震えているぞ。
「そうですか。妻がお世話になり過ぎていたようで、お電話させて頂いたの
ですが。分かりました、私がお邪魔します。そちらの市長さんとも面識が御
座いますので、午後の会議は出席しないでも良い様に、私からお願いしてみ
ます。何しろ私にとっては一生の問題ですから。」
返事も聞かずに電話を切ってやったぞ。怖いだろ。
市長なんかに知られたらお前の立場はどうなる?
ところで隣の市長って誰だ?
おっ、早速妻の携帯に掛けて来たな。
[3224] その5 投稿者:強がり君 投稿日:2005/03/12(Sat) 22:27

あんたがどんなに鳴らし続けても、妻は出ないぞ。
出ないと言うより、妻は出られないぞ。
何故か?妻の携帯は昨日取り上げて、俺のポケットの中で鳴っているから。
しかし、よく粘るなー。君の根性には負けた。おめでとう、君の勝ちだ。
今俺が出てやるから少し待て。
「あんた誰?どうして妻の携帯番号知っているの?悪戯電話?」
「あっ、ご主人?申し訳ございません。先程の加藤で御座います。私が午後
お伺い致しますので、どうかこちらには。お願いします。」
「ああ、あんたか。その話は済んだでしょ?私が2時に家を出てそちらに行
くから、それまで住民の為に一生懸命仕事をしていてよ。加藤課長。」
車が止まったぞ。あれー、やっぱり来たの?会議はさぼったの?
今何時?1時58分か。
俺が2時に出ると言ったから、何とか間に合う様に来たな。
うむ、車の中で何を考えている?2時まであと2分も無いぞ。
果たして2時までに入って来られるか?
加藤、頑張れ。よし、滑り込め。
9回の裏の攻撃。加藤選手ホームにヘッドスライディング。
タッチはどうだ?おっと、キャッチャーがボールを落としています。
セーフ、セーフ。加藤選手やりました。
でもまだ8点差で負けているから、ヒーローにはなれません。残念。
だって、最初から俺は行く気なんてなかったから。残念。
「この度はどうも。ご主人には大変ご迷惑を。」
えっ、誰?まさかこの男が?そんな馬鹿な。
俺はてっきり、俺でも勝てないカッコイイー奴か、筋骨隆々なムキムキマン
だと思っていたんだぞ。
もしも殴り合いにでもなったら、昔習っていて今では封印してしまった、ボ
クシングのテクニックを見せなければ成らないかと、これでも少し心配して
いたんだぞ。
えっ、ボクシングなんて聞いていない?そりゃそうだろ。1ヶ月習っただけ
で辞めたなんて、恥ずかしいから俺も話した覚えは無い。
どうでも良いが、この男は無いだろ。ヒョロヒョロで、顔だって青白いぞ。
それでもまだ若ければ良いが、どう見ても俺より少し上だろ?
おまけに、七三分けの髪形でも良いが、もう少し気を使えよ。後ろは寝癖で
好き勝手に立ち歩いているぞ。
お前の頭は、荒れた中学校の授業中か?
こいつならボクシングを封印したままでも勝てそうだ。
よし、隙が有ったらどこからでも掛かって来い。
それにしても、俺を裏切ってまでこんな奴と?
まさか俺とこんな男を比べて、こいつに惚れたんじゃ無いだろうな?
いくら俺でも、1ラウンド5秒KO勝ちだぞ。勘弁してくれよ。
「その様子だと、どうして呼ばれたか分かっている様だな。その通りだ。妻
が全て話した。あんたはどの様に決着を付けるつもりだ?」
「すみませんでした。もう2度と会いません。」
「そんな事は当たり前だ。もう2度と会うな。2度と連絡もするな。」
よーし、調子が出て来たぞ。この男なら虐め甲斐が有るかも知れない。
「1つ気になっていたのだが、俺は死んだ親父に、男が本当に悪い事をした
と思って謝る時は、土下座して謝れと教えられたが、あんたは何も教えられ
なかったの?」
そう、そう、もっと頭を下げて。そうだ、上手いぞ。
土下座選手権の全国大会が有れば、お前ならベスト4には入れるぞ。
ただ、額を床につけないから優勝は無理だ。
「申し訳ございませんでした。あとはお金で解決させて下さい。お願いします。」
えっ、早くも示談の話?いくら何でも早過ぎるでしょ。
ここで問題です。
なぜ私はこんな嫌な事をあえて長引かせたいのでしょう?
Aの、2人をもっと虐めないと気が済まないから。
ファイナルアンサー。
ファイナルアンサー。
正解。
「お金って慰謝料の事?」
「はい、50万でなんとか。」
ヒエー、桁が違うー、何だこいつは?
「俺の家庭を壊しておいて50万?頭大丈夫か?話しにならん。」
「それでは、おいくらなら許して頂けますか?」
「だいたい、お金で気が済むと思っているのか?」
「ごもっともです。しかし他には。そこを何とかお願いします。」
「お金で解決したいのなら1億500万。」
自分で言ってからビックリ。こんな高額出すはずが無い。
でも、相手も間違って「分かりました。」と言ってくれれば嬉しい。
「そんな無茶な。」
ガックリ。
それよりも、何も考えずに、つい言ってしまったが、500万という半端は
なんだ?
消費税か?
どうせ言うなら1億5000万だろ。
[3225] その6 投稿者:強がり君 投稿日:2005/03/13(Sun) 18:14

もしかして、50万という金額は、奥さんに内緒で払える金額?
さては、奥さんに知られるのが怖い?
それならそうと最初に言ってくれよ。相手の弱い所を攻めるのが定石でしょ。
いや、待てよ。ラシュワン選手は山下選手の痛めた右足を攻めなかったな。
まあいいか。国際フェアプレー賞は諦めよう。
「その話は後にして、奥様を呼んで頂けませんか?奥様も被害者ですから、
こいつにも謝らせないと。今後の事は4人で話をしましょう。」
「どうか許して下さい。どうかそれだけは。どうか、どうか。」
惜しい。最後の「どうか、どうか。」を「ひらに、ひらに。」と言ってくれた
ら、奥さんには内緒にしてあげても良かったのに。
もしかしたら、お前も水戸黄門を見てないの?
それにしても、あんたも頑張るね。
1時間近くも謝り続けているのに、どうしても奥さんを呼ばない気?
もういいや。また俺の負けだ。後日妻を連れて俺が行くから。
「分かりました。しかし妻は看護士をしていて、今日は5時までの勤務なの
で今は来られません。妻が帰って来てから、私から全て打ち明け、7時頃に
妻を連れて出直して来ますので、どうかそれで許して下さい。」
あんたさ、どうして俺が諦めたら今度は連れて来ると言うの?
どうして俺の心が読めない?ひょっとして俺を舐めてる?
「7時は困ります。子供達が。」
おっと、久し振りの妻の声。懐かしいなー、元気にしていたか?
男ばかり虐めていて、すっかりお前を虐めるのを忘れていたぞ。
「別に良いだろ?離婚と言われて慌てているだけで、俺が気付かなければ罪
悪感も無しにまだ続けていただろ?本当は悪い事をしたなんて思っていない
だろ?別に聞かれても、お母さんは悪く無いと言って堂々としていればいい。
あとは子供達が判断する。」
嫌味な言い方。俺は虐めの天才か?
おい、お前の番だぞ。次の台詞も考えてたから、早くしろ。
「許して下さい。子供にだけは。」
「もう謝らなくてもいい。聞き飽きた。俺が気付かなくてもやめていたか?
俺が気付かなくても、もう会わなかったか?どうだ?」
「それは。いつかは。」
「いつかは?いつかはって何年後?嘘をつくな。そんな事は考えた事も無か
ったくせに。のぼせ上がっていて罪悪感の欠片も無かったくせに。」
「有りました。罪悪感は有りました。いつも、もうやめよう。こんな事はい
けないと思っていました。」
お前はなんて優秀な役者なんだ。台本も渡していないのに筋書き通りだな。
おっと、次は俺の台詞だったな。
「俺がいても、あんなに楽しそうにメールしていたのに?あれのどこに罪悪
感が有った?」
「メールが楽しくて仕方が有りませんでした。許して下さい。子供にだけは。
子供達には。」
よし、俺の最後の決め台詞だ。棒読みにならない様に気を付けよう。
「楽しかったのはメールだけか?まあいい。お前が何をしていたのか子供に
も聞いてもらおう。いや、子供だけじゃない。お前の両親にも聞いてもらう。
結婚の前には俺が頭を下げに行ったが、別れる前は逆に両親が頭を下げに来
なければならないか?お前も親不孝な娘だな。」
脳裏に両親の顔が浮かび、ここで妻は泣き崩れる。
よし、カット。上手い。完璧だ。
ここまでは良かったが、俺もたいした事は無いな。何が虐めの天才だ?
結局押し切られて子供達は実家じゃないか。
おっ、時間通り来たな。
どんな不細工な嫁を連れて来たかよーく見て、腹の中で大笑いしてやる。
おい、お前の横に立っているのは誰?国生さゆり?
これはいかん。色紙を買って来てサインを貰わなければ。
「妻の里美と申します。この度はうちの主人が大変ご迷惑をお掛けしました。」
里美?本名も国生さゆりだと記憶していたが芸名だったのか?
そう言えば年が合わん。よく見れば俺の少し下ぐらいだ。
待てよ。確か妻の里美と?なにー。この美人が奥さん?どうしてこんな男に?
俺には分からん。もしかすると、この頼り無さそうな所が母性本能を?
お前は氷川きよしか?いや、年が違う。
分かった。氷川きよしの叔父さんだな?絶対そうだ。そうしておこう。
[3226] その7 投稿者:強がり君 投稿日:2005/03/14(Mon) 18:30

こんな美人の熟女看護士さんが奥さんなのか?
駄目だ。看護士という響きはどうも色気が無い。
やはり看護婦さんがいい?いやナースだな。
こんな美人の奥さんがいながら、俺の妻と浮気?
身体だってムチムチで熟女の色気丸出しじゃないか。
よし、妻は譲る。その代わり奥さんをくれ。頼むから交換してくれ。
分かった、ただとは言わない。1万円付けるから頼む。
「旦那様には本当に申し訳ない事を致しました。ただ、私も奥様の事は憎ん
でいます。」
いいぞ、憎め、憎め。好きなだけ憎んでもいいぞ。
その「憎んでいます。」と言って妻を睨んだ時のキリッとした顔がまた美しい。
何なら俺の事も憎んで、俺を睨んでもらえないだろうか?
そんな事よりも、この奥さんに注射されたい。
病院という所は、ナースの指名は出来ないのか?
「この人の浮気はこれで3度目なのです。3度目の正直では無いですが、今
回ばかりは私も離婚を考えています。」
なに?3度目?美人の奥さんがいて、その他に3人もの女と?
それに引き換え俺は、浮いた話の一つも無く、その上妻に浮気され。クソー。
許さん。こいつだけは絶対に許さん。
全国モテない旦那連盟のみなさん。安心して下さい。
会長である私が皆さんを代表して、とことん虐めますから。
「里美、離婚なんて言うなよ。許してくれよ。」
「知りません。前回約束したはずです。次は無いと。次は離婚だと。」
あれ?俺が虐めなくても虐められている。
俺の出番は無いのか?全国モテない旦那連盟のみんなと約束したのに。
「あなたはお金の心配でもしていたら?離婚してもしなくても、タップリ慰
謝料は頂きますからね。奥さん、あなたもですよ。」
いかん、一生の不覚だ。こんな分かり切った事に気付かなかった。
俺がこの男に慰謝料を請求する。当然妻も奥さんから慰謝料を請求される。
この夫婦はお互いに働いていてお金は別かも知れないが、うちの家計は一緒。
まずい。俺の車買い替え計画はどうなる?
もう車体の色まで考えていたんだぞ。
それにしても、興奮して来るとこの奥さんは速射砲だな。
1人で延々と2人を責め続けているから、俺の割り込む隙が無い。
頼む、俺にも話題を振ってくれ。
「ご主人もこの男に慰謝料を請求して下さいね。でも、私もそうですが、お
金なんか貰っても気持ちは収まらないでしょ?もしも殴って少しでも気が済
むなら、殴ってやって下さい。この馬鹿をどうしてやりたいか、他に有った
ら何でも言ってやって。」
キター。やっとしゃべれる。
「同じ目に合わせてやりたい。同じ思いをさせてやりたい。」
これだけか?こんなに待っていてこれだけ?
奥さんの、凄い連続攻撃に見とれていて、台詞を用意していなかった。
「そうね。そのぐらいしないと、この2人には分からないかも知れないわね。」
えっ、何を?何を?まさか、まさか。
「そうしましょう。ご主人、今から私とホテルに行きません?」
ウソー。こんな展開有り?このムチムチ美人奥さんと?
国生さゆりを抱けるのか?
ナース服は持って来ているだろうか?
もしも持って来ていたらそれを着てもらって、俺が院長先生の役で。
いや、患者役の方が絶対にいいな。
〔お体お拭きしますね。可也落ち込んでいたみたいですけど、少しは元気出
ました?まー、心配いらなかったみたいね。ここは凄く元気。〕
〔えっ、やめて下さい。そんな事をされたら、俺、俺。〕
〔大丈夫、私に任せて。もっと、もっと元気にしてあげるから。〕
いかん、どんどん変な妄想が。
俺は変態なのか?いや違う。神に誓って、決して変態なんかでは無い。
イチ、ニイ、イチ、ニイ、イチ、ニイ、ヘンターイ止まれ、イチ、ニイ。
サン、シー、ゴー、ロク、ナナ・・・・・・・・・・。
いかん、止まれん。
[3227] その8 投稿者:強がり君 投稿日:2005/03/15(Tue) 21:40

どうせ口だけだと分かっていても、想像出来ただけでも嬉しい。
「帰って来たらまだお話が有りますから、あなた達はここで反省しながら待
っていなさい。奥さん、ご主人を2時間ほどお借りしますね。文句は無いで
しょ?さあ、ご主人行きましょうか?私ではご不満?」
えっ、本当にー。
ご不満なんてとんでも御座いません。
私のお粗末な物で良ければ、いつでもご自由にお使い下さい。
でも本、本、本、本、本気?
「ご主人安心して。私もこの人の過去の浮気で色々勉強しました。不倫され、
離婚を考えているのだから今は夫婦関係が壊れていて、私達が関係をもって
も慰謝料は発生しないの。さあ、私の車で行きましょう。」
「さあ」って、言われても、俺は、分別の有る、大人、だから、今の、状況で、
いくら、何でも、そんな、事は。
えっ?もう助手席に乗っているって?そんな馬鹿な。
ウワー、本当だ。俺とした事がいつの間に。
それどころか、もう走り出しているじゃないか。
おい、何を黙っている?何か話せ。どうした?いつもの俺らしくないぞ。
何か話せ。どうした?どうした?どうした?立て、立て、立つんだジョー。
いかん、違う物が立って来た。お前はジョーでは無いだろ?
お前はロッキーのはずだ。大人しくしていろ。
エイドリアーン。
それみろ、ロッキーが目を覚まして、国生さゆり奥様のエイドリアンを欲し
がり出した。
えっ?こんな所にホテルが有るの?ここは公園では?
そうか。奥さんもやるなー。まずは夜の公園の駐車場で、星空を眺めながら
ムードを盛り上げてからってか?クー、流石熟女。
まさか、それとも、公園のベンチで開放的なエッチを?ヒエー、たまらん。
もうキスぐらいした方が良いのだろうか?
「さっきから何も話してくれないけれど、残して来た奥様の事が心配なの?
大丈夫ですよ。いくら2人きりにして来たと言っても、2人共離婚が怖くて
何も出来ません。今あの2人がその様な事をしたら、離婚確定ですもんね。
うちの主人もそこまでの根性は有りません。」
いや、そんな事はすっかり忘れていたのだが。
「怒っていても、奥様の事が心配?ご主人は奥様を愛してらっしゃるのです
ね。私もそんな人と結婚すれば良かった。」
今からでも遅くは無いです。2人で人生をやり直しませんか?
私のロッキーも妻以外なら、まだまだ毎日でもお役に立てそうです。
「子供の事を考えると、そう簡単に離婚なんて出来ないですよね?今ご主人
も、その事を考えていらっしゃったのですか?」
「まあ。」
嘘をつけ。今まで奥さんのエイドリアンの事しか考えていなかっただろ。
奥様、旦那様の今までのお浮気話はもう結構で御座いますから、そろそろ、
1発おかましあそばせないと、もうお時間が無いで御座いますですよ。
「そろそろ帰りましょうか。帰ったら私に話を合わせて下さいね。それと私
の事を親しそうに、里美と呼んで下さい。あの2人に、いっぱい焼き餅を焼
かせましょう。」
結局2時間話をしただけ?
最初からそのつもりだった?
俺の車だと、俺が勘違いをして本当にホテルへ入ると駄目だから、それで奥
さんの車だったの?
俺は奥さんの良い香りを2時間も嗅げたから別に文句は無いけど、ロッキー
が可哀想だとは思わないのか?
奥さんのせいで、完全に目覚めてしまったロッキーはどうすればいいの?
よし、こうなればエイドリアンは無理でも、せめてその可愛いお口にチュー
だけでも。
俺も男だ。腹を括った。このまま何も無く帰ったのでは男が廃る。
「奥さん、車を止めて下さい。」
「どうかされました?」
「いえ、缶コーヒーでも買って来ようかと。」
情けない。実に情けない。俺1人では何も出来ない。
隊長に無線で指示を仰ごう。
隊長、応答願います。
隊長、隊長、隊長ー
駄目だ。応答が無い。
撤退~。
[3230] その9 投稿者:強がり君 投稿日:2005/03/16(Wed) 19:00

この悔しさを、どうしてくれよう。
この悔しさを2人にぶつけて。駄目だ、もう奥様の芝居が始まっている。
「奥さん、ありがとう。ご主人凄く良かったわよ。うちのとは比べ物になら
ないぐらい良かったわ。こんなに感じたのは初めてだわ。こんなご主人がい
ながら、どうして浮気なんか?」
「里美ー。」
いよっ、流石大女優。俺まで騙した大女優。
「里美も凄く良かったぞ。里美を抱いたら、もうこいつを抱く気にもならん。」
「あなたー。」
どう?どう?俺の演技どう?少しわざとらしかった?
「里美って。お前達本当に?」
「何か文句が有るの?あなたは離婚したいの?私達は子供の為に何とか離婚
は避けようと、何とか我慢しようと思って、少しでも気が収まる様に。分か
ったわ。もう終わりね。」
「いや、文句なんて。何をしてもいいから、離婚だけは勘弁してくれよ。」
この旦那弱い、弱過ぎる。まるで俺を見ている様で情けなくなる。
「奥さん、いつからこの人と付き合いだしたの?」
あーあ、始まってしまった。またもや連続攻撃。
「それは、いつからと、言われても、そのー。」
いかん。妻よ、早く言うんだ。奥さんの顔を見てみろ。
切れるぞ。切れるぞ。5秒前、4、3、2、1、キュー。
「なんてフシダラな女なの。主人のペニスを始めて入れられた日も覚えてい
ないの?それとも他に何人か男がいて、誰といつしたかも分からないの?」
ペニス?流石看護師。
でも、出切ればペニスより、奥様の口からオチンチンと言って欲しかった。
しかし、興奮してくるとそのお綺麗なお顔で、何とお下品な事を。
でも、もっと興奮してもっとお下品な事を言ってくれないかな?
奥さんの口だけ見てよ。
「そんな事は無いです。お食事に行ったりして、2人だけで会い出したのは
5月の役員会の後からです。初めてホテルに入ったのは6月10日です。」
「覚えているならすぐに答えなさい。それから何回入れられたの?えっ?指
を折って何を数えているの。そんなに?」
「いいえ、ホテルに行ったのは6回です。でも1回に1度で済まない時も。」
馬鹿かお前は。そんな詳しい数を数えていたのか?
「6回ね。それなら倍返しで、あと11回旦那様をお借りしますね。」
お借りするったって、今日の様にデートだけだろ?
でもいいか。滅多にこんな美人とデート出切るチャンスは無い。
いや、待てよ。
今日は初めて会ったばかりだから、流石に奥さんもためらったとか?
もしかすると、今日は急な事だったのでおばさんパンツを穿いていて、それ
が恥ずかしかった?
そうだとすると、次からは本当にホテルへ?
そうだ、そうに違いない。
それなら、今日のはカウントしないで、あと12回にしてよ。
女に貢ぐ男達はこの様に、次こそは、次こそはと期待しながら、丸裸にされ
るまで毟り取られるのであった。
合掌。

[3232] その10 投稿者:強がり君 投稿日:2005/03/17(Thu) 19:55

美人だったが台風の様な奥さんだったな。
なんだ?この我が家の静けさは。これが台風一過という物なのか?
俺は寂しいのが嫌いだから、せめて妻を虐めて泣き声だけでも聞くか。
長らくお待たせ致しました。ただ今より第一回“垂れ乳妻と寝癖頭男のセッ
クスについて語る会”を開催させて頂きます。
しかし、聞き方が難しいぞ。嫉妬していると悟られるのも嫌だし。
よし、ここは遠回しに他の話題から。
「お前達は今までどんなエッチをしていたか、最初の日から順に詳しく話せ。」
いかん、焦ってしまった。何が遠回しだ。そのまんまじゃないか。
「ごめんなさい。許して。そんな事聞かないで。」
「言えない様な凄い事をされていたのか?」
「いいえ、違います。許して下さい。」
これはいい。嬉しい誤算だ。
俺が嫉妬心から聞いているのでは無くて、虐める為に話し辛い事を聞いてい
ると、勘違いしているようだ。
皆さん、覚えてくれました?それではご一緒に。
“相手に恐怖を与えたければ短い言葉に限ります。”
ご唱和有難う御座いました。
「そうか。離婚。」
「それだけは許して下さい。離婚だけは。」
「いや、離婚。」
「メールで6月10日に2人で食事をしようと誘われて、お寿司屋に行って
から、ホテルに入ってシャワーを浴びて、その後ベッドで。2時間ぐらいホ
テルにいて、私の車が止めてあった公園まで送ってもらい帰りました。」
そうか、そんな話し辛い事をよく話してくれた。
おい、違うだろ。
いかん。1人で乗り突っ込みをしてしまった。
「そんな大雑把な話を聞きたいと言ったか?もういい。」
「ごめんなさい。隠す気はないんです。でも自分からは話せません。あなた
から聞いてくれれば何でも答えますから、それで許して下さい。」
またまた皆さん、ご一緒に。
いや、飽きられると嫌だから今回はやめておきます。
よし、お前がその気なら、俺から質問してくれと言った事を必ず後悔させて
やる。
その時の指の動き、息遣いまで、じっくりと、詳しく聞かせてもらおうか。
どうせ最初は、寿司屋で酒を呑んで酒の力を借りたに決まっているが、分か
り切っている事でも、全てお前の口から白状させてやる。ムフフフフフ。
今夜は酔ってしまった。何もしないから、そこで少し酔いを醒ましていこうか?
良く聞くパターンだ。
「寿司屋で酒を呑んだのか?」
「いいえ、飲酒運転になるから呑みませんでした。」
おかしい。こいつら定石を知らんのか?
「ホテルに何と言って誘われた?」
「お寿司屋さんを出て、車に乗るなり手を握られて、君が欲しいと一言だけ。」
えっ、あの男があの顔で?いかん、耐えろ、気を取り直して次を聞くんだ。
まさかあの男、こいつの垂れた乳や真っ黒な乳首を見て、腹の中で笑わなか
っただろうな?
「お前は俺以外の男に、裸を見られて恥ずかしくなかったのか?最初に裸を
見られたのはベッドの上か?お前の裸を見てあいつは何か言ったか?」
危ない。我ながら良く我慢した。
「裸」の前に「そんな」を付けてしまうところだった。
「私がシャワーを浴びていたら急に入って来たので、恥ずかしくて手で身体
を隠しました。そうしたら、入り口の壁に片手を付いて、足を交差させて。
綺麗だ。その綺麗な身体を隠さないで、私によく見せておくれ。素晴らしい。
こんな綺麗な身体を、今まで1人の男が独占していたのか?何て罪な事だ。
と言われて。」
ヒエー、あの寝癖頭でか?
いかん、歯医者の予約をとらなければ。歯が浮いて来たぞ。
「私だけが裸で余りに恥ずかしかったので、また手で隠して。見ないで。こ
んなに崩れてしまった身体を、こんな明るい所で見られると恥ずかしいです。
と言ったら驚いた顔をして。なに?崩れてしまった?こんなに綺麗なのにど
こがだ?崩れてしまったと言う事は、以前はこれ以上に綺麗だったのか?信
じられん。もしそうなら、その頃の君も是非見てみたかった。と言われました。」
歯医者の予約はやめた。余りに馬鹿馬鹿しくて歯が元に戻った。
[3233] その11 投稿者:強がり君 投稿日:2005/03/18(Fri) 17:51

表彰状。あんたは偉い。
そんな見え透いた事を平気で言える神経は只者では無い。
何か眠くなって来たぞ。
昨日寝ていないからか?それも有るが、それだけでは無い気がする。
きっと、この馬鹿馬鹿しい話のせいだ。
詳しい様子は第二回で聞く事にして、1番気になっている事だけ聞いて早く
寝よ。
「あいつのは大きかったか?俺のより大きくて気持ち良かったか?」
嫉妬心とコンプレックス丸出しじゃないか。やはり寝不足の時は駄目だ。
「いいえ、あなたの方が、大きかったです。」
お前、顔が赤くなって来たぞ。酒でも呑んだのか?
まさか、俺が楽しみにしていた、冷蔵庫の中の最後のビールを?
「俺の機嫌をとりたいのか?正直に言ってみろ。大きかったのだろ?」
「本当です。」
嘘をつくな。本当は分かって聞いているんだぞ。
自慢では無いが、俺は仲間と温泉旅行に行くと、おしゃべりだからいつも皆
の輪の中心にいるが、温泉に入る時だけは皆の輪から離れて、1人だけ1番
隅の籠を使うんだぞ。
体をタオルで洗ってからは、そのタオルはお湯に入れないのがエチケットだ
から、みんなはオデコに乗せたりしているが、俺なんか前を隠したまま入っ
ていて、隣にいた爺さんに注意された事も有るんだぞ。
行った温泉が濁り湯だった時は凄く嬉しいんだぞ。
どうだ?それでもまだ、俺の方が大きいと言い張るのか?。
「本当です。離婚だけは許して欲しいから。もうあなたに嘘はつきません。」
本当なのか?俺の勝ちか?奇跡だ。
「でも、お前はあいつに抱かれて気持ち良かったのだろ?気持ち良くも無い
のに、何回も抱かれたりしないだろうからな。それとも、セックスは関係無く、
あいつを愛していたのか?」
「正直に話しますから怒らないで下さい。5月の役員会の時にお茶に誘われ
ました。何人か誘われているのだと思って喫茶店に行くと、そこにいたのは
彼だけでした。あなた以外の男性と2人だけで喫茶店にいると思うと、何故
か凄くドキドキしてきて、久し振りに女で有る事を思い出してしまいました。
彼は私を見詰めながら凄く綺麗だと褒めてくれて、帰り際に、以前からずっ
と私が気になっていたと告白され、悪い気のしなかった私は、つい次の約束
もしてしまい、妻で有る事も忘れて恋愛ゴッコをしていました。彼を愛して
はいません。今思うと、彼では無くて他の人だったとしても、同じ事をして
しまったかも知れません。ごめんなさい。」
女で有る事を思い出した?おい、お前は自分を男だと思い込んでいたのか?
駄目だ。妻の話が重すぎて、気の利いたギャグが浮かばん。
「恋愛ゴッコは分かったが、どうして抱かれた?あいつにされて感じたのか?
気持ち良かったのか?やはり本当は大きくて、それの虜に成っていたのと違
うのか?」
「今は関係を持ってしまった事を凄く後悔しています。何回か2人で会って
いる内に、私には子供までいるのも忘れて、普通の恋人同士の様な感覚にな
ってしまいました。それと、これも正直に言います。彼のは決して大きくは
無かったです。いいえ、はっきりと言って小さかったです。でもそんな事は
関係無くて、あの前に長い時間を掛けて、優しく触ってくれました。気が遠
くなるほど延々と舐めてくれました。そうです。私感じてしまいました。凄
く気持ち良くなってしまいました。また抱いて欲しいと思ってしまいました。ごめんなさい。」
足りない物は、他の物で補う。うーむ、勉強になる。
俺もあんたの様な先生に教えてもらっていたら、また違った人生を送ってい
たかも知れない。
いかん。そんな事を言っている場合では無い。
つい妻の話にのめり込み、俺が反省する所も有ると思ってしまったが、やは
り怒りは収まらん。
確かに正直に話せと言ったが、こいつ惚気ているのか?
それとも、最近前半を手抜きしていた俺へのあてつけ?
お前だって最近料理を手抜きしているからお相子だろ?
気が遠くなるほど延々と舐められた?まずい。その光景が浮かんで来た。
また怒りで眠れなくなるぞ。
あれ?怒りより、どうして寂しさが?
今後あの男の事をナメクジ男と呼ぶ事にして、今日のところは寝よう。
待てよ。国生さゆり奥様との事で、まだ完全には興奮が醒めていない今、前
回の様に赤いパンティー攻撃を食らったら?
いや、ベージュのおばさんパンツ攻撃でも、今の俺には持ち堪える事が出切
るかどうか疑問だ。
俺の迫撃砲で敵を粉砕したいが、隊長の命令は絶対だし。
ここは一先ず敵を避けて、逃げるしか無いな。
「1人で色々考えたい事も有るから。お前は他の部屋で寝ろ。」
やっと眠り掛けたのに、こんな時にメールして来るのは誰だ?
おっ、国生さゆり奥様からじゃないか。
帰る前にアドレス交換したばかりなのに、奥様って凄く積極的なのですね。
眠ろうとしても俺の顔が浮かんで来て眠れませんか?
俺に惚れてしまいましたか?そうだとすれば俺も罪な男だ。
いや、まさか俺の顔が浮かんでうなされたのでは?
金曜日の夜はご都合いかがですか?詳しくはまたお電話させて頂きますだと。
仕方ない、付き合ってやろう。
その代わり何が起こっても知らんぞ。
妻の話を聞いた今の俺は、今までの俺では無いぞ。
おばさんパンツを見られて恥を掻きたくなければ、今度は必ず勝負パンツを
穿いてくるのだぞ。
[3235] その12 投稿者:強がり君 投稿日:2005/03/19(Sat) 20:22

外では社長と呼ばれているが、今までは事務所の掃除まで俺の仕事だった。
ところがもう掃除はしなくてもいい、何故なら社員が1人出来たから。
乳は垂れて乳首は黒いが、言われた事は何でもする無給の社員。
しかし、社員が出来ても今週は流石に疲れた。
熟睡出来ないと、この歳では仕事が辛い。
俺は国生さゆり奥様の夢が見たいと、寝る前にはあれだけ神様にお願いして
いたのに、何で妻がナメクジ男に舐められている夢ばかり見るんだ?
神は我を見放したのか?
それにしても奥様は遅いな。
仕事が終わってから、一度家に帰ってシャワーを浴びたいので、7時にして
下さいと言ったのはそっちだぞ。
もう18秒も過ぎているんだぞ。
時間にルーズな女は、お股もルーズだと良いのだが。
しかし遅い。お股を想像している間に、もう2分37秒も過ぎてしまった。
待ち合わせの場所は合っているのだろうな?
この前の公園でと言っていたが、コノマエノ公園という名の公園が有るんじ
ゃ無いだろうな。
おっ、やっと来たな。やはりこの公園で合っていた。
今日は最初にガツンとかまして俺のペースに持って行くぞ。
先ずは遅れて来た事をそれと無く責め、優位に立ってから何が何でも俺の車
に乗せる。
喫茶店にでも行きましょうと言いながら、ホテルの有る方向へ車を走らせ、
ホテルが近付いたらスーピードを落とす。
えっ。そんな。まさか。何と言って断ろう。
しかし車はホテルを通り過ぎようとする。
良かった。そうよね。喫茶店に行くんだもの。
ほっとしたその瞬間、急ハンドルを切ってホテルに入る。
当然奥様は急ハンドルに驚き、そこがホテルの駐車場だと知って動揺する。
駄目。私、そんなつもりでは。
しかし、まだ心臓がドキドキしている奥様は正常な判断が出来ない。
どうしよう。部屋まで来てしまったわ。
ダメ、そんな事されたら私。ダメ、ダメ。
「遅くなってごめんなさい。」
ウワー、ビックリした。
「事故の患者さんが入ったもので、いつもの時間に帰れませんでした。待た
せしてしまいました?ごめんなさいね。」
「いいえ。私も今来たところです。」
いかん、計画通り進まない。急に声を掛けられて俺が動揺してしまっている。
「慌てて来たもので喉が渇いてしまって。私の車で喫茶店にでも行きましょ
う。どうぞ乗って下さい。どうぞ、どうぞ。」
「いいんですか?申し訳ないです。」
駄目だこりゃ。
「本当にごめんなさいね。帰ろうとしたところに救急車が入って来て、ケガ
人が2人いると言うもので、帰れなくなってしまって、結局家にも帰らずに、
シャワーも浴び無いまま急いで来たので汗臭いでしょ?」
「いいえ、別に。」
何だその、素っ気無い返事は?そんなに落ち込むな。
今日が駄目でも、まだチャンスは10回残っているだろ?
次回に繋がる会話をしないか。一緒に食事もするのだろ?
今日のところは、奥様が食べ物を口に入れる様子をよーく見て、想像力を最
大限に発揮させて楽しめばいいじゃないか。
もういい。どうせ後の10回も駄目に決まっている。
帰ったら邪念を振り祓う為に、頭を丸めて仏門に入る。
「汗臭いからシャワーを浴びたいわ。シャワーの有る所に入ってもいいで
すか?」
おい!何をすねてボーとしている?聞こえなかったのか?返事をしないか。
奥様はシャワーを浴びられる所に行きたいと、おっしゃっておられるのだぞ。
喫茶店やレストランでシャワーを借りている人を見た事有るか?
えっ、ウソー。本当にそう言った?間違いない?確か?確か?
「今何て言われました?」
「恥ずかしいから、何度も言わせないで。」
ヤッター、ヤッター、ヤッターマ止めた。ふざけている時では無い。
途中で止めてしまって気持ち悪い?
俺は今それどころでは無いので、気持ち悪い方は各自で叫んで下さい。
[3236] その13 投稿者:強がり君 投稿日:2005/03/20(Sun) 20:17

本当に来てしまったのか?夢じゃ無いか一度オチンチンを抓ってみよ。
いかん。奥様が腕を組んできて乳を腕に押し付けるから、早くもロッキーが
目覚めてしまい、大きく膨らんでいて歩き難い。
ここまで来て見栄を張るな。歩き難いほど大きいか?
本当はパンツに擦れるだけでも、出てしまいそうで歩き難いのだろ?
早くこの後のシュミュレーションをしておかねば。
部屋に入ったら奥様の両肩に手を置いて瞳を見詰める。
奥様は目を閉じるから、最初はそっとソフトなキスをする。
次に。いかん、最近のエレベーターは早いな。もう部屋に着いてしまった。
先ずは奥様の肩に。あれ、どこに行った?
「これは何?カラオケだ。これは?最近のラブホテルって凄いんですね。お
風呂は?ひろーい。シャワーはやめてお風呂に入ろう。うわー、蛇口が大き
いから見る見るお湯が溜まっていくわ。」
小学生の社会見学か?完全に国生さゆり奥様のペースだ。
「お風呂お先に頂いてもいいですか?ごめんなさいね。」
お先にと言う事は俺も入るの?やはりその気は有るようだ。
よし、今の内に確認を。チンチン帽子は2個か。足りるか?
足りなければまた貰えるのか?おかわり自由か?
何だ?いざとなったら妻の顔が浮かんできたぞ。
こら、今は忙しいんだ。あっちへ行け。シー、シー。
お前だって俺を裏切って楽しんだだろ?あっちへ行け。シー。シー。
しつこい奴だ。お前がその気なら、俺は奥様と一緒に風呂に入ってやる。
そうすれば流石のお前もどこかに行くだろう。
待てよ。入って行く時は前を隠すのか?いや、隠すのは変だな。
そうかと言って堂々と見せる自信は無いし、その上既に目覚めてしまってい
るのもばれて恥ずかしい。
これは大問題だぞ。
「お先にごめんなさい。」
えっ、もう出たの?それなら俺は、出掛けにシャワーを浴びてきたから、別
に入らなくてもいいや。
いや、やはりロッキーだけでも、もう一度洗っておくか。
いかん、自分の手で洗っているだけでも出そうだ。
おや?奥様はやけに静かになったが、まさか俺を置いて?
良かった。ベッドに座って俯いている。
「あっ、出られました?ご主人、せっかくカラオケがあるから一緒に歌いま
せん?そうしましょう。曲は何がいいかな?」
“セーラー服を脱がさないで”を久し振りに聞いてみたい気はするが、温厚
な俺でも流石に怒れて来たぞ。
奥さん、あなたはついに、眠れる獅子を起こしてしまいましたね。
これでも学生の頃はみんなから、羊の皮を被った狼と恐れられたのですよ。
修学旅行の風呂場ではみんなから、皮を被ったホワイトアスパラだと、笑わ
れましたが。
「奥さん!」
「ごめんなさい。私、恥ずかしくて。」
おっ、大きな声を出したら、急にしおらしくなったぞ。
つーかまえたー。おー、いい香りだ。
「待って下さい。私、主人以外は初めてなの。正直に言うと主人の前に付き
合っていた彼と1度だけ有ったけれど、その時はただ痛かっただけでよく覚
えていなくて。だから主人しか知らないのと同じなの。私怖いの。だから私。」
本当にー。カッワユーイ。
大丈夫ですよ。俺に全て任せなさい。
いや、大丈夫だろうから。俺に全て任せなさい。
いや、大丈夫だと思う。いや、大丈夫かも知れない。いや、大丈夫だといいな。
[3237] その14 投稿者:強がり君 投稿日:2005/03/21(Mon) 20:30

何だー?この柔らかい唇は。
この唇が後で俺の。ワオー、ワオー、ワオー。
先ずは、まな板に乗せて。前を開き。次に皮を剥ぎ。
おっ、下着を着けていない。下着を脱がす楽しみは1つ減ったが、目の前で
国生さゆりの裸を見られるとは、あの当時では想像も出来なかった。
乳は妻ほど大きくは無いが、さほど垂れてはいない。マル。
乳首は妻よりも小さくて、色も黒くない。マル。
やはり腹の周りは多少肉が付いているが、それでも充分括れている。マル。
いよいよ、本日のメインイベント。
薄い陰毛の下には。国生さゆりのオ○○コクラブが。マルー。
マル4つ頂きました。
何よりも、この肌の白さはなんだ?透き通る様な肌とはこの事だな?
身体を透して下のシーツがはっきりと見える。
そんな訳無い?当たり前だ。それほど白くて綺麗だと表現したかっただけだ。
「そんなに見ないで下さい。こんなおばさんに成ってしまった身体、恥ずか
しいです。」
「いや、凄く綺麗だ。こんな綺麗な身体を、今までご主人1人が独占してい
たのか?罪な事だ。こんなおばさんに成った身体って言ったが、昔はこれ以
上に綺麗だったのか?信じられん。」
いかん、あの変な台詞が頭に浮かんでしまっていた。
「私1人が裸なのは恥ずかしいです。ご主人も脱いでー。」
ついに私の恥ずかしい物を見せる時が来てしまった。
心の準備が整うまで、ここは時間稼ぎを。
「ご主人はやめて下さい。出来れば名前で呼んで下さい。」
「だったら私の事も奥さんはやめて、里美と呼んでね。」
いやだ、おれは里美よりも奥さんの方が興奮する。
よし、いよいよお披露目といくか。どうにでもなれ。玉砕じゃー。
「まー、立派。こんなの怖いわ。ここに寝てみて。少し触ってもいいですか?」
そんなに触るな。今はチョウチョがとまっても出そうなんだから。
「主人のより、長くて太ーい。」
嬉しい。生まれて初めて言われた。でも、出来れば「主人のより」は外して
欲しかった。
俺のが大きく見えるという事は、よほどナメクジ男のは小さいのだな。
それよりも「恥ずかしくて。」「私怖いの。」はどこへ行ったの?
このままでは本当に出されてしまうぞ。何か話して気を紛らわそう。
「大きいなんてからかわないで下さい。病院にいると色んな人のを見る機会
も多いでしょ?何か皮肉を言われているようで。」
「皮肉なんて。よく見ますが、大きくなった時のなんてほとんど見ません。
たまに剃毛している時に元気になってしまう患者さんもみえますが、私には
八百屋さんのナスやキュウリと同じです。八百屋の奥さんがナスやキュウリ
を見て、いちいちそんな事を考えていたら仕事にならないでしょ?」
何と言う例えだ。近所の八百屋の若奥さんが、ナスやキュウリを使って楽し
んでいるのを想像してしまって、余計に危なくなって来たじゃないか。
「でも仕事を離れれば別。今からこれがと思うと、主人のより大きくて怖いの。」
何が「怖いの。」だ。怖い奴がそんな触り方をするな。
いかん、このままでは本当に俺だけいかされてしまう。
誰か助けてくれー。
何をやっておる。
あっ、隊長。来てくれたので有りますか。
黙って敵の作戦に合わせていないで、すぐに押し倒して形勢を逆転せんか。
了解。
次はどの様な攻撃を仕掛けましょう。
馬鹿者。
お前は、確かに実戦経験は不足しておるが、あれだけの訓練を積んで来ただろ。
AVを教官に招き、エロ本を教科書にし、妻を実験台として、血の滲む思い
をしながらやって来た、あの特訓は何だったのだ?
そうでした。忘れておりました。
さっそく“デリケートな部分は後でね。舐め舐め焦らし作戦”を決行致します。
「アーン、アーン。」
隊長、敵が根を上げ出しました。もうそろそろ宜しいでしょうか。
もう胸の山頂にいる敵は攻めてもよいが、谷間の敵はまだだ。
了解。
「アー、アー、イヤーン、アーン。」
隊長、逆に敵が腰を振って、谷間への攻撃を催促しております。
今一気に攻めれば、敵は降伏するかと。
いや、まだだ。まだ攻めるな。まだだぞ。よし、今だ。
徹底的に攻めろ。徹底的に攻め続けろ。
了解。
「アーン、ダメ、ダメ、ダメ、ダメ、ダメー。」
隊長、やりました。敵が降伏致しました。
よくやったぞ。辛い戦いだったが、よく迫撃砲を温存した。
後はもう大丈夫だな?困った時はまた特訓を思い出せ。
了解。有難う御座いました。
[3239] その15 投稿者:強がり君 投稿日:2005/03/23(Wed) 19:02

俺はまだ出してもいないのに、この心地良い達成感は何だ?
「恥ずかしいです。私だけ、あんなに。」
そうか。そうか。自分だけ乱れた事がそんなに恥ずかしいか?
それなら、おじさんがもっと恥を掻かせてやろう。
いかん、奥様の奇襲攻撃。いや、奇襲口撃だ。
何としてもカップラーメンだけには負けたくない。
ウッ、完敗だ。おじさんは恥を掻いてしまった。
なにー?飲んじゃったの?うそー。
嬉しい。苦節45年、妻にさえも飲んでもらった事は無かったのに。
「飲んでくれたのですね。凄く嬉しいです。」
「えっ?お口でした時は普通飲むのじゃ?主人にそう教えられて。」
何と気持ちの良い事を教え込んでいるんだ。
歳が歳だからやる事は多少大胆だが、意外と初心で何も知らない?
全国のナースの皆さん。わたくしは今まで、ナースの皆さんは凄くエッチで
セックスに詳しく、初心な方などいないと思い込んでいた事を、ここに深く
反省すると共に、お詫び申し上げます。
ウワッ。こら、キスをして来るな。やめろ、舌まで入れるな。
自分の出した物を舐めているようで気持ち悪いじゃないか。
こうなれば“レスリング、バックをとればポイント追加”攻撃で。
背筋をチロチロ、時には強く、お手々はお尻を触りましょ。
あら奥様お恥ずかしい。腰が上下に動き出していますわよ。
それならお尻を持ち上げて、後ろに回ってペロペロと。
「イヤー。コンナノハズカシイデス。ヤメテー、イヤー。」
嫌と言いながら、俺の口に自分から押し付けて来ている様に感じているのは、
気のせいだろうか?
エイドリアーン。
おっ、ロッキー。今日は復活が早いな。
今エイドリアンに会わせてやるから少し待て。
外は日差しが強いから、ちゃんとお帽子を被って。
よし、会いに行ってもいいぞ。
気持ちいいー。超気持ちいい。
いかん。出したばかりでも余り耐えられそうに無いぞ。
では、最初は三拍ー子。
スロー、スロー、クイック。スロー、スロー、クイック。
「アッ、アッ、アーン。アッ、アッ、アーン。」
奥様もこのリズムに慣れて来たな?それなら四拍ー子。
スロー、スロー、クイック、クイック。スロー、スロー、クイック、クイック。
「ダメー。ソンナノダメー。ソンナニツヨクサレタラ、コワレチャウ。」
えっ、今何と?確か壊れちゃうと言いました?
男の夢だ。
俺のお粗末な物で、こんな言葉を聞く事は一生無いと思っていた。
これもナメクジ男が、奇跡的に俺のよりも小さかったおかげだ。
頼む。もう一度でいいから聞かせておくれ。
スロー、スロー、クイック。クイック、クイック、クイック、クイック。
「ダメー、コワレチャウ。ワタシモウダメ。イヤ、イヤ、イヤ、イヤー。」
危なく奥様に合わせて、俺まで終わってしまうところだった。
チンチン帽子を着けていなければ、確実に終わっていたな。
やはり最後は、奥様の顔を見ながら終わりたいからひっくり返して。
「スコシヤスマセテ。イヤ、イヤ、マタダメニナル。ヤメテ、イッチャウ。」
今気付いたが、奥様は感じてくると言葉が全てカタカナになってしまうな。
「オレモデソウダ。イッショニイコウ。ダスゾ、ダスゾ。」
いかん。俺までカタカナになってしまった。
「ダメ、ダメ、マタ、イッチャウヨー。イヤ、イヤ、イヤー。」
美人はいく時の顔も美しい。
待てよ。最近妻とは顔を見なくて良いように、逆に最後は後ろからして終る
事が多かった様な?まあいいか。
「私恥ずかしい。凄い乱れ様だったでしょ?」
何て答える?何て?何て?ここは石田純一になり切れ。
「いいえ、とても素敵でしたよ。乱れた奥さんも凄く魅力的でした。」
「あんな姿を見られて、消えて無くなりたいほど恥ずかしいです。」
そんな事は、俺のロッキーを掴んでいる手を放してから言え。
「主人とはここ3ヶ月ほど無かったから、余計に感じてしまって。」
3ヶ月も?そんな勿体無い事を?信じられん。
3ヶ月と言うと、妻と浮気をし始めてから?
国生さゆりを抱かずに、あの。あの、あの、難しい。妻を誰に例える?
そうだ、この書き込みが見つかってしまった時の為に優香にしておこう。
優香なら妻も喜ぶだろう。顔は全然違うが、乳の大きさは似ている。
国生さゆりを抱かずに、優香を抱いていたのか?
いや、文章としておかしい。
優香ならそれも有りだな。
[3246] その16 投稿者:強がり君 投稿日:2005/03/24(Thu) 22:02

あのナメクジ男は何と贅沢な奴だ。国生さゆりでも飽きたと言うのか?
俺なら毎日、朝昼晩と3食美味しく頂くぞ。
「奥様を裏切らせてしまってごめんなさい。」
「いいえ、お互い様ですよ。」
「今日会う約束をしたのも、本当はあの人を嫉妬させたいだけだったの。約
束してから毎日の様に、あと何日でデートだと言って反応を見ていて、今日
は行かないでくれと言ってくれるか、明日はやめろと怒り出すかと毎日待っ
ていたのに一向にその様子は無くて、今日会う前にも、今から会ってきます
と携帯に電話したの。そうしたら止めるどころか、俺も出掛けるからゆっく
りして来てもいいぞ、ですって。もう頭に来たから、それで私。」
そうか、そうか。理由は何でもいい。
俺に抱かれる気になった事に意義が有る。
そう言えば妻も、今から会うと言って俺がシャワーを浴びていたのに、何も
言わなかったぞ。
今頃、俺達がいない事を良い事にナメクジ男と会っていて、ナメクジが妻の
身体を這いずり回っているのでは?
いかん、もう帰ろう。
いや、チンチン帽子がまだ1個残っている。
いや、妻が心配だ。でも、国生さゆりが。いや妻が。でも、国生が。
おや?奥様、そんなに恥ずかしいのですか?
布団に潜って顔を隠してしまって。カッワユーイ
ちょっと奥様、やめなさい。俺は今考え事が。
お口がお得意なのは分かりましたから、今はやめなさい。
いくらそんな事をされても、2回も出してすぐには。
えっ、元気になってきた?ロッキーの奴、勝手な行動をしやがって。
奥様、何とはしたない。自分から跨って腰を使うんじゃない。
分かりましたから、せめてチンチン帽子を。
駄目だ、犯されてしまうー。
フー。この歳で流石に3回連続はきつい。
俺は3回できついのに、いくら若かったとは言っても、夏の甲子園40回記
念大会、坂東英二投手の延長18回引き分け、翌日再試合の凄さが分かる。
そんな事よりも、チンチン帽子無しで出してしまったぞ。
可愛いベビー誕生か?
奥様に似ていれば良いが、俺に似た女の子でも知らないぞ。
「奥さん、中に出してしまいました。ごめんなさい。」
「最初つけてくれた時に言おうかどうしようか迷っていたけど、恥ずかしく
て言えませんでした。実は、今年の春頃に、終ってしまって。」
「終ったって生理の事ですよね?いくら何でも早いのでは?」
「ええ、早いと思いますが個人差が有るから。この歳なら特別不思議な事で
はないです。」
「失礼ですが、奥さんはおいくつですか?」
「先月48歳になりました。」
ヒエー、ウソー。俺より3つもお姉たま?
若いナース達に囲まれて、一緒に仕事をしていると若くなる?
身体だってどう見ても48には見えない。
俺は42歳ぐらいだと思っていたんだぞ。
よくも今まで6歳も鯖を読み、俺を騙し続け、若い身体を弄んだな。
勝手に俺が思い込んでいただけだが。
「ご主人はおいくつなのですか?」
「主人は50歳です。」
つまらん奴。見たままだ。何も面白い事を言えない。
どうせ見たままなら、せめて51歳にしておけ。妻と12歳違いという事は
同じ干支?奇遇だと言えたのに。
それにしても、よくも2人して俺達夫婦の若い肉体を弄んだな。
あの男が妻の身体を弄ぶ事は金輪際、絶対、絶対、ゼーッタイ、許さーん。
俺はもう少し奥様に弄ばれていたい。
[3247] その17 投稿者:強がり君 投稿日:2005/03/26(Sat) 08:35

さーて。早く帰らなければ妻が心配だ。
「このまま帰ります?」
そうか。食事がまだだった。
このまま帰れば、ただエッチがしたいだけの男だと思われる。
「寿司でも食べに行きましょうか?」
しまった。寿司の前に回転を付け忘れた。
「お寿司もいいけれど、焼肉でもいいですか?凄く疲れちゃって。早く体力
を取り戻したい時はお肉ですよね?」
肉は、食べてすぐにはエネルギーに変わらないと聞いた覚えが有るぞ。
消化も良くて、すぐにエネルギーになるのはバナナだ。八百屋に行こうか?
「大丈夫ですか?」
「私、あんなに、激しくされたの、初めてだから。」
激しくされた?誰が?
最後は一方的に、俺が犯されていた様な気がするのだが。
「ご主人が、あんなに激しく責めるから、もう腰だって、フラフラで。いや
だー、私ったら。恥ずかしい。」
恥ずかしいと言って可愛く手で顔を隠しているが、本当に覚えていないのか?
腰がフラフラなのも、勝手に俺の上で激しく腰を使っていたからだぞ。
その時私の脳裏には、若年性アルツハイマーという病名が浮かんだのであった。
「来週の金曜日に、また会って頂けますか?ウフッ。」
これは少しまずいぞ。ウフッ。
自分の山のマツ茸しか知らなかった奥様が、出来心で隣の山のマツ茸をとっ
て食べた。
すると、自分の山のマツ茸より美味しかったので、隠れて隣の山のマツ茸ば
かりを食べる様になってしまった。
最初はそれで良かったが、次第にそれでは満足出来なくなり、最後には隣の
山そのものが欲しくなってしまう。
訂正、マツ茸をナメ茸に直して下さい。お手数をお掛けします。
いかん、このままでは深入りしそうだ。分別の有る大人ならここが退き際だ。
「駄目ですか?私、良くなかったですか?私の事嫌になりました?」
「とんでも有りません。来週では無くて、出来るなら毎日でも会いたいです。」
おい、おい。分別の有る大人はどうなった?
すまん、急に気が変わった。
家には、垂れてはいるが巨乳の若い妻がいて、外にはムチムチで美人な年上
の浮気相手がいる。
おまけに、その美人熟女はチンチン帽子無しで出来る。
美人に中出し。熟女に中出し。人妻に中出し。ナースに中出し。
ウーン、マンダム。まさしく男のロマンだ。
俺はいつまでも少年の様な心を持ち続け、男のロマンを追い求めたい。
いかん、すっかり遅くなってしまった。
さーて、妻に何て聞こう。奥様との事も有るから気が引けて、どうも問い詰
め難いぞ。
そうだ、少し重いがヨイショと。これでいい。自分の事は棚に上げた。
「今日はずっと家にいただろうな?」
「いいえ?役員仲間のお母さんに誘われたヨガ教室に初めて行って、その後
お茶に誘われたので10時ぐらいに帰って来ましたけど?」
「なにー。」
「えっ?私が断ったら、その後あなたが行って来いと。」
一昨日妻の携帯に電話が有った時、その様な会話が有った様な気がする。
「私が、もう役員会には行かないから付き合いも薄くなるだろうし、夜1人
で出掛ける様な事はしないと言ったら、あなたが、2人が同時に出なくなった
ら他の人が変に思うから、今後もお前は役員会に出ろと。その為の多少の付
き合いはしても良いと言って。」
そうだ、自分の気まずさから、確かにその様な事を言った覚えが有る。
たいして気にもしないで言ってしまったが、まさか今日だったとは。
携帯の番号も変えたし、メールや電話の送着信記録はいつでも見られる約束
をしたので安心していたが、俺が得意先に行っていない時や、こいつが買物
に行った時に、公衆電話から市役所に電話をすれば証拠も残さずに連絡はと
れる。
新しい番号を教える事だって可能だ。
表示された名前だけ確認して俺は風呂に入ったが、本当にあの電話は女から
だったのか?
確かに女の名前だったが、もしもあの男からだとすると、登録名に何か関連
性が有るかも知れない。
表示された名前は確かナオコだった。あいつはヒデオ。
やはりオが同じだ。3文字の内1文字も同じだという事は3割3分3厘。
松井秀喜選手がジャイアンツにいた頃、この打率で首位打者をとっている程
の高打率だ。
考えすぎかもしれないが、ナオコにはナメクジ男のナの字も含まれている。
まさかヨガには行かずに、ヨガりに行っていたのでは?
うまい。山田君、座布団を2枚持ってきてあげて。

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