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北原夏美 四十路 初裏無修正

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[2129] 揺れる胸 第二部 投稿者:晦冥 投稿日:2005/06/24(Fri) 19:11

あのビデオ撮影から数ヶ月たった。
夫はビデオを見ながら雪絵の話を聞き、興奮をぶつけるように求める日が多くなっていた。
雪絵としてもそれは嬉しい出来事だった。
快楽の為という訳ではない。
自分を求めてくれる事。それが何よりも嬉しかったのだ。
とは言ってもあれから雪絵も今までとは違う快楽に目覚めて始めているのは否定できない。
夫の為という愛情を挟んだ被虐感。夫以外の男を受け入れる背徳感。記憶が曖昧なほど乱れてしまった羞恥心。
あの時の事を思い出すと雪絵は胸が熱くなってくる。
雪絵は自分の中で変わっていく自分を感じていた。
しかし、それを押し殺そうとしている自分もいる。
大人しく、意地らしいほど健気な女を演じてきた。
演じると言う言葉は変なのかもしれない。しかし、雪絵がそう勤めようと努力してきたことは事実である。
夫はそんな雪絵が好きだったし、雪絵自身もそんな自分が好きだった。
だからなのかもしれない。
顔を出そうとする新しい自分を雪絵は押さえ込んでしまう。
目を閉じれば沢山の男達の目に晒されながら、夫以外の肉の棒を受け入れたあの光景が思い出されるのにだ・・。


夫が毎日のようにパソコンに向かっているのは雪絵も知っていた。
何をしているのかと言うのも雪絵にはわかっている。
相手は三河。わかっていても雪絵はその名前を頭の中で呼ぶ度に心臓が大きく動く。
きっとまた何か考えているのだろう。また何かしてくれと夫に頼まれるのだろう。
そう考えながらこの数ヶ月が過ぎてきたのだ。
何も切り出してこない夫に対してほっとする自分と、何かに期待している自分に気づく時もあった。
そんな時はいつも頭を大きく振り、後者の自分を切り捨ててきた。

夫が仕事に出て子供も学校へと送り出した。
静かになった家の中でなんとなくテレビを見ていたのだが、雪絵はそれに夢中になることはない。
「あ・・そう言えば・・」
先日親から電話が入っていたことを思い出した。
その時は電話に出ることが出来ず、あとから掛けなおそうと思いながら忘れていた電話だ。
常にマナーモードにしてある雪絵の携帯は、ボタン音をさせずに押される音だけが鳴る。
「これって・・・」
なんとなくだった。親に電話をかけるつもりで弄っていた携帯。
雪絵が見ていたのは発信履歴だった。
名前のない頭に「184」と付けられた番号。
この携帯から初めて連絡した。
待ち合わせの為に夫から聞かされていた番号だ。
雪絵の頭の中では出会った時から別れた時までの過去が猛スピードでよみがえってくる。
「いつもうちの人もお世話になってるみたいだし・・」
雪絵自身、自分で何を考えてしまっているのだろうと疑いたくなってきた。
「お久しぶりですってくらい・・」
それでも指は止まってくれない。
「たまたま番号見つけて・・これは偶然で・・」
自分を言い聞かせるように何度も呟く。
「ちょっと話するくらいなら・・」
ただ知り合いに電話をするだけ。その雪絵の考えは決して間違っていないその通りの答えだ。
しかし何故これほどドキドキするのだろうか。
「ホントにちょっとだけ・・」
毎日夫と子供を送り出し、家事をこなす毎日。
何もない平和な家庭。幸せな家庭。
そんな平凡すぎる幸せな時間に雪絵はほんの少し刺激が欲しくなったのかもしれない。
雪絵は親への電話を忘れ、その番号をリダイアルした。

「はい もしもし・・」
あの時と変わらない声だ。雪絵の身体は一瞬で固くなる。
「どちら様ですか? もしもし?」
リダイアルで掛けた為、相手の携帯には非通知と出ているはずだ。
「もしもし?  ・・・もしもし?」
相手の男は何も話さない非通知電話に荒げるような大きな声を出す。
「あっ・・」
小さな声だった。ちょっと挨拶するだけと思っていた雪絵は、声を震わせ言葉にならない声だけを漏らす。
「え? どちら様?」
聞こえて来た声が女性だった為なのだろうか。相手の男は最初の優しそうな声に戻っていく。
「あの・・・先日はどうも・・」
「先日?」
先日と言っても数ヶ月も前になる。相手の男に震えた女性の声を雪絵と判断しろと言うのは酷な話である。
「うちの人がいつもお世話に・・」
雪絵はかける前に考えいた言葉を並べた。その言葉に相手の男も何か思い出したのだろう。
「あぁ・・いえいえこちらこそ」
それだけ言うとフフっと言った笑い声を漏らすのだ。
「お久しぶりです・・雪絵です・・」
「いやぁ・・お久しぶりですね・・三河です」
幸せな生活では感じられない極度の緊張感。雪絵は身体を震わせ目を閉じた。


「おぉぉい ちょっと電話してくるからこれ片付けておいてくれ」
携帯からは三河の叫ぶ大きな声が聞こえてきた。
自営業と言っていたがどんな仕事をしているのか雪絵は知らない。
「今仕事中だったんですよ すいませんね」
「あっ・・いえっ・・・そうですよね。すぐ切りますんで」
考えてみれば当然の時間帯だ。雪絵は自分で自分の配慮のなさに自己嫌悪してしまう。
「いやいや いいんですよ。丁度暇になったとこでしたし、久しぶりなんですからゆっくりお話しましょう」
その声の後ろでバタンと言うドアを閉める音が聞こえた。
どこかの部屋に入って1人になったのだろう。
当然と言えば当然かもしれない。
自分が抱いた女性からの電話だ。社長と言う立場でなくても、人前では聞かれたくない電話だろう。
「で・・旦那さんに言われてかけてきてるんですか?」
「え?」
「あれ? 違うんですか?」
三河はどうやら夫に言われ雪絵が電話してきたものだと思ったらしい。
そうでなければ雪絵が自分に電話をしてくるなど有り得ないと思っていたのだ。
「いえ・・あの・・それが・・・」
言葉に詰まりながら一度大きく深呼吸して息を整える。
「携帯見てましたら・・発信履歴のところで番号を見つけて・・ご挨拶くらいと思いまして・・」
途切れ途切れだったが雪絵は今電話している経緯を説明した。
「なるほど・・じゃあ奥さんが自分で掛けてきてくれたんだ?嬉しいな・・それで最近は?」
雪絵は三河に今の生活を話し始めた。
夫が喜んでいたこと。幸せな生活だという事。
新しく自分の中で目覚めようとしている感情は隠し、夜の生活についても口には出さなかった。

「そうですかぁ うまくいってるなら私もうれしいことですよ。ところで・・」
「なんですか?」
「お勉強したこと旦那さんにもしてあげてるんですか?」
「お勉強?」
雪絵の頭の中は?でいっぱいになった。勉強?なんのことだろう?まったく思い出せなかった。
雪絵が聞き返しても三河は答えようとしない。2人とも何も話さない沈黙が続いた。
ビデオ撮影の時散々演出された沈黙。
雪絵はそれを思い出してしまったのだ。あの時の光景があのビデオと同じように頭の中で再生されていく。
「ぁっ・・」
本当に小さな声だった。しかし三河はその声を聞き逃さない。
「思い出されました?」
「いえっ・・ぃぇっ・・まったく・・」
それは雪絵の嘘だった。しっかりとある1つの「勉強」を思い出している。
「本当ですか? 本当はちゃんとわかってるんじゃないですか?」
「そんなことないです・・」
わかっていることなど三河見通しているだろう。雪絵もそれは理解していた。
それでも自分からその事を告げることが出来ないのだ。
「わかってるんですよね? 替わりに言ってあげましょうか?」
「いっ・・いいですっ 言わなくていいです」
「ほら・・わかってるんじゃないですか・・」
回りくどいねっとりとした尋問。何も変わっていない。あの時と同じだ。
雪絵自身に言わせようとする。
決して乱暴ではないそのやり方は確実に雪絵を追い込む為に何度も効果をはっきしていた。
しかし今は雪絵を責めているわけではない。その答えは雪絵からではなく三河から出された。
「ディープフェラ・・のどの奥まで入れてやってあげてるんでしょう?旦那さんに・・」
雪絵の身体はカァっと暑くなった。携帯を耳に当てながらどうしていいのか分からないように、目線を泳がせている。
確かにあれから夫にはそれを求められてきた。
三河にや岩本にして自分にしないと言う事はないだろう?と責めたてられるように何度もさせられた。
苦しいのは何も変わっていない。のどの奥まで届けば吐き気だって当然のようにする。
しかし、今では以前よりも深く肉の棒を咥えこむ事が出来るようになってきていた。
眉間にシワを寄せ、苦しそうに咥え込む姿に夫は興奮して、鏡を使い雪絵自身にも見せてきた。
あの恥ずかしすぎるほど情けない自分の表情が頭に浮かぶ。
そんな羞恥に身体を火照らせ、戸惑うように震える雪絵を見透かしたように三河は言葉を続ける。
「一生懸命のどの奥までチンポ咥えこんでるんですよね? 旦那さんのチンポはどうですか?
 大きいんですか? それとも・・ 岩本君は大きかったですよね? 岩本君のチンポよりは小さいのかな?」
三河はわざとその3文字の隠語を強調するように話した。そしてあの時を思い出させるかのように岩本の名前も出してきたのだ。
「んぅっ・・」
何かを押し殺したような声が三河の携帯から聞こえた。

真夏日が続き部屋着にしているハーフパンツ。雪絵は無意識にその中央へと手を添えていたのだ。
熱くなる身体を押さえ込むように手に力を入れ握り締めた。
それが逆により身体を熱くさせてしまう結果になったのは、雪絵にとって不運なことだったのかもしれない。
「おや? ひょっとして思い出して1人でしてたんですか?」
「そんっ・・そんなことないですっ」
思わず大きな声になってしまったことでその焦りは三河に伝わってしまったのだろう。
「そう言えば・・フェラチオしてもらう時奥さんが濡れてるかどうか確かめてからしましたよね・・覚えてますか?」
忘れるはずがない。濡れているかどうかと確認するとき、壁に手を付き、腰を後ろに突き出したあの恥ずかしい姿だ。
「おっ・・覚えてません・・」
「それも嘘ですね」
三河にはすべて見透かされている。そう思えば思うほど雪絵は追い込まれていくような感覚に陥っていく。
「思い出して濡れているんでしょう?」
雪絵は直接下着の中に手を入れて確認したわけではない。はっきりとそうだとも違うとも言えない。
しかし、感じることは出来る。なんとなくではあるが、それはきっと三河が期待している反応。
「そんなこと・・」
「じゃあ確かめて見ましょうか? あのフェラチオの時と同じ遊びをしましょうよ」
「遊び・・?」
「えぇ・・確認してみてくださいよ・・もし濡れてなかったら失礼言ったことを謝りますよ。でも濡れてたら・・」
濡れてたら?そう雪絵は聞き返そうと思ったが言葉にならなかった。
三河の電話越しでの沈黙が演出される。その間雪絵はいろんな想像をさせられてしまうのだ。
「もし濡れたら・・出しちゃってくださいよ。その場で奥さんの大きなおっぱい・・」
「出すって・・・」
そこから雪絵の言葉は続かなかった。
「濡らしてないんですよね? 奥さんはそんな簡単に濡らす人じゃないですよね?」
三河が煽ってくる。
「えっ・・はい・・」
濡らしていない。三河が求めていた返事だった。誘導尋問と言うにはあまりにも子供じみた質問。
何と言わせたいのかすぐにわかるものだ。
しかし、思い出し濡らしているというのは、自分の口からはっきりと言うには恥ずかしい言葉だ。
雪絵に選択出来る答えは初めからなかったのかもしれない。
「じゃあ いいじゃないですか。確認してみましょう。奥さんの勝ちが分かってる簡単なゲームですよ」
三河もわかっているはずだ。この簡単なゲームの勝者はどちらであるかなど。
雪絵は小さく頷くしかなかった。
[2132] 揺れる胸 第二部 2 投稿者:晦冥 投稿日:2005/06/29(Wed) 01:19

本当に挨拶する程度のつもりだったが、電話をすればあの日の話をされる事など雪絵でも想像出来た。
そんな話をされながら緊張と羞恥で身体を震わす自分が頭の中で居なかったと言えば嘘になる。
しかしそれだけのつもりだった。
平穏な毎日。幸せすぎる平凡な時間。
そんな今の時間を少しだけ変えてみたかっただけ。

「さあ奥さん。確認してみましょうよ」
「確認って・・」
この電話は、前のビデオ撮影のように夫に言われてしたものではない。
夫は何も知らない。
そう考えるたびに強烈な罪悪感に襲われる。
「パンティの中に手を入れて触ってみてくださいよ」
三河にしても雪絵の夫を裏切るつもりなどなかった。
雪絵を借り受ける前に話を聞いた印象は極度の心配性。それが三河が雪絵の夫に対してのイメージだ。
そんな夫からやっとの思いで信用を勝ち取り、今では相談や今後の希望を含め話を聞いている。
このまま今までの関係を続けていれば、何の問題もなくもう一度雪絵を抱けると言う事は難しいことではなかった。
男は生まれ持ってのハンターだ。そんな言葉を聞いたことがある。
安全に他人の妻を抱くことよりも、今こうして自分に踏み込んできた女を欲しているのかもしれない。
心の中で雪絵の夫に対し申し訳ないと懺悔しながらも、膨れ上がる自分の性欲を抑えきれずにいた。
「ちゃんと確認してみましょうね奥さん・・嘘ついたらダメですよ・・」

雪絵はソファーの上で正座をしていた。
自分でも何故そんな体勢になっていたのか判らない。
三河に電話をすると言う緊張から身体を硬くし、そんな体勢をとらせてしまっていたのだろうか。
持っていた携帯を左手に持ち替え、右手を上からハーフパンツの中へと入れていく。
徐々にその中で下に下りて行く手。
電話で三河に見られているわけじゃない。何もせずに触ったと嘘をついても知られることはないだろう。
しかし、三河にはすべてを見透かされている錯覚に陥る。
やらなくても大丈夫。やらなければならない。
そんな葛藤が雪絵の手の動きを鈍らせていた。
「覚悟を決めちゃって・・奥さんから電話してきたんですからね。こんなことも期待してたんじゃないですか?」
三河の言葉に無言で大きく首を横に振る。
平穏な時間の中でちょっと緊張が欲しかっただけ。
しかし、そんな思惑とは違い雪絵は今三河の言う通りに自らの性器を触ろうとしている。
それも夫や可愛い子供と住んでいる自分の家でだ。
雪絵の中で言いようのない惨めさや、悔しさが溢れ出てくる。
それは電話をしてしまった軽率な自分と、そう思いながらも性器に向かい手を伸ばしている自分に対してだったのかもしれない。

奥へと進んでいく雪絵の手は下着に触れていた。
穿きなれた下着。それがまるで自分の物ではないかのような感触が指先から伝わってくる。
「さあ・・もっと奥に・・もっとだよ・・」
もっとと急かす三河の声が耳に響く。
あの日もそうだった。足を開く時ももっと、もっとと言われ続け恥ずかしい姿を晒してしまった。
雪絵の頭にもその時の光景がはっきりと思い出されてしまう。
下唇を噛み締め、固く目を閉じると指先は下着の中へと入っていった。

指先で感じる陰毛の感触。少し中指を前に出すように、その毛に隠されたワレメに添える。
そのワレメに沿ってゆっくりと奥へ進む指は、やがてクリトリスへと触れてしまう。
「んっ・・んんっ・・」
三河に電話で聞かれながらついに触ってしまった。
雪絵は普通に触れた時よりも強烈な電流が走るのを感じる。
「あぁ・・いい声ですよ奥さん・・濡れてるかな?どうかな?」
そんな三河の問いに答えることはしなかった。
噛み締めた唇で漏れる声を隠すのがやっと。
雪絵も少し触る程度で声など漏れるなど思いもしなかったが、
三河に聞かれ指示されて触ると言う状況に興奮を覚えてしまっているのかもしれない。
包皮で隠されたクリトリスからさらに奥へと進み、添えられた中指は肉のワレメの中へ埋まっていく。
ヌチャッ。
そんな音が頭の中で響いた。
「ぃゃっ・・あぁ・・ い・・やっ・・」
微かに漏れる吐息に混じり、雪絵の小さな悲鳴は携帯を通して三河に届けられた。
中指はまるで溺れてしまうかのような凄まじい液体を感じとっていた。
それだけではない。小陰唇や大陰唇に触れる別の指まで、その溢れる液体を確認していたのだ。
指の背や、手の甲には早くに溢れ出させていた証拠を感じている。
下着に付けた大量の愛液だ。
「あぁ・・そんなことない・・いやぁ・・」
想像以上だったその量に雪絵の中で小さなパニック状態に陥ってしまったのだろう。
何度も自分の身体の反応を否定する言葉を漏らすのだ。
「ふふっ・・濡らしてしまってましたね?奥さん」
聞こえてくる雪絵の声に三河は意地悪そうに声を低くして聞いてくる。
雪絵はその問いにも大きく首を横に振った。しかし、三河にはその反応を見ることは出来ない。
「濡れていたんですね?」
何度も何度も聞いてくる。
「もうグチョグチョだったんじゃないですか?」
「ああぁぁ・・いやぁ・・」
「奥さんのマンコから大量の汁が出てますよね?」
「いやっ・・ぃゃ・・」
三河にははっきりと答えを聞かなくても、その反応だけで十分であった。
どちらの結果が出たなどすぐにわかる。

こんなに濡らしてしまっていた。それは雪絵にとってショックな出来事だったかもしれない。
少しくらいはと想像していたが、まさかここまでとは思わなかった。
三河は何度も濡れていたか?と確認してくる。
濡らしてなかったと嘘をつくことも考えた。
しかし三河はすでに見抜いている。そんな事はパニック状態に陥った雪絵でも想像できた。
嘘を言ってもすぐにばれる。それでも濡れているなど自分の口から言うのは躊躇う。
考えて出した答えではない。雪絵は無意識で無言と言う返事を選択した。
「おや・・返事がないですね・・これはゲームですよ? 結果がわからないんじゃ終われないですね・・」
そんな雪絵の心境など手に取るように判る三河は、その状況を面白がるように言葉を続ける。
「あの日もすごい濡れ方だったから今もすごいんでしょうね?」
「パンティとか大丈夫ですか?濡れてベチャベチャなんじゃないですか?」
「ひょっとして濡らしてなかったのかな? そうですよねぇ・・こんな簡単に濡らしてたらねぇ・・」
何度も言葉を続けるうちに三河も興奮してきたのだろう。鼻息が荒くなり、雪絵を責めていく。
それは夫からの依頼と言う枷がない三河の素顔だった。
「奥さんは簡単に濡らしちゃうような女なのかな?」
「そんな簡単に濡らしちゃったら淫乱女って思われてしまいますよ ふふっ・・」
「やらしい、やらしいマンコ・・変態マンコって言われちゃうかもね・・」
淫乱や変態などビデオの撮影時では使われなかった言葉だ。
それは夫に見せると言うことを前提としているビデオだったから。
元来三河の性癖は生粋のSと言ってもいい。
雪絵同様何人もの女を自分の麻縄で縛り上げてきた。
三河は今、夫と言う雪絵に対する枷がないのだ。
「ぃゃ・・・・・・・・・・・・・・」
三河の言葉に割って入るように雪絵は小さな声を漏らした。
「え? なんですか? もっと大きな声で言わないと聞こえませんよ奥さん」
「言わないで・・・」
その声ははっきりと震えているのがわかる。
「もっと大きな声で言ってもらわないと・・」
「・・言わないでください・・」
「ダメですね・・ちゃんと答えるまで言いますよ。奥さんのマンコ、マン汁でグチョグチョなんでしょ?」
「ああぁ・・お願い・・」
Sの男にとってこれほど面白い状況はないのかもしれない。
口では拒否をしながら身体はしっかりと反応する。
反応してしまった身体に戸惑いながら身体を震わす。
三河はビデオの撮影の時から思っていた。
沢山の男に見られながら絶頂を迎えた雪絵。
見られてると耳元で囁く度に大きな悲鳴を上げ、挿入させた肉の棒をしっかりと締め上げてきた。
もともと受身だったと言うのもあるのかもしれない。
三河は雪絵の中でしっかりとしたMの可能性を感じていた。
「ほら言ってしまいまよう。濡れてました。やらしい雪絵のマンコが濡れてましたって」
「ぃゃぁ・・・」
「マン汁たっぷりの変態マンコ・・」
「あぁ・・言わないでぇ・・」
「おっぱいの大きい 巨乳人妻の淫乱マンコ・・」
「やめてぇ・・やめてぇぇ・・」
恥辱からなのか、それとも今まで押さえ込んできた自分が顔を出そうとしている歓喜からなのか。
雪絵の声は振るえ涙声のようにも聞こえる。
「マン汁臭い・・臭い臭い腐れマンコ・・」
「ああぁぁっ・・おねがいっ・・言いますからぁ・・やめてぇぇ」
雪絵は気づいていただろうか?
三河の言葉を遮るように大きな声で叫んだ瞬間、肉のワレメに添えられてた指が膣内に挿入されたことを。
「ではちゃんと濡れてましたって言うんですよ?」
「濡れて・・濡れてました・・ぬれてましたあぁぁぁ」
雪絵は挿入させた指をさらに奥へと埋め込んだ。
夫が今の雪絵を見たらどう思うだろうか?
これほど乱れる雪絵の姿などあのビデオでしか見たことがないであろう。
妻としての貞操を守り続けた雪絵が、電話先の男の言葉だけで指を膣内に入れ大きな声を張り上げているのである。
雪絵自身も自分が自分でなくなってくような感触があった。
これは自分ではない。
そう何度も自分を言い聞かせた。
「じゃあおっぱいを出してしまってください・・」
「あぁっ・・んぁっ・・」
三河の言葉は雪絵に届いただろう。しかし、挿入し、自分を慰め始めた雪絵の指は止まれなかった。
「おやおや・・オナニー始めちゃうんですか?」
「言わないで・・言わ・・ないでぇ」
正座をしていた雪絵は前のめりに倒れるように、頭をソファーに付けた。
その格好はまるで後ろから陰茎を受け入れるような体勢になっている。
「昼間からオナニーですか・・やらしい奥さんですね・・」
「そんっ・・そんなことっ・・あっ・・うっぅぅっくっ・・」
挿入されていた指は、中から愛液を掻き出す様にクリトリスに添えられる。
「いやっ・・あぁっ・・」

雪絵にとってオナニーはどれくらいぶりだろうか。
元々Sと言っていた夫には目の前でさせられたこともあった。
しかし考えてみたらそれが最後だったかもしれない。
ここ数ヶ月。顔を出そうとする新しい自分を押さえつけてきた。
自分を慰めようと考えてしまった時も、自分が変わってしまう事を恐れてやめてきた。
「あらあら・・本格的にオナニー始めちゃいましたね・・今どんな格好ですか?」
「はぁっ・・あっ・・お尻をっ・・上げて・・」
雪絵がオナニーを覚えたのは中学生の頃。
頻度が多い方ではなかった。それはなんとなく悪い事と思っていたから。
自分の部屋で布団に包まり、丸まるようにして自分を慰めてきた。
夫に言われ見せた時は、仰向けになって足を開きよく見えるようにさせられた。
しかし、これがオナニーを覚えた時からしている体勢。
丸まるように額を付け、ヒップを上げるようにする恥ずかしい格好。
夫さえも知らない雪絵の恥ずかしい秘め事だった。
「やらしい格好ですね奥さん・・後ろから私に入れられた時のこと思い出してみてくださいよ・・」
「ぁぁっ・・ああぁっ はあっ・・」
言われた通りその事を思い出したのだろうか。雪絵の声は確かに三河の声に反応するように大きくなった。
事実、雪絵はあの日の事を思い出している。
携帯から聞こえてくる男の声が、あの時の男なのだからそれは仕方のないことなのかもいれない。
ヒップを鷲掴みにされ何度も腰を打ち付けられた。
「奥さんのマンコ気持ちよかったな・・今度生で入れてみたいですよ ふふっ」
雪絵の指は動きを早くしていった。それが雪絵の意思なのかどうかのかは本人にも分からない。
クリトリスに添えられた中指と薬指を回すように動かしていく。
「いっ・・いくっ・・いくぅ・・っ」
「おや・・もういっちゃうんですか?」
電話で聞かれながらしている雪絵。
普段では絶対にないことだ。夫や今まで付き合ってきた彼氏とさえない。
テレホンセックスとは言わないのかもしれない。しかし雪絵の初体験には違いなかった。
そんな今までなかった状況に雪絵は絶頂を早めてしまう。
それは雪絵がその状況に興奮してしまっている証拠でもあった。
「まだいっちゃダメですよ・・」
「いやっ・・いくっ・・いきそうぉ・・」
「いって良いって言うまでダメです・・」
「あぁっ・・おねがい・・はぁっ・・んっ・・いか・・せてぇ・・」
何故三河の言うとおりにしているのかさえ、この時の雪絵は疑問に思うことがなかった。
しかし、指の動きを止めることなく雪絵はただ目の前に迫った絶頂を耐えるだけ。
「うっうぅ・・んぅ・・」
その耐えている事を伝える漏れる声は三河の股間を直撃した。
「今度奥さんのマンコに生で入れさせてくださいよ」
「だ・・だめっ・・んっ・・」
「生で入れさせてくれるって言ったらいってもいいですよ」
「ああぁぁっ・・いやあぁ・・だめぇ・」
理不尽な要求である。三河としても一種の賭けだった。
無理な要求をして雪絵が冷めてしまう可能性がある。
そうなると指の動きを止め、突然電話を切られることだってあるだろう。
今回ばかりは三河も確信があったわけではない。一か八かの賭けだったのだ。
「いぅ・・いくぅっ・・もうダメぇぇっ・・」
しかし雪絵は手の動きを止めなかったのだ。
この数ヶ月押さえ込んできた新しい自分を爆発させるように、クリトリスの愛撫を続けた。
「いっちゃうんですか? 生でいいってことですか?」
「あぁっ・・だめぇぇ・・はあぁあっ・・んっ・・」
「生でいいって言うまでいっちゃだめですよ。 いきたいなら生で入れてって言うんです」
「いやぁあっ・・いくぅぅっ・・もうっ・・うっうぅ・・」
雪絵はすでに限界にきていた。これ以上耐えることは出来ない。
「生で入れてと言うんです奥さん。いきたいなら言ってしまいなさい
 今度は生で入れますよ? 生挿入でいいんですね?」
「ああぁぁぁっ・・いっ・・いぃっ・・」
「いきたいなら言うんです。生のチンポで奥さんのマンコをかき回しますよ? いいんですね?」
「はっ・・はいぃぃっ・・」
「よしっ じゃいっていいですよ。 生で入れてって言いながらいってごらん」
「ああぁっ・・なっ・・生でぇぇえ あぁあぁぁっ・・・」
いっていいと言われた時すでに雪絵は限界を超していた。
三河から言われた言葉を言い終わる前に絶頂に達してしまったのだ。
しかし三河の耳にははっきりと聞こえた。
雪絵は言おうとしたのだ。
それが絶頂に達したい為だけの言葉だったかは、三河にとって問題ではない。
そう雪絵自身が口にしたと言う事実は今後何かの役に立つだろう。
絶頂を迎えた雪絵はゴトンっと手から携帯を床に落とした。
頭をソファーに付け、肉付のいいヒップを上げたままの体勢で大きな痙攣に襲われているのだ。
[2142] 揺れる胸 第二部 3 投稿者:晦冥 投稿日:2005/07/04(Mon) 20:14

「もしもし・・奥さん聞こえてますか?」
床に落とした携帯から三河の声が聞こえてくる。
雪絵がそれに気付き、携帯を手に取ったのは身体の痙攣が完全に止まった後だった。
「はぁ・・はあぁぁっ・・はい・・・」
身体の痙攣が止まっても、息切れする呼吸は簡単に収まることはない。
「ずいぶんと派手にいっちゃいましたね・・奥さん」
「ああぁぁぁ・・・」
押さえ込んできた身体の疼きが収まり、冷静になり始めた雪絵はとんでもない行為をしてしまったことに気付く。
それは三河に言われるがまま自分を慰めた事はもちろん、電話をしてしまったと言うことの過ちに後悔したのだ。
「旦那さんが知ったらどうなるでしょうね・・」
「いやっ・・困りますっ」
もちろん三河も夫にこの事を言うつもりなどない。
こう言えば雪絵が困るのはわかっていることだ。自分が楽しめそうな言葉を選んだに過ぎない。
「奥さんが自分で私のところに電話してきて、オナニーしながら生で入れてくださいなんて・・
 これは完全に旦那さんを裏切った行為ですよね? そう思いませんか?奥さん」
「うら・・ぎり・・・」
実際はそれほど大きな問題として考えるほどのことでもないのかもしれない。
しかし、雪絵は三河からそう言われると自分がしてしまった事をより大きな問題として認識してしまうのだ。
「そうです。裏切り行為ですね。 前は旦那さんと奥さんの承諾を得てしたことですけど、
 今回は旦那さんに内緒でかけてきてるんでしょう? オナニーしたい為に貸し出された事のある男に電話するってね・・」
「それはっ・・」
そんなつもりで電話したのではないと言いたかった。
しかし、結果として三河の言うとおりの行為をしてしまったことになる。
触れと言われ触ったのだが、一人で慰めろなどとは言われていない。
雪絵は自分の意思で自慰行為をしてしまったのだ。
「私も旦那さんとは仲良くさせてもらってるでしょう? 私としては旦那さんに内緒にしてるなんて申し訳なくてね・・」
「おっ・・お願いします・・言わないで・・」
雪絵は先ほどと違う身体の震えを感じていた。
三河に電話をして自慰行為を聞かれたと言えば夫は喜ぶだろうか。
おそらくその可能性は高いであろう。
しかし、三河の言うとおり裏切り行為と捕らえ、興奮とは違う嫉妬で怒り狂わないとも言い切れない。
「言わないでと言われましてもね・・奥さんが悪いんですから旦那さんの友達として秘密にはしておけませんよ」
「ぁぁっ・・どう・・」
「なんですか?」
「あのっ・・どうしたら・・いいのか・・」
「どうしたらも こうしたらもね・・・」
無言の時間が続く。
雪絵は心から夫を愛しているし、裏切ろうと思ったことなど一度もない。
しかし、三河に電話をしてしまったのはあまりにも軽率だった。
結果として裏切り行為と取られても仕方のない行為をした。
出来ることならば時間を電話する前に巻き戻したい。
それが出来ないのなら、すべてがなかったことにしてしまいたい。
そう考えていたが、実際その様なことが出来るわけがない。
それならば夫が知ることがなければ、夫にとってこの事実はなかったことになる。
雪絵は自分でもずるい考えをしていると分かっていた。
分かっていても裏切った自分を夫には知って欲しくなったのだ。
「旦那さんには知られたくないって・・ことですか?」
電話越しとは言え、雪絵と話をしていればそう願っていることなど三河には簡単に伝わってくる。
「はい・・」
「旦那さんを裏切ってしまった。でも知られたくない。知られたくないから黙っててくれ。
 奥さんそれじゃ あまりにも自分勝手すぎませんか?」
「すいません・・・」
か弱い涙声。それは三河の股間を強烈に刺激する。
「すいませんじゃないですよ。本当にわかってるんですか?」
「・・すいません・・すいません・・・・・・」
三河は自分の事など棚に上げ、雪絵の軽率な行為を責めた。
「そんなに黙ってて欲しいなら・・」
三河も暴走する自分を押さえ切れなかったのだ。


「そんなに黙って欲しいなら今度私とデートしましょう奥さん」
「デート・・・・」
「旦那さんには内緒のデートですよ」
そんな事をすれば電話で自慰行為を聞かれたどころの話ではない。
それこそ本当に夫を裏切ってしまう行為だ。
「それは・・」
「えぇ・・奥さんが考えている通り大人のデートですよ。当然でしょう?
 旦那さんを裏切ったのに黙って欲しいなんて言う卑怯で腐った根性・・
 いえ 腐ったマンコにお仕置きする為のデートですよ」
「そんなっ・・」
雪絵は愕然とした。
雪絵が知っている三河はあのビデオ撮影の時の三河だ。
縛りの手際のよさ、ねっとりとした言葉責め。
性癖がSであろうというのは気付いていた。しかし、紳士的なあの三河と言うイメージは残ったままだった。
何度も心のそこから懺悔するように頼めば、三河もきっと分かってくれるだろうと心のどこかで思っていた。
「それこそ本当に・・」
「本当にも何もありませんよ。奥さんはすでに旦那さんを裏切ったんです。
 本当に反省してるなら、奥さんの腐ったマンコを叩き直すデートなんですから受けれるはずです。
 奥さんはそれくらいの事をしたんですから、これくらいの覚悟はしないさい」
「でも・・」
知らない誰かが見ていたらたかが電話くらいで、と思うだろう。
しかし、雪絵にしてみればたかがと言う話ではない。
一度抱かれた男に自分から電話をした。
それは本人にしかわからない重い事実として圧し掛かってくるのだ。
「でもじゃないですよ奥さん。 奥さんがしっかりお仕置きを受けて反省したら、私も旦那さんには言いません。
 でもお仕置きを受けれないってなら反省してるとは思えませんね・・
 反省してないなら旦那さんに言って、しっかり夫婦で話し合うべきでしょう? 違いますか?」
ここで三河の言葉に従ったら、今よりも重い後悔が雪絵には残っていくだろう。
しかし、従わなければ雪絵だけではなく、夫も雪絵が裏切った事実を知るのだ。
もちろん雪絵は裏切るつもりなどなかったが、そう受け取られかねない事実を伝えられることになる。
「どうなんですか? 奥さん」
雪絵は頭の中で天秤に掛けていた。
本当の意味で裏切ってしまうか、裏切りと取られかねない行為を夫に伝えられてしまうか。
「おや・・黙ってしまいましたね。考え中ですか? それならゆっくり考えて、反省してるなら正しい答えを出してください」
そんな三河の言葉など耳に入ってこなかった。
ただ自分の中でどちらの選択をしたら良いのか迷っていたのだ。
もちろん本当の意味で裏切ってしまうのは、一生後悔の念を感じながら生活していくことになるだろう。
しかし、雪絵が出した答えは
「わかりました・・・」
今でも夫を愛している。愛と言う言葉を使うなら夫以外にはいない。
そんな夫に知られ、嫌われてしまうのではと思うと雪絵は怖くなったのだ。
「ほう・・少しは反省してるみたいですね。でも本当に反省してるならしっかりお仕置きを受けるんですよ」
「はい・・」
三河の理不尽さは雪絵にも判っていた。それでも夫に知られない為にはこうするしかない。
雪絵は零れそうになる涙を拭き、一度唇を噛み締めるとはっきりとした声で返事をしたのだ。


「ねぇ・・お父さん・・」
ベット中で雪絵は夫に背を向けていた。顔を見ると涙が出そうになるからだ。
「なんだ?」
夫も仕事で疲れたのか、背を向ける雪絵に求めるような行為はしてこない。
「この間お母さんから電話着てたじゃない・・」
「あぁ・・そんなこともあったな。電話してみたのか?」
「うん・・・」
実際雪絵は親に電話などしていなかった。急用ならもう一度電話が来るだろう。
あれから連絡が来ないと言うのは大した用事ではないはずだ。
「高校のときの友達が事故ったんだって・・」
「大丈夫なのか?」
「あ・・怪我は大丈夫みたい・・でも友達もみんなお見舞いに行くからどうするんだ?って」
「そうか・・事故って車でか?」
「そうみたい・・」
すべて雪絵の嘘である。三河との電話から雪絵は必死に夫に話す嘘を考えた。
クラス会と言うには時期が外れすぎている。
友達の不幸な話など作り話でもしたくなかったが、これが一番夫に止められないだろうと考えたのだ。
「そうか・・大変だな。 いつ行くんだ?」
「来週行こうかと思ってる」
「来週か・・俺も最近仕事忙しいからな」
「私1人で行ってくるよ。家にも暫く顔出してなかったし・・友達と会うのも久しぶりだからさ」
「そうか・・友達って男じゃないだろうな?」
夫は冗談っぽく言って笑った。本気でそうは思っていないのだろう。
雪絵にはそれが感じただけ、余計に心苦しくなった。
「男の人だったら喜ぶの?」
雪絵も必死に夫の冗談話に乗った。それが一番不振がられなくていい。
「そうだな・・ちょっとな」
そう言って笑う声は、雪絵に限ってそんなことはないだろうと安心しきったものだった。
[2149] 揺れる胸 第二部 4 投稿者:晦冥 投稿日:2005/07/13(Wed) 22:37

その日まで雪絵は自分が出した決断が正しかったのかどうか悩む毎日だった。
何度三河に電話をして、夫にあの日のことを知られても良いから会うことを止めたいと言いたかったことか。
それでも、あの日の事を聞いた夫が激怒する姿を考えてしまうと、実際に電話する勇気が出てこなかった。
一度身体を許した男に自分から電話をする。
浮気と受け取られても仕方のない軽率な行動だった。
雪絵自身、卑怯な考えだとはわかっていたのだが、夫に知られたくないという気持ちは変わることがなかったのだ。

「今日だったか?」
雪絵は夫が出勤するときは玄関まで来て見送るのが日課だった。
子供が生まれてからキスして見送るなんてことはなくなっていたが、玄関まで足を運ぶのは結婚当初から変わっていない。
「うん・・」
「久しぶりに友達とも会うんだろ? 帰りはいつだ?」
「そんなに遅くならないよ。明日には帰ってくると思う」
雪絵は嘘がばれないように必死に笑顔を作って答えた。
こんな時、女と言うのは演技がうまいものなのかもしれない。
「そうか。じゃあ一日くらいなら晩飯は出前でも取ることにするよ」
夫はこの後雪絵が、以前自分が貸し出した男に再度抱かれることなどとは知らない笑顔で会社に向うのだ。


夫も子供も見送った。待ち合わせはあのビデオ撮影の時と同じ場所。
大人のデート。軽率な行動へのお仕置き。
子供ではない雪絵には、今日自分がされるだろう行為を漠然とだが想像出来ていた。
スカートを穿いていけば、所変わらず捲られることもあるだろう。
それならばと選んだのは何の色気もない、いつも通りのジーパンだった。
それでも下着は上下セットで揃えた。
見られてしまうことはわかっている。
それなら上下別の下着を着用してる姿を見られる方が恥ずかしいような気がしたからだ。
上も出来るだけ色気のないものを選んだ。
黒のTシャツ。ぴったりとした身体の線を出すものではないし、ブラジャーが透けて見えることもない。
近所のスーパーに買い物に行く。雪絵はそんな何気ない極普通の服装にしたのだ。
「本当に行くのか・・・」
着替え終わった雪絵は時計を見て、ため息交じりで呟く。
目を閉じれば、されるだろう行為が頭の中で駆け巡る。
それと同時にあのビデオ撮影の時にされた行為も頭に過ぎってしまうのだ。
「あの時は・・いやっ・・・ダメダメ・・」
ここ数日、三河に何度も断ろうとした自分とは違う自分がいることに雪絵は気付いていた。
ビデオ撮影の日のことを思い出すと股間が熱くなるのを感じるのだ。
そのもう1人の雪絵は今日と言う日が近づくにつれ、顔を出すことが多くなってきている。
「違う・・違う・・」
そんな時はいつも自分に言い聞かせるように頭を振って、もう1人の自分を追いやるのだ。
雪絵は頭を振った後、髪を掻き揚げるように両手で頭を抱え込んだ。
そして床に視線を落とすと、そこにあったものを無言のまま見つめてしまう。
それはもう1人の自分、三河に抱かれた過去を思い出して股間を熱くするもう1人の自分が用意した服であった。


待ち合わせは11時。三河はすでにその場所に着いていた。
どれだけこの日を心待ちにしたことか。
車から降りている三河は、暑さの中少し汗を滲ませながら辺りをうろうろと歩き回っている。
連絡が来るはずの携帯を何度も手に取り、着信の履歴を何度も確かめてしまうのだ。
そんな時、携帯の着信音がなった。相変わらず非通知電話の表示だが、相手が誰かなどすぐにわかる。
「もしもし。あぁ・・奥さんですか。何やってるんですか?もう2分も過ぎてるんですよ」
ほんの少しとは言え、雪絵が遅れている事実は三河に責める口実を与えることになってしまう。
「奥さんの卑怯なマンコにお仕置きしてあげようって言うんだから
 三つ指付いて迎えるくらいの気持ちがなかったらダメじゃないですか」
電話の向こうでは雪絵の謝る言葉しか聞こえてこない。それが三河の股間を刺激するのだ。
「すいませんじゃないですよ・・今どこですか? それならすぐ近くですね。奥さん・・走ってきなさい」
三河は自分の用件だけを言うと一方的に電話切った。
これで自分が待たされイライラしていると言うように雪絵には伝わるだろう。
三河はそう考えたのだ。

「おっ・・来たかな?  奥さん遅いですよぉ」
少し離れた曲がり角から雪絵が来る姿を見つけた。
小走りで向かってくる雪絵は、Gカップの大きすぎる胸を上下に揺らしている。
「はぁ・・はあぁ・・すい・・すいません・・」
うつむき加減で息を切らしている雪絵の姿は、まるで三河に向かい頭を下げ、謝罪の言葉を述べているような格好だった。
「これでお仕置きの理由がまた増えましたね・・」
三河は頭から足の指の先まで舐めるように見る。
胸元にラメの入った白のニット。
50間近の三河にはタンクトップと言った方が良いかもしれない。
大きすぎる胸は自己主張でもするかのように、大きな山を作っている。
薄いその生地は、ブラジャーのデザインを微かに透けさせている。
ヒラヒラとしたスカートは黒地に白の花柄が入った物。
膝よりも少し長い辺りが雪絵に一層の人妻らしさを出させている。
そのスカートからは雪絵の白い足。ストッキングは穿いていなかった。
「これはずいぶんと可愛らしい格好をしてきたものですね・・奥さん」

結局雪絵はもう1人の自分が選んだ服を着てきたのだ。
自分でもどうしてか分からなかった。
一度は最初の服装まま家を出た。
しかし、雪絵はもう一度家に戻り今の服へと着替えている。
それが余裕を持って家を出たはずの雪絵が遅刻した理由だ。

「今日は何で会ったかわかってるかな?奥さん」
「はい・・」
三河は雪絵の横に立ち、腰に手を回す。ビクッと身体を固まらせるが雪絵は三河の手を振り解くことはしなかった。
「そう・・ちゃんと分かってるみたいですね」
腰に回した手はそのまま下に下がり、肉付きのいいヒップに添えられる。
「やっ・・」
小さな声と同時に、ヒップに力が込められたのを三河の手は感じた。
夏用で生地の薄いスカートは、その上からでも下着の形を理解できる。
「いやじゃないですよ。ちゃんと分かっていると褒めたばかりなのにね・・・ほらっ」
三河は添えた手に力を入れてヒップの肉を鷲掴みにする。
生地の薄いスカートの上からでも、自分の指が肉に埋まる感覚を伝えてきた。
「何のために着たのかもう一回ちゃんと教えないとダメですか? 今日は奥さんをお仕置きする為ですよ」
そう言った後、三河は顔を雪絵の耳に近づけて囁く。
「奥さんの卑怯な・・卑怯な腐れマンコにですよ」
囁いた後三河は押し返そうとする弾力を楽しむかのように、さらに指に力を入れ回す様に荒々しく揉むのだ。
「ひぃっ・・やっ・・人・・人が・・」
昼間の時間とは言っても一通りがないわけではない。
50間近の男と、30を過ぎたばかりの女が路上で会っているのである。
それ相応の目で回りは見ていることだろう。さらに男は、身を硬くして黙ったままの女のヒップを鷲掴みにしたのだ。
2人の姿を見て唖然としたのは、1人や2人と言った数ではなかった。
「言ったでしょう?今日は奥さんのお仕置きですよ。
 これくらいで根を上げてるようじゃ、まだまだ反省してるって言えませんよね?
 それとも・・奥さんの欲求不満のマンコが濡れちゃうから人前で触らないで下さいってことですか?」
「なっ・・何をっ・・」
大きな声を出した雪絵の姿に三河は図星なのだろうと理解できた。
雪絵の脳では本気で否定しているのかもしれないが、身体はしっかり反応している。
雪絵もそれはわかっていた。
何故?と何度も頭で思いながら、熱くなる秘所は止められない。
濡らしてはダメだと思えば思うほど、その量は多くなっていくような感触がある。
「おや・・ずいぶんと反抗的ですね? 濡れていないかどうかは後からしっかりと確かめましょう。
 さあ・・車のところへ向かいますよ・・」
「・・・手を・・」
「何言ってるんですか。このままですよ」
雪絵は下を向き、力強く下唇を噛んだ。
やはり三河に会ったのは間違いだったのかもしれない。
それはこの男にもう一度抱かれる後悔ではなかった。
今まで必死で押さえつけて来た自分。それがこの男によって完全に目覚めさせられそうな気がしたからだ。
会っただけ、ヒップを鷲掴みにされただけでも脳の命令を無視して身体は反応している。
その身体が本当の自分だと思い知らされる日が今日かもしれない。
三河や夫に対してではない。
今、雪絵は変わってしまうかもしれない自分に恐怖していたのだ。

「遅いですよ・・三河さん」
下を向き、ヒップを掴まれた手に誘導されるように歩いてきた雪絵の耳に聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「悪いですね・・この奥さんが遅刻しちゃったもので」
雪絵は視線を上げ、車の中を見た。
「やあ奥さん。お久しぶり」
「こ・・これって・・?」
三河と車の中の男を何度も見てしまう。
「奥さんの欲求不満な身体にお仕置きするには1人じゃ辛いと思いましてね」
「そんなの・・聞いてませんっ」
「デートとは言いましたけどね・・私1人とも言ってませんでしたよ。
 それと反抗的な態度を取るってことは、旦那さんに知られたいのですかね・・
 電話だけならまだしも、知られなくない為だけに私達と大人の付き合いをするって決めた卑怯な奥さんも知られますよ」
そうだ。もう軽率な電話をしたあの秘密だけではない。
雪絵は夫に内緒にする為に三河と会うことを決めたのだ。
そして今は会ってしまっている。すでに後戻りの出来ない状態になっているのだ。
「それは・・」
「だったら早く車に乗りなよ。奥さん」
車の男は三河からすべての事情を聞いているのだろう。運転席に乗っているその男は雪絵も知っているあの男だ。
岩本。あのビデオ撮影の時、カメラ担当として参加し、雪絵の上下の口に挿入した男だ。
「ほら・・岩本君もそう言ってることだし・・」
三河はヒップを揉んでいた手を離し、後部座席のドアを開ける。
そして、スモークが貼られ中が見えなかった後部座席の中を見て雪絵は愕然とする。
「うわぁ・・この奥さんっすか? でっけぇ乳してますね? デカパイってやつでしょ? デカパイ」
車の外まで聞こえるような大声で笑い声を上げる男。
年齢は20代の半ばくらいだろうか。どう見ても雪絵より年上には見えない。
雪絵はすでに悲鳴すら上げられない状態だった。
見たこともない男。この男にまで肌を晒せというのか。それどころか三河はこの男と雪絵を性交させるだろう。
興奮し始めていた身体からは熱が冷めたかのように鳥肌が立っていた。
「どうも初めまして。俺は神田っす。奥さんの名前は?」
神田と名乗った男は色白の男だった。不規則な生活を続けているのか、顔にはにきびのような吹き出物がある。
腹の出方など岩本とどちらが大きいのか?と言った感じだ。
三河は雪絵の夫と何度もメールを交換し、雪絵の好きなタイプ、嫌いなタイプと言うのを聞いている。
腹の出た陰毛との境などわからないほど毛深かった岩本は嫌いなタイプだったらしい。
それならと三河は雪絵が嫌うタイプの男と一緒に責めたかったのだ。
岩本の参加はすぐに決めた。そしてもう1人の男神田。
神田は三河のネット仲間と言ってもいい。
太った汗かきの不潔そうなタイプ。
そう言われ思い出したのが神田の存在だった。
三河は過去に人妻を借り受け、一度だけ神田をカメラマンとして使ったことがある。
しかし、その下品な言動から相手の夫婦に嫌われ、結局その貸し出しの話はなくなっている。
それから三河は神田を誘うことはなかった。
だが、今回雪絵とのことを考えたとき、神田と言う男の存在は三河にとって魅力的であったのだ。
おそらく雪絵も神田を嫌うことであろう。
そんな嫌う神田と性交させた時の画は、なんとも言えない卑猥さを感じるであろう。
「ほら・・神田君が挨拶してるんですよ。ぐずぐずしてないで・・」
三河は雪絵を後部座席に押し込むと自分も一緒に乗り込んできた。
三河と神田。雪絵は狭い空間で2人に挟まれるように座ることになる。
「雪絵・・・」
「え? もっと大きな声で言ってくださいよ」
「雪絵です・・」
「雪絵ちゃんかぁ 雪絵ちゃん乳でかいねぇ?」
神田は遠慮と言う言葉を知らないかのように、顔を近づけるようにその大きな山を見つめてきた。
雪絵は無意識にその視線から避けるように身体をねじる。
その大きな山は三河に向けられる格好だ。
「じゃあ岩本君行きましょうか? 奥さんもお昼まだでしょう? 
 明日まで時間はたっぷりあるんですし、ゆっくり食べられるときに食べておかないとね・・」
バックミラーで一度雪絵の姿を確認して口元を緩めた岩本は車を走り出させた。
[2159] 揺れる胸 第二部 5 投稿者:晦冥 投稿日:2005/07/19(Tue) 22:15

車を出発させてから少し経った頃、雪絵たちはファミレスで昼食をとった。
名前を聞けば誰でも知っている有名店。
どこに連れて行かれ、何をされるのかと不安だった雪絵だが、そこでは雪絵自身も拍子抜けするほど何も起こらなかった。
「お仕置きは別の場所に着いたらしっかりやりますよ」
三河の言葉が頭から離れない。
別の場所と言うのが、どこなのかは雪絵は聞かされていなかった。
「どこか? ですって? 今は言えませんよ。 でもたっぷり時間を掛けてお仕置き出来る場所を用意しましたよ」
ファミレスで食事した後、そのまま目的の場所に向かうことだけ聞かされた。
昼食後は近くのスーパーで買出し。
酒類や、食料品などを買い込んだ。それでもまだ、三河はどこへ向かうのかと言う、雪絵の疑問には答えなかった。

「それじゃ岩本さんは雪絵ちゃんの巨乳見てるんすね? やっぱ乳輪もデカイんすか?」
「そりゃ これだけおっぱい大きかったら、乳輪もでかいだろう」
雪絵が耳を塞ぎたくなるような会話がされている車は、スーパーの買出しの時からもう2時間ほど走らせている。
高速を降り、山道へ入っていく車からは、木の青々とした葉が見れた。
「さて・・そろそろ着きますよ。これから奥さんの卑怯な腐れマンコにたっぷりとお仕置きしますからね」
三河は雪絵の肩を叩き、口元を緩めるのだ。


目的の場所に着き車から降りると、スカートの裾がヒラヒラと揺れる。
森に囲まれた場所。木の枝が陰を作って、雪絵の白い肌を日光から守っているようだ。
とても温かくなったこの日。この場所はまさに避暑地と言う場所の何者でもない。
目の前には白い2階建ての戸建住宅。
「コテージ。まあ貸し別荘って言ったところですよ」
周りには建物らしい建物はない。少し離れた場所。
それは雪絵がこの先、悲鳴を上げることがあっても良い様にと考えて選ばれた場所だった。
「さあ・・いよいよ始まりますよ奥さん。覚悟はいいですね?
 旦那さんを裏切っておいて黙って欲しいなんて言う、卑怯な奥さんを反省させるお仕置きの始まりですよ」
雪絵は小さく身体を振るわせた。暑いはずなのに、不思議とその暑さを感じない。
背筋が冷たくなるのを感じたのだ。
「今日、奥さんは私達の言うことを聞かなければなりません。わかってますね?」
「・・・・」
「言うことを聞けないなら、反省してないと見て旦那さんに報告しなくてはいけません。そのことはわかってますね?」
ここまで来たらもう逃げることさえ出来ない。交通手段がないと言う物理的な問題もそうだ。
しかし、一番の問題はあの電話の秘密を守る為に、夫を裏切ってまでここに来てしまったことだ。
「はい・・」
雪絵はその一言に覚悟のすべてを込め、コテージを見上げた。
後ろでは、岩本と神田がトランクから雪絵を責める道具やビデオ機材を下ろしていることなど知らずに。

中に入るとそこはとても広かった。
4LDK。もともとは個人所有の別荘だったところだ。浴室には温泉まで通している。
リビングだったスペースにはソファーとテーブルが置かれている。
「奥さん ビール持ってきて」
荷物を運び入れた岩本と神田も、ソファーに座りくつろいでいた。
雪絵は言われるまま先ほど買ったばかりの冷えてないビールを運ぶ。
三河に、岩本に、神田に。順番に渡した雪絵が自分もソファーに座ろうとした時だった。
「きゃあぁぁっ・・」
パチーンと言う大きな音とともに雪絵の悲鳴が響いた。
「だめだな・・奥さん。 反省しなきゃならない人は床に正座でしょう?」
三河が雪絵の頬を平手で殴ったのだ。雪絵へのお仕置きと言う名目の陵辱が突然始まったのである。
「なっ・・何をっ・・」
叩かれた頬を押さえ、雪絵は何が起こったのかさえ分からない表情で三河を見上げている。
雪絵の横に移動してきた岩本が、ズボンのファスナーから太くカリの張った肉の棒を出してることさえ目に入らない。
「反抗したらダメじゃない・・ ちゃんと反省してるところ見せないと、三河さんが旦那さんに言っちゃうよ
 奥さんが旦那さんを裏切りましたって・・」
岩本は両手で雪絵の髪を掴む。
「いっ・・」
髪を掴まれ、無理矢理横を向かされた雪絵の目に、岩本の陰茎が飛び込んで来た。
忘れもしない。あのビデオ撮影の時、雪絵の上下の口に挿入させたあの肉の棒だ。
「あの時は旦那さんの依頼だったからね・・ でも今日は卑怯な奥さんのお仕置きだし・・こんなことも・・ほれっっ」
少し液体を漏れさせているその棒を雪絵の唇に当て、岩本は強引に腰を前に突き出した。
「んっぐっ・・・ぐぅぅっん・・んっ・・」
突然のことで目を見開いた雪絵は、両手を岩本の太ももにあて、必死に逃げようと力を込めて押す。
しかし、岩本も雪絵の頭を両手で抱え込むようにしたまま離さない。
「ほらほら デカパイの雪絵ちゃん。大人しくしなきゃ」
神田が雪絵の後ろの回りこみ、岩本の太ももに当てていた両手を掴む。
「ほら・・バンザーイ」
神田はゲラゲラと笑いながら雪絵の両手を万歳の形で上げさせた。
それを合図にするように
「ちゃんと今までディープフェラの練習してきたか、確かめてあげるよ 奥さん」
岩本があの日と同じように、雪絵の喉を犯し始めたのだ。


「今日は奥さん実家帰ってるんだよな? 久しぶりにどうだ?」
「うちに子供1人残すわけにいかんだろ?」
夫は会社で同僚から久しぶりに誘われていた。
「奥さんあれだっけ? 友達が事故ったとか」
「そうそう。 あいつも暫く実家に帰ってなかったし、今頃友達とも会って遊び歩いてるんじゃないか」
「心配になったりしないのか?」
「何がだ?」
「男友達と会ってるんじゃないかとかさ」
「それはないだろ。 会っててもあいつの場合はホントに遊びに行ってる程度だよ」
夫は実際にそう思っていた。あの雪絵が自分の頼み以外で他の男と一夜を共にするなど考えられない。
もし、そんなことがあったら、聞いた後に興奮するかもしれないが、
実際、自分に秘密で浮気をされるとまた違う物のような気がする。
「そっかぁ でも奥さんまだまだ可愛いからな・・」
「なんだ? うちのに惚れてるのか?」
「お前の嫁に惚れてどうすんだよ」
「そりゃそうだ」
夫とその同僚の笑い声は社内に響いていた。
同僚が自分の妻を可愛いと言う。ひょっとしたら大きな胸も含めて可愛いと言う事だろうか。
そうならば、同僚の頭には雪絵の大きな胸が思い浮かんでいるはずだ。
自分の妻がそんな目で見られているならたまらない。
夫は笑いながらも微かに、股間に集まる血を感じていた。
「でも可愛いって言う事は・・お前一回くらいはうちのおかずにしたんじゃないか?」
冗談っぽく言ってやった。
「そっ・・そんなわけないじゃないか。 馬鹿なこと言うなよ」
しかし、その焦りは夫の冗談が図星だった答えにしかならなかった。
同僚がおかずにしている。ひょっとしたら、雪絵の口を犯している想像でもしていたのだろうか?
そう思うと夫は血が集まり始めていた股間が硬くなるのを止められなかった。


「ほら奥さん。ちゃんと反省してるのかい?」
両手を押さえられ、頭を完全に掴まれている雪絵はその肉の凶器から口内を守ることが出来なくなっていた。
「んっひ・・ひっ・・」
完全に塞がれている雪絵の口からは言葉らしい言葉など発せられるはずがない。
「何? ちゃんと言ってみなよ奥さん」
そんなことなど知ってるはずの岩本は面白がり、喉を犯しながら笑うのだ。
喉の奥まで犯され、酸欠状態にもなってきた雪絵は、岩本の笑い声が遠くから聞こえてくるように感じていた。
頭がクラクラしてボーっとしてくる。
「ちゃんと練習してたんじゃないの? 喉の奥までつっこんでやる・・・ほらよっ・・」
夫よりも太い岩本の陰茎。それが喉の奥まで入ってくる度に苦しさや、痛みが和らいでいく不思議な感覚だった。
それはただ単に麻痺してきただけなのかもしれない。
しかしその麻痺は、雪絵に両手を抑えられ口を犯されていると言う事実だけを頭に残すことになる。
ボーっとしてくる頭の中で、口を犯されている自分を、まるで上から見ているかのように想像してしまう。
なんと言う屈辱的で、惨めな自分。
雪絵は、下着の中でこれから犯されるだろう穴から、液体が漏れてくるのを感じていた。
[2198] 揺れる胸 第二部 6 投稿者:晦冥 投稿日:2005/08/17(Wed) 18:14

「はぁ・・ゴホッ・・オエッ・・はぁ・・はぁ・・」
岩本の肉の凶器による責めが終わると、雪絵は神田から離された両手を床に付けてむせ返っていた。
「前よりはうまくなったじゃないか・・ふふっ」
両手を付けて頭が垂れる雪絵を、岩本は腰に両手を当てたまま見下ろしている。
夫のそれと比べても太すぎる程の岩本の陰茎は、雪絵自身が濡らした唾液によって光っていた。

「前回あんなに大事に扱ってた奥さんを、今度はこうやって見下ろして酒飲むってのも良い気分ですね 三河さん」
「まったくですよ」
三河・岩本・神田の3人はソファーに座り談笑していた。
雪絵は来て早々頬を叩き、喉を犯した事が効果あったのか、三河に言われるまま床に正座している。
自分達は柔らかいソファーに座り踏ん反り帰りながら酒を飲み、他人の妻を固い床に正座させて見下ろす。
その姿は3人の男達に征服感を感じさせるのには十分だった。
「見てくださいよあのおっぱい。あんなピッタリした服だったらデカチチ目出しますよねぇ」
「神田君も今日はあの巨乳にパイズリさせられるんだぞ?」
「いやぁ 期待しちゃいますね」
雪絵は大きすぎるGカップの胸に視線を感じ、手で隠そうとするが、その度に三河から
「手を下ろしなさいっ」
と大きな声で怒鳴られた。雪絵は何度も胸に手をやりかけながら、結局はその手を膝の上に置くしかない。
何故こんな服を着てきてしまったのか。雪絵は自分自身の行動に後悔しながら、膝に乗せた手でスカートを握り締めた。

「たまんないっすよ。三河さん。雪絵ちゃんのデカチチ早くみたいっすよ」
それぞれが冷えていない缶ビールを1本ずつ飲み干した頃だろうか。
神田は待ちきれないと言わんばかりの表情で身体を前に出し、額から溢れる汗をタオルで拭っている。
「そうですね。それじゃそろそろ奥さんにはストリップでもしてもらいますか」
「いよっ 待ってましたっ」
三河の言葉に神田はもちろん、岩本も手を叩き歓声を上げた。
「それじゃ神田君。ストリップの準備してくれるかな?」
「はいっ もちろんっすよ」
神田はソファーから立ち上がると、運び込んでいたビデオカメラをセットしていく。
中には何に使うかわからないラジカセまで用意してだ。

「じゃ・・奥さん・・ストリップやって貰おうかな」
雪絵は三河のその言葉に小さく首を横に振った。
無理矢理でも脱がされた方が雪絵にとって良かったのかもしれない。
ストリップと言う事は、雪絵の手で脱がし、雪絵の手ですべてを晒せということだ。
「おや・・嫌だって言うんですか? 仕方ないですね・・岩本君。旦那さんにメールしてくれるかな?
 旦那さんを裏切った奥さんが、今私達とデートしてるって」
「やっ・・やめてくださいっ」
わかりましたと言い、立ち上がった岩本に向かって雪絵は大きな声を出した。
「やめてください? だったら自分で脱ぎなよ。巨乳奥さん」
岩本が口元を緩める。
「ストリップが出来ないって言うなら反省してない証拠だね・・違うかい?奥さん。
 しっかり反省してるなら大きなおっぱいや、恥ずかしい乳輪、私や岩本君にも入れさせたマンコも自分で見せれるでしょう?」
男達に都合の良いだけの言葉だ。しかし雪絵はそう思いながらも従うしかない。
理不尽と思いながらも、三河達がいう反省の態度を見せない限りは、自分の軽率だった行動を夫に知られてしまうのだ。
弱みを握られ、理不尽な命令に従わされる。
「あぁぁっ・・」
頭では拒否しながらも、その被虐的な立場に雪絵の身体は確かな反応を見せていた。
わずかに漏れた声は、三河や岩本・神田、さらには雪絵にさえ聞こえないほど小さなものだった。

雪絵を囲む男。その3人の男達は雪絵のストリップを強要してくる。
誰も助けてくれる者が居ない空間。
強要されたことに首を横に振って済ませられるほど、簡単なのもではないと言う事くらい雪絵にもわかっていた。
「私達が言う通りに脱いでいくんです。いいね?」
押し問答のように何度も繰り返したところで、雪絵がストリップを回避できる術などない。
身体だけではなく、頭の中でも諦めをつけた雪絵は
「はい・・」
小さく呟いて頷いたのだ。
「それじゃ始めましょうか・・」
三河によってスタートの合図が示された時だ。
「いっ・・いやあぁぁっ」
「どうしたんです? しっかりやってもらいますよ」
先ほど神田が用意したラジカセから音楽が流れはじめたのだ。
スローテンポの艶かしい音楽。まるで窓から入ってきている太陽の明かりがスポットライトのように雪絵を照らす。
「音楽にあわせて・・しっかりケツ振りながらですよ」
昼間の明るすぎるその空間で、雪絵はまるで本物のストリップ嬢のように音楽に合わせ
身体を左右にくねらせながら脱ぐことを命令されたのである。


「もうこんな時間か。そろそろ行かないとな」
夫は進めていたデスク仕事に区切りを付け、会社を出た。
約束をしていた大事な客との商談。
外を歩くと薄着になった女性達が目に入る。
シャツからブラジャーが透けさせている女性。
白いパンツからパンティラインを浮き立たせている女性。
「雪絵は今日どんな服装で行ったかな・・今日は暑いから・・」
雪絵もひょっとしたら今頃は、自分と同じような男に街中で視姦されているのかもしれない。
大きな胸に視線を集めているのだろうか?
暑くて蒸れるように張り付いたジーパンは、雪絵のヒップの形を浮き立たせているだろうか?
そんな事を考えると、思わず街中という場所で陰茎を硬くしてしまうのだった。


「昼間っからデカパイ人妻のストリップっていいっすね」
「なかなかこんなのないぞ? しっかり見ておかないとな」
音楽が流れたままの空間で、雪絵はスカートの裾を握ったまま動けなくなっていた。
「どうした? スカート捲ってパンティ見せながら、腰を突き出すように前後に動かしなさい。
 旦那さんを裏切ったんだから「あなたごめんなさい」って言いながら腰振れって言われてるのわからないのかい?」
雪絵が夫のことをあなた、と呼ぶことはない。子供が出来てからは名前からお父さんと呼び方が変わった。
しかし、雪絵が動きを止めて戸惑っているのはそんなことが理由ではない。
恥ずかしすぎる格好。ただそれだけに戸惑っていたのだ。
「早くしなさいっ この腐れマンコの巨乳妻」
「ひぃっ・・」
三河の大きな声に雪絵の身体はビクっと震えた。
驚いたというのも理由の1つだが、今まで三河以外の男にそんな汚い言葉を使われたことなどない。
もちろんS男性と付き合ったことはある。それ相応の行為もしてきた。
しかしそれは今まで付き合ってきた彼氏や今の夫。
雪絵を嬲り倒すような汚い言葉など使わなかったのだ。
初めて自分に向けられる罵声にも近い汚い言葉で、雪絵は一瞬身体を震わせてしまった。
雪絵は掴んでいたスカートの裾を上にゆっくりと上げ始める。
「初めから言う事聞きなさい この変態女が」
「いっ・・ぃっ・・」
また雪絵の身体はビクっと反応した。それを三河が見逃すはずがない。
何度も言い聞かせるように言うよりは、汚い言葉で野次り倒してやった方が良い反応を見せるのだ。
「デカパイ早く晒しちゃいなよ」
「マンコもう濡れてるんじゃないのか? こっちまで臭い匂いが着そうだぞ」
神田や岩本も三河に習うように言葉を繰り返す。
「いやあぁぁっ・・言わないでえぇっ・・」
あまりにも惨めな自分に、思わず声を漏らして目に涙を浮かべるように哀願するが、不思議と手の動きは止められない。
雪絵としても無意識だったのだ。
あの電話でオナニーしてしまった時と同じように止められなくなっている。
「おぉっ 雪絵ちゃん白パンティだ」
ピンクの花柄が刺繍されている白のパンティ。雪絵はスカートを完全に捲り上げ、隠すことなくそのパンティを晒した。
「あぁぁ・・見ないで・・見ないでぇ・・」
そんな言葉とは裏腹に、捲り上げた手は一層上に上がる。丸でスカートの裾を掴んだまま顔を隠すようにだ。
「脚開いて腰突き出しなさい」
完全に顔を覆い隠すまで捲り上げたスカートの裏で、雪絵は小さく首を横に振る。
「旦那がいるくせに、電話で変態オナニーする女がなに恥ずかしがってるんだっ」
「いやぁっ・・やめてぇ・・」
「早く脚開いて変態マンコ突き出しなさい」
「うぅっっうっ・・」
汚い言葉で反応する。
それはひょっとしたら、汚い言葉をぶつけられるのが嫌で従っているのかもしれない。
言うことを聞けばそれ以上言われなくなる。そう期待してだ。
ただそうだと言い切れるわけではない。
本当にそんな言葉で身体が熱くなり、言うことを聞いてしまうのか。雪絵にもわからなかった。
しかしそんな言葉で命令を聞かされていると言うのは事実である。
雪絵は脚を開き白いパンティ一枚で隠された股間を、3人の男達の前に突き出したのだ。

「あなた・・ごめんなさい・・ごめんなさい・・・あぁぁぁっ・・ごめんなさいぃぃっ」
音楽に合わせ、スカートを捲りながら突き出した腰を前後に動かす雪絵は、三河に言われるままの言葉を繰り返した。
「見てくださいよあの格好。恥ずかしいったらありゃしない」
「まったく・・こんな変態奥さんなら、あの時に生ハメしちゃえばよかったですよね」
何度も腰振りを繰り返させる男達は、そんな雪絵を見ながら指を指し笑い合う。
雪絵にとって救いだったのは、恥ずかしいほど捲り上げたスカートが目隠しになり、そんな三河達の反応を見ずに済んだことか。
しかし、そんな目隠しがいつまでもあるわけではない。
「今度は後ろ向いてケツ振りながらスカート脱ぎなさい」
「ほらっ 三河さんがスカート脱げってさ。 早くケツ突き出して振りれよ。デカチチ奥さん」
「ひぃっ・・はっ・・はいぃっ」

軽率だった行動。それがこれほど重い罪だったのか?
雪絵はそんなことも考えられずに言われるまま、三河達にヒップを突き出し、スカートのファスナーを下ろし始めた。
「ケツが休んでるぞ。もっとケツを大きく振りなさい」
自分はどうしてしまったのか? どうなってしまうのか?
雪絵はファスナーを下ろす手の動きを止めずに大きくヒップを揺すりだした。
鳴り続けている音楽のリズムは身体で覚えてしまったのか、ゆったりしたメロディーに合わせてゆっくり揺すられる。
脱ぎ始めたスカートは徐々に下げられ、肉付きの良い丸みを帯びたヒップが顔を出していく。
汗をかいた為か、それとも何度も腰を降らされ続けたせいか
パンティはしっかりと食い込み雪絵のヒップの形そのものを晒している。
「パンティ食い込んでるじゃないか・・なぁ・・奥さん」
「旦那の前でもストリップしたことあるんじゃないの?」
「なるほど。じゃあこのケツ振りストリップはいつものことってことですか。さすが変態奥さんだ」
それでも雪絵の動きは止まらなかった。
三河達がどこを見ているか、後ろを向いている雪絵にもわかる。
「さあ・・今度は服を脱いでもらおうか・・」


「しっかし・・今日は暑いな・・」
夫は客のところへ向かう為に駅にいた。平日の午後と言っても駅はさすがに人が多い。
「おっ・・」
ここまで女性を視姦しながら歩いてきた。その視姦の先には雪絵を想像してだ。
雪絵も今頃はこうやって見られているのかもしれない。そう思うと興奮が止まらなかったのだ。
男達は雪絵を見ながら裸を想像するのかもしれない。
ひょっとしたら身体目的で声をかける男もいるだろうか?
きっと雪絵はそんな男達から足早に逃げるだろう。
それでも夫にとっては、雪絵の身体を狙っている男がいると考えるだけで十分な興奮だった。
簡単に見ることの出来ない雪絵の身体。
首元から見えそうな胸元を覗き込むようにしている男がいるのかもしれない。
その男は、やっとの思い出見ることの出来た雪絵の谷間をおかずに何度もするのだろうか?


「もっと寄せてデカチチの谷間強調しなよ 雪絵ちゃん」
ピンクの花柄が刺繍されている白のパンティとブラジャー。
雪絵は正面を向くと両手を膝に乗せ、その腕で胸を寄せるような格好になっていた。
ビデオカメラはその谷間をアップで撮り、デジタルカメラのフラッシュが何度も浴びせられる。
「これネットでいろんな男に見てもらおうか?」
「いいっすねぇ 雪絵ちゃんの巨乳は男なら誰でも簡単に見れちゃうって感じ?」
「いやっ・・いやですっ・・やめてくださいっ」
「なんだ・・嫌なの? だったらもっと乳寄せろよ」
Gカップという大きなブラジャーから溢れんばかりに詰まっている2つの柔らかい肉の山。
若い頃と比べると張りはなくなったが、その代わり柔らかそうな重量感が年々増してくる。
雪絵はそんな2つの肉を力いっぱい寄せると、身体をねじるように何度も左右に揺らす。
それと同時に、音楽に合わせて胸の谷間にムギュッムギュッと力が込められるのだ。
「さて・・そろそろその邪魔なブラも外そうか」
「いよいよっすね」
「神田君は雪絵の巨乳見るの初めてだからね」
今まで奥さんなどと呼んでいた岩本が雪絵と呼び捨てにした。
それに敏感に反応したのは三河でも雪絵自身でもなく神田だ。
「そうっすよ 雪絵の。雪絵の巨乳っす。雪絵の」
それまで雪絵ちゃんと呼んでいた神田が、ここぞとばかりに雪絵の名前を呼び捨てで連呼する。
三河もそれを見てフフッと口元を緩めると
「雪絵・・巨乳を晒しなさい」
今まで雪絵が聞いたことがないほどの、低く冷たい声で言い放つのだ。
[2224] 揺れる胸 第二部 7 投稿者:晦冥 投稿日:2005/08/22(Mon) 20:04

相変わらず流れ続ける、スローテンポの艶かしいメロディー。
「おいおい どうした? 勿体つけてないで早く晒せよ」
「雪絵の乳見せろよ 雪絵の。雪絵のデカチチだよ」
雪絵にとって服を脱ぐのと、下着を脱ぐのでは意味が違う。
服を脱ぐことは、水着姿が見られと考えればなんとか我慢も出来る。
しかし下着は違うのだ。本来愛する夫にしか見せてはいけない身体を、完全に晒さなければならない。
「どうしたどうした? ほらっ デーカチチ デーカチチ」
躊躇いを見せる雪絵に、神田はゲラゲラと笑いながら手拍子で雪絵をはやし立てる。
下品すぎる言動と笑い声。汗をかき、脂ぎった笑い顔も雪絵には生理的に受け付けられない。
神田が雪絵に向かって声をかけるたびに、雪絵はブラジャーのホックから手を遠ざけるように手を下ろすのだ。
「脱げないってのか? 困った女だな・・」
三河はそう言いながらも笑いを堪えきれない。
神田を連れてきたのはやはり正解だった。雪絵が神田を嫌悪すればするほど、神田に犯される惨めさを与えてやれる。
「卑怯で腐った根性の雪絵を叩き直すお仕置きなんだけどな・・ 仕方ない。神田君。もう一度教えてあげて下さい」
「おっ・・教えるってどうやってですか?」
手拍子で1人盛り上がっていた神田は、三河の発言に驚いたように静かになった。
「さっきは岩本君が入れたからね・・今度は神田君が雪絵の喉に突っ込んでやってください」
「まじっすか? いいっんすか?」
神田はベルトを外し脱いでいく。シワの入った古臭いトランクス。とても清潔そうには見えない。
「いっ・・いやっ・・」
三河と神田の会話は当然雪絵にも聞こえている。
一歩一歩下がるように後ずさりで逃げるのだ。
三河は岩本に目で合図を送り、ゆっくりと後ずさりする雪絵に近づいていった。

「脱ぎますっ・・ぬぎますからっ」
簡単に捕まってしまった雪絵は、床の上でたち膝をするように押さえられ、両手をバンザイの格好で掴まれていた。
立ち上がれないように、それぞれ両肩も体重をかけるように押さえつけられている。
「だったらさっきなんで脱がなかったんだ? 神田君の咥えるのは決定だ。 さっさと口開けろ」
口を開けろと言われ、雪絵は逆に硬く口を閉じた。自分がしっかりと閉じていれば入れられることはない。
「へへっ・・じゃあ雪絵ぇ~ 咥えろよぉ」
目の前にはすでに神田が立っている。くたびれたトランクスに手を掛けると、20代の若々しい肉の棒が飛び出す。
使い込まれたかのように黒光りする三河の陰茎。
太すぎるほどカリの張った岩本。
神田のそれは、腹に付かんばかりに上に突き上がり、浮き出た血管は脈打っている。
まるでトイレに書かれているようなスジばった肉の凶器。
大きさは岩本のそれと比べると小さいが、グロテスクとも思わせるその猛々しさは、雪絵に恐怖すら与えていた。
「岩本さんのチンポと比べるとちょっと小さいけど・・へへっ・・どうだ?立派なもんだろ?
 せっかく良い物持ってても使う機会があまりないんだよ。 今日はたっぷり雪絵で使ってやるからな」
神田としてみれば、雪絵は久しぶりの「女」である。
20代半ばにしてでっぷりと出た腹。汗っかきの体質もあるのか顔はいつでも脂ぎっている。
そんな神田は彼女というのには無縁で生活してきた。童貞を捨ててのも風俗でだった。
だからネットを使って手当たり次第漁るのだが、下品さが滲み出ているのか、はっきり言って成功率は悪い。
神田からしてみれば雪絵は久々の女。すでに爆発しそうなくらい脈打たせているのも無理はないのかもしれない。
「ほらっ・・咥えろよ・・」
「んんっ・・んっ・・」
雪絵はしっかりと口を閉じ、顔を背けるようにそれから逃げた。
しかし、神田は左手で自分の陰茎の根元を抑え、右手で雪絵の頭を掴み標準を合わせる。
何日前から洗っていないのだろうか? そう思わせる程、汗を掻いて蒸れたそれは、ツーンとした酸っぱい匂いだ。
若々しいその肉の凶器からは透明な液が漏れ出し、閉じた雪絵の唇に塗られていく。
「そろそろ観念したらどうだ? 雪絵ぇ~」
硬く閉じた唇をこじ開けようと、血管を浮かせた肉棒が何度も突いてくる。
見上げると、下卑な笑顔が雪絵を見下ろしていた。
こんな男の物を咥えさせられようとしている。
そんな嫌がる雪絵の感情とは別に、身体が被虐的な光景を敏感に感じ取ってしまう。
押し込んできたもう1人の自分。こんな時になってそれが顔を出し始めるのだ。
いや、こんな時になってと言うより、こんな時だからこそと言うべきであろうか。
「んんっ・・んん・・」
何度も口を閉じ、嫌がるように首を振る。
しかしそれは、口に入れられる行為を嫌がるのではなく
熱くなり始めている自らの股間の反応が、間違いであって欲しいと願っているようにも見えた。
何故なのか? どうしてなのか? 
夫を愛し、神田のような男が嫌いなことは何も変わらない。それなのに・・
「あっ・・あはぁぁっ・・」
雪絵の感情とに関係なく、僅かに漏れてしまった吐息。
わずかに緩んだ口元を男達が見逃すはずがない。
「うぅっぐっ・・ううぅっ・・ぐうぅぅっ・・」


電車に乗ると、平日だと言うのに沢山の人が乗り込んでいた。
目の前にいるカップル。学生だろうか?
美女と野獣。そんな言葉が思い浮かんでしまったほど、夫には不釣合いなカップルに見えた。
あのゴツゴツとした手で彼女を愛撫し、あのエロささえ感じる厚めの唇で彼氏のモノを扱き上げているのだろうか?
そんなベットシーンを想像してしまうのだ。
「そう言えば・・」
夫は雪絵の今まで付き合ってきた男の顔など知らない。
しかし、雪絵の好みを知っているだけに今の夫が期待するような男と付き合ったことはないであろう。
それでも頭の中で見たこともない昔の彼氏達を、雪絵の嫌いなタイプで想像してしまうのだ。
こんな男のモノをお前は咥えていたのか? そう考えると興奮が止まらない。


「きもちいぃぃっ 汗掻いてたから雪絵の口で綺麗にしてくれよ」
口の中では一瞬の隙をついてねじ込まれた陰茎から漏れる嫌な匂いが充満している。
その匂いは鼻を抜け、むせ返るような苦しささえ与えている。
「さっさとストリップしないから、こんな事になるんだぞ?」
「神田君。もっとやっちゃって下さい。腐れたマンコした奥さんの根性を叩き直してあげないと・・」
岩本と三河は言葉をかけながら雪絵の胸の谷間を見下ろしている。
すでに雪絵のすべてを見ている2人だが、改めて見るとなんという重量感か。
先ほど咥えさせていた岩本、そして脱いでいない三河も一層股間に血を集めてしまう。
「ああぁぁぁ~ 雪絵の口 さいこぉぉ~」
神田は目を閉じ、上を見上げながら恍惚の表情を見せている。
陰茎の根元を押さえていた左手もしっかりと雪絵の頭部に回し、掴んでいる。
髪をクシャッと鷲掴みにするように掴むと、何度も何度も雪絵の頭を揺すり、自分の腰へと叩き付けるのだ。
勢いを付ける様にたたき付けられる雪絵の唇は、神田の根元まで咥えてしまっている。
身体を押さえられ、頭だけ激しく揺すられる雪絵はまるで「オナホール」と同等の使い方しかされていない。
「おぉっ・・いいぃっ・・いいぞぉ 雪絵ぇぇぇ」
「うぐぅぅ・・うぐっ・・ぐぅぅっ・・」
喉から鳴るようなその雪絵の声は、吐き気を堪えているかのように絞り出されている。
「神田君・・」
三河が神田に合図を送ると、神田は名残惜しそうに雪絵の口から肉の凶器を引き抜いた。

「ゴホッゴホッ・・ゴホッ・・・」
岩本に口を犯された時と同様、引き抜かれた雪絵の口からは苦しそうな咳出る。
「どうだい? 素直にストリップしてればこんなことにはならなかったんだぞ? やる気になったか?」
相変わらず両手を上に上げられたまま、頭を下げる雪絵は何度も頷いた。
「頷くだけじゃわからないな・・・しっかり口で言ったらどうだ? 雪絵の巨乳を見てくださいってね」
その言葉に雪絵は苦しさのあまり涙を溜めた目で、三河を見上げた。
その目は睨むと言った反感なものではなく、許して欲しい言ってるような哀願の表情に見える。
しかし、雪絵がどんな表情を見せたところで助けてくれる者など誰もいない。
「巨乳っすか? 俺雪絵の口からデカパイって言わせたいっすよ」
「乳だけじゃなくてマンコもケツの穴もですよ 三河さん」
当然三河も雪絵の胸だけとは思っていない。2人のこんな反応を期待して口に出した言葉だ。
「そうですね・・じゃあこんなのはどうです?
 雪絵のデカパイも、臭いケツの穴も、すぐにオナニーする変態マンコも見てください  ってのは」
「そ・・そんなっ・・」
雪絵の反応とは逆に岩本と神田は当然のように盛り上がる。
「おやおや・・まだわかってないみたいだな。神田君・・」
神田はすぐに三河の言いたいことがわかったのだろう。再び雪絵の頭を掴むと、肉の凶器を口の中に押し込んだのだ。
「ごぅぐぅぅっ・・」
楽になったと思ったところへ再度ねじ込まれる肉の凶器。雪絵は言葉にならない悲鳴を絞り出すように漏らした。
「言う事聞かないからこうなる・・何度言ってもわからないんだな、雪絵は・・・ しっかり言えって言ってるだろ?」
喉の奥で神田の先を感じながら、雪絵は小刻みに震えるように首を縦に振る。
「あはぁっ・・ゴホッ・・・・はあぁぁ・・んっ・・はあぁ」
「ほら・・言ってみろ」
雪絵は唾液を飲む込むように喉を鳴らすと、深呼吸して息を整えた。
「ゆ・・雪絵の・・胸も・・」
三河は再度神田に合図を送る。胸と言う言い方では許されなかったのだ。

何度も言い直しさせられ、その度に何度も神田に口を犯される。
「いい加減ちゃんと言えよ。雪絵さんよぉ」
「ゆ・・雪絵の・・・」
もう何回目かもわからない。ただ自分を苦しさから救う為には言うしかないのだ。
「雪絵のデカパイも・・・く・・・臭い・・ケ・・ケツの穴も・・すぐにオナニーする変態・・マ・・ンコも・・見てください」
一斉に笑い出す男の声に雪絵は惨めさを一層感じていた。
だが雪絵自身も気付いていないだろう。
何度も喉を突かれ、卑猥な言葉を強要されているうちに、パンティは外側でもわかるくらいシミを作っていたことなど。
「じゃ・・ストリップの続きをやってもらおうか」
「待ってください三河さん」
雪絵の手を離し、開放した三河と岩本がソファーに戻ろうとした時神田が大きな声を出した。
「どうしました?」
「いやぁ・・もう我慢できなくて。一発出しちゃっていいですか?」
「若いっていいですね~ 後からまだまだ楽しみあるのに。口ならいいですよ」
そう言われると神田は笑顔を見せ、両手を解放された雪絵の頭を掴むと強引に突っ込んできた。
雪絵は自由になった両手を神田の腰に当てる。
しかし、その両手は逃げるように神田の腰を押すわけではなく、バランスを取るために支えられているかのようだった。
「んっ・・んっ・・んぅっ・・」
苦しいだけだった声も何故か甘い吐息交じりの声に変わっている。
いや、そう聞こえただけかもしれない。
それでも雪絵の舌がわずかに動いているのは事実だった。
「おっ・・おっ・・三河さん 岩本さん 雪絵舌使い始めてますよ」
その神田の声で無意識で動いていた雪絵の舌は止まる。しかし再度動かされるまで時間はかからなかった。

三河と岩本の目の前では、乱暴に雪絵の口を犯す神田の姿が見えている。
「神田君どこに出すつもりなんでしょうね?」
「口じゃないですか?」
「私達も飲ませたことないのに、神田君に先とられちゃいましたね」
「そう言えばそうですね」
夫から雪絵を借りたあの日。確かに三河と岩本は雪絵の膣内で射精をした。もちろん避妊具つきでだ。
喉の奥まで咥えるディープフェラを教えたのは三河達だが、口内で発射し、精液を飲ませたことがないのだ。
「おぉぉっ・・いくぅっ・・いくぞ雪絵っ・・飲めよ・・」
雪絵にしても今まで夫を含め、付き合ってきた彼氏達の精液しか飲んだことがない。
その初めての経験を、生理的には受け付けられない嫌いなタイプの神田によって達成されようとしているのだ。
しかし今の雪絵にはそんなことなど考えていられない。
神田が射精し、口の中に出すと宣言している。
不思議な感覚だった。口内に出されれば飲むことになるんだろう。そんな程度でしか思えなかったのだ。
「デカパイ雪絵 しっかり飲めよっ たっぷりミルク飲ませてやるぞぉ」
愛するものにしか許さなかった精飲をこんな下品な言動を繰り返す神田という男に許そうとしている。
「も・・もう・・いくっ・・いっいくっ・・・」
口の中で陰茎が何度も痙攣した。2度3度、いや4度5度と熱い液体が喉の奥にぶつけられる。
一体何日溜めていたのか? そう思えるくらい大量の精液は雪絵の喉奥に粘りつく。
「んっ・・んっ・・」
その大量の液体を雪絵は何回にもわけて飲み込んでいった。
粘り気のあるそれを、自らの唾液と混ぜながら喉を鳴らしていく。
「どうだ? 美味いか? 美味いだろ?」
満足そうに雪絵の口から引く抜くと、両手を腰に当て見下ろす。
多すぎた精液は完全に飲みきれなかったのか、ほんの少しだけ引き抜かれるのと同時に口元から零れだした。
「うっ・・んっ・・んっ・・・ はあぁ・・はあぁぁ・・」
残っていたものを完全に飲みきった雪絵は、大きく息を吐きながら唇付近に付いた液体を手の甲で拭う。
「あっ・・ぃゃっ・・・あっあぁぁぁ」
肉の凶器から開放され、手の甲に付いた精液を見て雪絵は我に返った。
見上げれば下品に笑う神田の顔。
飲んでしまった。こんな男の精液を。
「神田君のザーメンは美味かったか? 雪絵」
「ずいぶんと美味しそうに咥えてたぞ」
横を向けば三河と岩本がソファーに座り雪絵を見ている。
「フェラチオが終わったらストリップだ。早くしろ」
神田と言う男の精液を飲んでしまった後悔など、三河や岩本にはどうでもいいことなのだろう。
ソファーに踏ん反り返るようにしながら、知らない間に持ってきたのか、新しい缶ビールを手にしている。
「そうそう・・俺はまだ雪絵のデカパイ見てないんだからな。 ザーメンを飲んだ仲じゃないか。 今度はちゃんと見せろよ」
神田も満足げに雪絵の肩を叩くと、ソファーへと戻っていく。
これは軽率な行動をした自分への罰。雪絵にはそう割り切るしかなった。
フェラチオを続けていた間にラジカセから流れていた音楽が変わったのだろう。
それでも艶かしいメロディーには違いない。
雪絵は
「はい・・・」
諦めたように小さく返事をすると立ち上がり、ブラジャーのホックへと手を伸ばしていくのだ。
[2247] 揺れる胸 第二部 8 投稿者:晦冥 投稿日:2005/09/04(Sun) 03:53

今まで彼氏や夫と言った愛する人にしかしてこなかった精飲。
それを神田と言う雪絵の好みとはかけ離れた男によって成し遂げられたことで、雪絵の中では諦めの気持ちも出たのだろうか。
床の上に力なく座ったまま、雪絵は手を掛けたブラジャーのホックを外す。
「ほらっ・・ぼさっとしてないで早く巨乳を晒しな」
三河と岩本は相変わらず缶ビールを片手に雪絵を眺めている。
神田はと言えば、先ほど雪絵に咥えさせていた陰茎が唾液で濡れているからなのだろう。
ティッシュを片手に丁寧にその肉の棒を拭きながら、ニヤけた顔で見ている。
雪絵は3人の顔を順番に見ると、視線を床に落とし、一度大きく息を吐き出してからブラジャーの肩紐を外していった。

「おいおいっ いつまで隠してるんだよ このデカパイ女がよ」
「せっかく音楽もあるんだから、しっかりその乳見せびらかすように脱いでみろよ」
ホックと肩紐を外した雪絵の胸は、ブラジャーが落ちてしまわないように両手で押さえられていた。
そのままバンザイのように手を上げれば、簡単にブラジャーは床に落ち、雪絵の大きすぎる胸を晒してしまうことになるだろう。
しかし、ずっとこのままの状態でいられるわけではない。それは雪絵もよくわかっていることだ。
「見ないで・・見ないでくださいぃ・・」
もちろんそんな願いが通じるとは思っていない。しかし雪絵の口からは自然とそんな言葉が出てしまうのだ。
脱ぐことを覚悟したと言っても、恥じらいがなくなったわけではない。
恥ずかしいことには何も変わらないのだ。
「お・・お願い・・あぁ・・・」
しっかりと目を閉じ、顔を横に向けた雪絵は、ゆっくりと押さえつけていたブラジャーを下へと下ろしていった。

「すっげぇ乳・・やっぱ乳輪もでかいっすね」
「エロ乳だろ? 雪絵って女はこんなエロ乳ぶら下げて生活してる女なんだよ」
ついに晒してしまった大きすぎる胸。
それを見ながら笑い、指を指しながら談笑するのは岩本と神田だ。
「お願い・・そんなこと・・いやあぁぁ・・言わないでぇ・・」
繰り広げられる岩本と神田の下品な会話。それが誰に向けられているのかなど簡単にわかる。
雪絵は目を閉じたまま何度も頭を左右に振り、両手で胸を隠そうとするのだ。
しかしそんな雪絵の行動を黙ってみている三河ではない。
「何隠しているんだ? 手を下ろせ。 いや・・手は後ろだ」
そう言われてもすぐに手を後ろに回せるはずがない。
「おいおい・・また言う事聞けないのか? やっぱり反省してないみたいだな。
 電話してきてオナニーしたことも旦那に言うか? さっき神田君のフェラした画像も旦那に見せるぞ」
「そ・・・それはっ・・」
「だったら言う事聞かないと・・だろ?雪絵」
そうである。もう雪絵には電話をして自らを慰めたと言う軽率な行動だけではない。
こうして男達の前でストリップをし、神田と言う男の陰茎を咥えて精液を飲み込んでしまったのだ。
「それと座ったままじゃなくしっかり立ちな。巨乳を晒したまま踊ってもらうぞ」
「お・・踊りって・・・」
踊りと言われても雪絵の頭の中ではどんな踊りなのか想像出来るはずがない。
しかし、胸を男達に見せたまま踊れと言っているのである。
それが恥ずかしすぎる命令であることはすぐにわかった。
「出来ないのかい? そうか・・それなら仕方ないないな・・」
もちろん仕方ないと言う言葉の意味に、雪絵の恥ずかしすぎる踊りを免除すると言う意味は含まれていない。
三河はソファーから立ち上がり、ゆっくりと歩き出すと雪絵の目の前に立った。
「今日は雪絵の腐ったマンコにお仕置きするって教えたはずだったけどね・・」
「いっ・・いった・・い・・」
三河は雪絵の髪を掴み
「きゃあぁぁぁぁ」
パチーンと言う音が響くほどの大きさで雪絵の頬を平手打ちした。
「岩本君。 仕方ないから旦那さんに電話してくれますか?」
雪絵の頬に一発の張り手を入れると、三河は岩本にそう言ってソファーへと戻っていく。
「まっ・・待って・・待ってくださいっっ」
張られた頬を押さえながら叫ぶ雪絵に3人の視線が集中する。
しかし男達はそれ以上何も言わなかった。
無言の圧力。電話して欲しくないのなら、どうすればいいかわかるだろう? そんな風に言われているようだった。


電車を降りると相変わらず沢山の人間が居る。
これから大事な商談。
その前に妻の雪絵を想像して股間を膨らませている場合ではないのだが、夫にはどうしても止められない。
ナンパであろうか? それとも勧誘か何かなのであろうか?
見渡すと若い男が女性達に声をかけていた。
「騙されて風俗とかに誘われるぞ・・」
思わずそんなことを考えてしまう。
愛する雪絵がもし風俗で働いたら。そんなことを考えたこともあった。
「今頃・・」
雪絵も今頃、目の前の女性と同じようにナンパとも勧誘とも取れる男に声をかけられていたら。
人妻専門の店。巨乳専門の店。ひょっとしたら恥ずかしいショーをする踊り子?
夫の妄想と硬くなる股間は、商談相手の会社に着くまで止みそうにない。


「そうそう。もっとケツ振れって」
「腰もっと突き出すんだよ」
雪絵が選べる行動など始めから何一つなかったのだ。
三河達に言われるがまま。ただそうすることしか出来ない。
「見ないで・・・あぁっぁぁ・・見ないでぇ・・」
独り言のように小さく呟く雪絵は、両手を頭の後ろで組み、大きく足を開いていた。
音楽に合わせながら腰を前後左右に動かす。
「巨乳人妻の変態ダンス。着て良かったでしょう?」
「もちろんっすよ 三河さん。 呼んでもらって本当感謝してます」
パンティを穿いているとは言え、両手を頭の後ろで組んでいる雪絵にとってはすべてを晒しているように感じてしまう。
恥ずかしさからなのだろうか。色白の肌に映えるように、首元や胸元はピンク色に染まっている。
雪絵に恥ずかしい踊りを強要した男達の酒盛りは、相変わらず止まる気配がない。
「デカパイ人妻の変態ダンスって・・・最高の酒のツマミですね」
「まったくだ。これ以上酒が進むツマミがあったら教えて欲しいものだよ」
下品な笑い声。それは当然雪絵の耳にも届く。しかし雪絵は恥ずかしすぎるダンスを止めなかった。
いや、止めなかったと言うより止められなかったと言うべきか。
「ああぁ・・はっあぁぁ・・・」
踊らされている疲れではない艶のある息が雪絵から漏れたのだ。
ピンク色に染まり始めていた肌は、恥ずかしさだけが原因ではなかったのだろうか。
両手を頭の後ろの回し、胸をさらけ出しながら腰を振らされる。
男達はそれは笑いながら眺め、酒のツマミと雪絵を蔑んでいるのだ。
ビデオ撮影したあの日。沢山の男に見られながら、三河と岩本の陰茎を受け入れたことを思い出してしまう。
「あっあぁぁ・・見ないで・・見ないっ・・でぇ・・っ」
男達の視線を拒否する言葉を繰り返しながらも、雪絵の秘所は確かな反応を見せていた。
パンティの外側からでも確認出来るほどの大きなシミ。
雪絵は否定するかもしれないが、そのシミは岩本に喉を犯された時からすでに出来始めていたものである。
それが神田に喉を犯され、精液を飲まされた。恥ずかしい言葉も強要され、今恥ずかしいダンスをさせられている。
「いやっ・・いやあぁぁっ・・」
時間をかけ、たっぷりとパンティに染み込んだその痕跡を雪絵自信も感じていないわけがない。
濡らしてしまっている。そう思えば思うほど、この踊りを止めたい脳の命令とは逆に、身体は止まらなくなってしまうのだ。

「そろそろマンコ見ましょうか?三河さん」
「そうですね。腰振りダンスも見慣れてきましたからね・・雪絵、そろそろパンティ脱ぎなさい」
ついに最後の砦とも言うべき一枚を脱ぐときが来た。
この男達のことだ。脱げばワレメの奥だけではなく、後ろの穴もじっくりと見ることだろう。
それがわかっている雪絵は首を横に振るが、その行動とは逆に手はパンティに添えられてしまう。
生まれてから今までの人生で、これほど自分の身体が言うことを利かないことがあっただろうか?
「後ろ向いてこっちにケツ突き出しながら脱いでもらおうか」
「お願い・・見ないでぇ・・」
口で、頭で何度拒否しようとも雪絵の身体は後ろを向き、パンティを徐々に下ろしていってしまう。
「もっと突き出せ・・もっとだ・・もっと・・・」
まるでお辞儀をするように頭を下げた雪絵を後ろから見ると、見事に肉つきのいいヒップを突き出す格好になっている。
そのヒップのラインに沿うように徐々にパンティが下げられ、ワレメが顔を出し始めた。
「おっ・・出始めましたよ」
「乳に負けず劣らずマンコの方もエロい人妻だから、神田君もしっかり見ておいた方がいいぞ」
「もちろんっすよ。穴が開くまで見ますって。 あ・・穴はもう開いてるんですねよ」
神田の言うその穴の1つが下ろされていくパンティから姿を見せる。キュッ締まった後ろの穴。
それを見て三河は雪絵に聞こえない程度の小声で2人に話しかけた。
「今日はケツの穴も使う予定ですから」
そこの処女ではないとは言え、雪絵にとっても経験が少ない箇所であることは変わりはない。
そんな後ろの穴の危機など雪絵には知ることが出来ないのだ。
男達にヒップを突き出すように後ろを向いている為、握りこぶしを作り、ガッツポーズを見せる男達の姿も見えない。
「さあ・・もう1つの穴のお出ましだ・・・」
「いやあぁぁ・・見ないでえぇぇぇ・・・」
大きな声で悲鳴を上げながら、雪絵はついに見せてはいけない場所を自ら男達に晒してしまったのである。

「おいおいっ・・すごいぞこれ・・どうなってるんだ?」
「グチョグチョじゃないっすか。マン汁ベットリっすよ」
「本当に相当の変態マンコってことかな」
濃くはない雪絵の秘所。ワレメ周辺は生えていないかのように薄く、こうやって後ろを向いてヒップを突き出せば丸見えである。
役目を終えたかのように手が離されたパンティは、太股の中心ほどに絡みついたままだ。
「すごいマン汁だな雪絵」
三河のそんな言葉にはただ黙って首を横に振るだけしか出来ない。
そんなことは雪絵にもわかっている。濡れていることを認めたくないわけではない。指摘して欲しくないのだ。
「こっちまで臭いが着そうだぞ?」
「ケツの穴まで丸見えだな?」
「あの日もそうだったよな? お前はすぐにマン汁垂らして・・」
そう繰り返す三河の声は少しずつ雪絵に近づいている。
しかし雪絵はただ首を振るだけで、後ろを向こうなどとはしない。雪絵には少しずつ近づく三河の声など気付いていないのだ。
「このマン汁女が・・よくこんな淫乱マンコで恥ずかしくないな?」
「ひ・・ひぃっっ・・」
パチン・・と小さな音が鳴る程度に軽くヒップを叩かれて、雪絵は初めて三河が近づいてきていたのを知った。
「そのままだ・・ケツ突き出してろ・・」

ヒップを突き出した雪絵の後ろに立った三河はズボンを脱ぎ、トランクスと一緒に床に落とす。
空気に触れた三河の陰茎は、神田程角度があるわけではないが、50間近とは思えないほど硬くさせている。
使い込まれた証のような黒光りする肉の凶器。
その凶器に手を添えると、もう片方の手で雪絵の腰を掴むのだ。
「さあ・・あの時の約束を守ってもらうぞ・・・」
あの時の? 雪絵は今の自分と三河の体勢から、何をされようとしているのか理解できた。
それは三河の言う約束を思い出したと言う事でもある。
「あっ・・あれはっ・・きゃあっっ・・」
今三河がしようとしている行為から逃げようと前に動いた雪絵だが、太股に下着が絡まったままだと言うことを忘れていた。
勢い良く前に倒れこみ両手で身体を支えると、まるでバックの体勢で男を受け入れる時のような格好になってしまったのだ。
「岩本君。神田君。 雪絵が暴れないように押さえててくれますか?」
「なっ・・やめてっ・・あれは・・あれは違うのっっ」
尚も逃げようとする雪絵は簡単に岩本と神田によって押さえつけられてしまう。
暴れないようにと頭まで床に押し付けられ、ヒップだけ高く上げた体勢だ。
「何が違うんだろうかね・・ 自分で叫んでたじゃないか?」
「違う・・違うの・・お願い・・お願いしますっ」
今回の原因となった三河に電話してしまったあの日。
自らを慰め、絶頂を迎える時に叫んでしまった。
しかし雪絵からしてみればあれは、限界に来てしまった為に強要されるまま口にしてしまった言葉だ。
「お願いっ・・やめてえぇぇぇっっ」
上半身を完全に押さえつけられた雪絵は、逃げるようにヒップだけくねらせる。
その姿が後ろから見ている三河を挑発する結果になることなど知らずにだ。
「約束通り・・生ハメでやらせてもらうぞ」
「だめっ・・だめえぇぇぇぇ」
散々逃げるようにくねらせていたヒップを三河に掴まれ、黒光りした肉の棒の先端を当てられる。
女の臭いが部屋中に充満するほど濡らしていた雪絵のそこは、三河のモノを拒否できるだけの抵抗感を失っていた。


雪絵のことを考えるとやはり三河に貸し出したあの日の事を思い出す。
あのビデオは一生大事に持っていることだろう。
夫は雪絵と一緒に、または隠れながら何度あのビデオを見たことか。
今も三河と連絡を取り合い、またお願いしますと言われている。
夫としても異論はない。どこの誰とも分からない男よりは安心出来る三河の方がいいのだ。
確かに聞いていないこともされたが、コンドームの着用など守って欲しい約束は守れていた。
夫としては生でのセックスに当然危険を感じないわけがない。もちろん雪絵も拒否をするだろう。
三河もそれを理解し、次回があるとしたら当然コンドームの着用を約束してくれている。
三河と言う男は決して自ら、生でさせてくださいと言う男ではないのだ。


「雪絵・・ほらっ・・入れるぞっ・・」
「いやあぁっ・・やめてえぇっ」
身体に力を入れ、逃げようとしてもそれは時間の問題だった。
「三河さんと生ハメの約束したんだろ? 大人しくしろよ」
「そうそう・・三河さんのチンポを、雪絵のマン汁グッチョリマンコに生で入れて貰えって」
「だめ・・だめっ・・・」
何度拒否しようと男達は、雪絵の秘所に生の陰茎を入れると言う目的を果たそうとする。
そして三河のその凶器の先は、雪絵の入り口に当てられた。
三河は一気に腰を突き出すと、パンっっと言うような三河の腰と雪絵のヒップがぶつかる音が部屋に響いたのだ。
「いっ・・いやあぁっっ・・あぅっ・・うっ・・」
十分に濡らし、受け入れの準備が整ってしまっていた雪絵のそこは、三河の陰茎を簡単に飲み込んでしまった。

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