樹氷 投稿日:2008/01/01 (火) 08:16
私は40歳の関西在住の自営業を営む者です。
二年前に私の好奇心と悪戯心が10歳年下の妻を変えてしまった出来事について書きたいと思います。拙い文章でしょうがしばしお付き合いの程をお願いします。それは10月のある日にクラス会の打ち合わせで高校時代の友人で衣料品関係の縫製工場を営む山田君の元を訪れた時の事です。彼の縫製工場は、その業界では技術力を高く評価され大手有名メーカーからの委託で非常に細かい立体裁断、縫製でスイムウェアや競技用のレオタードなどを製作しているのですが、山田君が私に事務所の中で彼の元で製作した様々な種類の製品を手に取り誇らし気に説明をしてくれていました。
一般に販売している物がほとんどなのですが、中には完全フルオーダーの物も有り素人の私から見ても素晴らしい物である事は十分に伝わる物でした。
私は彼が見せてくれている商品の中から一枚のシンプルなデザインながら鮮やかな赤色のハイレグのスイムウェアを手に取り「これ随分小さいなぁ。中学生サイズか?でも中学生がこんなハイレグ着ないやろ?」と山田君に言うと彼は「これは立体裁断で作っているから、いざ身に着けると最初は窮屈に感じるけど、その人間の体型にピッタリ合うようになってるんや。勿論オーダーやから、その人の体型を隅々まで機械使って測り作るんやけどな」と説明してくれた。
感心してスイムウェアを見る私に山田君は意味有り気にニャリと笑い、「ウチの技術を知ってこんなモンまでオーダーしてくる特殊な客おるんやで」と事務所内のロッカーから大事そうに一つの箱を持って来た。
その箱の中には一見すると黒地に朱色の刺繍が入っているスイムウェアが入っているように見えた。山田君が先程同様にニャリと笑いながら箱の中からそれを取り出し私に手渡した。
驚いた事に、それはスイムウェアなどでは無く、グラビアやDVDなどでしか、お目にかかった事の無いボンデージだったのだ。
深く切れ込んだハイレグのデザインにラバーのような素材、所々にゴールドの金具をアクセントであしらっている。
更に驚いたのは股間部分の裏地の位置に長さ10センチ程のイビツな流線型の突起物が付いていた。
私は「これ一体何なん?」
すると山田君は「取引先のエライさんに無理矢理頼まれて作ったんや。SM趣味が昂じてなんやろけどマイッタわぁ、しまいにこんなモン付けてくれやもの」とそのボンデージの股間部分の裏側にある異様な突起物を触りながら言った