道明 1/27(火) 20:59:11 No.20090127205911 削除
ポピュラーのムード音楽が流れる一郎の寝室
それは男女二人のデュエット曲
・・・貴方の一日が終わるときに側にいるね
何にも言わないで、優しくキスをして・・・
・・・そっと髪を撫でて、肩を抱いて側にいるね
貴方が眠るまで、優しくキスをして・・・
報われなくても、結ばれなくても
貴方は、唯一人の運命の人
・・・貴方の一日が終わるときに側に居られたら、明日なんていらない
髪を撫でて、肩を抱いて、貴方が眠るまで
この出会いに優しいキスを・・・・・これが運命なら
美恵子の膝の上で一郎が眠り
その男の髪を美恵子は愛しく、優しく撫でている
(私は・・・知子さんからこの人を奪った悪い女?妻の不始末に付け入り、夫婦の絆を切り裂き、家庭を破壊した酷い女?)
今日、一郎の長女が美恵子に言った
「お母さんをかえして・・・お父さんをとらないで」と
その幼い子の言葉が美恵子の胸をえぐる
美恵子は愛しい男の頬に細く、そして白い指を這わす
男の唇をそっと舌で愛撫する
すると、男は薄目を開け愛しい女の動きに合わせ口を開く
男の舌が女の舌と絡み合い
美恵子から甘い香りのする唾液が一郎に注がれると
それを飲み干し、再び男は安堵の眠りに就く
(私は、どんな苦労があろうともこの人と共に生きていく
・・・・もうこの人の側から離れはしない)
美恵子も、一郎の胸に頬をあて静かに眠り落ちていく・・・・
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