[Res: 41157] 気持の置場に 11 レタス 投稿日:2009/04/06 (月) 05:40
「どこまで知ってる?」
「まあ、妻が新垣さんとできてるってことですかね」
トゲのある言い方をしたのですが、新垣は何も言いません。
少し間をおいて江口が話しだしました。
「お前が会社に入ってくる前に、コイツ(新垣)とお前の嫁さんは付き合ってたっていうのは知っていたか?」
「詳しくはしりませんが、それらしいことは周りから聞いたことがあります。だから、新垣さんは妻が私と付き合う前の彼氏かなとは思ってました」
「それもちょっと違うんだ。いや正確に言うとお前の嫁さんんは別に付き合ってた彼氏がいたんだが、コイツとも並行して付き合ってた」
「それって新垣さんと浮気の関係ってことですか?」
「まあ、言い方にもよるけどな。お前の嫁さんは入社前から付き合ってる彼氏がいるってことを周りも知っていた。しかしコイツともいい関係になっていたので、周りは彼氏と別れてコイツと付き合いだしたと思ってた」
「二股かけられてたってことですか?」
「だから、二股なのか浮気なのかは分からないし、それにその彼氏っていうのといつ別れたのかもまったく知らない。この頃はコイツなりに真面目に交際していたし、いつか自分だけに振り向いてくれることを願って付き合ってたんだ」
「そこで僕が登場したって訳ですか」
「そう。だからお前がいい関係になってるって噂はすぐに広まって、コイツはそれであきらめたんだ」
「でも続いてるじゃないですか」
私はそう言ったものの、この時にはだんだんと江口、新垣の言いたいことも解ってきていました。
浮気をしていたことを情で済ませようとしているのでしょう。
「俺は、脚色して言うわけじゃない。こうなったいきさつをそのまま話していることを信じてくれ」
江口は落ち着いた口調で話しを続けます。
「話は戻るが、実際はお前とコイツが重なってた時期もあったんだ。ただコイツは自分から身を引いたんだけどな」
「じゃあ先日もこうやって何かあったってのはどういうことなんですか」
「時期的には、お前たちが結婚して子供が生まれた後くらいだったかな」
「育児休暇中ですか?」
私は子供が生まれた後の1年間取得できる育児休暇中に何かあったのかと思って尋ねました。
「いや、違う。その後だ。嫁さんが会社に復帰してきてちょっとしてからだ」
続けて江口は説明しました。
江口はそれまでの口調とは明らかに違って、声のトーンを少し落として言いにくそうに話しました。
「・ ・ ・ お前の嫁さんに対して職場復帰の歓迎会があってな ・ ・ ・そこで新垣も参加してたんだ」
「その時に何かあったんですか?」
「その日、一次会でお前の嫁さんは帰ったように見せかけて、新垣に誘われて二人で抜けたんだ。ただ、お前の嫁さんは結婚したこともあって、不倫するわけにもいかないと思い、近場で飲もうとしたが、結局は新垣の部屋に連れて行ってしまったんだ」
「いきなり妻はハイハイと部屋まで着いていったんですか?いきさつは正直に話してくださいよ」
「・ ・ ・ 」
言葉を失った江口の替わりに新垣が割り込みました。
「いや、二人きりはダメだと拒まれたんで、抜けだす時に江口も一緒に三人でって条件で説得したんだ。江口はそれから電話で呼んだんだよ。」
コメント
今迄自分はいい恥の曝され者だった訳ですか。こいつらコロシてぇ!
「寝取られて・・・現場見てコーフン! 股間に手を伸ばしたら先走り液がちょいと出てた、・・・」なんて展開は絶対やめて欲しいからね!
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