管理人から

管理人

Author:管理人
管理人がおすすめするカテゴリに★印をつけました。



アダルトグッズのNLS








最新記事


カテゴリ

北原夏美 四十路 初裏無修正

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
薬剤師 30.
津島正義 4/29(水) 20:04:17 No.20090429200417 削除
妻は、5月30日金曜日に村澤に退職願を提出しました。夫や子ども達に対する罪悪感に堪えきれなくなって、一大決心をしたのです。

退職を決意させる直接の切っ掛けとなったのは北海道への出張でした。妻は札幌での展示即売会に協力するため5月23日から26日まで3泊4日で北海道へ出張しました。

妻は展示即売会の前日に札幌入りし、24日~25日の2日間展示即売会にフルアテンドして翌日に帰る予定にしていました。ところが村澤は24日だけアテンドし、25日に支笏湖温泉で1泊して翌日帰るよう命令してきたのです。支笏湖温泉では仕事がなく、明らかにおかしいと思いましたが、妻は村澤の命令に従いました。

支笏湖温泉では露天風呂付きの部屋を取り、しかも村澤と夫婦ということにして相部屋を予約していたのです。チェックインして部屋に入ってから、妻をセックスの対象としか見ない村澤の行動に妻は夢から覚めたかのように、彼に対して嫌悪感を持つようになったのです。そして村澤との決別を決意したのです。

 部屋に入って一緒に露天風呂に入りました。「こんな昼間に仕事を休んで、露天風呂を楽しむなんて不謹慎です、一緒に入れません。」と言いながら妻は抵抗したのです。

しかし、村澤は「日々仕事に打ち込んでいることのご褒美だと思ったらいい。」と言って村澤は妻に抱きつき唇を重ねたのです。妻は真剣に抵抗しましたが、男の力には勝てず村澤の行為を受け入れざるを得ませんでした。

口を吸いながら村澤は手を妻の乳房にあてがい、巧みに揉み上げ指で乳首を扱き始めたのです。快感の波は全身に伝わり、頭の中では拒否しているのに、身体が村澤の愛撫を受け入れたがっているのです。

妻は村澤の愛撫に抗しきれず、一緒に露天風呂に入ることに同意しました。湯船に浸かっている村澤は、妻を膝の上に乗せて両手で乳房を揉み、時々キスをしています。

散々戯れてから村澤は湯船を出て、椅子に座り妻に首筋から背中、胸、お腹を洗わせています。
「ここは綺麗にしたら口に咥えて清めなさい!」村澤は股間を指さして命令しました。

「はい」と妻は素直に返事をしました。そして肉棒を両手に持ち、咥えてから頭を前後させています。村澤は両手で妻の頭を押さえ、時々腰を突きだしている。妻は苦しいのか涙を流しています。

妻の奉仕が10分ほど続いていたが、「続きは布団の上でしよう!」と言って村澤は肉棒を抜き勃起させたまま湯船に浸かりました。間もなく村澤と入れ替えに妻が湯船に入ってきました。村澤は一歩先に露店風呂から出ました。

妻が露天風呂を出たとき、村澤から「栄養ドリンクだ!」と言って手渡された栄養ドリンクを飲み干しました。妻は迂闊にもそれが本当に市販の栄養ドリンクなのかどうか確認もせずに飲んだのです。妻の行動を見る限り、村澤をまだ信用しているとしか私には思えないのです。
薬剤師 31.
津島正義 4/30(木) 20:06:02 No.20090430200602 削除
10分ほどして村澤が妻を抱き寄せ唇を吸い始めたのです。丁度その頃妻の身体が火照り、動悸が激しくなり、下半身が疼き蜜壺を肉棒でメチャメチャに掻き回して欲しくなっていました。

妻は村澤に抵抗するどころか、身体の欲求を満足させようと自分から求めています。村澤の手は乳房と股間に伸びており、妻は温和しくその愛撫を受け入れています。

村澤の愛撫は延々と続き、妻は「あああんっ~~ああんっ~~きも~~ち~いい~~~」と喘ぎ声をあげている。
「菜穂子、欲しくなったか?」
「欲しい。菜穂子のオマ〇コに~~オチン〇ン~~を入れて~くだ~~さい。」

村澤は満足げに笑みを浮かべ妻の蜜壺に肉棒を挿入し、ピストン運動を開始した。それから10分後妻は何度かイカされ微睡んでいると、村澤が妻の顔の上に射精したのです。

吃驚して妻が顔を背けたため、口の中やそのまわり、鼻の穴の中におびただしい量の精液がまかれたのです。お陰で妻はまた露天風呂で顔を洗うハメになりました。

 それから寐る前と、翌朝起きる前に、村澤は妻の身体を求めています。その日飛行機で帰ってきた妻は、食後ソファーに座り、旅館での村澤との歓喜のひとときを思いだしていました。  

 同時に村澤が求めているのは身体であることを妻はハッキリと認識するようになります。このままでは夫や子どものところに本当に戻れなくなるとの恐怖が妻の頭にまた浮かんできました。それゆえ会社を辞め村澤から離れることを決意したのです。

 妻はその直後に中島弁護士事務所を訪問し相談に訪れています。思い切って今後の対処方法について相談してみようという気になったのです。

「津島さんはわが社にとって貴重な戦力なんだ。何で退職をしたいのかね?」退職願を提出したとき、村澤は妻に問いかけました。

「私には愛する夫や、子ども達がいます。もう私は罪悪感に堪えきれません。辞めさせていただきます。」妻は涙を流して村澤にお願いしました。

「分かった。後任の選定や業務の引き継ぎもあり、6月20日付けで退職ということでいいね。」
「はい。お願いします。」妻は了承しました。

この日から妻は出張から解放されましたが、村澤の夜のお相手が終わったわけではありません。村澤はキッパリ別れるからと約束し、その代わり辞めるまで週1回の頻度で関係を結ぶことを強要したのです。

「帰国されたら、旦那にこれまでのことを話し、謝罪しなければならないなぁ……。」と村澤は旦那にばらすと暗に脅しを掛けてきたのです。不本意ではありましたが、妻は夫が帰国するまでは温和しく村澤の言うことを聞いていようと覚悟を決めたのです。
薬剤師 32.
津島正義 5/1(金) 20:32:14 No.20090501203214 削除
村澤の妻に対する態度が明らかに変化してきました。これまではいろいろな機会を捉えて妻のことを褒め称えていたのに、退職願を出してからは褒めるどころか、「ベッドで乱れて悦びの声をあげていたことを旦那にお話ししよう」などと言って、妻にそれとなく脅しを掛けることが多くなってきたのです。

「私は村澤本部長の本当の性格を知らなかったんだわ。今までは私が意図的に村澤像を描いていただけで、これが本当の村澤なんだわ。」妻の村澤を見る目が変わってきました。

6月6日金曜日、村澤は妻を食事に誘い、夜8時頃例のマンションに入りました。この時既に妻の身体に異変が起きていたのです。身体が火照り、股間が疼き、どうしようもなく肉棒で蜜壺を掻き回して欲しくなっていたのです。

妻はようやく薬が使われていることに気づきました。と言うよりも薄々感づいていたことに確信を持てるようになったと言った方が事実に近いでしょう。村澤と一緒に食事をすると、食後10分~20分に自分の身体が変調を来します。媚薬に疎いと言っても妻は薬剤師です。こういつもいつも同じような症状が起きるのは人為的と考えるのが自然です。

妻はこれまでのことを思い返していました。4月4日、食事に招待されたとき、妻はお手洗いのため席を外し、席に戻ってくると、村澤から美容に効果のあるヒアルロン酸とコラーゲンの入った50mlの小瓶を渡されて飲みました。蓋は開いていました。あの時小瓶には媚薬が入っていたと考えられます。

4月15日静岡へ出張した夜、フランス・レストランでデザート、紅茶が運ばれてきたとき、村澤の指示で、静岡所長を見送りました。席を外した隙に、多分紅茶に遅効性の睡眠薬を入れたのだと想像できます。

4月18日に広島へ出張したとき、割烹店で食事をしてホテルに帰る途中に、身体に異変が起きましたが、あれも多分紅茶に媚薬が入っていたと思われます。妻が席を外している間に紅茶が運ばれてきたことを思いだしています。

4月24日、福岡へ出張したとき、ラブホテルで浴室を出るとき、村澤は妻の股間や乳房・乳首に軟膏状の何かを塗っていました。今思えばあれは媚薬かも知れないと妻は推理しました。
薬剤師 33.
津島正義 5/2(土) 19:55:06 No.20090502195506 削除
妻は、村澤が賃借しているマンスリー・マンションへ初めて行ったときのことを思い起こしています。そこへ行く前に小料理屋へ入って村澤と一緒に食事をしました。食事の時に何らかの方法で媚薬を飲ませたのだと妻は思い起こしています。

5月には大阪、名古屋に出張しました。大阪、名古屋の時もラブホテルに入る頃、かならず身体に変調を来して、異常に性欲が昂進していました。妻には村澤が媚薬を使ったとしか考えられないのです。

北海道での温泉旅館で泊まったときも、温泉から出た後で、栄養ドリンクを飲んで暫くしたら身体が疼いてきました。あの時もドリンクに仕掛けがあったと考えられます。

妻は村澤という人物を疑いの目で見るようになりました。疑問を持っても対決するとなると1人では勝ち目はありません。ですから夫が帰国するまでは、当分村澤の従順な女でいようと妻は決心しています。

 しかし、夫の帰国が遅れる可能性もあります。その場合、帰国するまで村澤の言うことを聞いていなければならないのか?妻はそれだけは絶対に嫌だと思うのです。妻はようやく勇気を出して法律事務所を訪問し、相談することにしました。

 前述の通り妻は中島民蔵弁護士事務所を訪問し相談に訪れています。村澤のことだから素直に妻との関係を切ることができるか不安でしたし、夫の帰国が遅れた場合の対処方法も考えておかなければなりません。ですから思い切って相談してみようという気になったのです。

 妻は中島先生に夫が留守中であること、村澤と関係を持ち、その関係が続いており、関係が切れるのか不安であること、など概要をお話し今後の対処方法を相談しました。

 先生はズルズルと関係を続けることだけは絶対に避けなければならないこと、相手も妻との関係が露見することを恐れていること、ですから旦那さんにすべてをお話し、相手の方の奥さんや会社の責任者などに積極的に開示するよう助言を受けたのです。そうすれば関係を絶つことができるし、相手に然るべく社会的制裁を受けさせる可能性が高いというのです。

 先生の助言を受けて、妻は私の帰国が延期になったときには、先生の指導のもとで、結果を恐れず村澤と戦う決意を固めたのです。
薬剤師 34.
津島正義 5/3(日) 19:27:16 No.20090503192716 削除
6月6日夜、村澤はDVDを手元に置き、ベッドに座らせた妻の唇に吸い付いたのです。すぐに村澤の舌が妻の口に入ってきた。妻は無意識に舌を差し出し、村澤の舌に絡ませました。

村澤の唾液を妻がゴクリと呑み込んでいます。村澤の手は妻の胸にあてがい、乳房を柔らかく揉み、乳首を指で扱いている。快感の波が全身に波及し、妻は官能の渦に身を任せています。妻は快感に浸り、もっともっと気持ちよくなりたいと欲求していました。

やがて村澤は妻の下着を捲り、片方の手で胸を揉み、他方の手で股間をまさぐり始めた。媚薬のためか股間は粘液でビッショリと濡れています。蜜壺の肉璧を何かで掻き回して欲しい衝動に駆られていたのです。

「あああっ~~ああっ~~」妻が早くも喘ぎ声をあげています。妻の敏感な乳首とクリトリスを村澤は巧みに攻撃し、さらに蜜壺に指を差し込み掻き回し始めたのです。

「ああぁ~~つよし~さん~気持~ち~いい~~です~~」妻は頻りに喘ぎ声をあげている。
「どうだ?気持ち~いい~だろ~菜穂子~~」村澤はそう言いながら妻を抱き上げベッドへ寝かせた。

「もっともっと気持ちよくしてあげるからね、これ脱ごうか?」村澤は妻のカーディガン、ブラウス、ブラジャー、スカートを次々にはぎ取り、ショーツ姿にした。そして妻の裸体をDVDで取り始めたのです。

「イヤ~~ダメ~止めて~~~」妻は抵抗しましたが、形だけの抵抗で、DVDに収まっています。

村澤はDVDを横に置き、妻の上に覆い被さり、キスをしてから両手で乳房を優しく揉みしだき、やがて口唇を乳首に咥え扱き始めました。両方の乳首を丹念に舌と唇で愛撫しています。

「ああぁ~~あぁ~~」妻の喘ぎ声が大きくなってきました。

村澤は身体をずらし、ショーツを脱がし、股間に顔を埋めた。左手指でクリトリスを弾き、右手指を蜜壺に挿入し手掻き回し、舌で秘裂を舐め始めたのである。

「あああぁ~~ああぁ~~イイ~~」妻は何かを言いながら叫んでいる。

村澤の愛撫は丁寧で、妻の顔や仕草を見ながら延々と続いた。妻の歓喜に満ちた顔を浮かべている。村澤は妻を膝の上に乗せて、後ろから右手で乳房を揉み、左手で蜜壺を掻き回しています。
薬剤師 35.
津島正義 5/3(日) 19:31:13 No.20090503193113 削除
暫くして村澤はシックスナインの姿勢を取り、「咥えなさい!」と言ってから妻の股間を舐め始めた。妻もそれに気づき大きな肉棒を咥え顔を動かし始めました。

「菜穂子、欲しくなってきただろ!」
「ああんっ~~ああんっ~~」妻はただ喘ぎ声をあげているだけです。

「咥えているものが欲しいだろ!何が欲しいか言ってみなさい、菜穂子さん。」
「あああんっ~~欲しい~~これ~欲しい~~です~~」妻は咥えているものを離して言った。

「菜穂子、何が欲しいか言うんだ!」村澤はいつも妻に卑猥なことを言わせている。
「このオチン〇ンが~~欲しい~~です~~」
「オチン〇ンをどこに欲しか言わなければ分からないだろ!」

 「菜穂子の~~オマ~~〇コに~~~オチンチンを~~入れ~~てください~~ 」妻は卑猥な言葉を口にして挿入をお願いしている。

「ご希望だから入れてあげよう!」村澤は逞しく天を仰ぐ肉棒を妻の蜜壺にあてました。
「あああんっ~~」村澤が妻を貫くとき、妻は大きな叫び声をあげます。今でも蜜壺が裂けるような圧迫感を股間に感じるからである。

村澤が妻の豊かな乳房を握りながら、ゆっくりとしたテンポで抜き差しを始めました。
 「~~あああんっ~~もっと~~もっと突いて~~」妻は頻りに何かを言っている。

 妻の声に反応するかのように村澤はスピードを上げて腰を突き込んでいます。

「菜穂子、どうだ、気持ちいいだろ!」打ち込みながら村澤は妻に話しかけました。

「~~いいっ~~いいっ~~の~~気持ち~い~いっ~~」

妻の反応に満足したのか、村澤はニコッと笑みを浮かべ打ち込みペースを速めていった。そして妻を四つん這いにして後ろから貫ぬきました。

「~~あああっ~~あああっ~~イッちゃう~~イッちゃう~~ああん~~」妻は身体を反らし淫らな声をあげています。
「これがいいのか?イッテいいよ、イキなさい~~」村澤は後ろから懸命に打ち込みながら妻に話しかけています。

「あああんっ~~イクゥ~~イッちゃう~~イ~イクゥ~~」妻は大きな声をあげた後、温和しくなりました。
「ううぅ~~ううん~~」村澤もすぐ呻き声をあげて妻の中で射精しました。
薬剤師 36.
津島正義 5/4(月) 19:07:52 No.20090504190752 削除
妻は暫く微睡んでいましたが、股間の処理を行うため身を起こしました。村澤はベッドから下りて金庫を開けています。妻はその様子を目を凝らして見ています。金庫の鍵番号とその中味が知りたかったのです。

鍵番号は村澤の内線番号であることが妻にはすぐ分かりました。右回しと左回しの順番をもう一度確認すれば覚えられると妻は思いました。

 デジタルビデオカメラを金庫の中に入れたが、中味が何なのかよく分かりませんでした。どうやら自宅や会社に置いておけないものをここに入れているようです。

村澤の誘いに応じて、妻は6月13日、20日、27日とこのマンションに来て関係を持ちました。6月27日は退職後です。妻はこれで終わったと安心していたのですが、携帯電話で約束させらたのです。応じなければ「旦那にすべてをお話しよう」と脅されたのです。
 
 妻は「主人が帰国次第、すべてをお話ししますから、そんな脅しはもう通用しなくなります。」と心の中で抵抗しています。やはり私にすべて自分の口から話さなければ何時までもこの男に脅され関係を強要されると思ったのです。私に告白する決心をしてみると、村澤といるときより夫といるときの方が心休まることを今更ながら自覚しました。

 村澤とこのまま快楽に浸っていると、夫や子どもを失い、取り返しのつかないことになると遅まきながら妻は悟り、その思いが日増しに強くなってきています。

 6月20日に妻は退職しましたが、村澤は「旦那への秘密保持」を条件に、妻にその後も関係を強要してきました。

女を抱くという欲望を実現するためには約束を平気で破り、脅してくるなど村澤は態度を豹変させています。誠実などとはほど遠い人物であることが分かりました。

村澤の人間性が分かってきましたが、妻は毎週この部屋で村澤に抱かれています。夫である私が帰ってきてから、面と向かって告白し謝罪したいようなのです。ですからそれまでは村澤の言うことを温和しく聞くということで、マンスリーマンションで関係を続けているのです。正直言って私には妻の心境がよく分かりません。

 それはともかく、妻はマンスリーマンションにある金庫の仕掛けを解き明かそうと、分かったことはすべてメモしています。金庫の中味もDVDと何かの薬品、多分媚薬と思われるものが入れてあることが分かりました。妻は妻なりに村澤の秘密を暴こうと情報収集しているのです。

薬剤師 37.
津島正義 5/4(月) 19:27:22 No.20090504192722 削除
6月27日、マンションから自宅へ帰る途中、7月4日に会う約束を迫られましたが、その日は私が帰国する予定になっているため、妻は断りました。

 その代わりとして村澤から翌週の7月11日に夜のデートを約束させられました。旦那にもっともらしい理由をつけて外出しろと言うのです。

「これがあなたの留守中に私が取った行動のすべてです。この3ヶ月弱の間、私は取り返しのつかないことをしてしまいました。あなた、ごめんなさい。」と言って妻はまた床に這い蹲り頭を床につけて謝っています。

「俺が中国で苦労しているときに、菜穂子は、他の男に抱かれ性の快感に溺れていたのか?村瀬のオチン〇ンをいじくった手で俺に料理を作ったのか?村澤に散々抱かれた身体を昨日俺は抱いたのか?」俺は怒りと嫉妬で散々妻をなじりました。

「ごめんなさい、ごめんなさい。」妻は涙を流しただ謝るだけです。

「菜穂子は不倫をどう考えているんだ?良いことなのか、悪いことなのか?」
「……悪いことです…してはいけないことです…。」

「悪いことと知りながらなぜすぐに止めなかった?」
「…あなたに申し訳ないと思っていましたが……止められませんでした、ごめんなさい……。」


「不倫したのも不倫を続けていたのも媚薬のせいなのか?」
「その影響があったかも知れませんが、媚薬のせいにはしたくありません。私が本当にバカだったんです。警戒心が薄く村澤にスキを突かれてしまいました。意思が弱くてなかなか止められませんでした。お詫びする以外にありません………ごめんなさい。」 

「俺がまだ帰国しなかったら、不倫を続けていたんだろ?」
「はい、少しは続いていたかも知れません。でもあなたの帰国がもし伸びたときには、私は牙を剥くつもりでした。村澤の脅迫に屈していたのはあなたの帰りが分かっていたからで、それまではと堪えていました。この原稿用紙の最後に弁護士事務所、警察、三嶋社長の自宅、村澤の自宅などの住所リストがありますよね。これはいざというときに使おうと思って作ったんです。
 既に弁護士事務所の中島民雄先生に相談しております。もしあなたの帰国が遅れた場合、思い切ってすべてを中国にいるあなたと、三嶋社長や村澤本部長の奥さんにお話するつもりでした。必要なら警察にも相談するつもりでした。」

 「俺の帰国を待たなくても、中島先生と相談した後も、村澤と淫乱な関係を続けていたんだろ?ヤツとの関係を絶つため何故すぐ行動しなかったんだ?別れる決心をしながら何故俺の帰るまで村澤と淫らな関係を持ち続けていたんだ?」私は素朴な疑問を妻にぶつけてみました。

 「今考えれば村澤本部長とすぐ関係を絶つべきであったと思います。実は中島先生からも、手を切るのは早いほうが良い、と助言されていたのです。でもあの時は、これだけの重大な過ちを犯してしまったのですから、電話やメールではなくどうしてもあなたの前ですべてを告白し謝罪すべきだと考えていました。ですからそれまではと思っていたのです。」と妻はスラスラと答えました。

どうも私の前ですべてを話して謝罪するという形式を妻は重んじたようなのです。私には疑問が残るのですが、全体像を知るため話を先へ進めることにしました。

「村澤が好きではなかったんだな!」
「仕事はできるし、私を女としてみてくれました。ちょっと言いにくいのですが、性の悦びを教えてくれました。ですから最初の1カ月半ぐらいはあの人に好意を持っていました。」妻は正直に言っているのですが、その答えが気に入らなくて、私はまた怒ってしまうのです。

「それじゃ村澤を愛していたのか?」
「違います。愛したことはありません。私が愛しているのはあなただけです。信じてください。」妻は必死に訴えました。

「愛していないけど、好意を持っていた?それはどんな感覚なんだ?俺にも分かるように説明してくれ!」
薬剤師 38.
津島正義 5/7(木) 19:49:44 No.20090507194944 削除
「私にとってあなたは絶対に守りたい人です。自分の命に代えてでも守りたい人です。私が生きていく上でかけがいのない人です。それは私にとってもっとも大切な家族だからです。あなたを愛するのは夫婦愛、家族愛というべきものです。
 でも村澤は違います。好感を持っていただけで、守りたいとかは思ったことはありません。言いにくいのですが、性欲を満足させてくれましたから、正直言って好感をもっていました。素敵な人と思っていました。
 でもそれは性愛といってもよいと思いますが、あなたを愛するのとはまったく別物です。これ以上は上手く説明できません。」妻は目に涙を浮かべて必死に説明しました。

妻が説明していることが私にも何となく分かる気がして、私は話題を変えました。

「村澤は最初から菜穂子を狙って自分の直属の部下にしたんだろ!仕事だといって自分と一緒に出張させ、出張先で媚薬を使って菜穂子を自分の女に仕立てようとしたんだろ!」俺は一気に捲し立てました。

「はい、今考えるとそうだと思います。」
「菜穂子は村澤の仕掛けた罠にはまって性の悦びに溺れてしまったんだろ!村澤とすぐ別れようとは思わなかったのか?」私はまた大きな声を出してしまいました。

「はい、性の悦びに溺れていました。抗弁できません、ごめんなさい。頭の中では何度も別れようとしましたが、村澤に求められるとこの身体が反応してしまうのです。理性ではどうにも抑制できませんでした。2カ月過ぎた頃からあなたに対する罪悪感に堪えきれず、本気で別れることを考えるようになりました。」妻は涙を流し土下座をしながら説明をしました。

 「だいたい菜穂子はスキがありすぎる。菜穂子は一人娘で、学生時代に俺とつきあい始め、社会人になってすぐ結婚した。社会人と言っても薬剤の分析器械とにらめっこだった。そして結婚してすぐ子どもができて出産、育児のため専業主婦になった。
 だから男の人をよく分かっていないんじゃないか?普通の女性はたとえ相手が会社の人であっても、恋人でない限り夜お酒を飲む席に2人だけで一緒することはないぞ!ましてや主婦が家族とか兄妹など余程信頼を寄せている人でない限りそんなことはしないだろ!でも菜穂子はスキだらけで易々と誘いに乗っている。どこの企業でも地位に関係なく虎視眈々と女性を狙っている男性はいるし、その気はなくてもスキだらけの女性を見たら、普通の男でもその気になるぞ!」

 「はい、男性を分かっているつもりでしたが………言い訳できません。もうあなた以外の男性と二人だけでお茶にも食事にも絶対に行きません。約束します。」妻は相変わらず土下座をして頭を床に付けて謝っています。

「あそこの毛を剃ったのも村澤がやったのか?」
「はい、そうです。ごめんなさい、あなた!」

「菜穂子、裸になれ!全裸だ!」俺は怒鳴った。
「……はい。」妻は吃驚して私を見たが、私の顔を見て真剣であることを察したのか、温和しく脱ぎ始めました。

「そこのソファーに仰向けに寝ろ!脚はM字に開け!明るいところで見せてみろ!」私は妻に命令しました。
妻は恥ずかしそうにソファーに寐て私の言うとおりに脚を開きました。

「クリトリスが大きくなったなぁ。村澤に随分可愛がって貰ったようだな。オマ〇コが少し膨らんで小陰唇がちょっと飛び出してるじゃないか?俺の留守中、淫乱になって随分使い込んだようだな!留守中にヤツと何回していたんだ?」

「ごめんなさい、あなた………12~13回だと思います。」妻は謝ってから少し間をおいて私の質問に答えました。

「12~13回だと。よくもヌケヌケと答えられたもんだな!よ~し、衣服を着けろ!村澤の自宅の現住所、電話番号、会社の電話番号は分かっているから、そのマンスリー・マンションの住所と具体的にどこにあるのか教えてくれ。」俺は妻の返事が気に入らなくて不愉快になりながらも、妻に命令しました。

「あ~~そうだ。菜穂子はマンスリー・マンションの合い鍵を持っていたな?」
「はい、持っています。」
「作戦を考えて、後で話をする。」
「…………」
「来週は忙しくなるぞ。俺たちがこれからどうするかはすべて終わってから決める。」俺は呟くように言いました。

「許してください。どんなことでもして償います。お願いします、あなた。」妻は床に頭をつけて謝っています。
薬剤師 39.
津島正義 5/8(金) 19:49:16 No.20090508194916 削除
私は菜穂子に対して怒っていますが、菜穂子と別れようとは正直思っていないのです。私は妻が村澤に抱かれ悶えている現場を見ていたら対応が違っていたかもしれません。情けないことに私には菜穂子がいない生活など考えられないのです。

自分の妻が不倫をした場合、世間の旦那の対応は決して一様ではないでしょう。離縁する者、別居する者、やり直す者など対応は様々でしょう。正解、不正解などないのです。それぞれの立場からベストと思われる選択をするだけです。

 私の中では離婚を考える余地はないのです。このとき私は怒っていますが、離婚という文字は頭に浮かんできませんでした。妻が反省し償うつもりでいるのなら、すべてが終わってから夫婦で話し合い、元の鞘に収まるのがベストの選択であると思っています。でもすぐに結論を出すほど心に余裕はありません。

7月7日月曜日、私は3カ月ぶりに出社して、関係部長に帰国報告するとともに、臨時役員会で中国出張の成果を報告しました。

中国製品の食の安全が日本で問われていることを私も知っています。ですから製造技術や製品の品質や安全を、従業員教育の中心に据えてきました。中国では金銭欲が先行しており、品質や安全性に対する従業員の意識は正直言ってなっていないのです。

 ですから私は意識改革が必要と判断してこの面での教育を重視してきたつもりです。今後引き続き品質や安全について従業員教育をしていく必要があると思っています。この点は役員会でも報告しお願いしました。

製造部長への報告の中で、留守中の妻の件を相談しました。「〇〇株式会社の三嶋哲也社長とわが社の奥田副社長は大学時代の同じゼミの先輩後輩で懇意にしているぞ!一度相談したらどうだ。俺が副社長に話を聞いていただくよう話をしとくわ!」製造部長はそう言ってすぐ副社長に話をつけてくれました。偶然とはいえこのとき私は社内に三嶋社長の知人がいるなんて本当にラッキーだなと思いました。

早速奥田副社長に面談し、委細をお話しし三嶋社長にお会いしたい旨をお話ししました。奥田副社長は彼の会社の役員がうちの社員の奥方に手を出すとは怪しからんと言って、三嶋社長にすぐ電話をしてくれました。

9日水曜日の午前に、先方の社でお会いいただけるとの回答を得ました。早速10時にお伺いすることでアポイントが取れました。

その日帰宅して食事を取った後、「マンスリー・マンションの合い鍵あるよな?マンションに行けば入れるよな?金庫の開け方知っているよな?」と妻に確認しました。

「はい、それが何か?」
「明朝、俺をそのマンションに案内してくれ!金庫の中のものを確かめよう。物証になるかも知れない。」と私は妻に説明しました。

「明後日、三嶋社長にお会いする。すべてお話しするつもりだ。順序としては村澤と先に会うべきだと思うが、成り行きでそうなった。三嶋社長に会うとき、できれば物証があった方が説得力があるだろう。」私は妻にマンションへ行く趣旨を説明したのです。
「分かりました。案内します。」妻が私の目を見ながら返事をしました。
薬剤師 40.
津島正義 5/8(金) 21:13:27 No.20090508211327 削除
「それから菜穂子は3カ月も媚薬を使われていたんだろ?媚薬が手に入ったらそれを持って病院へ行ってこい。一度身体を検査して貰った方がいいと思うぞ!」

「はい。私の身体を気になさってくれてありがとう、あなた。何ともないとは思いますが、念のためそうさせていただきます。」と妻は私の助言に従って診察に行ってくると約束しました。

7月8日朝8時半頃、私は妻と一緒に車でマンションに向かいました。運転手は私、妻は道案内人です。マンションは車で30分くらいのところにありました。

車を駐車場に止め、合い鍵を正面玄関の鍵穴に入れると、ドアーが開きました。すぐ2階の201号室へ行き、合い鍵を入れるとドアーはすぐ開きました。

2人で洋室に入って金庫の前に座りました。妻が金庫の鍵を回し始めると、金庫はすぐ開き、中味を出して何なのかを調べ始めました。記録済みDVDが2枚、未記録DVDが5枚、媚薬(未調剤のものを含む)が20数点、睡眠薬が2点、デジタル・ビデオカメラが1台、が入っていました。

 その中から小分けできるものは1つずつ取り、小分けできないものは箱ごと取り出しました。それに記録済みDVD2枚を取り出して金庫を閉めました。それらを用意したバッグに収めて帰り支度をしました。長居は無用です。

部屋を出て車に戻り自宅へ帰ってきました。私は車から降りてその足ですぐ出社しました。遅刻ですが、昨日部長の許可を取ってあります。出張していたため、仕事が山積しているので休みづらいのです。

その日帰宅すると、妻が村澤の自宅の住所、電話番号、会社の住所、電話番号、マンスリー・マンションの住所を記載したメモを私に手渡してくれました。

食事後、書斎でパソコンを使ってDVDを再生し、ここぞと思う場面を写真に撮っておくことにしました。予想どおりDVDの中味は、妻が積極的にセックスをしている場面ばかりです。村澤は写っていません。それでも男と絡んでいると推測できそうな写真5枚を作りました。

DVDを見たのはほんの10分程度で、後は見ないことにしました。見ない本当の理由は怖くて見る勇気がなかったのです。
薬剤師 41.
津島正義 5/9(土) 21:15:50 No.20090509211550 削除
7月9日水曜日、約束どおり午前10時に三嶋社長を訪問しました。秘書に私の名刺を渡し三嶋社長にお会いしたいとお話しました。背が高くすらっとした若くて綺麗な女性秘書でした。

 「お話は承っております。こちらの応接室へどうぞ。ここで少々お待ち下さい。」そう言って秘書は去っていきました。6畳ほどの大きさの応接室で、応接セットの豪華さから見て役員応接室だと私は思いました。

「どうもお待たせいたしました。三嶋です。奥田さんにはいつもお世話になっております。」と言って三嶋社長は名刺を私に差し出しました。私の名刺を既に手に持っていました。

「奥田さんから用件をちょっとお聞きましたが、改めてご説明いただけますでしょうか?」

「はい、早速ですがお話を聞いてください。」と言って私はここ3ヶ月間の村澤と妻の関係をお話しました。そして写真をお見せしました。

「そんなことがあったのですか。村澤が大変ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。実は村澤は私どもの功労者なのですが、一方で取引業者からリベートを密かに受けているとの密告が複数あります。ですから事実関係を把握するため現在プロの手で調査中で、一両日中に結果が出る予定です。私としては総合的に判断したいと考えていますので、どうぞその点をお含み置き下さい。それでは村澤を呼びましょう。」

3~4分後、村澤が応接室に入ってきました。紳士然としており、いかにもエリートサラリーマンといった風情の人物でした。社長が村澤に用件を簡潔に話しました。

「津島さんの話を認めるね。津島さんの奥さんは既に退職しているようだが、まだ関係を持っているのかね?媚薬を使っているのも事実なのか?」三嶋社長はいくつかの点について村澤に確認しました。

「大筋で事実であると認めます。しかし、脅迫はしていません。少なくても私には脅す意図はありませんでした。菜穂子さんがそう受け取ったのなら仕方ありませんが……。」村澤は事実関係を大筋で認めました。村澤は脅す意図はなかったと言っていますが、菜穂子は脅されていると認識しているのです。

 「津島さん、お話しは分かりました。この件は私に任せていただけないでしょうか?責任を持って処理させていただきます。」

「はい、宜しくお願いします。」と言って私は同意しました。この場で結論が出せるような問題でないことは百も承知です。しかも社長の言うように別件があるのならなおさら一筋縄ではいかないでしょう。

三嶋社長にすべてを委ねてからわが社に戻って、奥田副社長に念のため電話をして礼を言いました。

「処分を三嶋社長に任せたのなら安心だ。何かあったら遠慮なくまた言ってきなさい!」と言って副社長は電話を切りました。

その日の夜、自宅に村澤の奥さんから電話がありました。
薬剤師 42.
津島正義 5/11(月) 19:33:14 No.20090511193314 削除
「夜分恐れ入ります。村澤の家内です。兄から連絡を受けました。このたびは主人が大変ご迷惑をお掛けしまして申し訳ありませんでした。そちらにお伺いしたいのですが、会って頂けないでしょうか?」

「今週の土日なら時間を取れますが……。」私はそう答えました。11日金曜日は菜穂子が病院へ行くことになっています。検査結果によっては入院ということにもなるでしょう。しかし、奥さんとはやはり会って話をしなければなりません。ですから土日に会うことにしたのです。

「それでは12日土曜日の午前10時に伺わせていただきます。」
「はい、お待ちしています。」私はそう言って電話を切りました。

11日朝、「結果は携帯で連絡しますね。」と言って妻は病院へ行く前に私が出勤するのを見送りました。

その日の昼前に、菜穂子から携帯電話がありました。「あなた、私です。今診察が終わりました。やはり検査入院するようお医者様に言われました。今日これから自宅に帰って入院の支度をして入院の手続きをします。3日間の入院になりますので、ご不便をお掛けしますがお願いします。」妻は申し訳なさそうに説明しました。

「分かった。俺のことは気にするな。今晩病院へ行く。それじゃ後で。」俺は電話を切りました。
その晩7時頃、私は病院へ行きました。看護士センターで確認して妻の病室である905号室に入りました。

4人の患者さんと同室でした。私は妻の診察結果を聞いた上で、媚薬を持ってきたかどうかを小声で聞きました。

「お医者様にお話しして、すべてお渡ししました。どういうものなのか分析検査するそうです。」妻が他の患者に聞こえないよう小声で話をしました。

「何か持ってくるものがあったら言ってくれ。俺は適当にやるから心配するな。何かあったら携帯電話をしてくれ。それじゃまた来る。」と言って私は病室を後にしようとしました。

 その時、「社長さんとの話はいかがでしたか?」
と妻が聞いてきました。
 「三嶋社長は立派な人だった。すべてをお話しし、村澤の処分を含めすべてをお任せした。村澤は最初に俺が自分のところに来ると思っていたのか、社長に呼ばれしかも俺が同席しているのを見て吃驚していた。村澤のヤツ、もっと抵抗するかと思ったけど観念したのか大筋で事実だと認めた。でもヤツは結局俺に謝らなかった。俺の女房にこれだけのことをしたのだから、絶対に謝まらせる!」私はキッパリと言いました。

 「いろいろとご迷惑をお掛けしてすいません。」妻が申し訳なさそうに小声で言いました。
薬剤師 43.
津島正義 5/12(火) 20:15:38 No.20090512201538 削除
7月12日土曜日、村澤の奥さんがわが家にやってきました。

「暑い中をお越し頂き恐縮です。家内が検査入院しておりまして生憎留守にしています。」と私は挨拶して事情を説明しました。奥さんは背は低いが、小太りで目がクリクリとした可愛い女性でした。年令は妻と同じくらいかなと思いました。

「入院ですか?どこか悪いのですか?」
「検査入院です。3ヶ月間媚薬を投与されていたもんですから、身体に異常がないか検査して貰っています。」私は奥さんの顔を見ながら言いました。

「このたびは村澤がいろいろとご迷惑をお掛け致しまして申し訳ありませんでした。心よりお詫びいたします。また媚薬を使っていたんですね。あの人はそういう薬には長けていて、15年ほど前から薬を調達してましたが、それだけでは飽きたらず何時の頃からか自分でそういう薬を調剤して女性に使っていたようです。奥様には後遺症がないことを願うばかりです。私たちは約束どおり正式に離婚することにしました。」

「約束?」私は思わず聞き返してしまいました。
「ええ、あの人が不倫したのはこれで2度目になります。7年ほど前に同じ会社に勤めていた人妻に麻薬の入った媚薬を投与して1年ほど不倫を続けていたことがあります。それが最初です。
 相手の奥さんは身体がボロボロになり、入院して不倫が発覚したのです。相手の旦那さんがお金を必要としていたため示談で解決に応じてくれましたが、今度同じような問題を起こしたら離婚する約束でその時は元の鞘に収まったのです。」奥さんはハッキリとした声で説明しました。

「村澤は17~18年ほど前に陰茎の増強手術をしました。なんでも若い女性に男のシンボルが小さく、そのうえ早漏だとバカにされたのが手術をする動機だったようです。手術をしたことは許しましたが、その頃から女性問題を引き起こすようになりました。男の機能に自信を持つようになったのでしょう。
 1~2回の浮気は数え切れないと推測しています。私は村澤との行為を避けるようになっていましたので、その程度は許してきましたが、相手のご家族を巻き込んでご迷惑をお掛けすることだけは絶対に許せません。」奥さんはさらに説明を続けました。
 
「村澤は浪費家なものですから、お金は私が握っています。ですから私が慰謝料をお支払い致します。200万円と思っていましたが、入院していることを考慮し入院費として50万円を上乗せし、250万円でお許しください。奥様もスキがあったことでこうなったと思いますが、主人が計画的にやったことですので、奥様に対しては慰謝料を一切請求いたしません。」奥さんはキッパリ言い切りました。随分歯切れのいい奥さんだなと私は思いました。

「はい、それで私も忘れるようにします。」私はごねてもしょうがないので手を打つことにしたのです。

「ありがとうございます。会社は会社として処分するようですが、それとは別にけじめを付けさせていただきます。銀行口座番号を教えてください。」そう言って奥さんはメモを取って帰りました。

7月12日、妻から携帯電話がありました。 「お医者様があなたにお話ししたいと言っています。明日の日曜日午後3時に病院へ来てくださいということです。検査結果をお話ししたいそうです。」

「分かった。13日午後3時にそこの病室へ行けばいいのか?」私は念のため聞きました。

「私が後で聞いておきますので、あなたはこの病室に来てください。それからタンスの一番下から着替えの下着をもう一組持って来てください。」妻が私に言いました。
「分かった。持っていく。昨日は娘が夜食を作ってくれたよ。」と報告して私は電話を切りました。

薬剤師 44.
津島正義 5/14(木) 19:15:58 No.20090514191558 削除
13日の午後、私は病院へ行きました。最初妻の病室へ行き、妻と一緒に病院の会議室のようなところに案内されました。そこは雑然と書類が積まれており、普通の会社なら倉庫だなと私は思いました。3~4分待っていると、担当医が来て説明を始めました。

「奥さんの検査が終わりました。体内に薬物の成分がまだかなり残留しています。市販の媚薬とは違い、どれも非常に強力なもので日本では流通していない薬剤が含まれていると専門医から報告を受けています。そんな強力な薬を普通の主婦に使うなんて非常識極まりない犯罪です。奥さんは危ないところでした。もう少し長期間投薬されていましたら、回復までに相当時間が掛かるところでした。奥さんの診察結果では、正常範囲を超える数値も出ましたが、薬の影響ですので時間が経てば正常値に戻ると思います。体内に残留している薬剤成分は時間の経過とともに自然に排泄されると診断します。従いまして今回は「要観察」ということで、念のため2カ月後に再検査したします。
 奥さんの場合、強力な媚薬を投与されていたため、異常に性欲が昂進されていたものと推測できます。明日午前11時に退院して結構です。後ほど計算書と退院後の注意事項を看護士の方から奥さんに説明いたします。」医師はそう言って退室しました。

私たちはその後、病院内にあるコーヒーショップに入り、村澤の奥さんの話を妻に伝えました。 「ハッキリとした奥さんで話していて気持ち良かったよ。別れることは聞いたけど、どういう条件なのか俺たちには関係ないから聞いていない。村澤のヤツは以前にも媚薬を使って人妻と不倫していたとのことだ。それも麻薬入りの非合法の薬を使っていたようだ。不倫相手の旦那が消費者金融にかなりの借金があって、纏まったお金が欲しくて示談にしたと言ってた。警察沙汰になるところだったが、不倫相手の旦那がすぐ金が欲しくて警察の介入を極力嫌ったみたいだ。いずれにしてもこれで一段落だ。後は会社の処分だな。」

「はい、本当にご迷惑をお掛けし申し訳ありません、あなた。」

「会社の処分が出ても出なくても村澤にはもう一度会って、正式に謝罪して貰いたいと思っている。男のけじめだ。謝罪しなければ少し痛い目を見て貰おうと思っているけど、極力自制するつもりだ。」私は静かに言いました。

「あなたは子ども達の父親ですから、犯罪者になって欲しくはありません。ですから暴力沙汰だけは避けてください。」妻は真顔で言いました。

「分かっているよ。俺の女房にこれだけのことをしたんだ。1~2発、殴らないと気が済まないと思っている。でもできるだけ暴力は控えるようにするよ。」私は自分の気持ちを正直に言いました。

7月14日午前中、妻から無事退院したとの連絡を受けました。その直後に、副社長から電話を受けました。
 「今日午後3時頃、三嶋社長が来社する。君にも会いたいそうだ。来られたらまた電話する。」奥田副社長は用件だけ言って電話を切りました。

午後3時過ぎ、電話がありました。
 「津島君、三嶋社長がお見えになった。役員応接室Bに来てくれ。」
「はい。」と言って私は役員応接室に行きました。
 
「お忙しいところお呼びだてして申し訳ありません。先日の件につきまして、社内の処分が決まりましたので、今日はそれをご報告したいと思いまして訪問させていただきました。」

「わざわざ社長自らご来社いただきまして恐縮です。」私は腰の低い社長に丁重に言いました。

「いいえ、こちらがご迷惑をお掛けしたのですから当然です。津島さんにご迷惑をお掛けしただけでなく、役員として背任行為が明らかになりましたので、臨時取締役会で村澤君を懲戒解雇にすることを決めました。」

「社として謝罪の意味を込めてこれで勘弁してください。」と社長は内ポケットから封筒を取り出して私に渡しました。中味は小切手で暮れのボーナスほどの金額でした。

 「御社の誠意を受け取らせていただきます。これで今回のことは忘れます。でも村澤さんには男として謝罪して貰いたいと思っています。」私は正直に言いました。

「それはそうでしょう。村澤君に男のけじめを付けるよう言っておきます。津島さんも機会がありましたら、村澤君と連絡を取ってください。身辺整理のため暫くはここにいるとのことです。」と言って社長はポケットからメモを取り出して私に渡しました。
薬剤師 45.
津島正義 5/15(金) 19:28:21 No.20090515192821 削除
「頂戴します、ありがとうございます。それでは私の方から連絡を取らせていただきます。」私は社長の配慮に感謝しながら、村澤にはこちらから連絡する旨を伝えました。

7月15日、私は村澤に電話をして、明日近くの公園で会うことにしました。15日の晩に妻にその旨を伝え、村澤に何か言うことがあるか聞いてみました。

「言うことは何もありません。バカな過ちを犯してしまったことを本当に反省しています。」妻がしおらしく言いました。
「お前に性の快楽のイロハを教えてくれた人だろ。お礼でも言っておこうか?」俺は妻にわざと嫌みを言いました。
「そんなことありません。何も言わなくて結構です。」妻は怒ったように語気を強めて言いました。

16日午後3時、私は会社近くの公園に向かいました。村澤は既に来ていました。
「三嶋社長から会社としての処分を聞いた。それと奥さんからあんたと離婚したことを聞いたよ。慰謝料でも誠意を見せて貰った。人の女房に酷いことをしておいて、肝心のあんたが謝罪に来ないとはどういう了見をしているんだ!」私は一気に捲し立てました。近くを歩いていた男の人が私の声に驚いて立ち止まってこちらを見ています。

「酷いことをしてしまい逢いづらかったんだ。欲望のままに奥さんには大変酷いことをしてしまい、大変申し訳けないと思っています。ご存知の通り、うちの女房は社長の妹で、気が強いんです。
 だから俺は家では頭が上がらなかった。俺の言うことを聞く女性、俺の気持ちを癒してくれるような女性が欲しかった。そんなとき営業部に素敵な女性がいた。それがあなたの奥さんでした。
 それで直属の部下にして口説き落とすことを考えて仕組んだのです。毎週私と一緒に出張させてそういう機会を作ったんだ。後先は何も考えなかった。菜穂子は可愛い声を出して悶える良い女だった。」村澤が長々と説明しました。

「人の女房を呼び捨てにするな!菜穂子に酷いことをしてくれたな。そんなことをしたら早晩夫婦間に嵐が吹き荒れるようになることくらい分かるだろ。それなのに心配してくれるのはお前の奥さんや会社の社長だ。みんなお前の尻ぬぐいをしたり責任を取っているんだ。お前は俺の前で正式に謝罪しようとしない。お前はやったことが酷いうえに、無責任だ!」と言いながら俺は村澤の頬に拳を振るってしまいました。

 極力冷静に振る舞おうと事前に腹に決めていたのですが、本人のでかい態度を見ていて怒りが込み上げてきて自然に手が出てしまいました。

村澤は2㍍ほど先へ倒れ込みました。
「立てよ!」俺はそう怒鳴りながら、立ち上がるところをまた拳を振るいました。村澤は2~3㍍先に倒れ込みました。私に喧嘩ではかなわないと思っているのか、心底悪いことをしたと反省しているのか、村澤は一切手を出してきません。

「俺の女房に媚薬を使ったな?」
「俺の欲望をかなえるために使った。すまなかった。」村澤が頬を撫でながら言いました。

「主婦にそんな媚薬を使ったら身体がおかしくなると思わなかったのか?」
「思った。でも使ってしまった。申し訳ない。」村澤は淡々と話しました。

「複数の薬剤を調剤して強力な媚薬を作っているだろ!それからお前が初めて妻を抱いたのは静岡でだろ、睡眠薬を使ったな、違うか?」
「その通りだ。静岡では抵抗されると思って計画したんだ。申し訳なかった。」村澤は俺の質問に真顔で答えました。

「俺たち夫婦はこれからどうするか考えている。元の鞘に収まるのはもう無理かも知れない。」脅かしのつもりで言っただけで、私はまだ妻との関係について何も決めていません。

「………」

薬剤師 46.
津島正義 5/16(土) 19:40:09 No.20090516194009 削除
「お前を殴って少し怒りが和らいだ。お前は離婚したし社会的な制裁も受けたので、絶対に許せないけど、俺は忘れるようにする!殴ったのが気にくわなければ警察にでも訴えろ!」私はそう言って村澤の前から姿を消しました。後日、村澤は私を訴えることもなく姿を消しました。私たち夫婦が彼に会うことはもうないと思います。

 余談ですが、それから1カ月ほどして、村澤が大阪で職を見つけたとの情報を副社長から聞きました。どうやらその情報源は三嶋社長のようでした。義弟であった人物ですから、社長も村澤のことを気にしていたようです。

それはともかく7月19日の午後、自宅に父の津島正次郎75歳から電話がありました。私は出勤していたので妻が電話に出ました。もちろん父は妻が不倫をしていたことを知りません。

「菜穂子さん、3日前にお母さんが体調不良で入院した。お母さんに結果が分かるまで正義には黙っているように言われていたんだ。検査の結果胃ガンと分かった。それも余命3カ月との診断だ。他の内臓に転移しておりもう手術できない状態だというんだ。正義には菜穂子さんからとりあえず連絡しておいてください。」父は一気に喋りました。

父から電話を受けた妻は、すぐ折り返し携帯電話で私に連絡してきました。
 「私、これから〇〇病院へ行って様子を見てきます。あなた、すいませんが食事を外で済ませてお帰りください。」

「わかった。宜しく頼む。」私はそう言って電話を切りました。一難去ってまた一難です。母京子はまだ73歳です。まだ若いのにどうしたんだろ?私はショックでしばし呆然としてしまいました。

その晩、菜穂子から母の容体を聞きました。
「お義母さんは、大分前から食欲がないなど身体の調子が悪かったのに、我慢をされていたみたいです。それで容体が悪化したと主治医の先生が言っていました。病気の様子を見るのは医者の仕事で、患者さんが様子を見ていたら手遅れになるときがある、とお医者さんが言ってました。余命3カ月の宣告ですが、お父さんの意向で本人には内緒にしています。あなたもお義母さんには悟られないようにしてくださいとのことです。病院にはお父さんだけでなく、由里さん(私の妹)が見舞いに来ていました。」妻はそう私に報告しました。

「由里さんといろいろ相談しました。由里さんはできるだけ病院に来ますが毎日は無理と言ってました。お義母さんが可愛そうです。私、罪滅ぼしに義母さんのお世話をさせてください。私、毎日病院に通います。最後までお義母さんのお世話をさせてください。」妻は真剣な顔をして私に訴えました。

「菜穂子はそれでいいのか?」
「いいです。面倒見させてください。」
「分かった。面倒を掛けるがお願いしてもいいか?」

「はい。」妻は大きく頷いて返事をしました。 「分かった。頼む。面倒をみてくれ!俺も娘も協力する。両親も、妹もみんな感謝するだろう。」
「それでは明日から病院へ通います。」
薬剤師 47.
津島正義 5/17(日) 20:02:16 No.20090517200216 削除
その翌日から妻は午後3時から6時半頃まで毎日病院にいて、母を世話するようになりました。午前中にスーパーマーケットに買い物に行き、それから晩の食事を作り、暖めれば食べられるように準備して病院に行くのです。ご飯は午後6時半に炊けるようにタイマーをセットしています。

自宅から病院までは電車で30分、車だと道路が混雑していて40~50分かかります。妻はその日の荷物によって車にするか電車にするかを決めているようです。

そして母が夕食を終えるまで病院にとどまり世話をしています。着替えは父か妹が届けているようです。汚れた下着は妻が持ち帰って洗濯したり、父か妹が持ち帰って妹が洗ったりしているようです。当然のことながら家族がみんなで協力しています。私も土日に病院に見舞いに行っていますが、毎日病院で看病している妻に比べたらその負担は比較にならないほど軽微です。

そんな生活が1カ月半ほど続いていますが、妻は愚痴ひとつ言いません。人生の最後ですから自宅で悔いのない生活を送るようにとの病院側の判断で、8月末に一時退院させることにしました。病院側がサジを投げたのではなく、人生の最後ですから患者さんの希望通り自宅で過ごさせようと言うのです。

 その後2カ月ほど母は私の実家である自宅で過ごしました。妻は病院にいるときと同じように毎日母の看病に当たってくれました。妻が私の実家へ行かなかった日は6月中旬に自分の再検査のため病院へ行った日だけです。再検査の結果、妻は完全に健康を取り戻していることが分かりました。

 それはともかく、母の容態がやがて悪化し、食欲はなくなり点滴だけとなり、痩せ衰え、耳も不自由になってきました。

 医師からはガンが全身に転移しており、余命1週間との宣告を受けました。激痛を和らげるためモルヒネを使うようになっています。病院側と相談の上で個室に再入院させました。病院側の特別許可を貰って病室に布団を敷き、妻が泊まり込むようになりました。最上階にレストランがあり、妻はそこで食事を取っているようです。汚れ物は妹が来たときに持って帰って貰っているようです。

妻が病院に泊まり込むようになってから8日目に母は息を引き取りました。11月14日のことです。父は、母が菜穂子に感謝していたことをみんなのいる前で打ち明けました。今はお通夜、告別式が終わって家族・身近な親戚だけで食事を取っています。

 家族や身近な親戚はみんな妻がよくやったと褒めてくれました。不倫のことはさておき、母の看病では暑い季節から秋まで約4カ月間ずっと面倒を見てきた妻に私も感謝しています。とてもいい加減な気持ちでできることではないことは私にも分かっています。医師の診断よりも延命できたのも妻のお陰であるとみんな口を揃えて言ってくれます。

ここ4カ月間の母の看病で、私の怒りや嫉妬は少し和らいできたことは確かです。夫婦で何ヶ月ぶりかでゆったりとした気持ちでお茶を飲んでいます。村澤との問題も解決し、いずれ伴侶を亡くした父親を自分たちが引き取ることになるかも知れません。そろそろ夫婦で向き合っていろいろ話し合う時期が来たと思っています。

 人間は誰でも過ちを犯します。大切なのはその過ちと向き合い、二度と同じ過ちを犯さないこととと、迷惑をかけた人たちに誠意を持って償っていくことが大切です。妻は本当に反省し、家族に償っていくつもりでいるようです。私はそれを信じようと思います。

薬剤師 48.
津島正義 5/18(月) 19:57:44 No.20090518195744 削除
11月22日土曜日の夜の一時、妻とお茶を飲んでいます。いい機会だと思い、私は切り出しました。
「菜穂子、俺と引き続きやっていきたいという気持ちに変わりないか?」俺は冷静に聞きました。
「はい、変わりません。あなたと別れるなんて考えたこともありません。一生一緒にいて償いたいです。お願いします、あなた。」

私は菜穂子のしたことを一生許せないし、忘れられませんが、菜穂子を愛しているのです。ですから私も妻と別れるなんて考えたこともありません。

「私は菜穂子のしたことを許せないが、もう絶対に不倫はしないと約束するなら引き続き一緒にやっていこうと思っている。約束できるか?」俺は妻を見ながら聞きました。

「はい、もう不倫なんか絶対にしません。」と言って妻は涙を流しています。
「今度不倫したら離婚だぞ!もちろんその時には子どもたちにもすべてを話すぞ!」
「はい。約束します。もう絶対に不倫しません。」

 この時私の頭に浮気する人間はまた忘れた頃に浮気をするものだという話をどこかで聞いたことを思いだしました。

 でも私はそんな言葉を信じてはいません。人間の行動様式をそんな単純にパターン化できるものではありません。人間の行動様式はもっともっと複雑怪奇なのです。確かに浮気を繰り返す者もいますが、生涯二度と浮気をいない人間だっています。いまは二度と浮気をしないと言う妻の言葉を信じようと思います。

「それからベッドでは俺のすることを拒否するな!俺を拒否しておいて、実はやって欲しかった。だから浮気をしましたなんて言われたら堪ったものではない!」俺は語気を強めて言いました。

「はい、本当に勝手だったと反省しています。これからは何でも試みてください。あなたのお好きなようになさってください。もう絶対に逆らいません。私もして欲しいことは正直に言います。」妻は涙で顔をクチャクチャにしたまんま言いました。

「よし、今晩早速試してみる。寝室では俺に従順な妻になるんだ!いいな!」
「はい、約束します、あなた。それではお風呂の準備をしますね。」と言って妻はいそいそとお風呂の準備を始めました。

その夜を契機に夫婦の夜の回数は増え、夜の生活を夫婦で楽しむようになりました。私が新婚時代にやってみたかった行為を妻は抵抗もせず受け入れてくれます。私好みの淫乱な妻になり、今まで見せたこともないような痴態を見せるようになりました。

 私にとって妻の不倫は決して許せるものではありません。しかし、妻が不倫をしたという事実はもう消せません。二度と不倫をしないと約束させることができるだけです。元の鞘に収まると決めたからには、不倫をした妻を許せないけれども、妻を受け入れる他ないのです。

私は妻を愛しているがゆえに、今はそれでよいと思っています。将来後悔することになるかも知れませんが、今はベストの選択をしたと思っています。決して後悔はしないと私は確信しています。

 妻が変わったのは夜の夫婦生活だけではありません。昼もとにかく甲斐甲斐しく私の世話を焼いてくれます。出勤のときも帰宅したときも私の着替えを手伝ってくれますし、座れば食事やお茶がすぐ出てきます。家では私のやることがないほど世話してくれます。
 とくに休みのときなどはうっとうしいほど私の側にいて何かと世話を焼いてくれます。そうしていることがとても嬉しそうなのです。彼女にしてみればそれも私に対する償いの表現なのかも知れません。

 今年の3月のある日、「外へ出てまた働きに出たい気持ちはないのか?」と私は何気なく妻に聞いたことがあります。
 「そんな気持ちはありません。」という言葉がすぐ返ってきました。妻にはその意思が全くないようです。もう会社務めはこりごりと思っているのかも知れません。

 「俺はお前に外で働いて欲しいと思っている訳ではないよ。ちょっと聞いてみただけだ。」私は照れ笑いしながら言いました。

 父親の問題は私たち夫婦と、父や妹夫婦とで追々よく話し合って、父親にとっても私たちにとってもベストの選択をしていけばいいのかなと私は考えています。夫婦でこの問題を真摯に話し合っています。

今年(2009年)の5月の連休を利用して父親と妹夫婦、そして私たち夫婦で関東のある温泉地に行きました。母を亡くし寂しい思いをしている父を励まそうと妹と相談し計画したのです。温泉宿で酒を酌み交わしながら追々考えていかなければならない問題について率直に話し合いました。父親との同居問題はいくつかの案を提示したのですが、肝心の父が決めかねており、まだ結論が出ていません。父は真剣に考えておくということなので、同じメンバーでまた改めて相談することにしました。

 どうやら父には同じような年代の人たちがいる有料老人ホームに入りたい気持ちがあるようなのです。私には老人ホームに関する知識がありませんので、この機会にいろいろ調べてみようと思っています。私たち夫婦は既に話し合って、父親の希望通りにさせてあげようと決めております。



««前のページ  | ホーム | 


  1. 無料アクセス解析