[3539] インプリンティング 33 投稿者:迷人 投稿日:2005/08/31(Wed) 21:56
部屋に入ると稲垣は椅子に座って、妻をベッドの上に立たせ。
「そこで私を誘う様に、いやらしく1枚ずつ脱いでいってくれないか?」
「そんな事出来ません。恥ずかしいです。稲垣さんが脱がせて下さい。」
「私だって、智子にその様な真似はさせたくは無いさ。でも、車の中で言ったように、今は君を
智子だとは思いたくない。智子だと意識すれば、私の物は役に立てないかも知れない。だから街
で拾った娼婦だと思いたい。」
ただ妻に嫌らしい行為をさせたいだけで、既に硬くしている事も知らずに、言われた通り別人に
成り切れば、稲垣の罪悪感を少しでも和らげる事が出切るかも知れないと思った妻は、舞台に上
がったストリッパーの様に、一段高いベッドの上で、ゆっくりと1枚ずつ脱いでいきます。
しかし、上と下の恥ずかしい部分を隠す布を身に着けただけの姿になった時、ここまでは頑張れ
た妻も、自分だけきちんと服を着ている稲垣にじっと見られていては、自分だけが全てを晒す事
は恥ずかしくて耐えられず、手が止まってしまいました。
妻の気持ちを察した稲垣は、立ち上がると服を脱ぎだしたので、妻も上だけはなんとか外したの
ですが、やはり最後の1枚は脱げません。
稲垣を見ると、全裸になってまた椅子に座っていたそうですが、中心で硬くそそり立った物が目
に入り、顔を背けてしまうと。
「横を向かないでよく見ろ。今は智子ではなくて娼婦だ。智子が成り切ってくれないと私も駄目
に成る。娼婦はこれを見たぐらいでは恥ずかしがらない。これから目を離さずに、私に全て見え
る様に、パンティーを脱いで大きく足を開いて欲しい。」
妻は稲垣の硬い物をじっと見詰めながら、ゆっくりとパンティーを脱ぎ、手で隠してはいました
が、徐々に足を開いていきました。
「手を退けろ。よし、今度は立膝になって、自分でそこを開いて中をよく見せてくれ。」
こんな普通では考えられない行為でも、自分の為に無理をして付き合ってくれていると思うと、
従ってしまったと妻は言いましたが、私はそうでは無い様な気がします。
ラブホテルという異質な空間で、普段では有り得ないような行為を要求されている内に、妻は淫
靡な世界に迷い込み、自分とは全く違った人間、それこそ娼婦になっていたのかも知れません。
稲垣の硬くそそり立った物を、じっと見詰めさせられている内に、頭の中はその事だけでいっぱ
いに成っていたのかも知れません。
どうしてこの様な事をしているかなどと言う、最初の目的など忘れてしまい。
「両手ではなく、片手で開けないか?出来るじゃないか。それなら開いたまま、空いた手を後ろ
に着いて、お尻を持ち上げて前に突き出せ。そうだ、よく見えるぞ。中まで丸見えだ。」
稲垣は椅子から立ち上がると妻に近付き、中を覗き込むようにして見ていましたが、妻がベッド
に背中から崩れ落ちると自分もベッドに上がり、妻の身体の裏も表も足の指さえまでも全身に舌
を這わせ、最後は妻が一番感じる小さな突起を集中して責めた為に、妻は稲垣の挿入を待たずに
一人気を遣ってしまいました。
しかし稲垣は妻に休む事を許さず、すぐに妻の上に乗って来て繋がると、ゆっくりと動きながら、
妻の顔をじっと見て、感じて行く時の表情を楽しんでいたのですが、達したばかりで身体が敏感
になっていた妻は、そのゆっくりとした動きだけで、また気を遣ってしまったそうです。
「少し休ませて下さい。お願いします。」
「ああ、智子は休んでいていい。私が勝手に動くから。」
「それでは休めません。動かれていては・・・・・・いや・・・いや・・・・また駄目になる。
また・・また・・止めて、駄目になってしまう・・・また・・・・いや~~。」
その後も稲垣の責めは続き、妻は面白いほど気を遣り続けて、最後には放心状態になってしまい、
ようやく稲垣も放出して終りました。
「この時もコンドームは着けずにしていたのか?」
「いいえ、ホテルでは着けてくれていた様です。」
「話がおかしいだろ。」
「私も帰る車の中でその事を聞いたのですが、効果が少なくなるだけで全く無い訳では無いから、
付けた方が直接触れ合わない分、罪悪感が少なかったと言われました。私の中に出してしまうの
は、私を汚してしまう様で、やはり嫌だったと。」
他の男の精子を身体で感じろと言っておきながら、今度は避妊具を装着しても、妻にはその矛盾
が分からないのです。
ただ妊娠を心配していただけだと、誰にでも分かる事を、この様な説明で納得してしまうのです。
妻はそれほど、全面的に稲垣を信用し切っていたようです。
冷静な者が聞けば、稲垣の言っている事は最初から矛盾だらけなのに。
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