[3566] インプリンティング 43 投稿者:迷人 投稿日:2005/09/09(Fri) 21:25
稲垣は、妻が決心してくれるという自信は有ったのですが、最低でも2、3日は掛かると思って
いたそうです。
しかし、稲垣にとっては嬉しい誤算で、妻は翌日の昼過ぎにはアパートに来て、部屋の入り口に
立ったまま。
「理香の寝顔を見ながら、一晩よく考えました。」
「決心してくれたのだな?」
妻は涙を流しながら、ゆっくりと頷いたそうです。
稲垣は妻を抱き締め、そのままベッドまで連れて行き、キスをしながら胸を触りました。
「やめて下さい。そんな事はやめて下さい。」
「どうしてだ?これから周囲の者は全て敵になる。夫婦だけでも仲良くしていなくてどうする?
父親と母親が仲良くしなくて、理香ちゃんが幸せに成れるのか?これは私達だけの為では無い。
理香ちゃんの為でも有るのだ。」
「でもまだ私達は・・・・・・・・・・。」
「ああ。ご主人や私の家族に話すのは、ご主人が帰国して落ち着いてからになる。理香ちゃんに
話すのはもっと後だ。でも、今迄兄妹の様に思っていた関係が、急に夫婦の関係には成れない。
だからそれまでに、夫婦としてやって行ける様に成りたい。夫婦にとってセックスは大事な位置
を占める。それに、2人で皆を説得しなければ成らなくなるから、それまでに夫婦としての絆を
強くしておきたい。2人で力を合わせないと、理香ちゃんを幸せには出来ない。分かるな?」
この日、稲垣と妻は2度目の関係をもち、その後何度も何度も、絆を深め合ったのでした。
この間奥さんは話を聞きながら、ずっと声を殺して泣いていたのですが、急に顔を上げて。
「どうやって智子さんを抱いたの?どんなセックスをしていたの?」
そう言ってから奥さんは私の顔を見て、恥ずかしそうに慌てて俯いてしまいました。
私もその事が気になっていて、女で有る奥さんも同じ思いだと知り、少し安心したのですが、妻
からは聞けても稲垣から聞くのは耐えられず、プライドも許しません。
「・・・・・普通に・・・・・・。」
「普通?少し待っていろ。」
私が稲垣からプレゼントされた妻の下着を取りに行くと、妻は眠っているようでした。
座敷に戻った私は、稲垣の前に卑猥な下着を放り出すと、その中から真っ赤なパンティーを手に
持ち、大事な部分に空いている穴から指を出し。
「こんな物を穿かせておいて、普通にだと?おまえには何が普通なんだ?」
「いえ、すみません。以前からこの様な下着を身に着けた女性を、目の前で見てみたいと思って
いましたが、妻に頼む訳にも行かず・・・・・。」
「私は知っていました。あなたにその様な趣味が有るのは知っていました。あなたの書斎に隠し
てあった嫌らしいビデオは、ほとんどの女性がその様な下着を着けている物だったし、その他に
も、その様な下着のカタログや、インターネットからプリントアウトした、写真なんかも隠して
有るのを知っていました。」
「それにしても、智子がこの様な物を素直に身に着けたとは思えない。ましてや、あの様な格好
で人前に出るなど考えられない。また何か騙して穿かせたのか?」
「お聞きになったかも知れませんが、9年前と同じ様に・・・・・・・・・。」
初めの頃は、セックスの前には必ず拒むような言葉を言い、行為中も時々拒む素振りを見せてい
た妻も、3ヶ月もするとその様な言葉も消えて、セックスを積極的に楽しんでいるかの様に見え
ました。
稲垣は、もうそろそろ色々な事をさせても大丈夫だと思い、妻が一度気を遣って快感の余韻に浸
っている間に、通販で買っておいた下着を持って来て、自らの手で穿かそうとしたのですが、異
変に気付いた妻の激しい抵抗に合ってしまい、仕方なく断念しました。
しかし諦め切れない稲垣は9年前を思い出し、その時と同じ様に、今迄散々抱いたにも関わらず、
どうしてもセックスの対象としては見られないと嘘をつき、夫婦として上手くやって行くには、
セックスの時だけは違った女になって欲しいと頼み、最初は比較的大人しい物から身に着けさせ
て徐々に妻を慣らし、徐々に過激な下着を身に着けさせていきました。
「それにしても、自分で楽しむだけでなく、どうして人前でもあの様な恥ずかしい格好をさせ
た?」
「それは・・・・・・・。」
「それは何だ?」
数ヶ月前から、妻の様子がおかしいと気付いたそうです。
それは、私がいつ戻ってきてもおかしくない時期になり、妻がまた迷い出したのだと思い、もう
昔の妻では無いと分からせる為に、銀行に来る時以外はあの様な格好を強要したのです。
もう私の妻では無く、稲垣のものだと分からせる為に、脅したり宥めたりしながら説得して、あ
の様な格好をさせたそうです。
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