WA 11/14(金) 17:42:52 No.20081114174252 削除
事務所で報告書を見ています。妻の浮気は紛れもない事実として
報告されています。しかし未だ信じられないのです。袋の中にある
ボイスレコーダーをパソコンに繋ぎます。いきなり二人の声が飛び込ん
できます。
「かおるこ」
「洋司さん」
何と二人は名前で呼び合っているのです。しかも私が照れくさく言え
なかったかおること妻を呼んでいます。その後声はくぐもります、
キスでもしているのでしょうか。もうこれで十分です、パソコンの接続
を解除します。二人の関係は昨日今日に始まった事ではないのが解ります。
妻は浮気に走るような女ではなかった、少なくとも私はそう信じてきました。
妻と別れてこの3年半、妻に寂しい思いをさせたのは事実です。しかし私も
寂しかった、性の欲求もありました。妻を思い他の女を抱く事もなかった。
しかし何故妻は他の男に走ってしまったのか?私への思いは私が思っている
いるほど重いものではなかったのか?他の男に走るくらいなら、どうして私
を3年半も待ったのか、どうして再婚までしたのか?勿論私に回答が見つかる
わけはありません。
家で妻の帰りを待ちます。私が帰宅したのが5時、今は7時。この2時間は永遠
の長さにも感じられました。
「ただいま」妻が帰宅しました。
私は返事をしません。
「ここへ座れ」
私が座っている向かいのソファーを指差します。
「どうかしたのですか」
「いいから座れ」
私は普段こんな物言いをした事はありません。妻も何かを察したのか神妙な
顔つきで座ります。
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