WA 11/21(金) 12:58:46 No.20081121125846 削除
会社の上司とは言え、男の方と二人きりでお酒を頂くなんて、いけない
事だと解っていました。でもそんな理性はもう何処かに飛んでいきました。
お食事をして、お酒を頂いて、でもそれ位は主人も許してくれるでしょう、
そんな気持でいたのです。
「江村さん、そろそろ出ようか。ついておいで」
「はい」
エレベーターに乗ります。エレベーターの中は二人きりでした、
硝子越しに夜景が見えます。エレベーターは下にではなく、
昇っています。
「どこへ行くのですか」
「今日は君を帰さない」
抱きしめられます。
「駄目です。いけません」
と言ったその口に常務さんの唇が重なります。私の腕は常務さんの首
に絡みつきます、体全体を預けてしまいます。
ここは客室の最上階でしょうか、このエレベーターに表示された一番上
のフロアーで停まります。常務さんは降りていきます。
「おいで」
私は後をついていきます。一つの部屋の前で止まります、ルームキーで
ドアーを開けました。
「ここだ。さあ、入ろう」
開けられたドアーの前で私は動く事が出来なくて俯いていました。
主人の顔が浮ぶのです。このドアーを踏み越えれば主人を裏切る事
になってしまいます、ここを超えるわけにはいきません。超えれば
もう戻れなくなってしまうのです。
「どうした」
「出来ません、入れません」
「そうか、僕もここで君を待っていよう」
そう言って常務さんもドアーの前に立ち止まるのです。横に並んで優しく
私の頭を撫ぜているのです。その時です、別のエレベーターが停まり、
ドアーの開く気配がします。他の方に見られるのが恥ずかしく、私の方
から部屋に入りました。
部屋に入って直ぐに、常務さんに抱きしめられます、激しく口を吸われる
のです。もう私は拒む事は出来ません、常務さんの為すがままなのです。
口の中に舌が入ってきます、私の口の中を掻き回す様にするのです、
そして引っ込めます。その舌は私の舌を誘っているのです。常務さんの
口の中に私の舌を差し出します、思い切り吸われます。舌と舌を擦り
合せる様にして、私の舌を捉えるのです。唾液を流し込まれます。私の
唾液も飲んでくれるのです。左手は私の背中を強く抱きかかえ、右手は
お尻の隆起を鷲掴みにしています。長い時間です、私はもう立っている
事さえ出来ません。
「ああ、常務さん、苦しいです」
「常務はもう止めてくれないか。洋司と呼んで欲しい」
「洋司さん、私もう・・・・・」
まだ立ったまま、私を優しく抱きしめて、髪を手櫛にしてくれます。
耳にかかった髪を撫ぜあげて、そっと耳に息を吹きかけてくれるのです。
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