WA 12/4(木) 12:08:19 No.20081204120819 削除
1枚目、何処かクラブのようです。ゆったりとしたソファーに3人が腰を
掛けこちらを向いて笑っています。真ん中に女、左に山下、右に男。女は
妻です。右の男はウイリアムでしょうか?別になんて事はありません、
只の記念写真です。
2枚目、妻が一人でソファーに座っています。右手にグラスを持ちカメラに
向かって乾杯しているようです。
3枚目、妻とウイリアムらしき男とダンスをしています、チークです。男の
手は両手とも妻の腰より低い、殆ど尻を抱きかかえています。妻の手は
男の首に縋りつき、頭は男の肩に預けています、ウイリアムの唇は妻の
うなじに寄せているようです。
1枚目と2枚目は普通の写真です。だた普通の写真でも男と一緒に写り、
カメラに向かって笑っているのは、亭主にとって気持ちの良いものでは
ありません。普通の状態なら、ああそうか、そんな事もあるだろうと
許せそうな写真です。しかし、今の状況が状況です。3枚目は妻と男の
関係を匂わせてしまいます。マウスを握っている手が小刻みに震えます。
一つの妄想が、また次の妄想を呼びます。山下がSMクラブに通っていた
と聞けば、妻もそう言う仕打ちを受けていたかと思います。ウイリアム
にもまた然りかと思ってしまうのです。
暫く、3枚目の写真を眺めるともなく見ていました。怒りがふつふつと
湧き上がってきます。山下への怒りです。もし妻がこの男に抱かれていた
のなら、山下の差し金に違いまりません。今日は金曜日、この怒りを抱えた
まま土曜日、日曜日を過ごすことは出来ません。今日、山下と会う決心を
しました。
先ず荘さんに電話です。
「荘さん、メールもらった、有難う」
「役に立ちそうですか?写真見ましたか?いい女ですね」
「妻だ」
「何?」
「あの女は私の妻だ」
「えっ、何と言うこと」
「荘さん、右の男がウイリアムか?」
「そうです」
「荘さん、全て話す。左の男は山下と言ってウイリアムの取引先の常務だ。
妻はこの男と不倫している」
「高島さん、声が震えていますよ。もう話さなくても結構です。
大体解ります。不倫した男を叩きのめしたいのでしょう」
「その通りだ」
「何でも協力しますよ。中国ではそんな男は八つ裂きだ。
勿論ウイリアムもね」
「その時は頼む」
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