桐 10/13(土) 01:05:06 No.20071013010506 削除
「それは、はっきり見えないからいいという意味ですか?」
「そうじゃない。神秘的だということだ」
隆一はそう言うと江美子の肩を抱き寄せ、軽く接吻する。
「隆一さん」
「なんだ」
「お風呂で……麻里さんの裸を見ました」
「……」
「肌がとても綺麗でした」
「江美子も綺麗だ」
「私は地黒です。麻里さんの肌は透き通るように白くて……」
江美子の口をふさぐように、隆一が再び接吻する。江美子は隆一が求めるまま舌先を預ける。十分に江美子の舌を吸った隆一が、耳元で囁きかける。
「麻里と江美子を比較したことはない。麻里のことは気にするな」
「はい……ごめんなさい」
隆一は湯の中で江美子をしっかり抱くようにすると、小ぶりだが形の良い乳房をゆっくりと揉み始める。江美子の息が段々と荒くなっていく。
「隆一さん……」
「なんだ」
「お湯にのぼせてしまいます」
「この風呂はぬるめだから、1時間くらい入っていても大丈夫だ」
「そんな……」
隆一は江美子の肢の間に手を伸ばす。江美子は思わず足を閉じようとするが、力が入らない。隆一の指先が江美子の股間に滑り込んでいく。
「ここのところは少しお湯の質が違うようだな」
「駄目」
「随分ねっとりしているぞ」
「誰か……人がきます」
「この時間にもう誰も来るもんか」
「ああ……」
隆一が江美子の片肢に手をかけ、力を入れるとそれはあっさりと開いていく。両足を開いた江美子は隆一の足の上に跨るような姿勢になり、背後から手を回した隆一に乳房を揉まれるままになっている。
「風呂の中というのは便利だな。こういう姿勢でも全然重くない」
「私のお尻が大きいから……普段なら重いといいたいんでしょう」
「俺は江美子の尻が気にいっている」
隆一はそう言うと片手を江美子の双臀の溝のあたりに回し、肛門の辺りをまさぐる。
「あっ、駄目っ!」
江美子がむずがるように裸身を悶えさせた時、突然人の気配がしたので隆一は手を止める。
「おやおや、先客がいましたか。邪魔をしましたね」
驚いたことにそこに立っていたのは有川と麻里だった。
有川はタオルを腰に巻いており、麻里はバスタオルで胸元から腰の辺りまで覆っている。江美子は慌てて隆一の膝の上から降りる。
(見られた……でも、どうして)
江美子は恥ずかしさに身体を縮こませる。いったいいつから見られていたのか。隆一の膝の上に乗っかって思わぬところをまさぐられて発した、はしたない悲鳴を聞かれてしまっただろうか。
しかし、有川と麻里は今頃、貸切の家族風呂に入っていたはずではないのか。有川たちと顔を合わせる恐れがないからこそ、隆一は自分を混浴露天風呂に誘ったのだ。
江美子は湯船の外に置いたタオルを手探りで取り、胸から腰の辺りを隠す。
「一緒に入ってもよいかな」
「どうぞ……」
隆一が仕方なく頷くと有川は身体を軽く流し、湯船に入る。有川に促された麻里は申し訳なさそうな顔をちらと隆一と江美子に向けたが、有川に続いて湯の中に入る。隆一と麻里、江美子と有川が向かい合った格好になる。
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