桐 10/15(月) 21:18:58 No.20071015211858 削除
「お願いだ」
隆一が力を入れて、江美子を引き起こす。江美子はされるがままに胸から上を持ち上げられて行く。江美子のとろんとした視線が隆一の視線と交差する。
「江美子がいった時の顔だ」
「嫌……」
「いつもはいかにもキャリアウーマンといった雰囲気の江美子も、こんな顔をするのか」
「隆一さんの意地悪……どうしてそんなことを言うの」
江美子が恥ずかしげに顔を逸らそうとするのを隆一が軽く押さえ、唇に接吻を施す。
「気持ち良かったかい」
江美子は微かに頷く。
「気持ち良かったと言ってみろ」
「嫌……そんなこと、言えないわ」
江美子は再び小さく首を振る。
どうしたのだろう、今夜の隆一は少しおかしい。いつもはもっと紳士的、といえば聞こえはいいが淡泊なセックスである。こんな風に江美子に対して言葉責めをするようなことはなかった。
(でも、今夜のような隆一さんも嫌いじゃない)
江美子はそんな自分の思いのはしたなさに思わず頬を染める。
「そろそろ……外さないと」
江美子はしばらく隆一との行為の余韻に浸っていたい気持ちはあったが、このままでは隆一のものが江美子の中で萎えてしまう。一度江美子から抜く時に、コンドームだけが取り残されてあわてたことがあった。隆一との子供はいずれ欲しいが、仕事が忙しい今はまだその時ではないと思っている。
微かに身体を揺らせながら離れようとする江美子の尻を、隆一がしっかりと押さえ付ける。
「えっ」
戸惑いの声を上げる江美子を突き上げるように、隆一が再び腰を動かす。
「あ、あっ……」
確かに一度放出したはずなのに、隆一の肉塊はほとんどその硬度を保ちながら江美子の中で暴れ始める。身体の中の官能の燠火が再び燃え盛り、江美子を焼き尽くして行く、
「あっ、こ、こんなっ」
江美子が奔馬のように隆一の上で撥ね動く。江美子は隆一に手を取られるようにして、今夜二度目の頂上へと駆け上がって行くのだった。
江美子は隆一とともに露天風呂の中で再び有川と麻里の二人と向かい合っていた。全裸の二人はまるで江美子に見せつけるように戯れあっている。前回は言葉少なだった麻里がまるで隆一と江美子を挑発するような視線を送りながら、有川に対して積極的に振る舞っている。
「ねえ、あなた、ここで抱いて」
麻里はそう言いながら豊満な尻を動かし、有川の膝の上に跨がる。有川の巨大な男根が麻里の股間をくぐり、深々と秘奥に突き刺さる。
「ああっ、い、いいわっ」
麻里は歓喜の悲鳴を上げ、腰部をブルブルと震わせる。江美子は隣にいる隆一の手をぐっと握り締める。
麻里は淫らに腰を動かし始める。有川は麻里の動きに合わせるように、背後から麻里を責め立てる。
「あ、ああっ、き、気持ちいいっ」
江美子が思わず目を背けようとすると、麻里の叱咤するような鋭い声が飛ぶ。
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