桐 10/25(木) 21:55:30 No.20071025215530 削除
その言葉に江美子は諦めたように唇を開く。笠の張った隆一の亀頭が江美子の口中に押し込まれていく。
「もっと気を入れて嘗めろ。江美子の舌技は風俗嬢並みじゃなかったのか」
江美子の目尻からポロポロと涙がこぼれ落ちる。恨みがましい目で見上げる江美子に、隆一は決めつけるように言う。
「この男の時も、そんな風にいやいやしてやっていたのか。どうなんだ、江美子」
そんなことを言われても、隆一の怒張で口の中を塞がれた江美子には答えようがない。隆一が催促するように腰を突き出し、肉棒の先端で江美子の喉の奥をぐいと突く。
「ごほっ」
江美子が咳き込み、隆一の肉塊を吐き出す。隆一は江美子の頭を苛立たしげに押さえ付け、口内に再び肉棒を押し込む。
「ごほっ、ぐっ、ぐふっ……」
激しく咳き込む江美子の口の端から泡のような涎が噴きこぼれる。江美子は涙と涎でその顔をどろどろにしながら、隆一から強いられる苦行から一刻も早く解放されようと、必死で舌を使う。
「うぶっ」
その努力の甲斐あってか、ようやく隆一に射精感が訪れる。隆一の腰部がブルブル痙攣したかと思うと、江美子の口内が生臭い隆一のもので満たされる。
「吐き出すんじゃないっ! そのまま口の中に溜めているんだ」
江美子は命じられるまま、込み上げる嘔吐感を必死でこらえ、隆一のものを受け止めている。ようやく射精が終わり、隆一は江美子から肉棒を抜く。
「口を開けて見せてみろ」
人形のようになった江美子は静かに口を開く。江美子の舌の上には大量の白濁がたまっている。
「そのまま飲み込め」
江美子はゴクリと音を立てて飲み込む。あまりの汚辱に肩先を小刻みに震わせていた江美子は、やがて声をあげて泣きじゃくる。
「ひどい……ひどいわ……隆一さん」
江美子はしゃくり上げながら隆一に抗議する。
「水上さんとのことは昔のこと。全部終わったことなのに、どうして信じてくれないの。私をそんな女だと思っていたの?」
隆一はそんな江美子を冷めた目で眺めていたが、しばらくたって口を開く。
「江美子、水上という男のことで俺に隠していることはないか?」
「えっ……」
「俺と知り合う前に江美子がどんな男とどんな風に付き合っていようが俺にどうこう言える筋合いはない。それを言い出せばバツイチで子持ちの俺の方が分が悪いに決まっている」
「……そんな」
「しかし俺は不倫はしなかった」
「……」
「水上との付き合いは、誰に対しても恥じるものではないものか? ええ、どうなんだ」
「それは……」
詰問するような隆一の口調に江美子は愕然とする。隆一は知っている。自分が妻子ある男と付き合っていたということを。
「答えろ、江美子」
「ごめんなさい」
江美子はベッドから降り、床の上に頭を擦り付ける。
「私、知らなかったんです。水上さんに奥様やお子さんがいたということを。後になって聞かされました」
「それならそうと聞かされてから、すぐに付き合いをやめたのか」
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