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北原夏美 四十路 初裏無修正

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桐 11/1(木) 21:55:48 No.20071101215548 削除
土曜日の朝、隆一は食後の珈琲を飲みながら新聞を読んでいる。銀行での多忙な仕事に追われる隆一にとって、ほっとくつろぐことのできる時間である。理穂が学校に行ったため、マンションには隆一と江美子の二人きりである。

隆一は食器を片付けている江美子の後ろ姿に目を走らせる。江美子は太腿の半ば以上まで見えるようなミニスカートに包まれたヒップを隆一の方へ向けている。揺ら揺らと動くそれは生地が肌色に近いクリーム色ということもあり、まるで裸の尻のように見える。スカートの薄い生地から下着の線が透けていないところを見ると、下はきっとTバックなのだろう。

(理穂がいない時は当たり前のようにあんな格好をしてくる)

隆一は最近の江美子の急激な変化に対しどこか懐かしいような感覚と同時に、胸の奥がざわめくような戸惑いと不安を抱いていた。

結婚前の江美子は男性に対して、ことさらに距離をとるようなところがあった。そのため江美子に対する隆一の印象は、清楚で真面目な女性というものである。結婚歴がないとは言え、30歳を越えた女性に全く過去がないとは考えられなかったが、少なくとも江美子の日常からは男の影を感じさせることはなかった。

隆一も最初は江美子のことをさほど意識することはなかったのだが、一緒に仕事をするうちにその誠実な人柄と、ふとした瞬間に見せる女らしい仕草に徐々にひかれるようになった。

既視感――今考えれば、江美子にひかれたのは、そこに学生時代の麻里の姿を見ていたからかもしれない。今の彼女からは信じられないが、麻里もかつては清楚で真面目、男の影などは全く感じさせない女性だった。

(麻里もあんな風に変わっていったのだろうか)

隆一はゆらゆらと揺れる江美子の尻を見ながら、別れた妻のことを思い出す。

麻里は隆一との行為の最中、それこそ人が変わったように奔放になることがあった。麻里はそれが「スイッチが入る」と表現していたが。若かった隆一は、それは麻里が隆一とのセックスに満足しているからだと思い込み、単純にうれしくなったものだ。また、行為の後で寂しげにしている麻里の目は、隆一に対してあられもない姿を見せた羞恥からだと思っていた。

しかし、麻里はそんな奔放な姿を隆一だけに見せていたのではなかったのである。

麻里を変えたのは自分ではなかった。学生時代の短い付き合いで、麻里は有川から開発されていたのだ。麻里が隆一のもとを去ったのも、有川との行為の快楽が忘れられなかったからだと隆一は考えていた。

(しかし、麻里はどうして有川と結婚しない?)

有川は望んでいたとおり麻里を隆一から奪った。別れの際の修羅場も、結局はK温泉で有川が言ったように、合意書と慰謝料によって解決している。麻里と有川を阻むものはもはや何一つないはずだ。

(理穂のことが気になるのか)

考えられる理由はそれくらいである。離婚の際に麻里が最も気にしていたのは理穂のことである。娘を溺愛していた麻里が、離婚に際して理穂を引き取ることを主張しなかったことは隆一を驚かせた。当時は、男のせいで母親としての責任を忘れるなど、そこまで物事が見えなくなってしまったのかと、激しい怒りを感じたものだ。

しかし麻里が離婚しても有川と籍を入れなかったこと、理穂の養育費の支払いや、誕生日や卒業、入学祝いなど節目のお祝いを一度も欠かさなかったことなどから、麻里の理穂に対する母親としての情愛に疑う余地はないのではないかと隆一は考えるようになった。

(俺は女に振り回されてばかりだ。麻里のことは結局何も分からなかった。今、江美子のことも分からなくなってきている)

江美子は本当はどんな女なのだ。そんな思いに駆られて珈琲カップをおいた隆一は、自分がいつの間にかひどく欲情していることに気づく。

隆一は立ち上がり江美子の身体を背後から抱く。

「あん……駄目……まだ洗い終えていないんです」
「朝っぱらからそんな風にケツを振って俺を誘っておいて、白々しいことを言うな」
「そんな……ひどいわ。私、そんなエッチな女じゃありません」
「なら、このスカートはなんだ」

隆一は江美子のミニスカートの生地を撫で回す。

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