投稿者:Retaliation 投稿日:2006/04/17(Mon) 02:05
1年前の私が今の私を見たらどう思うだろうか?きっと軽蔑するだろう「お前は一体何をしているんだ」と、しかし今の私の姿こそが本来の姿、そう心の奥底に長い間閉じ込めてしまっていた私自身のなのだ。
理香と完全に一線を越えてしまった日以来私達は会う度に求め合った、まるで発情期の猿のように、連絡は毎日取り合い、少しでも時間があれば仕事が終わった後に待ち合わせホテルに行く、そんな状態になっていた。それに比例して私の帰宅時間は遅くなる一方だった、しかし妻はそれでも私の帰りを起きて待ち食事の用意をしていた。
ある日セックスを終えベットの上で抱き合ってる最中に理香からこんな提案が出された
理香「ねぇ、話があるんだけど」
私「話って?」
理香「私ね、もっとアナタとしたいの」
理香は変わった、あの一線を越えた日から徐々に、最初はやはり抵抗があったみたいだが今では理香の方がこの関係を楽しんでるみたいだった。
私「そういう事を言われると何か嬉しいな、俺もだよ」
理香「でもね、いつもホテルじゃお金が勿体無いでしょ」
私「いや、別にそんな事は気にしなくても」
理香「駄目、だって私ほら専業だし、いっつもアナタに」
私「だからそんな事は気にしなくていいよ」
理香「本当に優しいね、でもこれからは私の家でしない?」
私「えぇ、君の?」
理香「そう、私の家で」
私「いや、でもそれは」
理香「あの人の事を気にしてるのね」
流石に私も理香の家でやるのは吉崎に対して少し罪悪感を感じる
私「あぁそうだ、でもどうして急に?本当は違う理由があるんじゃないの?」
少し黙り込む
理香「・・・金銭的な事も本当なの、でも実は・・・」
私「実は?どうしたの言ってみて」
理香「実はねあの人とアナタの奥さんが以前私の家を使っていたみたいなの、勿論発覚する前の事よ」
確かにそれは辛いことかもしれない、自分の家に他人を上がらせ、そこで情事を繰り広げる、もし私の家でもそんな事があったのなら私は到底そこには住めないだろう
私「本当に?そうだとしたら・・・ゴメン」
理香「どうして?どうしてアナタが謝るの?」
私「いや、それは妻が」
理香「でもアナタは悪くないでしょ、ね、だから私の家でこれからはしましょ、それにあの人は配属先が変わって帰宅時間が前よりも遅くなったから大丈夫、もし見られたとしても何も気にする必要はないじゃない」
私「・・・わかったよ、そうしよう」
理香「どうせならご飯も作って待ってようか?」
私「いや嬉しいけどそれは遠慮しておくよ」
理香「そうだよね、奥さんが作ってるわよね」
理香が悲しそうな表情をする、しかしそこまでの事は流石に出来なかった、理香のそんな表情を見たくなかったので前々から思っていた事を理香に言った
私「そうだ、旅行に行かないか?」
理香「えっ旅行?」
私「あぁ、一泊ぐらいで温泉にでも行かないか?勿論都合が合えば、だけど」
とたんに理香の表情が明るくなった
理香「うん、勿論喜んで行くわ」
その後もう一度セックスをしシャワーを浴び帰宅した。
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