樹氷 投稿日:2008/01/01 (火) 21:18
私は山田君に妻のスイムウェアをオーダーしたい旨を伝えた。
山田君は私に「いつ連れて来るん?奥さんの体型を計測せなアカンし、デザインや色も決めなアカンやろ?」私は「明後日に例のクラス会の件で来る時に連れて来るつもりや、エエもん作ってやってや」と言った。
しかし私はこの機会を利用して妻の体型を綿密に測り、例のボンデージを作って欲しい事が一番の希望だった。
会話が途切れて山田君が私に「何や?お前他に何かあるんやないかのか?さっきから妙やで…挙動不審や、顔が赤いし、額から暑い訳でも無い筈やのに汗でビッショリやないかい、どないした?」私は自身の欲望を見透かされる筈が無いのに、山田君に全てを見透かされる錯覚に陥りドギマギして、自分でも腹が立つ程に更に挙動不審になってしまったらしい。
山田君は「何?変やで、何や?言うたってや?何で奥さんのスイムウェアをお前がオーダーで作ってやる話で挙動不審になるんや?おかしいやろ?」
私は額に流れる脂汗をハンカチで拭いながら「いや…別に…何もあらへんで、ハハッ、ワシ、何かおかしいか?」と、どもりながら答えた。
山田君は「おかしいやろ?誰が見たって、いつものお前やないやないか?スイムウェアを作るだけで何でや?何かイヤな感じするわ、止めよか?」私は、滲み出る汗を拭い拭い、話が壊れてしまっては元の木阿弥とばかりに意を決して山田君に言った。
「ワシな、ワシな…」顔が火照り更に脂汗が額から流れ落ちる。
「この間、見せて貰ったあのボンデージも作って欲しいんや」
山田君は一瞬絶句したが、「お前、そんな趣味あったん?奥さんが欲しがってるんか?」
私は「ちゃうねん、アイツは淡白やし、全くあのボンデージからは縁遠い、果たしてアレをプレゼントしても着るとは思えん。でもアレを見せられてからワシはアレをアイツに着せてみたい!何かが始まるような気がして、ワシの中の何かが辛抱効かん状態になってしまったんや!」
山田君は私の顔をマジマジと見つめ、「なる程なぁ…分かる気はするで、しかしアノままのモンをか?あの股関部の突起物も、着たら最後、自分では脱ぎきれんアレをか?」
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