樹氷 投稿日:2008/01/03 (木) 11:37
インターホンの音の後に妻の携帯の着信音が鳴りだした。
けたたましい妻の足音がして衣装部屋のドアが勢い良く開かれた。
「何やの!脱げへんやん?何で…何でや!?あぁパパが来てまうやん…どーしよ?脱げへん!!」
[クロゼットを激しく開き何かを探している…ボンデージが見えない服を探しているのだろう]
やがて私の声が聴こえ、私が衣装部屋に入って来た音が聴こえた…
私は車の中で大きく溜め息をつき、頭の中の混乱と例えようの無い興奮を鎮めた。
しかし、どんなにクールダウンしようとしても、私自身の人生で、これ以上無い興奮の余韻は決して収まる事は無かった。車中でボイスレコーダーを聞く事すでに2時間半…私は、この後に何が起こるのか、屈折した期待と、不安を胸に自宅に戻る為に駐車場を出た。
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