樹氷 投稿日:2008/01/15 (火) 05:31
私は眠れぬまま、不在時のボイスレコーダーを聴いていた。
先程まで目にしていた妻の変貌具合いと、ボイスレコーダーの中に記録された妻とを、重ね合わせ、このあまりに受け止めがたい現実を消化しようとしていた。
確かに私の仕掛けた行為は、興味本位では済まなかったかも知れない。
しかし、ここまでのイレギュラーを想定は出来なかったのだ。
あのディルドの原型である[伝説の巨根竿師]
仮に、西島氏に頼み込んで、その人を紹介して貰ったとしても、その後の事を想像して‥連想して‥ムリだ‥有り得ない!ディルドに、あれ程狂う妻だ‥これが生身の本物にやられたら?
私は、失う物の大きさを改めて感じ、焦燥感に苛まれていた。しかし、すでに目に見えない力が動き始めていた。
どんなに抵抗しようと止める事など出来ない‥それは全て、最初から決められていた事のように‥
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