樹氷 投稿日:2008/01/22 (火) 18:55
妻は続けた…
「パパはな…このままウチが、家で、じっとしていて、スポーツクラブへ行くだけで老けていく方がエェんかな…… 」
「ウチはパパとのセックスに満足してなかったのはホンマやし、何年も我慢して諦めてもいたんやで…
けどなウチの体に火を着けたんはパパちゃうの?……
無理矢理、寝た子を起こしたのは誰?
ウチなん?ウチなんか?ちゃうやろ?」
私は、妻の搾り出すような訴えを聞いた。
「身体のな…身体の仕組みがちゃうのは仕方ないんとちゃう?
藤田ハンに抱かれ…昨日、今日とインストラクターに抱かれ…嫌でもどうしょうも無い物に気付くやんか?
パパ?… 答えてや?
ウチのアソコに挿入したいか?
それでパパは体も心も気持ちエェんか?
ウチはパパが好きや…
今回の事でパパを傷付けた…酷い事して、酷い言葉吐いて。
離婚されてもしやぁないかも知れん…
けどパパもそれでエェんか?
ウチらの10年って、こんなん?」
私としても妻の必死の訴えは、ショックだった…あの日、私が興味本位であの【魔性のボンデージ】を妻ね前に置かなければ、こんな事には、ならなかったのだ。
愛する妻の【性の真実、本当の姿】を、自分の力、自分のペニスで掘り起こす事が出来なかったもどかしさ…
蒔いた種…私が蒔いたのだ。
「ワシは、由香利の事は愛しているんやで…
でもな…悔しかったんや…情けなかったんや。
ワシのチンポじゃ、本当の、お前を感じさせてやれん…
回りクドイ真似して悪かった…
ワシだけじゃ無く、お前も人知れず苦しんだやろ?」
妻は瞳から[ぽろぽろ]涙を零し
「ウチこそ悪かったねん…許してな…」
「お前のさっき言った、こんな形があってエェっちゅんは、ハメ撮りしてワシに見せて二人で楽しむっちゅう事かい?」
「そうや… パパとウチが納得すればエェんやない?
藤田ハンの件で思うたんや…
アレもパパが私が藤田ハンに抱かれる反応を見たくて仕組んで、のぞき見したんやろ?
パパはウチが誰かに抱かれ、ウチの淫乱な姿を見る事が…自分の女を誰かに汚される事が興奮するんちゃうの?」
返す言葉も無く私は一言
「そうや… 」と認めた。
この夜、私達夫婦は今後の二人の在り方や、心の奥に蟠っていた事を全て吐き出し話し合った。
言い合いをする事も無く、互いの考え、セックスについてを…。
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