マサユキ 投稿日:2007/04/14 (土) 18:54
興信所を出た後、私は仕事関係の人から紹介された弁護士と会う為事務所を訪ねました
私『コレが興信所で調べて貰った結果と、自宅のクローゼットから見つけたDVDのコピーです』
弁護士は何も言わずに興信所の調査書類を一通り読むと
弁『コレだけの証拠が有れば貴方に有利な条件で離婚も出来ますし相手の男からも相当額の慰謝料を取る事も出来ますよ』
『どうしますか?』『直ちに離婚をしたいのならば直ぐにでも我々は動きますが…』
私『当然、直ぐにでも離婚したいですが』『それよりもこの二人に復讐がしたいんです!』
弁『…復讐と言っても……気持ちは判りますが相手に暴力を振るえば貴方が加害者になってしまうんですよ?』
『私の立場上、私刑での復讐を進める訳には行かないし………』
私『でもっ!…離婚してお金を貰ってお終いだなんて納得出来ないんです!!』
しばらく沈黙が続きましたが
弁『つかぬ事を伺いますが 貴方は奥様と相手の男のどちらが許せないですか?』
私『??』
弁『両方とも許せないのは判りますが男と女のどっちに よりキツイ罰を与えたいですか?』
質問の意図を理解した私はしばらく考えた後『男の方、原田を潰したいです』
弁『判りました、ではこうしたら如何でしょう?』『報告書の方でも書かれてますが相手の男には自分の家庭が有り
『自分の家庭は壊したく無い様なので、いきなり私の方から不倫の事実と慰謝料を請求する件を内容証明で送り付けましょう』
『コレをやられればどんな家庭も崩壊しますからね』
実の所、私は相手の家庭の事など頭に無かったんですが弁護士に言われて初めて、その存在に考えを及ぼすようになりました
結局、離婚はするが相手への復讐の方法は後日又考えるとし事務所を後にしました
自宅に帰った後、私は報告書を初めて落ち着いて読み相手の人物像を自分の中で作ってみました
【人の物が欲しい…自分の物は壊したくない…】【不倫の代償がどんな物かをコイツは理解してる筈…】
【なら何故DVDが我が家に有るんだ?…】【判らん 実際DVDが無ければ事がばれる事は無かった筈だし…】
その時調査員の言葉が不意に頭をよぎったんです
所【このタイプの男は自分の家庭を壊す事を極端に恐れる…その線で攻めると効果が有りますよ】
そうか!私は自分が勘違いしてた事に今気が付きました
【原田はこのDVDの存在に私が気付くとは想定してなかったんだ】
【つまりは日時、時間指定で妻が家に居て私が留守の時を狙って送り付ければ私の手に渡る事無く妻はDVDを目に付かない所に
仕舞い込むだろうと考えて送ったに違いが無い!】
そうすれば【自分の妻が他人に抱かれてる証拠に気が付かない間抜けな男】のレッテルも貼れて二重に自分の征服欲を満足させる事になったんでしょう
でも、この行動が私の持論を裏付ける証拠となりました
男が自分の家庭・・・と言うか自分を守る事だけを考えるのならばDVDを相手に送り付けるなんて行動に出るわけが有りません
だが、彼がDVDを送ってきた・・・つまりは自分の欲望を優先してしまう幼稚性を持った男である事の何よりの証拠と言えないでしょうか?
翌日私は早速、弁護士に電話をし有る事を確認しました
電話で私は弁護士に
興信所で教えられた原田の人物像、DVDの中での行動、そして自分で出した答えを伝えたのです
弁『そうですね…今の段階で直接相手の会社に乗り込むのは法的に危険ですが相手の男が貴方の考え通りの人物なら事を荒立てる事無く
対応するかも知れません』『上手く行けば相手にも奥様にも相当のダメージとなるでしょう』『くれぐれも感情的な行動に出ないように』
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