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北原夏美 四十路 初裏無修正

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投稿者:異邦人 投稿日:2004/11/01(Mon) 01:38

お互いに背お向けた状態で、どれ程の時間が過ぎたでしょうか。
言葉も発せず、身動きもせずに息を潜めるように横たわる私。
妻の鼓動が聞こえてくるような静けさの中、妻が寝返りを打つのが解りました。
次の瞬間、妻が私に話し掛けて来ました。

妻「ね、貴方。
   帰って来てくれたんですね。
   有難う。」
私「・・・」
妻「彼女は、どういう人なの。
   綺麗な人なの、
   私より若いの、
   ね、貴方。」
私「そんなこと聞いて如何する。」
妻「聞いちゃ駄目なの、
   教えてくれても良いでしょ。」
私「何でお前にそんな事を話ししなければ成らないんだ。」

振り向きざまにそう言い捨てて、妻の顔を睨み付けた時、私は背筋が凍るような思いをしました。

睨み付けた筈の妻の顔は、私以上の形相で私を睨み返して来たのです。
その形相は、まるで能面のように冷たく心のうちを表に現さない、それは恐ろしいと言う表現しか
しようの無い顔に思えました。
自分の狼狽ぶりを妻に悟られないように私は言葉を続けます。

私「何だ、その顔つきは、
   文句でもあるのか。」
妻「私、貴方とは絶対に別れませんから、
   その女に、貴方を渡しはしないから。」
私「お前、何言ってるんだ、
   自分の立場をわきまえろよ。」
妻「そんなに私が嫌い、
   私の体そんなに汚いの、
   浮気したのは悪いけど、
   貴方だって、他の女とセックスしてるじゃない。」
私「お前、自分の言っている事が解っているのか、
   開き直るのもいい加減しけよ。」

私が起き上がると、妻も起き上がり私を尚も睨み付けます。
私は次の瞬間、思わず妻の頬を平手で殴っていました。

妻「殴りたければ、もっと殴って頂戴、
   幾ら殴られても、貴方とは絶対に別れない。」

突然妻は、私の手を掴むと何も付けていない自分の胸を私に掴ませ、言葉を続けました。

妻「この胸も、貴方の子供を二人も生んで、
   こんな形になった、
   貴方と別れたら、こんなおばちゃん誰も貰ってくれない。
   貴方達だけが幸せに成るなんて、私我慢できない。」

妻の言っていることは、支離滅裂で脈略がありませんが、唯一私に伝わったのは、嫉妬に駆られた
女の理不尽な言い分だけでした。
妻の手を払いのけた私は、今まで心のどこかで迷っていた気持ちに踏ん切りを付ける様に切り出した。

私「そこまで言うのなら、俺も言わせて貰う、
   お前とはもう遣っていけない、離婚しよう。
   お前も栗本と再婚すれば良いだろ、
   あいつは、そんなお前でも良くて抱いてくれたんだろ。
   お前がその気になれば、寄りを戻せるだろう。
   只言っておくが、栗本とお前の場合はそれなりの代償が必要だからな。」

そう妻に言うと、私はベッドから立ち上がり身支度を始めました。
それを見た妻は、追い討ちを掛ける様に続けました。

妻「貴方行かないで。
   貴方が出て行くのなら、
   私、あの子達と一緒に死ぬから。」

口惜しく、歯がゆい思いでその場にたちすくむしか、その時の私には成す術がありませんでした。


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