俺は男だ! 4/20(日) 22:50:02 No.20080420225002 削除
妻の話を要約すると、このような内容です。
元同僚の千秋からの話しで入社した妻は、早く会社に馴染むために一生懸命仕事をしたそうです。
そんなある日、歓迎会が催されました。
その中で千秋からの助言は、社長のそばにはなるべく近づくなと言うものでした。
あの頼りなさそうな社長は、酒が入ると無類の女好きに変身するようです。
そんな癖が祟り、女性社員から幾度となくセクハラで訴えられそうになったと千秋から話を聞き、その日はなるべく距離を取っていたと妻は言います。
それでも社長の方から妻に接近し『旦那さんとは旨く行ってるの?』とか『金に不自由はしていないか』等、スケベ心丸出しで話し掛けてきたそうです。お酌をさせ、スカートから出ている太腿に手を置き、その手がそこを撫でるように摩るのに鳥肌が立つ思いだったと言う表情が、
嘘ではないと思わせました。
会社の長である以上、露骨に迷惑そうな顔も出来ずに困っていた妻に救いの手を差し伸べたのが岸部でした。
その後も、それを恩着せがましく言う事もなく何時も通りの態度に、妻は上司として好感を持ったと言います。
後で気付いたのは、社内で社長に意見出来るのは部長だけで、社員からの信頼は可也厚い存在だそうです。
当然女性社員からの信頼もありますがクールを装い、そんな男に憧れにも近い感情を持つ人も居ると言います。
妻の話が本当で有れば、あんな男に憧れの感情を持つ女性が居るとは、つくづく世の中は広いんだと実感してしまいます。
こんなに軽く浅い世の中に誰がしたのか・・・
元々手際のいい妻ですから、職場にも慣れてくると本人の言う通り仕事の内容も濃い物を任されてきたそうです。
そうなると一線で仕事をしている部長との行動も、必然的に増えて行きました。
好感を持つ男との仕事ですから、妻は当然仕事にやりがいを感じたと言います。
そんな中でも男の何も態度は変わりません。妻には単なる社員としての付き合いしか求めませんでした。
そのような所が私に似ていると妻は思ったのでしょうか?
そんな男に惹かれる性質の妻はこの男により一層の興味を持ちました。
しかし独身時代ならともかく、家庭を持つ身である以上そんなふうに思う事を何度も否定したそうです。
ただその恋愛感情にも似た気持ちを煮詰めて考えると、私に対しての物だと気付きます。
夫を愛している。だから私には妻だけを見ていて欲しい。
その気持ちとは裏腹に、私は妻に興味を示しません。
苛立ちは、私への我侭を加速させます。
愛している人に無視にも近い態度を取られる女。寂しかったのですと。
私的には妻の勝気な性格と我侭に疲れ果て、気持ちが離れて行ったのですが、そんな妻の気持ちを無視した態度は反省しなければならないと思いますが、俺も悪かったと言う気分にはなれません。
そのような関係がある程度経った時に
『雅子さんは本当によく仕事をしてくれるな。君が入社して助かっているよ。迷惑でなかったら、お礼に食事でも御馳走したい。
と言っても旦那さんの居る人だからちゃんと了解は取ってくれよ』
信頼する上司から持ち掛けられた始めてのプライベートな誘い。妻の心は女のときめきを感じてしまいました。
この時、妻は何かを予感したのだと私は思います。上司との食事を私に話しても反対されるはずはないのですが、何も話さずに出かけて行きました。
いや話さなかったのは、何も言われないのは自分から気持ちが離れている事を再確認するようで辛かったからだと言っています。
男との食事は巧みな会話術でユーモアに溢れ、あっと言う間に楽しい時間が過ぎてしまいました。
その中で男は、いかに今の会社を盛り上げて行くか、真剣な気持ちが妻に伝わります。
また、家庭を大切にしていて自分が帰ると奥さんが本当に嬉しそうな顔をする、そんな話をする時は会社では見せない母性本能をくすぐる優しい表情が印象的だった。私に言わせれば、人妻を誘い出して、手練手管をもちい落として行こうとしている男を見抜けない女は
馬鹿以外の何ものでもない。妻に下心があったから見ようとしなかっただけだと思うのです。
そんな妻に別れ際、男は意味深な言葉を投げかけます。
『私は妻を愛しているし、あいつと築いた家庭は掛け替え無く大切だ。でも、そんな気持ちとは別に如何しても気に掛かる人が居る。
悪い考えだと思うかい?』
妻は返答に困ります。
『世間一般的には許されないんだろうな。だけどね、人の気持ちは理屈では語れないよ。
私も何とか押さえ込もうとしたが如何しても駄目だった。
あっ、こんな話し雅子さんには興味ないよな。御免、御免』
妻の心に小さな波が押し寄せます。所詮、女とはこんなものか。
主婦を落とすのは簡単だと言った友人が居ました。
『どんなに激しい恋愛をして結婚しても、10年も経つと夫は妻に甘い言葉なんか掛けなくなる。
そんな時に、綺麗だ、素敵だ、魅力に目が眩む、女が喜ぶ事を会うたびに言ってやれば、余程嫌われていない限り意識するようになる。
そうなったら、もうこっちのものさ』
私が妻の話を聞いていて、この友人の手口と同じだとなと納得してしまいました。
刺激のない生活を送り、年だけは取って行く焦り。
そこに落ちた一粒の水滴が大きな波紋を広げて行く。
分からない事もないのですが、そんなのは男だって同じでしょう。
お前だけが感じているんじゃないんだ。馬鹿野郎!
男は明かに妻を狙っていたのです。それも時間を掛け用意周到に。
この時に初めてチラリと牙を見せたのです。
ましてや、この男は自分の家庭は壊さないと予め宣言しています。
何かに取り付かれた女はそんな事にも気づかないのか。
所詮、女とは・・・・
何て狡賢く勝手な奴なんでしょうか。こいつは身勝手過ぎる。
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2012/05/13 19:53 | まとめwoネタ速neo