管理人から

管理人

Author:管理人
管理人がおすすめするカテゴリに★印をつけました。



アダルトグッズのNLS








最新記事


カテゴリ

北原夏美 四十路 初裏無修正

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
俺は男だ!  4/30(水) 20:29:34 No.20080430202934 削除

私は腹が立ってしょうがありません。別れたいと思っている妻が不倫を働きました。
勝手な思い込みなのでしょうが、その相手も私よりも勝った男だとは思えないのです。
別れたいと思っているのですから、どんな相手と何をしようが如何でもいいはずなのに腹が立ちます。
頭の中は冷静なつもりでいるので、腹が立つ自分に釈然としないのです。
自分の心理を分析してみます。その感情は単に私のプライドを傷つけたからなのだと結論に至るしかないでしょう。
くだらない事ですね。知らないうちに私だって妻のプライドをどれだけ傷つけて来た事やら。
妻が男と逢瀬を繰り返していたのは、何も興信所に依頼する前から何気に気づいていたはずです。
ですから愛情を持てない相手が私に牙を剥いたからと言って、気にしなければいいのです。それだけでのはずです。
でも腹が立ちます。人間の深層心理は複雑です。
自分の事すら分かりません。
今ドアの向こうで、私に問い掛ける妻と向き合う気持ちになれないのは、こんな時はどんな対処方法がベストなのか気持ちの整理が出来ていないからだと思い知らされます。
こんな時にも危機管理がなっていないのは日本人のDNAなのでしょうか?

妻は昨夜、私に『私達の人生に関わる事よ』と寝室の前でほざいていましたが、結局ドアを開けずじまいで眠りに就いてしまったのです。
私はまた面倒を避けて通ったのでしょう。
浅い眠りの中で夢を見ました。夢の中で岸部の奥さんと話していましたが、相手の顔が見えません。
話の内容も記憶していませんが、何かボソボソト話していました。
これは私の潜在意識が奥さんに会った方がいいと言っているのだと思えるのです。

だるい身体をベッドから抜け出させ、洗面台に向かうと妻が何か話したそうな視線を向けてきましたが、私は無言でその横を通り抜けました。
顔を洗い台所に目を向けると、その背中が寂しそうです。
何を思い私は決して口にしない朝食の準備をしているのでしょうか?
私にある程度の責任があったとしても、行動を起こしたのは妻です。その背中に何の同情の念も起きません。
身支度を整えると、接点を持たないように玄関へと急ぎました。
慌てて妻が私の背中に声をかけて来ましたが無視です。
昨夜の男と同じ煙草を吸い、同じ呼び出し音の携帯を持つ女の心に苛立ちが収まらないのですが、そんな自分にも腹が立ちます。
別れを希望しているのなら、そんな事は如何でもいいのに。
私は本当に別れを希望していたのか?
自分の気持ちさえ掌握出来ていないのに苦笑してしまいました。
妻と顔を合わせる事を拒否して出社したので、当然早い時間に着いてしまいましたが、この静かなオフィスに落ち着きを取り戻します。
そんな気分にしたっている時に、同期の友人が声をかけて来ました。
余程、自分の世界に入り込んでいたのでしょう。声を掛けられるまで、友人が入って来たのにも気づかない私でした。

「朝から元気がないな。まぁ、しょうがないか。今夜飲みに行くぞ」

『しょうがないか』と言った意味も分からずに、岸部の奥さんにコンタクトを取る事に気が行っている私は、断りの声を出す前に思いもしない彼の言葉に唖然とします。

「千秋からある程度の話は聞いたよ。今夜行くぞ」

呆然と見上げる私に、友は優しく微笑みその場を後にして行きました。家庭内の実情は他人に知られたくはありません。
しかし、思い詰めている時には話が別なようです。
自分だけで全て抱えるのは辛いものです。それだけ自信を持てない私なのでしょう。
この時、肩の重荷が少し軽くなる感じを覚えた私でした。

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


 | ホーム | 


  1. 無料アクセス解析