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俺は男だ! 5/1(木) 19:59:10 No.20080501195910 削除
ふらりと家を出て近くの不動産屋の前の張り出しを見ると、思っていた以上に高いものです。
その中で何とか手頃な物件がないかと探すと、それなりにあるものですね。
1ルームでトイレとお風呂があれば、如何にか不自由はしないと思います。
今の家庭は非常事態なのですから、贅沢は言ってられませんでしょう。
何軒かの店でこんなものかなと納得した物件を見つけました。
現地に行って見たわけではありませんが、そんな事は如何でもいいのです。少しでも早く行動に出たい。
そこそこ家から近くて、なるべく安ければ助かるのです。
店の中に入り思い切って手付金を払いましたが、恥ずかしい話し5000円だけです。手持ちがそれだしかないのですから情けない限りです。

夕方近く家に戻ると、居間から娘達の華やいだ声が聞こえてきます。
私の帰宅に気が付いた長女が笑顔で話し掛けてきましたが、そこに妻の姿はありません。

「お帰りなさい。お母さんと会わなかった?探しに行くとか言って出て行ったわよ」

私が何処へ行くのかも知らないで、如何探すと言うのか。また探しに来て何をしようと思っているのか。
私には分かりませんが携帯と言う便利な物があるのにと思ったとたんに持たずに出たのに気付きました。
部屋に行き携帯の着信履歴を確認すると、確かに妻からのものが何通もあります。

居間ではまだ話が弾んでいるようで、私が入ると長女が笑いながら話を振ってきました。

「ねぇ、ねぇ、お父さん。この子、彼氏が出来たんだって」

「あ~ぁ!お姉ちゃん!内緒だって言ったのにぃ!」

その話を聞いた私の視線が少し険しかったのか、長女はからかってきました。

「あれぇ、お父さん妬いてるの?」

そうなんです。次女の彼氏に敵意を感じたのです。その感情は妻が男と関係を持った以上に嫉妬したのでした。
妻への感情よりも娘への嫉妬心が強いのはどんなもんなんでしょう?世のお父さん達は如何ですか?

「そっそんな事ないよ。そうか、青春してるのか」

冷静になった時に、自分のそんな時代に思いを馳せますと、私にもそんな時があった。
でも流れに任せて、その場その場で適当に生きてきただけで、本当に心から人を愛した事があったのか?
あの時の彼女らは今、如何してるのか。
私はこの人でなければ駄目なんだと思って結ばれたのか?
惰性の人生が産む結果は初めから見えていたのかも知れませんね。
だけど御見合い結婚で幸せな人生を送っている御夫婦もいらっしゃる。
私は心から愛して、この人のためならどんな犠牲もいとわない。
そんな気持ちで結婚と言う人生の一大事に立ち向かうべきだったのです。
そのへんが大いに欠けた未熟者だったと素直に認めざるおえないですね。

「広く浅く沢山の男友達と付き合って、この人と思うのを探したらいいよ」

良いアドバイスなのかは分かりませんが、一応は親として何かを言いたいと口から出た言葉です。

「いやよ、そんなの!彼は素敵なの!」

次女はむきになって言い返してきました。
はい、はい、好きにしてちょうだい。
今時の子に何を言っても聞かないでしょう。
そんなこんなで賑やかな雰囲気に任せて、私の決意を子供達に伝えます。

「あのな、お父さんと、お母さん、しばらく別々に暮らそうと思うんだ」

「・・・・・・・・・・・」

雰囲気が一変してしまいました。妻の取った行動を、この子達は知っています。
私達夫婦に起こりえる事態だとも感じていたのだろうと思いますが、それでもショックなのでしょう。

「少しだけ?また一緒に暮らすんでしょう?」

長女が次女の気持ちも伝えてきました。

「・・・それはないと思う・・・」

色んな事を伝えたいと思うのですが、それだけ言うのが精一杯です。
そんな時に妻が帰ってきました。私と子供達の話の内容は分かっていないのでしょうが、微妙な雰囲気には気付いたようです。
神妙な表情で私達と同じ席につきました。まずは乗り越えなければならない第一の関門です。
『俺は男だ!俺は男だ!!腹に力を入れて立ち向かえ』
適当にその場を濁して逃げてきた自分自身に言い聞かせます。

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