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北原夏美 四十路 初裏無修正

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BJ 7/17(月) 20:31:36 No.20060717203136 削除
妻との仲が改善されてからは、会社から寄り道することもなく帰ることが多くなっていたのですが、その日は赤嶺の誘いにのり、待ち合わせて一緒に行きつけの酒場へ行きました。

「ふうん、それで今のところは、奥さんと上手くやれているわけか」
グラスの氷をちりんと揺らしつつ、赤嶺は呟くように言いました。
「よかったじゃないか」
「まあ一応、お前のおかげかな。礼を言っとく。ありがとう」
「よせよ」
赤嶺は特有の不敵な笑みを浮かべました。
「別に俺はお前のことを考えて、あんなことを言ったわけじゃない」
「じゃあ何故」
「俺は職業柄、いろいろな女に接する機会が多いのは知ってるだろ。最近じゃ見ただけで、その女がどんな種類の人間か、だいたい分かるようになってきた」
「・・・それで?」
私は赤嶺に話しの続きを促しました。
「お前の奥さんに会って感じたんだけどさ、あんなふうに始終張りつめているというか、心に鎧をつけているような女は、結局は愛情に飢えているのが多いんだよ。頭が良すぎるせいか、自意識が強すぎるせいか、馬鹿になれなくて、男にすがったり頼ったりすることができない。それでいて強い孤独を感じている。だからいったん歯止めが外れると、どこまでも抑制がきかなくて、ずるずる男に引きずられて身を持ち崩すタイプも多い」
「たいした心理学者だな」
私が不快を滲ませて揶揄すると、赤嶺はにっと歯を見せて笑いました。
「怒るなよ。正直言えばさ、奥さんみたいなタイプの女が、俺は一番好みなんだよ。だからあのときも、お前のことをどうこうというより、ちょっと奥さんを虐めてやりたくなったのさ。どうだ? 俺の言うとおりだっただろ」
「何が?」
「前にしただろ、お前の奥さんには色気があるって話。泣いている奥さんは、すごくセクシーだと思わなかったか?」
「・・・・・・・」
たしかにあのときの妻の様子は、普段の毅然とした佇まいを知っているだけに、私には余計心を揺さぶられるものがありました。その後の妻との濃密な情事も、それまで私が知ることのなかった刺激がありました。
「そうだな」
私は赤嶺の言葉を認めました。
「そういえばお前はこうも言ったな、『俺だったら奥さんの女としての性能を、最大限まで引き出してやれる』と」
「それも当たってるぜ」
赤嶺がぬけぬけと言います。私は苦笑しました。
「ちくしょう。でも、そうかもしれない」
私が結婚後三年も分からなかった瑞希という女を、赤嶺は一瞬で彼女の中に隠されていたものを見抜いたのです。

「お、来たな。こっちだ」
赤嶺が不意に振り返って手を上げました。その視線の先には二十四、五歳くらいの若い女がいます。背が高く、目鼻立ちのはっきりした美しい女でした。
「彼女はうちの会社でモデルをやってくれている遠野明子だ。個人的にぼくの秘書のようなこともやってくれている。明子、こちらは俺の旧友の――だ。前に話したことがあるだろう」
S企画でモデルと言えばAV女優を指すとは、以前に赤嶺から聞いていました。そう思って改めて明子を見ると、たしかに彼女にはこの年頃のかたぎのOLにはない、水商売的な艶っぽさがありました。
明子はぱっちりとした瞳に色気を滲ませて、私に笑顔を向けました。
「はじめまして。遠野明子です。うちの赤嶺がいつもお世話になっています」

それからしばらく、私たちは三人で飲みながら話をしました。
「ということは明子さんは赤嶺にスカウトされて、今の仕事につくようになったわけですか。それまでは普通のOLをされていたんですね」
「そうなんです。このひと、わるいひとでしょう」
明子は口元に笑みを浮かべながら、悪戯っぽい目で赤嶺を見ました。その目は明らかに自分の愛人を見る目です。
「じゃあ明子は今の仕事が気に入ってないのかね。撮影のたびにたくさんのテクニック豊かな男に抱かれて嬉しいと言っていたのは嘘なのか」
赤嶺がからかうように言うと、明子は流石に顔を少し赤くしました。
「いやん、――さんの前で恥ずかしいことを言うのはよして」
「明子は露出症の気味もあってな、カメラの前でセックスすると余計感じるらしくて撮影のときはいつも大変なんだよ」
「いや、いや」
明子は悶えるように全身を震わせて抗議しますが、その肌は赤嶺の言葉に興奮させられてたのか、ぽうっと赤く上気したようで、それがいかにも淫蕩な空気を漂わせていました。
「たしかに赤嶺はわるい男ですが、明子さんもよい職業につかれたようですね」
私が言うと、明子は軽く睨んできました。
「まあ、――さんまで。でも本当にそうね。口惜しいけど、このひと、女を見抜く力はあるのよ」
「・・・そのようですね」
私の脳裏に妻の顔が浮かびました。

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まとめtyaiました【よき妻 5】
BJ 7/17(月) 20:31:36 No.20060717203136 削除妻との仲が改善されてからは、会社から寄り道することもなく帰ることが多くなっていたのですが、その日は赤嶺の誘いにのり、待ち合わせて一緒に行きつけの酒場へ行きました。「ふうん、それで今のところは、奥さんと上手くや?...
2012/05/21 23:48 | まとめwoネタ速neo

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