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北原夏美 四十路 初裏無修正

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BJ 7/21(金) 22:32:16 No.20060721223216 削除
奥飛騨の宿には夕方の五時過ぎに着きました。
「僕たちの部屋は隣同士らしいぞ」
チェックインに行っていた私と赤嶺は戻ってきて、互いの相方へ言いました。
「さっき部屋の空き状況を確認したときに僕が電話をかけたものだから、宿のほうが気を遣って、僕と瑞希があらかじめ予約していた部屋を二間の部屋へ変えたんだ。四人連れと思ったんだな」
もちろんこの説明は嘘っぱちです。事実は最初に宿をとったときから、そう指定しておいたのでした。
「二つの部屋の間は襖で仕切ってあるらしいが、どうだ?」
「私はかまわないわ」
明子が即座に答えました。
妻はちらりと私を見ました。その瞳は何か言いたげであるように見えましたが、彼女の唇から出てきたのは自分もかまわないという一言でした。

私たちの泊まる部屋は決して豪奢な造りではありませんが、小奇麗でさっぱりした感じのいい和室でした。窓の外には山深い奥飛騨の緑が、都会の騒がしさに馴れた者をやさしく包むように広がっています。
「いい部屋じゃないか」
「そうですね」
妻は微笑みながら短く答えましたが、その微笑みはどこか弱々しく、無理しているような印象でした。当然でしょう。夫婦水いらずで静かな温泉郷でゆっくりと休日をとるはずが、得体の知れない夫の友人とその妻が突然現れ、襖一枚ごしの隣室に宿をとり、以後の休日をずっと一緒に過ごす気配を見せているのですから。もともと人付き合いの苦手な妻には、なおさら負担になっているはずです。しかしそれでも彼女の物腰には、無神経な夫への怒りや不満のようなものは見えず、なおさら私に罪の意識を覚えさせます。

“妻を抱いてみたくはないか?”
そんな私の非常識な提案にのった赤嶺が立てたのが今回の旅行計画でした。
目的はスワッピングです。つまり私たち夫婦と赤嶺・明子のカップル(妻には夫婦と言っていますが)が、互いに相手を代えてセックスをするのです。いかにも身持ちの堅そうな妻を堕とすために、まず夫たる私が率先して他の女性(しかも人妻)と関係する場面を見せつけ、それから赤嶺が妻を口説き落とすという計画でした。
“しかし明子さんはそんな役割を承知してくれるのか?”
“あいつがこんな面白い話を蹴るはずがない。心配はいらないよ。それより問題はお前のほうだ。覚悟はちゃんと出来ているんだろうな”
電話越しに赤嶺が低い声で確認してきました。赤嶺の言う覚悟とはもちろん、妻を赤嶺の自由にさせる覚悟のことです。
正直、計画を立てた段階では、妻が実際に赤嶺に抱かれることになるかは分かりませんし、もしそうならなかった場合、後の夫婦関係がどうなっていくのかも分かりません。また、もし妻が赤嶺に抱かれたとしても、それから先がどうなるのか、まったく予想できません。
まさに一寸先は闇、下手すると今まで築いてきた幸福すべてを失う可能性だってあるのです。それでも私は赤嶺に答えました。

「覚悟は出来ている。何が起こっても後悔はしない」

私はたしかに何かに憑かれていました。

「おーい、これから俺たち、宿の温泉へ行くんだが、そっちはどうする?」
「俺たちも行くよ」
襖越しに聞こえてきた赤嶺の声に私は答えました。
宿の背後に鬱蒼と茂る木立に臨んで、露天風呂が湯気をたてていました。近くに渓流があるのか、川のせせらぎの音も聞こえています。
私と赤嶺が先に風呂につかっていると、やがて明子が女用の更衣室から出てきました。タオルで腰を、腕で乳房を隠しているだけの姿です。私は眩しげに瞳を逸らしながら、
「瑞希は?」
と尋ねました。
「奥さま、混浴だってことご存知なかったのね。恥ずかしがってしまったみたいで、いくら説得しても出てこないの」
妻ならいかにもありそうなことです。
私は立ち上がって、女用の更衣室に近づきました。人影がひとつ、曇りガラス越しに見えています。
「瑞希」
「・・・・・・」
「早く出てくるんだ。子供じゃあるまいし、何を恥ずかしがっている。早く来い」
私はわざと冷たい口調で言いました。これからのことを考えると、心を鬼にすることはどうしても必要です。
普段とは違う私の冷酷な声音に、妻は一瞬びくりとしたようです。数分後、衣服を脱いだ妻が出てきました。

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まとめtyaiました【よき妻 9】
BJ 7/21(金) 22:32:16 No.20060721223216 削除奥飛騨の宿には夕方の五時過ぎに着きました。「僕たちの部屋は隣同士らしいぞ」チェックインに行っていた私と赤嶺は戻ってきて、互いの相方へ言いました。「さっき部屋の空き状況を確認したときに僕が電話をかけたものだから?...
2012/05/23 23:03 | まとめwoネタ速neo

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