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北原夏美 四十路 初裏無修正

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BJ 7/28(金) 02:16:18 No.20060728021618 削除
それから明子とふたり、飛騨観光をしましたが、山深い緑の美しさや素朴な伝統美溢れる工芸などを見ているときも、私の脳裏によぎるのは生臭い想念だけでした。
いまこうしている最中も妻と赤嶺はどこかのホテルで昼間から情事を楽しんでいるかもしれない。そんな邪推がどうしても頭に浮かんできます。
(何をいまさら・・・)
苦しい心境の私を、もうひとりの醒めた自分が笑います。
(今度の事はおまえ自身が望んで計画したことではないか)
(その結果がどうなろうと、もとよりお前の覚悟のうえのことだろう)
そしてそれはたしかにそうなのです。

宿へ戻ったのは夕方も六時を過ぎた頃でした。
「遅かったな」
部屋へ入った私に赤嶺が声をかけました。その横に妻が行儀よく座っています。そろって浴衣を着た二人は、知らぬ者が見たら夫婦と思うくらい違和感がありません。そんなくだらない事実が、私の胸をかすかに痛ませました。
「疲れただろう。まずは風呂へ入ってこいよ。おれたちはもう入ってきた」
『おれたちはもう入ってきた』
その言葉にひっかかる心をこらえて、私は「ああ」とうなずきました。出がけに妻をちらりと見ましたが、彼女はうつむいていて視線を合わせませんでした。

風呂から戻ってくると、すでに夕餉の支度は出来ていました。
卓の一方に妻と赤嶺が並んでいます。私は何も言えないまま、明子と並んで座ります。これでは本当にどちらが夫婦なのか分かりません。
私がむっつり黙り込んで食事し、また酒を飲んでいるのを知ってか知らずか、赤嶺は陽気に笑いながら、妻にあれこれ話をしています。妻は相変わらず静かな受け答えをしていましたが、その様子にも以前とは違う親しさがあるように見えて仕方ありません。
「――さん、これ食べる?」
「お酒、もっと注ぎましょうか」
明子は大きな瞳をくりくりと動かしながら、あれこれと私の世話を焼いてきます。まるで私の妻であるかのように。
私はすべてがどうでもよくなり、なされるままに明子の世話を受けながら、したたかに酔っ払いました。

「それにしても暑いわねえ、クーラー効いてるのかしら」
皆の酔いもだいぶ進んだ頃、明子がぶつくさ言いながら立ち上がりました。その足取りは相当にふらふらとしています。
「大丈夫か。足がふらついているぞ」
「大丈夫、大丈夫。それにしても暑いわぁ。私、もう我慢できない」
明子はそう言うと、皆の顔を見て悪戯な微笑を浮かべ、浴衣の帯を解き始めました。
「おい!」
「いいじゃない、今夜は無礼講だもん」
甘ったるい口調で言いながら、明子はふりふりと腰を揺らしつつ、しどけない仕草で浴衣を脱ぎ捨ててしまいました。ブラジャーはつけていなかったので、パンティだけのセミヌード姿です。
パンティだけになった明子は、ふらふらとした足取りで私に近寄り、しなだれかかりました。
「明子!」
「あ~ん、身体が熱いわ。――さんも分かるでしょう」
明子の豊かな乳房の感触を私の背中が感じます。その部分はたしかに熱く火照っていて、淫らな熱を伝えていました。
「まったくしょうがない女だな」
さすがの赤嶺も苦笑していましたが、
「でもたしかに暑いな。瑞希さんはどうですか?」
「・・暑いです」
妻の短い返答を聞いて、次に赤嶺は驚くようなことを言いました。
「明子みたいに浴衣を脱いだらいかがです? 涼しくなりますよ」
「な・・・」
何を馬鹿なことを、と言いかけて私は言葉を飲み込みました。
一瞬、窺い見た妻の顔に、ただならぬ張りつめた気配を感じたからです。
妻は―――まっすぐ赤嶺だけを見返しました。そして言ったのです。
「・・・そうですね。私も脱ぎます」

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