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北原夏美 四十路 初裏無修正

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KYO 5/16(火) 22:25:15 No.20060516222515 削除
「どうして?」
「今のが県警からの電話だとは思わないだろうけど、同業者からの
嫌がらせで、無視をすると次は本当に県警に通報するかもしれない
という程度には信じるとは思うわ」
「なるほど……」

里美の頭の回転のよさと実行力に感心しました。

「だけど、コンパニオンが引き上げたから男たちの頭は冷えるだろ
うけど、欲求不満が○○さんの奥さんにぶつけられるという危険も
あるわ」
「そうなのか?」
「興奮は冷めるから、なかにはいくぶん冷静な判断をする人が出て
くることを期待するしかないわね。とにかくこれ以上思い悩んでも
しょうがないわ」

里美が私を宥めるようにそう言いました。

いずれにしても今から西伊豆に行って妻を助けるというのは不可能
です。連絡が取れない以上、今は打つ手がありません。私は里美に
礼を言うといったんログオフし、念のためにブラウザの履歴を消し、
ホームページに戻ります。

私は下田からもらったIDとパスワードで、会議システムにログイ
ンできるかどうか試そうとしましたが、ひょっとして入室記録が残
るかもしれないのでやめました。来週私の会社にシステムが導入さ
れてから試すしかありません。

その夜は妻のことが心配で、また犬山達に対する怒りでなかなか眠
ることが出来ませんでした。彼らが妻を弄んでいるのならなんとか
して救い出し、復讐をしなければ気が治まりません。まず、なんと
しても証拠を掴まなければと私は思いました。

翌日、結局ほとんど眠れなかった私は朝が来るのを待ちきれないよ
うに私は妻の携帯に電話をしました。何度かコールの音の後、妻が
出ました。

(はい……)
「絵梨子、俺だ」
(どうしたの……こんなに早く)
「いいからすぐに宿をチェックアウトして帰って来い」
(どうして……まだ6時よ。みんなまだ寝ているわ)
「どこの部屋に寝ている? みんなで雑魚寝か?」
(馬鹿なことを言わないで。部屋にいるのは私と藤村さんだけよ。
朝食の予定は8時で、10時にはチェックアウトして、お昼過ぎに
は帰ります)
「昨日は電話が繋がらなかったぞ。いったいどこにいた? それと
も電源を切っていたのか?」
(何を言っているの? あなた。この宿は場所によって電波が入り
にくいようなの。ごめんなさい……もう少し寝かせて。昨日は遅か
ったの)

そういうと妻は電話を切りました。

「おい、絵梨子、おい……」

再び電話を鳴らしたのですが、どうも妻は携帯の電源を切ってしま
ったようです。私は考え込みました。

電話の妻の声は眠そうにはしていましたが、特にいつもと変わった
ところはないような気がしました。

(俺の思い違いで、妻には何もなかったのだろうか……)

あれこれ思い悩んでいるうちに、私は疲れのせいかいつの間にか眠
り込んでしまい、目が醒めたらお昼近くになっていました。私は妻
のPCを立上げ、里美に会いに行きます。

「おはよう。○○さん。あまり眠れなかったみたいね」

里美はいつものように本を読んでいたようです。

「里美、実は明け方に絵梨子に電話したんだが……」

私はそのときの妻の様子を里美に話します。

「絵梨子はいつもと変わらない風だった。実は何もなかったんじゃ
ないだろうか……」
「そんなはずないじゃない。○○さんって、本当に善意の人ね」

里美は呆れたような声を出します。

「奥さんも昨夜何があったのか、○○さんにいえない理由があるん
でしょう」
「どうして俺に知られたくないんだ。本当に困っているのなら俺に
助けを求めに来るはずじゃないのか?」
「助けにって……西伊豆までどうやって助けに行くの?」
「どういう意味だ?」
「夕べからの状況から考えて、奥さんの携帯は男たちが管理してい
るわよ。今朝の○○さんとの会話も隣で聞かれていたに違いないわ」
「あ……」

私は自分の迂闊さが腹立たしくなりました。

「○○さんが何か感づいていると覚られたら、相手は尻尾を出して
こなくなるかもしれないわよ」
「すまん……」
「私に謝らなくてもいいわよ。でも、この様子じゃ、ちゃんと作戦
を立てて臨んだ方が良い見たいね」

里美はそう言うと溜息をつきました。

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