KYO 5/27(土) 23:38:58 No.20060527233858 削除
「ちょ、ちょっと○○さん、落ち着いて。私は奥さんじゃないのよ。
記憶を掘り起こし易いようにこうして演技をしているの」
カメラの前で自慰行為にふけるという倒錯的な快感に浸っていた里
美は私の声で我に返りました。
そうでした。つい興奮して訳が分からなくなってしまいました。
それにしても里美の演技は真に迫っています。里美は妻よりもはる
かに若く、髪形も妻とは全然違っていますす。しかし切なげに顔を
どことなくのけ反らせた雰囲気はベッドの中で喘ぐ妻を思わせ、私
をひどく落ち着かない気持ちにさせるのです。
「じゃあ、続けるわよ。いい?」
「ああ……」
再び里美は胡瓜を股間に当て、バイブレーターのように小刻みに震
わせます。そうやって自慰行為にふけることが、里美が妻を演じる
一種の儀式のようです。
「長尾とはいつ、どこで逢っていたんだ」
「主に厚生部の部会があった日です。部会の後はたいてい懇親会に
なるのですが、長尾先生と私は一次会で抜けて、ラブホテルに行っ
ていました」
「2人で一緒に抜けて、周りから怪しまれなかったのか」
「時間差を置きましたから……まず長尾先生が先に出て、私が後か
ら出ました」
「それにしても、2人がいつも懇親会を抜け出ていてはおかしいと
思う人もいるだろう」
里美は私のその質問には答えず、ああ……と小さな溜息を吐いて軽
く身悶えします。それは今日の役員会で実際に妻に対してそのよう
な問いが投げかけられなかったという意味だと思い、私は質問を変
えることにしました。
「長尾に何回抱かれたんだ」
あの下劣な男たちのことですから、質問は妻と長尾のセックスのこ
とに集中したに違いありません。皮肉なことに私が最も知りたいの
もその点でした。
「……半年あまりの間にほぼ月2回のペースでしたから……12、
3回だと思います」
「嘘をつけ。逢う度に一度では済まないだろう。何回そいつとヤっ
たんだ、正直に言ってみろ」
里美は一瞬口ごもる様子を見せます。それは実際に妻がこの質問を
受けた時に見せたものなのか、それとも里美が私に、妻が言ったこ
とを告げるのをためらっているのかはわかりません。それが私の心
をますます不安にしていきます。
「……長尾先生は一晩のデートで必ず3回は私の中に出しました」
「なんだと」
私は里美の答えに驚きます。
「そんなにやったのか」
「まだ29歳と若いですし、彼は特に精力が強いようですから、そ
れくらいは平気でした」
「ちょっと待て」
私は気持ちを鎮めるために深呼吸をしました。
「絵梨子は長尾のことを『彼』と呼んだのか」
里美は無言で頷きます。私はそれが妻が長尾とセックスをしたこと
を知ったのと同じくらいショックでした。
里美は手に持った胡瓜をとめてまた「演技」に移行するのを待って
います。私はようやく気持ちを落ち着かせると質問を再開しました。
「一体どんなセックスをしたんだ」
「それは……」
里美が少し首を傾げます。これもまた妻が何を言ったのか思い出そ
うとしているのか、実際こういったためらいの仕草を見せたのかわ
からず、私の心の中の不安はますます大きくなっていきます。
「……言えません」
「どうして言えないんだ」
私は苛々して再び大きな声をあげます。
「だって……」
「それなら俺から聞いてやる。口でもしてやったのか」
里美はかすかに頷きました。私はまたしても大きな衝撃を受けます。
「やつが出したものを全部飲んだのか」
里美はまた無言で頷きました。私は怒りと嫉妬、そして興奮で口の
中がカラカラになって来ました。私は妻にフェラチオはされたこと
がありますが、ほんの真似事のようなもので、自分のものを飲ませ
たことなどありませんでした。
「……まさか、尻の穴も奴に捧げたんじゃないだろうな」
私は妻のボリュームのあるお尻が大好きで、いつかは肛門性交をと思
っていたのですが、妻が痛いのは絶対に嫌と拒絶するため、果たすこ
とが出来ませんでした。私は胸をドキドキさせながら、里美の返事を
待ちます。
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