⑭ミストサウナでのセックス
その九州旅行が私達夫婦の転機になるとは、その時は夢にも思いませんでした。
その日、丸一日車で走り続けた私達は、予定時刻よりかなり遅れて、その日の宿泊予定地であるレジャーセンターに着きました。
そこは24時間利用できる室内型大型レジャーセンターで、男女別の各種の風呂の他、水着着用のバーデゾーンには温水プール、ウォータースライダー、サウナまであります。
私達は一旦男女別の風呂へと分かれた後、一時間後に水着に着替えバーデゾーンで合流することにしました。
事前にネットで調べる限り、深夜ともなれば痴漢も出没することもあるとか。
私と妻にとっては最高の舞台になるかも知れません。
バーデゾーンの温水プールは、夜の10時を回ったというのに結構な混雑振りです。
妻が恥ずかしそうに例の黒のワンピースの水着を来てやってきました。
煌々とした照明のお陰で妻の局部も薄い布地を通し透かし見ることができます。
私はそれには気付かぬふりをして「ここって深夜になるとサウナの方に痴漢が出るらしいよ、こんなに人が居るのにね」と妻の性癖に火を灯す言葉を告げました。
妻は「やだぁ」と言いながらも、その乳首は徐々に布地を持ち上げ始めました。
浮き輪を借り、流水プールで遊んだ後、暖を取るべく問題のサウナに向かいました。
サウナは二種類あり、一つは大きなガラス張りの高温サウナ。
もう一方は低温のミストサウナで、せっかくのガラス張りも、サウナ内にこもる蒸気で曇り、中の様子を窺い知ることができません。
痴漢が出るとすれば、おそらくこちらの方でしょう。
私は迷わず低温のミストサウナを選びました。
妻が続きます。
タイル張りの内部は奥に向かってLの字型に座る場所が配置され、一番奥の角に座ると噴出す蒸気のせいでその姿は外からはまったく見えなくなります。
ミストサウナの温度は、汗を掻く為に、と言うより暖を取る為だけのものなのか、かなり低めの温度で、ぬるい、といった感じ。
これならサウナが苦手な私でも何時間でも居られそうです。
私は妻に昼間の運転で疲れた、少しここで休むと言って入り口手前の腰掛の端から仰向けに横になると目を閉じました。
妻は少しでも温度が高い方に座りたかったのかも知れません。
気配で妻が奥の蒸気の噴出孔に近い席を選んだことが判りました。
でも、その辺りは、外からまったく姿が見えなくなる場所でもあるのです。
しばらく妻の様子を伺いました。
蒸気を通してかすかに妻の体を見てとることができました。
妻はLの字に繋がった座席のちょうど角に当たる部分に頭を置き仰向けに寝ています。
外からは妻の姿はまったく見えない位置です。
やがて妻は起き上がり、タオルを絞りました。
そして、こちらを見ています。
普段コンタクトを使用している妻には、蒸気による視界の悪さも相まって私の姿などまったく見えていないはずです。
妻は再び横になると…、タオルで顔を隠しました。
タオルで顔を隠し寝たふりをするのは妻の露出のパターンです。
早くも妻の露出癖に火が点いたのでしょうか。
私の予想では、この後妻がM字開脚をすればパーフェクトなのですが、この日の妻の露出姿勢は違っていました。
妻は壁側の右足を伸ばしたまま左足の膝を大きく広げて床に下ろしました。
ちょうど酔っ払いが、だらしなくベンチに寝転がっているような格好です。
突然、一人の男性が私のそばを横切りました。
噴出する蒸気の音で、その男性がドアを開け入ってくることに気付かなかったのです。
私は薄目を開け男性の様子を伺いました。
彼は私の脇を通り過ぎると、そのまま奥へと向かいました。
そこで初めて妻が居ることに気付いたようです。
逡巡した後、彼は妻の足元、L字の私の位置とは反対の端に座ったようです。
私からは彼の姿は見えなくなりました。
私は腕を組んで横向きになると、今度は上目遣いに妻の様子を窺いました。
相変わらず「だらしない格好で」寝ています。
しばらくして、先ほどの男性の姿がおぼろげながら見えるようになりました。
妻に少しずつ少しずつ、そしてにじり寄るように、近づいているのです。
男性が妻の足元に来た時、その男性が咳払いをしました。
妻と、そして私の、反応を窺っているのです。
もちろん妻も、そして私も、無反応を装いました。
彼は私達が夫婦であるとは思っていないでしょう。
彼には妻がこんな所に一人で入る無防備な女だと映っているに違いありません。
彼は妻の足元から身を乗り出すようにして妻の股間に顔を近づけました。
凝視しています。
妻のあの足の角度なら幅の狭い水着の股布の脇から陰唇が覗いているのは間違いありません。
妻の豊満な胸も見上げています。
おそらくは勃起しているであろう妻の乳首も見てとれるでしょう。
再び視線が妻の股間に戻りました。
妻の局部に顔を寄せ、やがてその男性はその一物を取り出しました。
(でかい!)
蒸気を通してもその大きさが判りました。
特に長さに私は驚きました。
20センチ以上はありそうです。
しばらくして男は行動に出ました。
男はそっと妻の右の太腿の上に手を置きました。
妻の反応を窺っています。
妻が嫌がるそぶりを見せないことを確かめると、大胆にも妻の右足を持ち上げ膝を立てさせました。
妻の股間に手を伸ばしました。
妻があえぎだしました。
男は妻の水着の胸の部分をずらすと妻の左乳房を露出させました。
妻の乳房に吸い付きました。
妻の体がのけぞります。
男は妻のタオルを外し妻の顔を見ようとしますが、妻が頭を左右に振りイヤイヤの仕草をしています。
男は妻が顔を見られたくないんだと理解はしたでしょう。
しかし行為の方は止まりません。
ならばと妻の尻を支えるように浮かせ妻の蜜壷にむしゃぶりつきました。
やがて男は床にひざまずくと妻の両膝を大きく広げさせ、唾液で充分に濡らした妻の局部に、その長大な一物を当てがい、ゆっくりと、ゆっくりと挿入していきました。
妻の体が大きくのけぞります。
そして、男のゆっくりとしたストロークに同調するように「んっ、んっ」と妻の押し殺したうめき声だけが蒸気の噴出音と共に聞こえてきました。
男の腰の動きが徐々に早くなり、二度、三度、妻の膣の最深部を貫くように突き上げました。
妻の体が、さらに大きく反り返りました。
男の腰もビクンビクンとうずくまるようにして痙攣しています。
二人の動きがどれほど止まっていたでしょうか。
やがて男は妻の股間からズルズルとその見事な一物を引き擦り出すと海パンの中に収め、逃げるように出て行きました。
私はすぐに硬直したままの妻の足元へ移動しました。
妻のそれはというと、膣口までパックリと口を開け、あの男の放った大量の精液が溢れ出していました。
私は声色を変え妻の耳元で囁きました。
「見てたぜ、俺にもやらせろ。 いいだろ?」
驚いたことに妻は小さく頷きました。
そして震える声で言ったのです。
「真由美の…オマ…で良かったら…好きなだけして…好きなだけ食べて…」
私はそれを聞くと暴発しそうになりました。
ペニスを取り出すと妻の中心部に当てがい一気に挿入しました。
あの男の放った精液のせいで、それはヌルッと妻の膣奥まで入りました。
妻は先程の男の時から逝き続けのようです。
全身を痙攣させ続け、ぎゅうぎゅうと膣奥の締め付けを繰り返しました。
その反応に、私は妻の乳房を揉む間も無く、あっけなく果ててしまいました。
私は欲望を満たすと、そそくさと自分が寝ていた場所に戻り、また横になりました。
そして私は、妻に射精した満足感からか、本当に寝てしまったのです。
どれくらい時間が経った頃でしょうか。 30分くらい?
「こんな所じゃなくて、ちゃんとした所で寝よ? ね?」
私は妻に起こされました。
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