−−−④旅立ち
私は彼女の乳房を吸いました。
彼女の乳首も初めて甘噛みし、うなじから背中、太腿、ふくらはぎ、足首へと唇を這わせていきました。
そして彼女の体を仰向けにすると、つま先から徐々に彼女の中心部へと舌を這わせていきました。
カーテンも無くなった部屋は、外から漏れてくる灯りだけで彼女を鑑賞するには充分な明るさを保っていました。
(全部…見せて…)
彼女はコクッと頷くと自ら股間を大きく開いて私に見せてくれました。
彼女の恥毛は割れ目の上の方だけを残して綺麗に剃毛され、そこだけが子供のようでした。
中からとてもエロティックなクリトリス、小陰唇が覗いています。
(剃っちゃったんだね…。 綺麗だ…)
(貴方が喜ぶと思ったの…。 恥ずかしいから…そんなに見ないで…)
私は彼女の花びら全体を頬張る様にして嘗めました。
(美味しい…。 それに…ツルツルして、とても舐めやすい…)
(あ、いやっ…恥ずかしいこと…。 貴方に食べて欲しかったの…。 いっぱい、いっぱい、食べて欲しかったの…)
(奥まで見せて…)
(あ、嫌っ! そんな所…、開いて見ないで…)
(嫌だ。 全部、目に焼き付けておくんだ)
彼女の勃起したクリトリスに唇を寄せると舌で弾くように転がしました。
彼女の花びらを両手で広げるようにして唇で摘み、蜜壷の奥まで舌を差し入れました。
(あぁ、いい…。 お願い…。 私が貴方の事を忘れられないように…たくさん…して…)
私は彼女のそばに置かれたコンドームを取り出すとペニスに手早く被せました。
(こっちに入れるよ? ここは…僕だけのものだから…)
彼女はその瞳を閉じたままコクッと頷きました。
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翌日、寝台列車で帰るという彼女を、その始発駅まで見送りに行きました。
私達はホームの柱の陰で長いキスを繰り返しました。
彼女の豊かに膨らむセーターを捲り上げ乳房を掌で揉みました。
私が欲しがっていることを感じ取ってくれたのだと思います。
彼女は出発までの時間を確認すると私のコートの懐に入り、そしてミニスカートを捲くり上げるとタイツとパンティを降ろしたのです。
(もう一度…最初に出逢った時のように犯して…)
私は彼女の体を支えながら挿入しました。
彼女の中心部はとても熱く濡れていました。
二人の姿は少し不自然に見えたかも知れません。
行き交う人が柱の陰の私達をチラッと見ては通り過ぎて行きます。
(あっ…見られちゃう…。 あ、また…。 ね、強く…ああ…感…じ…る…)
しばらくして彼女の膣が脈打つように私の分身を締め込み始めました。
私は彼女の体を背後から強く抱き締めながら、彼女の深奥へと大量の樹液を迸らせ続けたのです。
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出発の時刻が迫っていました。
(これが最後…)
そう言うと彼女は私の胸を正面から抱き締め私の唇に軽く触れました。
もう彼女は、口も利かなければ目を合わせようともしませんでした。
売店で駅弁を一つ買い列車に乗ると、彼女は私の居るホームとは反対側の端の席に座ってしまいました。
そして私とは反対側の窓の外を見て、二度とこちらを見ようとはしませんでした。
発車のベルが鳴りました。
『ひとみっ!』
窓ガラスを叩いて彼女の名前を叫びました。
彼女は一瞬ビクッとし、顔を両手で覆ってしまいました。
ベルの音は思ったより長く鳴り続けたような気がしました。
(ゴトン…)
列車が動き始めました。
『まことっ!』
突然、彼女は立ち上がり振り返ると私の名前を呼びました。
「…ハァハァ…何?」
彼女は目の前に息を切らした私が立っているのを見て、目を丸くして驚いています。
『ど、どうして!?』
「…ハァハァ…、一人にしたくなかった。 だから送って行く…。 もう決めたんだ」
「バ…バカ…」
「いいんだ、バカでも」
自分でもどうして乗ってしまったのか解からなかったのです。
私は不貞腐れたようにドカッと彼女の前の席に座りました。
そして窓の外に流れる夜景を眺めました。
窓ガラスに映る彼女は、顔を覆ったまま、いつまでも泣き続けていました。
やがて顔を上げると涙を拭いながら私の隣に座りました。
「私…今まで色んな男に泣かされて来た…。 でも…、貴方には一番泣かされた…。 本当に酷い人ね」
「ごめん…」
「バカね…そういう意味じゃ…」
彼女は微笑み、そして私の唇にキスをすると、さっき買ったばかりのお弁当を取り出し始めました。
「ね、お腹空いてない? これ、食べる?」
彼女は私の返事も聞かず、そして涙を拭いながら、一つしかない弁当の紐を解き始めました。
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