[2370] 背信8 投稿者:流石川 投稿日:2005/11/06(Sun) 00:17
翌日から由紀と川村は、取材撮影を終えるとすぐに部屋にこもり抱き合った。もう遠回しの手続きなど必要なかった。互いの衣服をはぎ取るように脱がせ合うや、シャワーも浴びずに、ふたりは交わった。由紀は愉悦の表情で川村の肉棒を迎え入れた。
憧れの女をとうとうモノにした川村の欲望は衰えることを知らず、果ててはたちまち回復し、また求めてくる。由紀も旺盛に応えた。互いの性器を舐め、すすり合った。亮輔には見せたことのない淫らな体位で貫かれ、果てた。部屋の中には淫靡な音と川村の精液、由紀の愛液の匂いが混じり合って満ちていた。そのまま川村に抱かれて眠った。
そして富良野取材最後の夜がきた。由紀は、ベッドに腰掛けた川村の股間に全裸で跪き、勃起した彼のペニスを丹念に舐めている。
「俺のチンポ、おいしい?」
陰毛に顔を埋め、唇と舌での奉仕を続けながら、由紀は目だけをあげてこくりと頷いた。「由紀ちゃんが、こんなに好きものだとは思わなかったよ」
からかうように言うと、由紀は口からペニスを外した。呼吸が乱れている。
「はあ、はあ……意地悪。川村さんのせいよ。それから、この子。おっきいんだもん」
うっとりと肉棒へ視線を絡ませると、再び口に含んだ。相変わらず大きすぎて、半分も入らない。もう何十回目の奉仕になるのかもわからなくなっていた。
ベッドサイドに置いた由紀の携帯電話が鳴り出したのは、そのときだった。ぴくりと由紀の動きが止まる。
「旦那じゃないのか。心配して」
「……たぶん、そうだと思う」
「出てやれよ」
「でも……」
「じゃあ、俺が代わりに出て挨拶してやろうか。由紀のおま×こ、いただいちゃいましたって」
「もう、意地悪」
軽く睨むようにすると、由紀は裸のまま川村に背を向け、携帯電話を手に取った。
「もしもし」
「俺だよ」
受話器から暗い声が聞こえてくる。
「ああ、あなた」
「今日は早かったんだな」
「あなたが心配するから、早く帰ってきたのよ。えらいでしょ」
「まさか、男と一緒じゃないだろうな」
「何言ってんの。わたしを信じてよ」
つい今まで自分の陰茎を舐めておきながら、電話の向こうの夫に甘い声で語りかける由紀を見ているうちに、川村の中にむらむらと嫉妬がわき起こった。由紀の正面に回り込むと、つややかな脚を広げ、薄い恥毛に覆われた股間に顔をうずめた。
「あっ!」
「どうした?」
「な……何でもない。向こうの壁で何かが動いたような気がしたの」
目線でたしなめながら逃れようとする由紀の太股を押さえつけて、川村は舌を進めた。そこは熱く濡れそぼっていた。脚からゆっくりと力が抜けていく。
「あ……」
亮輔に気取られぬよう、きつく目を閉じて押し寄せる快感の波から必死に堪えようとする由紀の表情に、川村の劣情はますます刺激された。
「……と、とにかく、あなたに恥じることなんか……何もないから……」
ぽってりとした唇が半開きになり、白い歯が覗く。急にうつろになった由紀の声に、亮輔は逆に情感がこもったと受け取ったようだった。
「由紀が好きなんだよ。だから心配なんだ」
「由紀も……ああ……あなたが大好き」
(めでたい男だよな。その愛しい女房は素っ裸で他の男におま×こ舐められて濡らしてるんだぜ)
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