薬剤師 12.
津島正義 4/10(金) 21:02:38 No.20090410210238 削除
妻の告白を聞き、そして妻の書いた文章を参考にしながら、妻が何をしでかしたのかを私なりに客観的に書き纏めてみました。私は現場にいたわけではありませんから、意味の分からない点は妻に聞きましたが、それでも創作部分や表現を誇張した部分が出てしまいました。この点は予めお断りしておきます。
私が中国に出発した日の夜、妻は村澤本部長に食事に招待されました。午後6時20分頃2人はこの地域で最高級と評判の料亭に入りました。
村澤と妻は女将風の人に個室に案内されました。テーブルの下は堀コタツ風になっており、足が伸ばせるようになっています。テーブルには2人がすぐに飲食できるよう準備が整っています。
食事が順次運ばれ、ビールで乾杯し、2人は食事を始めました。
「こんな凄いところへご招待していただきましてありがとうございます。」妻は心より感謝の意を示しました。妻には初めての高級料亭であったから、本当に凄いところに来たと思ったのです。
「さあ、時間はたっぷりあるからゆっくり食事を楽しんでくれ!ところで、津島さんはアルコールは飲めるの?」村澤本部長が笑みを浮かべながら妻に聞きました。
「少しだけですが飲めます。ビールでしたらコップ2~3杯が限度です。」妻も笑いながら答えました。
「それじゃ時間をかけて、自分のペースでゆっくり飲んだらいい。無理に飲ませるつもりはないからね。」村澤も笑いながら言いました。
妻には村澤がますます頼もしい男に見えてきたのです。仕事はできるし、包容力はあるし、自分の能力を評価してくれると妻は思っています。
何よりも自分を女性として見てくれています。仕事の成果を誉めてくれるだけでなく、髪型、服装、靴などが変われば、すぐ気づきいつも誉めてくれます。それが妻には何よりも嬉しいのです。夫以外の男性にトキメキを感じてしまっているのです。妻の髪型の変化にも気づかない夫とはだいぶ違うと思ってしまうのです。
話はもっぱら妻のプライベートなことでした。趣味は何か、夫はどこに勤めているのか、毎日何時頃に帰るのか、休みは何をしているのかなどです。出張は子どもの世話に差し障えないのか、また出張は何曜日がもっとも都合がよいかなども聞いてきました。
それは村澤が欲している情報なのでしょう。妻を知れば知るほど、妻を連れ回せる機会が増えるはずです。何時どのように妻を落とすかを考えるには妻にかかわる情報が必要なのでしょう。妻は何の疑いもなく聞かれるままに話してしまうのです。
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