幸せな結末38
和君 7/1(水) 23:43:57 No.20090701234357 削除
今日は、加奈と一緒にご出勤です。
加奈に行き先を尋ねられましたので、加奈の会社と答えます。
「書類を届けに行く」
加奈は納得しました。
久しぶりの歩きながらのお喋りです。
もう一つの目的は、清水の慌てふためく顔が見たいからです。
清水が加奈を入り口で待っていました。
私の顔を見ると、敵対心丸出しで睨みます。
普通、自分の机に行くよなよ思い、加奈に尋ねました。
「いつも待ってるの?」
「うん。和君怖い・・・」
加奈が私の腕をきつく掴みます。
私は清水君に笑顔で会釈をしました。
清水は睨むだけです。
加奈が「誰に会いに来たの?」と聞くので
携帯を取り出し「会いにきました。下にいます」
社長がすっ飛んできました。
二人は目を丸くしています。
私と加奈を見ると
「今日は夫婦でご出勤か、仲良いことで。和君元気か?」
私は、清水をチラッと見ながら
「社長、何か有ったら相談します。宜しく。
例え無理な話でも・・・・聞いてくれますよね」
「オオ、どんな無理難題でも聞いてやるぞ。
和君の頼みなら、社長の椅子も譲るぞ」
社長は上機嫌です。冗談のつもりです。
加奈は唖然としています。
清水は口を震わせてます。顔色が変わってます。
「社長、今度その件で、ゆっくりとお伺いします」
私は再度清水を見ました。清水は目を合わそうとはしません。
これで、私の目的は達成です。
社長に、書類を渡し、会社を後にしました。
嗚呼、帰ったら加奈に五月蝿く聞かれるだろう。
うっとおしい話だ。
洋子に外回りを何件かしてからと行くと伝える。
不機嫌が手に取る様に伝わる。
コメント
コメントの投稿
トラックバック
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)