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北原夏美 四十路 初裏無修正

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脅迫された妻 5.
正隆 8/23(土) 15:01:04 No.20080823150104 削除
 7月のある日、私(正隆)は隣近所に住む小松家の家政婦
として働いていた山崎千代さん68歳から、「若奥さんは、よく出掛けられますけどどこかへ行かれているのですか?坊ちゃん、ご存じですか?」という質問をされたのである。
 その時は買い物とか友人と会うなどいろいろ予定が入っているのかなと軽い気持ちで聞き流し、本人にも特に問い詰めることはしなかった。今考えれば千代さんの話をもっと真面目に聞いておけば良かったと反省している。その時既に妻に異変が起きていたのである。
 
 その1週間後、営業をしているある同僚から「タカさん、奥さん忙しそうだね。ほぼ同じ時刻に同じ場所で奥さんの車とよくすれちがうよ。」と話しかけられた。
「別に忙しいとは聞いていないけどなぜかな?何時頃家内と出会っているのはどの辺?」 

「午後1時過ぎかな。駅前通りだけど奥さんは繁華街と反対側を走っているんだ。あっちの方向はラブホテルくらいしかないのにね。………それとも隣町へ行っているのかなぁ……。」同僚は俺の質問に首をかしげながら答えた。

 家内の不思議な行動が少し気になってきた。浮気を考えたが、まさか由理にはそんなことはないだろう。でも何でかなと考えてしまう。
 その夜、私は食事が終わり寛いでから、お風呂に入り、由理が風呂から上がってくるのを待って寝室に入った。今日は金曜日であり妻が欲しかったのである。布団に横になってから、「由理、こちらに来なさい!」私は妻に声を掛け、手招きした。

 妻は「はい」といって私の夏掛け布団に入ってきた。私は妻を抱き寄せ、妻に覆い被さるようにして唇を求めた。妻は私に応えて私の唇を吸い、舌を差し出してきた。
 しばし舌を絡めたディープキスを楽しみ、妻の着ているネグリジェを脱がせ、乳房を右手で揉みながら乳首を咥えようとした。

 その時妻の首の下にやや大きな痣があるのを発見した。もともと妻にはこんなところに痣はなかった。私は妻を愛撫しながら痣を見ていた。最近できた痣でまだ赤みがかっている。
 まだ新しい痣のように見える。打撲ではなさそうで誰かに強く吸われてできた痣にも見える。やはり妻の様子がおかしい。妻の行動を調べた方が良いかなと私は思うようになった。

 翌日、土曜日で会社が休みなので、妻には散歩に出るとして、近くに住む興信所に勤める知人宅へ向かった。妻の行動調査をプロに頼みたかったためである。この時はまだ軽い気持ちでためしに調べてみようという程度であった。
 知人とは私の先輩で前にも仕事がらみで人物調査を頼んだことがある。隣町の興信所で働きながら、将来は独立したいと考えている。腕利きで、私のことを最優先に考えてくれる頼りになる先輩である。

「先輩、ちょっと頼み事があるんですが、今よろしいですか?」
「あっ~小松さん、今日は午後から仕事ですので、今大丈夫です。何か?」先輩はそう言いながら私を家の中に案内してくれた。
「妻の行動を調査して欲しいのです。内密にね。」と言って私は妻の行動を説明し妻の写真を渡した。追加の資料が必要でしたら、言って貰えれば揃えますので、いつでも言ってくださいとお願いした。

「所長と相談しますが、小松さんの依頼なら最優先で引き受けしますよ。2週間程度で報告できると思います。」

「ありがとうございます。これは当面の経費です。それじゃお願いします。所長さんに宜しく伝えてください。」私は知人宅を後にした。知人の勤める興信所は隣駅にあるため、自宅を訪ねていつも彼に直接頼んでしまう。

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