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[3498] 我妻物語(温泉編⑤) 投稿者:チキン 投稿日:2005/08/20(Sat) 17:35

「なあ、ちょっとその辺ぶらぶらしてみないか? まだ早いし、どんな街なのか見てみようよ」
ストリップ劇場の看板を見つけた私は、妻に提案しました。
「そうね。ここでテレビ見ててもしょうがないし、ちょっと食べ過ぎたみたいだから、少し歩こうか」
妻も退屈していたらしく、素直に応じてくれました。
私はミニスカートに着替えて散歩してほしかったのですが、そこまでは言えません。
まだ肌寒い時期だったので、浴衣の上に半纏を羽織って温泉街に繰り出しました。

旅館の窓から眺めた時より人通りは多く感じましたが、やはり寂れた温泉街でした。
スナックや居酒屋が並んでいますが、あまりにぎわってはいないようです。
妻は「何だか、わびしくなるわね」などと言いながら、物珍しそうに街を眺めていました。
15分ほど歩いたころ、ストリップ劇場の看板が見えてきました。
「あれっ、ストリップがあるじゃん。いかにもこの温泉らしいよな。どんな雰囲気なんだろう」
私は今気づいたようなふりをして、妻に言いました。
「ホントだね。こういう温泉にはやっぱりあるんだ」
妻も少しは関心があるようです。
「ちょっと近くまで行ってみよう」
私は妻の手を引いて、ストリップ劇場のほうに向かいました。

「あなたもストリップって見たことあるの?」「どんな雰囲気なの?」「女でも見に行く人っているのかしら?」
妻も好奇心にかられたようで、劇場に向かいながら、いろいろと私に質問してきました。
私は学生時代に男友達と何度か行ったことがあり、結構明るい雰囲気で女性客も1、2割はいたことなどを説明しました。
劇場の前に着くと、浴衣姿の男性4、5人連れが中に入っていくのが見えました。
古ぼけたビルに、けばけばしい黄色い看板。この温泉街にぴったりのたたずまいでした。
「俺たちもちょっとのぞいてみない? 俺、こんな温泉のストリップって見たことないから、社会勉強のために」
「そんな社会勉強なんて、私はしなくていいわよ。あなたもそんな言い訳しないで、はっきり見たいって言えばいいのに」
私は恐る恐る尋ねたつもりでしたが、妻の顔は笑っていました。
「ごめん。俺、見てみたい。1人でもいいけど、できればお前も一緒に」
「しょうがないわねえ。暇つぶしにちょっと入ってもいいけど、変な雰囲気だったら、すぐ帰るからね」
妻は私が旅館でつまらなそうにしているのを感じて、気を使ってくれたのかもしれません。
チケットを買い、劇場の中に入りました。

劇場の中は外観と比べると、明るい雰囲気でした。
既にステージが始まっていて、きらびやかな衣装を着た若いダンサーがテンポの速い曲に乗って踊っています。
座席数が少ないとはいえ、ほとんど満席。温泉街の寂しさとは別世界のようでした。
客はほとんど浴衣姿。男性客に連れられて来たような女性客の姿もちらほらと見え、妻も安心した様子です。
私たちは座るのをあきらめ、最後列で立ち見することにしました。
T字型に客席にせり出す、よく見るタイプのステージでした。
妻は「ファッションショーみたいだね」と感想を言っていました。
曲のテンポが遅くなり、ダンサーが衣装を脱ぎ始めます。
「肌がきれいだね」「おっぱい大きいわね」「全部脱いじゃうの?」
妻はさかんに小声で話しかけてきました。興奮しているというより、楽しんでいる雰囲気でした。
妻が興奮する姿は期待できそうにありません。私はまたあきらめ気分でステージを眺めました。

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