[3517] 我妻物語(温泉編⑨) 投稿者:チキン 投稿日:2005/08/24(Wed) 01:40
内湯と露天風呂の間の戸を開く音が聞こえた瞬間、妻は慌てて岩の上からタオルを取り、体を隠しました。
私と妻は内湯に背を向けて、露天風呂の1番手前に隣り合って入っています。
「すいません、お邪魔でしたか?」
男性3人組はすぐには風呂に入らず、1番先輩が後方から私たちに声をかけてきました。私の答えは決まっています。
「いえいえ、どうぞお構いなく。貸切じゃありませんので」
「それじゃ、お言葉に甘えて」「失礼します」
3人は口々に会釈しながら、股間にタオルを当てて風呂に入ってきました。
念願だった他人との混浴がついに実現しました。私はこの旅館を選んでよかったとつくづく思いました。
「この露天風呂、ちょっとぬるめでホント気持ちいいですよね」
私は少し大げさに3人に言いました。私がもっと長く風呂に入っていたいことを妻にほのめかすためでした。
妻はあまり恥ずかしがるとみっともないと思ったのか、嫌がる表情はみせず、ただ黙っていました。
1番先輩が私の右側の少し離れた位置、後輩の2人は1番奥の私たちと向き合う位置に入りました。
私は緊張と興奮でドキドキしていましたが、左隣にいた妻はそれ以上だったと思います。
タオル1枚でかろうじて体を隠しただけの姿で他人と混浴しているのです。
妻のタオルは乳房から太ももの付け根付近までを隠しているに過ぎません。
上半身は肩や脇が丸出しで、下半身もマイクロミニのスカートをはいたみたいに両脚をあらわにしていました。
妻はタオルがずれないよう、しっかりと胸と下腹部を押さえ、股間を隠すためか両脚をまっすぐに伸ばしています。
ぎこちない体勢で、表情も固まっていました。
3人組は私に気を使ったのか、私たちの方は向かず、3人で「気持ちいいな」などと言い合っています。
でも私は、彼らは妻がいることを期待して露天風呂に入ってきたのではと推測していました。
私がスナックを出る際、「風呂に入って寝ます」と彼らにヒントを与えていたからです。
もしかしたら、ストリップ劇場やスナックで会ったのも偶然ではないのかもしれません。
妻は狙われているのではないだろうか。私はそんな想像を膨らませていました。
「今夜はたびたびお見かけしますね」。1番先輩が話しかけてきて、私と彼らの会話が始まりました。
スナックでも思いましたが、3人ともよく鍛えられた筋肉質の立派な体格でした。
スナックでブリーフ姿を披露した後輩が最も大柄で、真ん中はやや細身、先輩はその中間くらいでした。
私もときどきジムに行っていて興味があるので、トレーニング方法についていろいろと尋ねました。
彼らは消防士なので普段から訓練で鍛えているが、個人的にもジムで筋トレや水泳をしているとのことでした。
妻は黙って聞いているだけでしたが、彼らの視線は私ではなく妻に向けられているように感じました。
トレーニング談義が進むにつれ、打ち解けた雰囲気になり、いつの間にか話題は温泉街で見たストリップに移りました。
私たちが途中退席した後の様子を教えてくれましたが、彼らも男女が絡んだショーが最も印象に残っているようでした。
1番先輩と1番後輩が2人で会話をリードしました。
「すごかったですよね。俺、真珠が入ったチンポなんて初めて見ましたよ」
「俺も初めて。あんなの入れられて痛くないのかな」
「でも、あのダンサー、ちょっと年くってなかったですか。おっぱいもイマイチだったし」
「お前は巨乳好きだからな。俺はあのくらいがストライクゾーンだな。若い子なんかよりずっと興奮するよ」
「確かにいやらしい体してましたね」
妻が聞いているのを忘れているかのように、表現がだんだんエスカレートしていきました。
冗舌になった先輩は、ついに妻にも話しかけてきました。
「奥さんはどう思いました?」
「いやぁ…。私に聞かれても…」
「ストリップ、面白くなかったですか? 女性が見てもつまんないんですかね。そんなもんですか、やっぱり」
答えに窮する妻に構わず、話を続けます。
「奥さん、きれいだから自分の体で十分か。さっきは浴衣でよく分かんなかったけど、ホント、スタイルいいですよね」
先輩はそう言いながら、妻の体に視線をじっと見つめました。他の2人も妻に注目しているようでした。
タオル1枚で体を隠した妻が、他の男性にセクハラまがいの言葉といやらしい視線を浴びせられています。
妻は「そんなことないですよ」などと適当な相槌を打っていましたが、明らかに恥ずかしげな表情です。
私にとってはたまらない状況でした。こんなことは2度とないかもしれません。
興奮した私はもう少し冒険してみたくなってきました。
「すいません、腹が痛くなってきました。ちょっと飲みすぎたみたいです。トイレに行ってきますんで」
私は突然、立ち上がり、3人組に向かって言うと、妻が口を挟む余裕を与えないまま、さっと内湯に向かいました。
屈強な男3人の中に、妻が1人で残されました。
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