管理人から

管理人

Author:管理人
管理人がおすすめするカテゴリに★印をつけました。



アダルトグッズのNLS








最新記事


カテゴリ

北原夏美 四十路 初裏無修正

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[3767] 我妻物語(出張ホスト編⑫) 投稿者:チキン 投稿日:2005/11/20(Sun) 22:26

妻と私はバーで飲み直すことにしました。
私は妻に思いのたけを伝えたことで気持ちが吹っ切れていました。
もうマッサージの話題などを持ち出すつもりはありませんでした。
2人が出会ってからの思い出話に花を咲かせ、マイホームの計画など将来を語り合いました。
まるで恋人同士に戻ったような甘いムードでした。

「私のこと好き?」
会話が盛り上がってきたころ、妻がふいに話題を変えました。
いたずらっぽい聞き方でしたが、顔は真剣でした。
私もグラスをテーブルに置き、表情を引き締めて質問に答えました。
「もちろん大好きだよ。人生のパートナーとしても、仕事の仲間としても、そしてセックスの相手としても」
「セックスの相手?」
「そう。セックスの相性はとても重要だよ。2人の関係を確認して、さらに深めていく大切な行為だから」
「でも、普段はめったにしないじゃない。私があんまり女っぽくしてないから?」
「普段はそれでいいんだ。旅行の時だけ、みんなが知らない色っぽいお前を独り占めしたい。そして…」
私の言葉を途中で遮り、妻が口を挟んできました。
その先は聞かなくても分かっているとでも言いたげな口調でした。
「独り占めしてるところを他の人に見せ付けて、自慢したいってこと?」
部屋でのやり取りで、妻は私の胸中をしっかり理解したようでした。
私の下心を見透かしてからかうような聞き方で、問い詰める雰囲気は感じられません。
むしろ私からもっと女心をくすぐる言葉を期待しているように感じました。
「そう。今だってすごく気分がいい。お前が隣にいるのをうらやましがられてるみたいな気がして」
「そんなことないわよ…」
妻は反論しながらも、うれしそうな照れ笑いを浮かべていました。
久々に恋人同士のような甘いムードに浸り、気分が高揚してきたようでした。

「あなた、そんなに私を自慢したいの?」
妻はグラスに残っていた酒を一気に飲み干し、再び尋ねてきました。
何かを決意したかのような固い口調でした。
私が盛んに強調した「自慢したい」という言葉が、妻の胸に響いた手ごたえを感じました。
私は妻の手をぎゅっと握り締め、重い口調で答えました。
「したい。思いっきり自慢して快感に浸りたい」
私の返事を聞くと、妻はひと呼吸おいてから言葉を返してきました。
不安な気持ちを隠すかのような、やけに明るい声でした。
「分かったわ。あなたの願いをかなえてあげる。マッサージ、受けてもいいわよ」
妻の言葉を聞いた瞬間、私は感激で体が震えそうでした。
ほとんどあきらめていた作戦が再び前に進み始めたのです。
私はすっかり元気を取り戻し、またスケベ心がむくむくと湧き上がってきました。

「やりました! やっと妻が了解してくれましたよ!」
私は追加の酒を注文した後、マッサージの予約を装って席を外し、ホストの携帯電話に連絡しました。
ホストも私に呼応して声を弾ませ、まるで自分のことのように喜んでくれました。
ホストの2人はホテルのすぐ近くの喫茶店で待機していて、5分ほどで駆けつけられるとのことでした。
私はこの後の展開について確認した後、ロビーに着いたら私の携帯に連絡するようホストに伝えました。

席に戻ると、追加注文した酒がちょうど運ばれてきました。
あらためて2人で乾杯した後、私は電話の内容を妻に報告しました。
「かなり人気の店らしいよ。今、マッサージ師はみんな出払ってるってさ」
もちろん、まったくのでまかせです。
ホストと話しながらひらめいた新しいアイデアのための布石でした。
「早くここに来れそうなマッサージ師を探すから待っててくれって。携帯に電話してもらうことにしたよ」
「今日はもう遅いから無理なんじゃないの?」
「そうかもしれないな。予約なしじゃ難しいかも。とにかく、連絡を待つしかないな」
妻は安心したような表情になりましたが、5分後に私の携帯電話が鳴りました。
ホストがロビーに着いたようです。私は席を外さず、その場で電話を取りました。
ホストは「到着しました」とだけ告げると、私に一方的にしゃべらせました。
「あっ、どうも…はい、そうです…えっ、そうなんですか?…いやあ、すごいタイミングですねえ…
で、どうしましょうか?…実は今、私たちバーで飲んでるんですよ…こんなに早いとは思わなくて…
そうなんですか…じゃあバーに来ていただけませんか?…いや、待っていただくのは悪いですから…
ええ、お構いなく…私は黒いジャケット、妻は黒いドレスを着てますので、すぐに分かると思います」
私が電話で話している間に、妻が不安げな表情に変わってきたのが分かりました。

電話を切ると、私はあらためて妻に内容を説明しました。
「マッサージの人から。ちょうどこのホテルに呼ばれてて、今から帰るとこだったって。すごいラッキーだよな」
困惑した顔で言葉が出てこない妻を尻目に、私は得意げに話を続けました。
「それでさ、ロビーで待ってるって言われたけど、俺たち、新しい酒が来たばかりだろ?
待たせるのは申し訳ないから、ここに来てもらうことにしたよ」
「ここに呼んで、どうするつもりなの?」
「1杯だけご馳走しようか。仕事中だから断られるかもしれないけど」
妻は一言だけ質問した後は、マッサージ師の性別も尋ねてきませんでした。
男性にマッサージされる覚悟はできているように見えました。

間もなくスーツ姿の男性2人がバーに入ってきました。
店内を見渡して誰かを探すような姿を見て、私はこの2人がホストに違いないと思いました。
私が手を振ると、2人はすぐに気づいて妻と私の席に向かってきました。
「どうも、マッサージの者です。お呼びいただいて、ありがとうございます」
明るくはきはきした口調。私が電話でやり取りしてきたホストは、この男性に間違いありません。
年齢は30代後半ぐらい。背が高く、短髪で日焼けした顔。スポーツマンタイプに見えました。
一方、もう1人は20代半ばぐらいでがっちりした体格。色白で眉の太い個性的な顔立ちでした。
2人ともダーク系の3つボタンスーツに明るめのシャツとネクタイ。髪も染めていませんでした。
業者への注文通りあまりホストっぽくない雰囲気で、私は安心しました。

妻は男性が2人やって来たのを見て、あっけにとられた様子でした。
先輩ホストは自己紹介した後、打ち合わせ通りに後輩ホストを紹介しました。
「こいつは見習い中でして、私の助手をさせています。お邪魔でしたら、帰しますが」
「別に構いませんよ。どうぞ、2人ともお座りください。何か1杯いかかがですか?」
先輩は仕事中を理由にいったん断りましたが、私が強く薦めると、ビールを注文しました。
事前の打ち合わせ通りのやり取りでした。
妻は急な展開に戸惑った様子で、私とホストの会話に口を挟むことができませんでした。
ホストの2人が席に座ると、間もなくビールが運ばれ、私が音頭をとって4人で乾杯しました。

ついに妻をホストたちと会わせることができました。
半年間かけて練り上げた作戦が、いよいよ実行段階に入ったのです。
ここで舞い上がって台無しにするわけにはいきません。
私ははやる気持ちを抑え、バーでのひとときを楽しむことにしました。

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


 | ホーム | 


  1. 無料アクセス解析