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北原夏美 四十路 初裏無修正

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愚か者 8/4(金) 04:02:57 No.20060804040257

そうこうしている内に、昼食の時間になりました。
「貴方、お昼どうします?」
「食べたくないな。」
「そう、私もあまり食べたくないんだけど、簡単なものなら直ぐ作るわよ。」
「いや、要らない。」
「じゃ、作らないわね!」
「あぁ・・・」
本当に食べたくなかった。
数時間後にここでどんな事が起こるのか、まんじりともしないで考えていると
ただ時間だけは過ぎて行きました。
その数時間の間、妻は料理の合い間にリビングの掃除やトイレの掃除やら、忙しく
動き回っていました。
ふと気づくと私は、リビングのソファーで眠ってしまっていたようです。
体には毛布が掛けられており、慌てて体を起すと妻の姿を探しました。
キッチンのオーブンを覗き込んでいた妻が、私の目覚めに気付いたようです。
時計を見ると5時を少し過ぎたところでした。
「目が覚めました?」
「あぁ」
「やっぱり、少し疲れているようね。」
「そうだな。」
「お水でも飲みますか?」
「ありがとう。」
コップ一杯の水を私に渡した妻は、ダイニングの方へ行きデーブルの上に
食器を並べ始めました。
私はそれを無表情のまま見つめていると、妻と目が合いました。
「どうかした?」
「・・・別に何も。」
「何か今日は変ね。」
妻は屈託のない笑顔で話しかけてきました。
「貴方、お向かいで、お花買ってきてもいい。」
「・・・ん、花。」
「だって、殺風景でしょ。」
「・・あぁ、そうだな。」
「じゃ、買ってきますね。」
エプロンを外して、髪型を気にしながら玄関に向かう妻の後姿は、
これから起こるであろう事に対する準備など一切されていない。
その姿はあまりにも無防備に見え、私には哀れに思えてなりませんでした。
私たちはマンションの一室に住まいを設けていました。
10階建ての最上階にあるこの部屋からは、向かいの花屋は手に取るように
見る事が出来ます。
マンションのエントランスから出て来た妻は、小走りに道路を横断すると
前髪を耳に掛ける仕草をしながら、花屋に入っていきました。
ベランダから覗くこと10分少々、妻が小脇に花を抱えながら、斜め後に会釈
しながら出てきました。
花屋を出た妻は、まもなく家に戻ってきました。
「早かったな。」
「お向かいだもの、そんなに時間は掛からないわよ。」
妻は買ってきた花をすばやく花瓶にいけると、ダイニングテーブルの真ん中に
置きました。
「こんな感じかな~。」
「いいんじゃないか。」
妻は、突然思い立ったように言うのでした。
「もうこんな時間、私着替えて来ますね。」
「そのままでいいんじゃないか?」
「だってこれ部屋着よ、お客さんに失礼でしょ。」
「そうか。」
妻は、クローゼットからなにやら持ち出すと、寝室に入って生きました。
5分も経ったでしょうか、黒のワンピース姿の妻がリビングに戻ってきました。
化粧は、さっきと差ほど違いは無いものの、少し清楚な雰囲気を漂わせている
感じがしました。
「どうかしら。」
「・・すてきだよ。」
「ありがとう。」
「妻は、耳にピアスをしながらキッチンに行くと、オーブンの中を覗き込んで
いました。
そのとき、インターホンが鳴りました、時計の針は5時55分を回った位のところです。
「私が出ますか。」
「あぁ、そうしてくれ。」
妻は、また髪型を気にしながらインターホンの前に立ち、ゆっくりと受話器を
取りました。
「はい、阿部でございます。」
その言葉の後、インターホンのモニターを見たままの妻は、言葉を発しません。
「どうした、入ってもらいなさい。」
私はそう言いながら、インターホンの受話器を妻から取り上げ、オートロックを
解除し、インターホンの受話器を置きました。

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