[1272] 亜希子11 投稿者:E-BOX 投稿日:2004/06/12(Sat) 03:33
(タンッ!タンッ、タンッ・・・)
高田伸章は、その開け放たれた襖の奥に在る、狂態とも言える光景を、只凝視し続けた。
あの須藤が部屋を出てから既に半時間が経過していた。
何か在ったのでは無いのか。
決意を固めた高田が脚を踏み入れたその部屋で観たものは、田沼がテーブルに伏せる様にして眠りこける姿だった。
そしてその眼は、あの独特の打音と鋭い呻き声が響くすぐ隣に隣接された和室へと向けられた。
その襖は半分近くを開け放ち、入り口の三和土で高田の脚を止めてしまうのには十分な気配を漂わせていた。
タンッ!タンッ!と鳴り続けるリズミカルな打音。
それは紛れも無く、その和室から響いていた。
それに追従する感覚で、叫び上げる女の呻き。
喘ぎでは無い。
苦悶の叫び声に聞こえる。
おおッ、おおッ、というくぐもった女の呻き声。
例えば、それは折檻され拷問を受けているかの様な響きに似ていた。
男の発する荒い息遣いが、その打音と呻きに被さり合い高田の鼓膜を打ってくる。
襖から見えた全裸の男女。
和室の戸を半分開け放った奥には、夜具の上で揺れ踊る二つの裸体が在った。
その上に真っ白い裸体を晒した女は、シーツに突っ伏して上半身を埋め込むようにして這わされている。
女の両腕は真一文字に左右へと引き伸ばされ、その手首には荒縄が巻かれている。
その先には部屋の柱が在り、限界近く迄引っ張られている様だった。
女の上半身は愚か、その顔さえ見えない。
べったりと押し付けるが如く、シーツに埋め込まれている。
斜め背後から微かに覗く、女の脇元から押し潰された乳房がその豊満さを見せ付ける様に、白い肉をたっぷりと食み出させていた。
女の白い背中を縦に走る正中腺が、より窪みを増して陰影を鮮やかに見せている。
其処から下へと続く括れた腰には、白い布が巻きつけられていた。激しく肌に食い込んでいるのが分かる。
この旅館の手拭である事は、容易に判断出来た。
帯の如く巻かれた手拭には一本の縄が掛け括られ、その先は天井へと一直線に伸びている。
軟い下腹部の肉が、手拭を埋め込み苦しげに揺れている。
「おう!おうッ・・おうッ!・あおッ!おう!・・・」
女の声がより鋭い響きで喘き始めた。
一刻一刻、刻み上げる様に女の裸体が揺れ動く。
文字通り、大の字の姿勢で、女の裸体は両腿を大きく開いた姿勢で前後に揺れ踊っていた。
上半身を夜具に埋めたままの体勢で、その尻だけを強制的に高々と掲げる体勢を強いられているのだった。
高田は、その尻を憎き物の様に下腹部で叩き付けて犯す須藤に、声を掛ける事が出来なかった。
田沼亜希子が吼えている。
吊り上げられた真っ白い豊満な尻を、須藤に背後から突き上げられる度に喚いている。
喉元を振り絞った様な声が布団に吐き付けられていた。
ぐう、と低く呻き、あおッ、と甲高く叫び上げる。
野太い男根が、亜希子の膣に音を立てて出入りしている。
幾度も射精されたのか、ブルブルと波打つ腿の裏側には精液が滴って落ちていくのが見えた。
「どうだ、マゾ女、まだ、犯して欲しいかッ」
須藤が尻を突きながら言う。
「アオオオオッ・・・・」
言葉に成らない嗚咽を放ち、亜希子は精一杯に首を上へと反らせて左右に振った。
パン!という小気味良い音が鳴る。
「おう!」
亜希子が短く吼えた。
須藤が亜希子を尻を手で打ち据えたのだった。
肉付きの良い臀部が、幾度も打ち叩かれる。
その度に、身動きの出来ないもどかしさを訴える様に、首だけを苦しげに反らせて亜希子は叫び続けた。
「マゾ奴隷の癖に・・・強情な雌だ」
一旦男根を引き抜く。
ぶじゅ、という湿った音が洩れた。
「罰だ、お前の、肛門に、俺のチンポを・・もう一度・・突っ込んでやる」
須藤が言う。声が別人の様に震えている。興奮の極みに在る証拠だった。
それを聞いた亜希子が再び嗚咽を放った。
涙を出さずに声だけで泣いている。
切羽詰った響きを持っていた。
亜希子も又、犯される被虐の喜びに打ちのめされている。
須藤が吊り下げた尻に狙いを定める。
盛り上がった尻たぶを掴み締め、左右に裂く様な荒々しい動作で尻の亀裂を割った。
ギシギシと、縄が軋む。
掴まれ握り込まれた亜希子の尻がゆらゆらと左右に揺れる。
「肛門を、犯すぞ、亜希子」
「アオオオオ・・・・ッ」
その言葉を聴き、亜希子が更に嗚咽を放った。顔を埋め、低く啜り泣いている。
「肛門、奴隷が」
須藤がその腰を沈めていく。
「・・・・・ンッ!」
吊られた裸体が、一瞬硬直した。
剥き出しの肛門が、ぐうッと湾曲する。
膨れ上がった赤黒い亀頭が、押し込まれていた。
須藤も呻いた。そしてその腰を更に沈めていく。
亜希子が折れる程その首を仰け反らせ鋭い呻き声を放っている。
光沢の在る真っ白い肉塊は、その狭間の中央で息衝く窪みを限界まで拡げ切った。
「ウグウウウ・・・・あ、あはッ!」
根元まで男根を尻に呑み込み、亜希子は再度吼えた。
その声が途切れる事は無かった。
肛門が呑み込んだ男根がゆっくりと出入りする度、亜希子は耐え切れぬように嗚咽を放ち、喚き続ける事を止めなかった。
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