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北原夏美 四十路 初裏無修正

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[688] 家主・19 投稿者:えりまきとかげ 投稿日:2002/08/14(Wed) 06:28

「それじゃ、行って来るよ。」
「行ってらっしゃい。いい仕事が取れれば良いね。」
「うん、それはそうと。打ち合わせは昼には終わるから、お前もその頃出て来ないか?久しぶりに街で食事でもしよう。」
「うーん、行きたいけど。美子と時間掛かりそうだし・・・。今日はやめとくは。又、今度誘って。」
「残念だな。美子さんも一緒に出て来れば良いのに。」
「うふ、もし行くんなら携帯に電話するは。それはそうと昼からついでに集金とかして来たら?」
「うん、集金は無いけど二三軒寄りたい得意先が有るから、帰りは少し遅くなるかもしれないよ。」
「そう、じゃあ気をつけてね。」

主人は私を残して行ってしまった。
一人残されると急に不安感が襲ってきた。
昨日の私はどうかしていたのかも知れない、いざ今日になるとあまりの恐怖感に逃げ出してしまいたくなっている。
洗濯物を干しながら、家主宅を眺める。やがてあの玄関からひひ親父が剥げ上がった頭頂部をテカテカさせ、欲望に濁った目で現れる筈だった。
梓、あなた本当に醜い化け物のような老人の肉欲を満たすためにじっと待っているつもりなの・・・。自問自答を繰り返す。だが昨日約束を交わしてしまったのは紛れも無く事実なのだ、それも私の方から・・・。
あの巨大な持ち物に思いきり欲情していたのは事実だし、今でもその事を考えると胸の内がざわめき出す。しかし相手は自分の父親よりも十以上も年上の老人なのだ、ロマンスの欠片も感じられない相手を、ただ肉と肉との繋がりのためだけに夫の留守を狙ってまで自宅へ引きずり込もうとしているのである。
面と向かっていると巧みな誘導によって、蕩けさせられる欲望も冷静に成れば成るほど貞操感と恐怖感の方が勝って行く。
昨夜の夫とのセックスも私に平常心を取り戻させた大きな理由だった。やはり夫は私を絶頂へ導く事は叶わなかったものの、必死で射精を堪え何としてでも私を取り戻そうとでもするかのような懸命なセックスに、いくら強いからと言っても自身満々で女を玩具としか見ていないようなひひ親父とでは心の通じ方に雲泥の差があった。
確かに美穂との事は許しがたい裏切りだった。だが私だって温泉で主人を裏切ったではないか、挿入が有ったか無かったかはあまり大きな問題ではない、口だけとは言え欲望を搾り取ったのは事実だし、未だに美穂のご主人に抱かれたいと思う事だって有る。その美穂のご主人にしたって私を欲望を解き放つ道具としてしか扱わなかった。やはり私には主人をおいて愛すべき相手はいないのだ。
このままでは、今まで気付かずにいた大切な人を失ってしまうかもしれない。
ひひ親父が現れたら全て手遅れに成ってしまう。洗濯物を干す手を早めた、とにかく逃げ出そう、後の事を考えている余裕は無い。主人が居る日なら何か方法も有ろう、アルバイトも仕方が無い上手すぎる話には裏が有ると言う事だ。

“!”家主宅の玄関の引き戸のすりガラスを通してがっちりした人影が見えた。靴を履いているのか屈み込んでいるのが解る。
しまった!洗濯物を干す手を中断して、慌てて家の中へ掛け込んでサッシ戸をピシャリと閉め鍵を掛けカーテンを引き、家中の電気を消した。
馬鹿だった、洗濯なんて放っておいてさっさと家を出れば良かったのだ。だが今となっては後の祭だった、じっと居留守を使ってやり過ごすしかなかった。
インターホンのチャイムが鳴り響く、寝室の隅でじっと息を潜めた。
インターホンはだんだんとせっかちに続けざまに鳴らされ、ドアを拳で叩く音が加わる。
ドアを叩き破って入ってくるのではないかと生きた心地がしなかった。
閉め切った室内は夏の暑さでむっとして来ており。額から玉の汗がぽとぽと畳に落ちる。
ガチャ! 何と鍵が外から開かれる音がするではないか。
一瞬、主人が忘れ物でも取りに帰ったのかと思ったが、私を呼ぶ声が淡い期待を裏切った。

「梓さん、居るんでっしゃろ・・・。さっきまでベランダにおったんやし急に留守に成る筈あらへんもんなあ。」
甘く見ていた・・・。相手は家主である、合鍵を持っていても何の不思議も無い。しかしいくら家主とはいえ無断で人の家に侵入して良い筈が無かったが、この家主は草履を脱ぎランニングシャツにステテコ姿で、ずかずかとリビングまで上がり込んで来た。
最早、隠れていても見つかるのは時間の問題だった。意を決するとリビングへ出向いた。
「ひどいのう、今日会えるとゆうたのは梓さんあんたじゃなかったんかのう?」
「済みません・・・。身体の具合が悪くて・・・。」
「身体のう・・・。洗濯途中で干すのを止めて、部屋を閉め切ってしまったのも具合が悪かったからかのう。」
「ごめんなさい、だから今日は無理なんです。お願いします一人にしておいてください。」
「ふん、女心と秋の空って言うからのう。まだ真夏じゃと言うのにのう。梓さんあんたの身体の具合が悪いのは欲求不満のせいじゃよ。安心せいよ、わしがたっぷり治療してやるからのう。」
「それは・・・夫婦で何とかしますから、大家さんの手はお借りしないでも大丈夫です。」
「そっちが大丈夫でもこっちは大丈夫じゃあらへんぞ、期待だけさせといて裏切るような女子は通常より、ちーときつい責めに成るかもしれんでなあ。覚悟・・・じゃなかった、楽しみにしとれよ。」
「そんな、謝ってるじゃありませんか。昨日はどうかしてたんです・・・。それより、大家さん酷いじゃないですか!勝手に合鍵を使って入って来るなんて、いくら家主さんでもこんな事する権利は無い筈ですよ。」
バシーン! 頬に激しい痛みを感じてその場に崩れ落ちた。
ひひ親父はそんな私の髪の毛を鷲掴みにし寝室へ引っ立てた。
「手荒な真似はしとうないんじゃ・・・。あんたさえ素直にしとれば、乱暴はせんから。いずれにしても今日は一日中、この老いぼれ相手にとんでもない位に、女を搾り取られる事に成るんじゃ。どうせなら、楽しまんと勿体無いで。」
張られた頬の熱みと、根こそぎ引っ掴まれ引き回される髪の激痛に悔しくて涙が後から後から零れ落ちる。

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