[733] 家主・28 投稿者:えりまきとかげ 投稿日:2002/09/04(Wed) 03:41
この部屋へ遊びに来たのは一度や二度の事ではない、しかし今日は今までの訪問とは余りにも事情を異としている。
情事の後始末を命じられた美穂も、まもなくこの部屋に現れよう。美穂は私達に自宅を提供するために呼び戻されたのだから、段取りさえ整えば後は事務所に戻っても問題は無い筈だし、そうで有る事を願った。ひひ親父に更に抱かれる覚悟は出来ている、その積もりが無ければこんな段取りをする訳が無い。しかし同性である美穂の目の前で失態を晒すのだけは我慢できなかった。
並んでソファに腰掛けミニスカートから露出している生脚に手を這わせるひひ親父に、それとなく尋ねてみる。
「美穂さんは、事務所に戻られるんでしょう・・・?」
ひひ親父はスカートの裾を押さえる、私の手を邪魔そうに払いのけながら。
「そんな事は、梓には関係が無いことじゃ。」
と、ぶっきらぼうに答えた。
「保育園へも迎えに行かなくては成らないんじゃないかしら?」
「それは心配要らんよ、母親に頼むように言っておいたからのう。美穂の事など心配要らんから自分の事だけに集中せえ。」
パンツの裾を割って無骨な指が肉芽を探り当てる。
「そうはいきません・・・。美穂さんがここへ戻るなら、これ以上はさせません!」
「させませんじゃと・・・、偉そうに何をほざくか。梓・・・お前、自分の立場がよう分かっとらんようじゃな。」
侵入していた指先が強く芽を捻り潰す。
「う!い・・・いたい!」
肉芽を摘んだまま膣口にも指を潜り込ませて乱暴に掻き混ぜる。
「お前には、決定権など残されてはおらんのじゃ!わしの命令に従がうのみじゃ。分からんなら分からせるまでじゃ。」
と言うと、パンツを一息に膝までズリ下げ、二本指を根元まで奥深く埋め込み抉るように指の腹で擦りたてる。
午前中からの荒淫によって、すっかり敏感に成っている柔襞が乱暴に押し揉まれると、自分でも情けなくなるくらい呆気なく花蜜を溢れさせる。
「ほーれ、助平汁がたーんと溢れてきおったでえ。させません・・・どころじゃ無さそうじゃぞ。」
「いや、触らないで・・・く・・・うう」
悔しくて、悔しくて目尻から熱い物が込み上げて来る。しかし明らかに身体は反応を示し始めており、きつく閉じ合わせていた太腿が緩み出し、クチャクチャと卑猥な水音を響かせ始める。
「ははははは・・・。梓よ亭主が有りながら、この有り様で何を偉そうにほざいとるんじゃ。お前はさっき亭主に何と言った・・・。確か食事を済まして来てって言ったよなあ?あれはわしに抱かれるための時間稼ぎだったんじゃろう?違うか?ええ。」
「そ、それは・・・ああ・・・だって・・・だって。あんな所に帰って来られたら・・・どうあがいてもばれちゃうから・・・だ・だから・・・はああ」
「まあ、どんな理由を並べたって真実はひとつじゃ。良かったんじゃろ?わしとのセックス!違うとは言わさんぞ、あれほど昇天し捲くったんじゃからのう・・・。産まれてからこれまでに味わった全ての快楽を足したって今日ほどの快楽には遠く及ばんじゃろう・・・。
どうじゃ、違うか。」
「はう・・・はあうう・・・は・・・はい・・・その通りです・・・。で・・・でも、でも・・・美穂さんに見・・・見られるのだけは・・・や・・・やなの・・・お願い・・・それだけは許して下さい。」
眼前に嘶く巨根が突き出される。三度も精を放っていると言うのに隆々と腹にへばり付くほどに上を向きブルブルと上下に揺れる。
ああ・・・何て、逞しいの・・・。興奮で見ているだけで達してしまいそうだった、今やその一物から立ち上る濃厚な雄の香りは、肉欲を呼び起こす禁断の媚薬に成っていた。
ずっぽり喉奥まで吸いこんで唾液を塗し込みながら愛撫する、ひとりでに身体が行動に移っていた。美穂が戻って来るかもしれないと言う不安は何時の間にか頭の片隅に追いやられていて、身体が条件反射のように動いた。
口の中で更にカチコチに固まるのが感じられる。股間は相変わらずグチュグチュと音を立てながら指の攻撃に晒される。
「また欲しいんじゃろう?エッチな人妻さん。」
小馬鹿にされたような言葉で尋ねられ、うんうんと首を縦に振っていた。衝撃の肉交は私から理性をも奪い去っていた。
椅子に掛けるひひ親父に背を向けて腰に跨る体勢で下から挿入される。初めて咥え込んだ時、あれほど窮屈で苦痛をもたらした太茎が難無くズルズルと胎内に呑み込まれる。
「ふ・はああ・・・」
結合の喜びに震える真っ白な首筋が正面の鏡に映し出される。
先日、ひひ親父の部屋のパソコンで見せられた夫と美穂の情事を映し出していたドレッサーの姿見に、太い腿の上に乗せ上げられ、はしたない液を吹き溢しながら、散々掻き回され真っ赤に充血した女性器を極太魔羅で田楽差しにされる己の醜態がまざまざと映し出されている。
自分のあられもない姿を惨いほど真正面から見せられる。尻をくねらす度に太茎の腹が顔を現しては淫肉に呑み込まれる。
「ああ・・・は・・・恥ずかしい・・・いやだあ・・・見えてるの・・・全部・・・全部う・・・。」
厭だと言いながらも、その光景が興奮を煽り立てているのは疑う余地が無かった。
「はああう・・・や・・・ははあ・・・おおうおおお」
今や快感を求める一匹の雌と化して、ひたすら腰の上で尻をスライドさせる。
ひひ親父は背後から回した手で肉芽や乳首を刺激して更に官能を追い込む。
めくるめく波に翻弄され、玄関の扉が開いた事にさえ気付く余裕は無かった。
「はう、はうう・・・」
だらしなく涎を垂れて、気を追い込む我の姿を半ば白目を剥いた瞳が捉えた瞬間、嬌声が悲鳴に変わる。
「ふはああ・・・はっ!はああ・・・やあ――!やーよ!だめえ!見ちゃ・・・見ないでえええ・・・お・・・お願・・・ああ・・・はあ――――・・・ダメダメエエエエ・・・イッチャウウウゥゥ・・・見ちゃ、見ちゃああああああああ・・・キ――――――――!」
ひひ親父の肩越しに鏡に映し出されたデジタルカメラを構えた美穂の姿を確認した。瞬間にフラッシュが焚かれる。繰り返し繰り返し閃光が鏡面に反射し目が眩んで前が見えなくなる。
同時に下からひひ親父の腰が激しく上下動を加え、呆気なく昇天する。どうやら、その表情の一分始終が美穂のデジカメに記録されたようだった。
それから、どれほどの時が経ったのか全く判別出来なくなっていた、流石に三度精を放っているひひ親父に四度目はなかなか訪れなかった。だが、この老人のスタミナは並大抵では無い、長い長い交尾の間中、一切動きを緩めることは無く、梓の体力は既に枯れ果てされるがままの状態に成っていた。それなのに官能だけは未だ燃え盛っており女の身体の業の深さを教えていた。いっそ気を失ってしまいたかった、そうしなければ本当に死んでしまいそうな・・・それほど追い詰められた快感に浸っていた。
かんかんに照り付けていた真夏の太陽はとっくに沈み、窓の外には夜が訪れようとしていた。
「もう日が暮れるなあ、梓・・・旦那が心配してるんじゃないかな。」と告げると、傍らで成り行きを見守る美穂に目配せをする。
美穂は梓が身に付けていた着衣の残骸のポケットから携帯電話を取り出した。
「梓さん、ご主人よ。」と言いいながら、それを私に手渡す。
ひひ親父に貫かれたままで夫との会話を要求される。
「あ・・・あなた・・・。」
その間も肉の凶器は激しい出入りを繰り返す。
「ふ・・・あ・おお・・・そくな・なりそうなの・・・おお・・・」
とてもまともには会話ができない。ひひ親父は無情にも、尻肉を引っ掴んで上下動を更に早める。
「む・・・ぐう・・・そ・・・ハッハッ・・・き・気分が悪くて・・・あう・・・あうう」
ばれる、ばれてしまう・・・。演技も最早、限界だった。
「かはあ・・・だ・からああ・・・よ・しこ・・・とこ、と・・・とまるかも・・・フッフッ・・・ごめんなさい・・・はう・・・」
これだけ息を荒げたなら、よほど鈍感な男でも気が付くだろう。電話を切った後、ひとしきり嗚咽を漏らしはしたものの、ひひ親父の追い込みは、感傷に浸っている暇さえ与えなかった。
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