[3917] DVD17 投稿者:CD 投稿日:2006/01/16(Mon) 01:01
流石に結婚に懲りた私はマンションも引き払い
実家に一人残されていたお袋のところから、会社に通うことになった
マンションのことなど、思い出したくもない。結婚も二度とごめんだ。堅く決心していた。
離婚して出戻った私を心配そうに見ていたお袋は、少し弱っていたが
やがて、検診で、がんに侵されていることがわかった・・・
ふんだりけったりというか・・・
人生にはいいことは何もない
・・・少しペシミスティックになっていた。
「・・・お前に・・・言っておかなくては・・その・・・ならないことが・・・」
「・・・え・・・な、なに・・・」
「私は・・・若いころ、H川さんのお宅をお手伝いしていてね・・・」
「・・・え?・・・・・」
「うん・・・ちょっと、お手つきというか・・・」
「え・・・おい・・まさか・・・」
「そう・・・ほんとは、K藤じゃなく、おまえは、H川になるはずだったんだ・・・」
「・・・おい・・・うそだろ・・・死んだ親父が聞いたら・・・」
「うん・・・・ごめんね・・・」
涙を流す、身体も弱りきったお袋に・・・何も言えるはずはなかった・・・
でも・・・
多恵子も梢も母もかよ~????・・・ばかやろおおお!!!!!!!!
叫びだしたい青い空。
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