[3921] DVD18 投稿者:CD 投稿日:2006/01/18(Wed) 08:21
名士の葬式は大勢の人が集まる。
お袋のではない。
相前後して亡くなったH川氏である。
バイアグラの飲みすぎか?・・・突然の心臓発作であった。
子供もないH川氏の突然の逝去と財産の行方は、地方のマスコミを連日にぎわしていた。
「・・・もしもし。Y川と申します・・・」
ある日、聞いたこともない名前の弁護士から突然の電話をもらった。
・・・・・
H川氏の財産は、なぜか、すべて私が受け継ぐことになった
H川氏には子供がなく、奥様も既に先立ち
どうやら公に認知された子供は私だけらしい。
遠い親戚がたくさん押し寄せてきたが、有能な弁護士は、その自称親戚を全て追い払った。
多恵子のマンションも、梢のマンションも丸ごと私のものになった
勤めていた会社も、わたしのものになった。
係長から、社主に昇格?・・・である。
会社は集団指導体制・・・というか、あまり心配がない経営状態だ。
他の会社も、みなそんな状態で、
H川氏が遊蕩に溺れ切っても影響がない体制がとられていたらしい。
驚いたことに豪壮な屋敷も私名義になった。
本町1丁目をいっぱいにふさいでいる。
なんでも、この屋敷の大きさが、江戸時代に、この街の一町に当たる基準になったらしい
とんでもない大きさの屋敷である
愛人も大勢いることもわかった。
たいした精力だが、屋敷にあるバイアグラや精力剤の山を見ればそうでもないのかも・・・
いや、その努力?こそを買うべきか?・・・
ふと思い立った私は、残されたバイアグラを飲み、ためしに精力剤も飲んでみて
多恵子のマンションを訪れ、
かっての妻を狂喜させることになった。
今は、このマンションは、妻の部屋だけでなく、マンションごと私のものである。
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