[2352] 妻の秘密」・・その25 投稿者:街で偶然に 投稿日:2003/10/05(Sun) 20:51
近くのキャッシュコーナーで引き出し電気街に走った。「電話の盗聴だけでなく部屋の盗聴もしたい」と思ったからで、電気街の盗聴器を売っている店で物色し店員に勧められるままに10万円の盗聴器を購入した。この商品は優れ物で部屋に既に付いているコンセントと入れ替えるだけで100ボルトの電源をそのまま使用して半径100m以上離れた場所までワイヤレスで盗聴した音声を送信できる物で送信機と専用の受信機のセットだった。急いで妻のマンションに戻り、辺りを慎重に確かめ部屋に入った。ソファベットに一番近い居間のコンセントを盗聴器と付け替え電話の近くに置いてあった時計を直ぐ近くに置いて部屋を出た。駐車してある自分の車に戻り受信機のスイッチを入れた。赤いランプが点灯して電波を受信していることを示した。時計の『カチッ、カチッ』と言う小さな音が鮮明に聞こえる。部屋に舞い戻り時計を元の電話機の側に戻して部屋を出た。何回も出入りして誰かに怪しまれないかとヒヤヒヤものだったが誰とも出会わずに終わった。これで部屋の様子はマンションの近くの駐車場に来れば手に取るように分かるはずだ。緊張が解れ疲労感に襲われそのまま家に帰った。
妻は午後8時に帰宅した。夕食の後、妻は『ね~もうすぐ貴方の誕生日でしょう。何か欲しい物がある?誕生日プレゼントにするから』と言い出した。「う~ん、今のところこれって欲しい物は無いな~、急に言われても・・」『じゃー考えておいてね』「わかった有り難う」・・・「給料の他にSMクラブの収入が貯まったのかな」と思いつつ妻の真意を計り得なかった。今夜も妻を抱いた。何時も以上に丁寧にそして欲情的に妻を愛した。
『どうしたの?最近すごく元気だけど・・?』「お前のショーを見たから」とも言えず黙ってキスで妻の口を塞ぎ質問を遮った。妻はその後は何も聞かなかった。
妻のマンション近くの駐車場と契約をした。実家に置いたまま滅多に乗らない親父の軽トラックを1ヶ月だけ借りる事にして駐車場に留めた。2台の盗聴器と録音用のラジカセの電源用にバッテリも補強した。チェックに出向くのは早朝にした。夜半はかえって目立つし、万が一にも近くの住民から不審者とでも思われると厄介な事になると思ったからだ。夜は10時までにベットに入り「朝早く」と言っても5時頃起き出してジャージに着替えてジョギング姿で新調したマウンテンバイクに乗って3㎞ほどの駐車場に盗聴器をチェックする生活が始まった。妻のホームページの更新のサイクルは遅いし過去の記載がほとんどなので目新しい記事はない。部屋の盗聴が最新の情報を得る手段なのだ。
最近妻はマンションには出かけていない様子だ。定時に会社に出かけ定時に帰宅する。盗聴の録音も変化が無い、ならばこちらから行動を起こしてみようと思い立ち会社に3日間の有給休暇を願い出た。「新しい業務処理用のソフトの研修とテナント物件の探索の名目で関西方面に出かけます」と言う理由を付けて・・職場では自分である程度、営業先や仕事の計画、販路拡大の営業活動が出来るので自費という事で何の障害もなく休暇を取る事ができた。休暇の前日、妻に「明日から関西に3日間ほど出かけて来るから・・・」『最近、出張が多くない?』「そうかも知れない、不況で仕事が減ってるからな」『この前みたいに予定より早く帰れそうなら連絡を頂戴ね』「分かった、連絡する」・・翌日から予約したビジネスホテルに宿泊し、妻が家に帰る時刻に家に電話をかけた。『はい、□□です』「僕だけど、変わった事無い?」『貴方?何も無いわよ。それと貴方の誕生日プレゼントはデジカメにしたから、何が欲しいって言わないから私が決めたわよ。良いでしょう?』「有り難う。新しいデジカメが欲しかったんだ」『良かった。明日にでも買ってくるから楽しみにしていおいて』「分かった、じゃまた電話するから」『明日はデジカメを買いに行くから帰りは遅くなるかも』「じゃ~」『お休みなさい』
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