[3366] 股聞き・・十二 投稿者:風 投稿日:2005/07/09(Sat) 11:47
妻と男の逢瀬をいつまでも見逃すわけにはいきません。田舎では誰の目が見てるのかわかりません。また男にはそれなりの罰を受けていただかなければなりません。人間なんて我侭のモノです、自分の浮気には蓋をし妻の浮気は許さない、たしかに妻の浮気を知ってから興奮はしましたが寝取られMではないのです。妻はいつでも料理することはでますのでターゲットは男に絞られます。
以前男を少し尾行しましたから家などはわかっています。もちろん勤める会社は軽トラの側面に書いてあり最初に知っています。
その会社に電話し社長さんに
「おたくの○○さん、取引先の女に手を出してますが、大丈夫ですか?」
という電話をかけようかとも思いましたが、そこから妻の素性がわれることが怖いと思いました。
ですから暗に会社にも圧力をかける感じで男に連絡することにしました。
男の名前は以前尾行したおり表札で分かっています。凄くドキドキしながら男の会社に電話します。妻の浮気相手との電話ですから当然です。電話盗聴で聞きなれた声ですが直接話すのです。
「もしもし××でしょうか?○○さん居られますか?」
もちろん男が会社に戻ったことをこの目で確かめ、その男の会社の近所からかけます。万が一の為非通知でです。
私の会社のナンバーディスプレーですから。
「はい、○○ですが・・・」男の声です。聞きなれた声ですが妻との会話の声とは幾分違います。
私は自分自身に落ち着けと命じます。相手は私が誰かも知らない、私の声もしらない。私と男の接点は妻だけだと言い聞かせます。
「○○さん、貴方ね、取引先の女性に手を出していますよね?いいの?会社に知れたらどうなるの?もしかして取引が・・」
この言葉だけを抜き出すとまるで危ない世界の脅し文句に男には聞こえるでしょう。
「えっ?知りませんが・・どなたです?」シラを切る男です。当然と言えば当然です。
「あっそう、車でしてるでしょ、いつも・・・困るんですよね・・噂になったりすると・・」
妻の職場関係の人間を匂わせます。
「はぁ・・はぁ・・すみません」周りに気づかれないように蚊の鳴くような相槌を打つ男です。
私は畳み掛けます。
「オタクの社長に話しますよ、いい加減にしないと。今変わってくださいよ」
男は
「すみません、あの携帯のほうに後でお願いできますか?はい、はい,一時間後にお願いします」
会社へのダイレクトの電話が答えたのか、あっさり携帯番号を教えます。1時間後に電話をかけることを男に言い渡します。
1時間が長く感じられました。男は会社から車を出し走り出します。なぜか妻と待ち合わせに使う市民運動場にはいります。
後をつけた私は、妻もここに?でももう6時過ぎだから家に帰ってるはず。
杞憂でした、単に男は慣れた親しんだ場所で電話を待っていただけでした。
当然非通知で男に教えられた携帯へ電話します。
「もしもし、○○さんですね・・」
「はい、すみませんでした、先ほどは会社でしたから・・すみません。もうしませんから内密に・・」
「私も男女間はどうでもいいと思いますよ、でも取引先はまずいでしょ、私自身、上から貴方に注意するように言われましたからね」
「はぁ、何人かしってるのですね・・」
「まぁそこらは・・・できればウチのほうの担当から下りてくださいよ、無理ですか?・・」
もう男は取引先の人間からの電話と固く信じてるでしょう。
「相手の女性に注意するわけにいかないでしょ?貴方出入りの男と変な関係でしょ?やめなさいとは・。だからオタクにです」
「はぁ・・・オタク様から外れるのは私の一存では・・・」
「なんとなならないの?・・私がおたくの社長に直接言いましょうか?それなら・・」
「すみません、それは・・・なんとかしますから・・」
「お願いしますね・・・ほんとうに・・噂しれたらどうするの・・貴方も相手も・・」
男の小心さが手に取るようにわかります。私も恵子の旦那や同じような誰かも定かではない人間から、こんな電話を受けたら
もうどうしていいかわからないでしょう。
翌日妻へ男からメールが入ります。
「今日いい?話があるけど」
「じゃいつものところで、3時半に」
コメント
コメントの投稿
トラックバック
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)